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このセシウム牛事件は国に見捨てられた農家の落ち込んだ陥穽だと私は思います

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多くのご意見をいただきました。ありがとうございます。

私の意見もほとんどその中に含まれているほどの活発な討論だったのですが、私からはこの事件を見て、「ああ、さもありなん」という気分になったことを少しお話させていただきます。

今、南相馬市のセシウム牛事件で、農水省が「体表面のスクリーニングでいい」という指示を出していたことが明らかになり、この事件後あわてて福島県に対して検査機械の補助をすると言い出して失笑をかっています。

なにを今さら!

つまり農水省は、牛の生体表面を線量計測すれば、被曝状況が分かると思っていたらしいのです。

もはや笑うしかありません。私たち平民ですら知っていることを霞が関の雲上人たちは知らなかったことになります。

●まず、牛は外部被曝をしても、体内に取り込むことは少ない。第一、避難準備区域、避難区域の肥育牛で山間放牧している牛はない。すべて舎内肥育である。

●次に、問題は内部被曝であり、それは枝肉にして計測しなければ測定不可能である。ところがこの内部被曝検査が可能な検査器材を福島県はわずか6台しか持たず、野菜などの検査で手一杯状態でした。

この指示を出したのが、他ならぬ農水省本省だということを銘記していただきたいと思います。

日本農業新聞によれば、この両地区からの牛を食肉加工するのは郡山食肉センターです。

1日に処理される牛は35頭ていど。食肉センターとしては決して大規模施設ではありませんが、それでもこれらの処理済食肉を放射能検査機に入れて小一時間(約40分前後)で検査するとなると、単純計算で35時間かかるということです。

はっきり言って話になりません。そもそもそんな高精度な検査器械は郡山センターにはないはずです。

だから、仮に農水省本省が、「両地区からの牛を全頭内部被曝検査にかけること」という指示を出したとしても、そんなことはできるはずもなかったわけです。

地元自治体がそもそも無理だから農水省は出さなかったのか、あるいは内部被曝検査の重要性を知らなかったのか、いずれにせよ、検査を命じておきながら自治体に責任をすべてを丸投げして、適切な器材と財政の配置を怠った農水省の不作為が今回の事件の陰の主役です。

鹿野農水大臣は別に悪びれる様子もなく、「「放射性物質計測器械の導入などで県を支援していく」(日本農業新聞7月13日)とシャラとして言っています。まさに鉄面皮とはこのことです。

そんなことは3カ月前にすべきではなかっのですか?なにも全国のすべての都道府県に高精度線量計を配備しろと言っているのではありません。たかだか福島と茨城両県くらいの話です。そんな予算もなかったとは言わせない。

官僚と猿には反省という言葉はない。官僚栄えて、農民死す。国破れて菅と官あり。ああ、もっと言いたいがやめとこう。(←イヤミくらい言わせてくれぇ!)

さて、おそらくこのセシウム牛事件はこんな流れだったはずです。

●3月11日の大震災による東北、北関東全域への飼料供給基地の被災⇒東北、東関東全域の飼料供給全面停止。

●ほぼ2~3週間、畜産農家すべてが飼料供給ストップ状態に陥り、家畜に食わせるものがないという深刻な危機的状況となる。

●JA全農を中心とする全国規模の東北、北関東畜産農家支援作戦の発動。(ちなみに農水省は機能停止状態)

●原発事故。牧草から高濃度放射性物質検出。福島県に出荷制限。牧草給与禁止令。

●原発に近く、インフラが寸断されていた南相馬市への飼料供給再開は他の被災地域と比べて非常に遅れた。

●当該農場においては、原発事故以前に刈り取った牧草が野外保管されていた。

●当該農家は飼料が底を尽き、「事故以前のものだからいいだろう」と自分を納得させて使用してしまった。

●県の検査には強制立ち入り調査権がなく、任意の聞き取りだけ。当該農場は、牧草は与えていないと虚偽の答えをする。

●外部スクリーニングだけで出荷パス。

●東京都などで発覚。大事件へと発展。

要するに、大震災による飼料供給の長期ストップ、飼料枯渇といった状況に置かれて、国の助けがまったく期待できない中で、「事故以前」の野外保管牧草に手が伸びた、それがこんな大事件に発展したのです。

農水省は、言い換えれば政府は、飼料供給の建て直しを放擲し、農家に対しての有効な救援を打ち出せないまま、原発事故に突入してしまいました。

そして原発事故においても、暫定規制値の設定に失敗し、放射能対策を的確にすることができず、検査の指示も外部スクリーニングだけでいいとするような科学性を欠いたいいかげんなものでした。

避難区域では多くの家畜を生きたまま放置する非人道行為を行いました。救援したのはJA全農です。

この4カ月間、農水省はいかなる放射能対策もおこなっていません。

土壌線量検査は自治体まかせ。その自治体は金がないので、安物のガイガーカウンターで計っている始末です。高精度な計測器機器は県に数台あるだけでフル稼働状態。

風評被害の根を断ち切るためにもっとも有効なはずの除染すら、実施はおろか、技術的な指導すら放棄したままです。飯館村のあんなアリバイ工作はカウント外です。

まさに無能無策無為!人の心すらない。

この事件は国に見捨てられた農家の落ち込んだ陥穽だと私は思います。

ですから私には到底、この農家だけを責める気にはなりません。しかし多くの彼の仲間はその誘惑に負けず乗り切ったわけです。

その意味において、彼の責任は重いと思います。ただし、彼の責任だけを問えば済むという単純な問題ではないのです。

■写真 真昼の炎天下の村の道。もう稲が青々と繁る時期になりました。

            ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

■福島第1原発:セシウム検出で福島牛全頭検査検討 厚労相
毎日新聞 2011年7月12日

福島県南相馬市の畜産農家が出荷した黒毛和牛11頭から暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された問題を受け、細川律夫厚生労働相は12日の閣議後会見で、「国民も心配しており、福島県内で地域を区切って全頭検査を考えないといけない」と述べた。福島県は既に計画的避難、緊急時避難準備の両区域内の農家約260戸から出荷される肉牛の全頭検査の実施を決めており、厚労省は今後、県と具体的な検査体制などについて協議する。

 また、細川厚労相は暫定規制値を超える肉牛が出荷、流通したことについて「一回、その牛肉を食べたからといって特に(健康に)問題はないが、どうしてこういうことになったのか原因調査にしっかり取り組む」と語った。

 鹿野道彦農相も閣議後会見で、「飼養管理について周知徹底をしたつもりでも、このような事態に至ったことは反省しなければならない。改めて徹底を(農家に)要請した」と述べた。

 鹿野農相は「(飼養管理が)大変重要だということを(農家に)理解してもらえなかった」と反省点を挙げた。また、両区域から出荷される肉牛の全頭検査に全面的に協力する意向を示した。

 一方、細野豪志消費者担当相は閣議後会見で、「専門家の意見を聞いているが、一部をわずかに口にしたことで健康に大きな影響はない」と述べ、国民へ情報発信する必要性に言及した。

■<セシウム検出牛>不安拡大…給食使用自粛、客に提供判明
毎日新聞7月12日

福島県南相馬市の畜産農家が出荷した黒毛和牛から暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された問題で、同じ農家が出荷した牛肉が流通していた自治体では12日、学校給食で牛肉の使用を自粛したり、飲食店で既に客に提供されていたことが次々に判明するなど影響が広がった。流通先は11都道府県に拡大し、各自治体や流通業者は対処に追われる一方で、消費者に冷静な対応を呼び掛けている。

 ◆学校

 横浜市は12日、市立小学校の給食で、1学期最後の給食となる15日まで牛肉の使用を自粛すると発表した。

 厚生労働省は8日、福島に加え宮城、山形、茨城、栃木、群馬、新潟7県に牛肉のモニタリング検査を強化するよう依頼しており、横浜市は夏休み明けの2学期以降は当面の間、7県産以外の牛肉を使用する方針。1学期は全面自粛とした理由を、市は「短期間で7県以外から調達することが難しく、保護者の不安に配慮した」と説明している。

 市によると、対象は344小学校と96保育所。市教委は11日に各学校に通知しており、11日の一部小学校のメニュー「牛肉のトマトソース炒め」は牛肉から豚肉に変更された。保育所では当初から4~7月は牛肉の献立がないという。小学校の4~6月の給食では、牛肉の献立のうち約17%で福島産の肉を使っている。【杉埜水脈】

 ■飲食店

 神奈川県藤沢市は12日、南相馬市の同じ農家が5月に出荷した1頭の肉から、規制値の6倍を超える3240ベクレルのセシウムが検出されたと発表した。

 市や県によると、5月末に東京都内の食肉処理施設で処理され、6月3日に藤沢市内の業者が304.5キロを仕入れた。うち73キロを同市内の消費者などに販売。123.9キロを都内と川崎、相模原両市の飲食店など4店に販売した。川崎の店からは59.6キロ全てが千葉県内の1店に販売され、全量が保管されている。

 北海道では、6.65キロを千歳市内の飲食店が仕入れ、焼き肉用に約2キロを客に提供、煮込み料理にした約1キロの一部も提供した。余りを12日に道立衛生研究所が調べたが、検出された放射性セシウムは暫定規制値を下回った。道は「毎日500グラム食べても年間被ばく許容量を超えないレベル」と冷静な対応を呼び掛け「流通の末端になればなるほど検査の事務量は膨大で困難になる。まずは川上で食い止めてもらうしかない」と話す。

 愛知県では、5.9キロを同県あま市の焼き肉店1店が購入し、うち3.15キロが消費されていた。秋田県では、横手市の食肉販売店に流通していたが、店内で全量保管しており、消費者には販売されていなかった。【永尾洋史、坂本太郎、田中裕之、加藤潔】

 ■スーパー

 徳島、高知両県の222人に牛肉17.6キロを販売した松山市のスーパー「フジ」は、購入者のうち、同社発行のポイントカードを使った約8割を特定し、「健康には影響がない」と伝えて謝罪と返金を進めている。販売した2店舗では、購入者に連絡を呼び掛ける張り紙と、他の店舗では入荷していないことを伝える張り紙をした。

 フジから8.8キロを納入された高知市の「ヴェスタ桜井」では計168パックを既に完売。12日朝から店頭に「重要なお知らせ」と題した張り紙を掲示して連絡を呼び掛けた。12日は数件の問い合わせがあったという。徳島県阿南市の「フジグラン阿南」でも「購入した商品は該当するものか」など約80件の問い合わせがあった。

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原子力事故」カテゴリの記事

コメント

今回の件で、加害者となった方も、原発事故さえなければ、普通に善良な生産者としていられたのかもしれませんが、出荷前の安全報告で

”農家は昨秋から外に放置されていた稲わらを与えていたのに、「飼料は屋内で保管していた」などとうその申告をして出荷していた”

と報告があるように、みずから嘘をついて出荷していたという事実が問題なのであります。

過失や不可抗力といわせたくない、いってほしくないと消費者としてはおもっています。

ほとんどの生産者がこんなことをされないと解ってはいますが、私が購入する時点ではそれはわからないので、心情的に牛肉を控えようという心持になるのは仕方がないことかと思われます。

毒餃子事件や農薬問題が広く知られるようになってから、どの製品が安全か解らないので中国産製品を一切買わなくったことと通ずるものがあります。


投稿: 大坂在住 | 2011年7月13日 (水) 08時31分

諸々事情があるのは理解しますが、
消費者からすれば絶対買わないし、
信じない。

そうせざるを得ない。
その責任に一端は間違いなく生産者にある。

投稿: | 2011年7月13日 (水) 09時22分

濱田さんのストーリーは、多分、そのとおりだと思います。自分も、目の前で、餓死するだろう牛を、水だけやりに、毎日、牛舎へ行くことは、相当つらいことだと、思います。口蹄疫のときだって、豚の泣き叫ぶ声が、寝ていても、耳に残って、寝られないと言う感覚は、消費者には、わからないです。

経験でしか、伝えきれないものもあるんです。

特に、TVなんかで、見てると、この暑さや臭いは、TVでは、伝わりませんから、知るすべが、消費者には、ない訳です。

結果責任を問われているのですから、生産者も原発の被害者ではありますが、屋内のえさを与えたとうそを言って、出荷してしまったと言う過失は、生産者の責任部分ではありますから、
当面、宮崎牛が、売れなかったように、福島牛は、売れないでしょう。残念ですが、、、

福島の豚、鶏、農家さんは、頑張ってますね。
何とか、市場に、汚染食品を出さないように、している。
個人経営者さん、こういう大規模災害時に、相談したり、助け合ったりするマンパワーが、小さいから。。

ただ、消費者も、放射線問題ですが、このところ、急激に、深く勉強してきましたので、生産者が、やれること、やれないこと、政府や行政がすべきことの区別は、一部の人は、理解できてきているように、思いますよ。

投稿: りぼん。 | 2011年7月13日 (水) 10時02分

国は、国民を放射能に平等に被曝させようとしているとしか思えません。

投稿: あおやま | 2011年7月13日 (水) 10時18分

高木仁三郎さんのチェルノブイリ後の食品汚染に関する本に、事故後一定期間が過ぎてから、汚染度の高い肉が市場に出回った例が書いてありました。最初は汚染度の低い餌を与えていたが、次第に餌が不足し、最後は汚染度の高いものを与えざるを得なかったためです。そのことに対して、その本では「理解できる」と言う立場をとっていました。
酪農家を責める方たちは、きっと倫理観が強く、どんな場合でも誘惑に負けない人たちなんだと思います。でもこの世の中には、いろんな人がいて、すべての人に最高レベルの倫理観を求めることは出来ないのが現実です。いろんな人がいるので犯罪だってなくならないのです。様々な倫理観の人たちの割合は会社員だって、農家だって、どこでもいっしょではないでしょうか?被災農家だけ急に「全員、最高レベルの倫理観を持て!」という提案は、現実的でないと思います。それよりも、汚染度の高いワラをやりたくてもやれないようにどこかで管理するほうが現実的な案ではないでしょうか?
一定レベル以下であればセシウムを含む汚泥を肥料にすることを国が許可しました。今後は全国的に汚染は広がりますし、このひとつのケースは正直氷山の一角に過ぎないと考えます。

投稿: mimi | 2011年7月13日 (水) 10時58分

経験豊富な鹿野大臣、IWCから帰ったとたんに騒ぎになってて、官僚原稿読んだだけ。
お前が先頭に立って腕奮えよ!
残念だが、昔の元気なころだったらなぁ。あとは亡くなった松岡さんみたいな叩き上げ豪腕タイプだったらよかったのに。

こんな非常事態に情けないです。
今後どうなるんだか…。

山形なんかあの薄緑色のゴツイ2000万円の検査機は、保健所の2台しかないですよ。

ちょっと明るい話題は、国内のメーカーがそれに近い性能のサンプル検査機(やはりビーカーに切った材料入れて回すやつが重量8kg!)を開発したとか。うまく使えれば、持ち運びも楽で一気にサンプル数は相当増やせそうです。

投稿: 山形 | 2011年7月13日 (水) 11時02分

福島県の農政に関する出先機関、JA、市役所、預託依頼主(企業)にも、責任の一端はあると思われます。
もし、事故後、野外にある飼料や牧草を牛に与え、出荷すると、このような事態になるんだということを、きちんと指導できなかった責任です。
今回、汚染された粗飼料を与えたことは言い訳できませ。
しかし、不思議とあまり話題に上りませんが、出荷を決断(要請)したのは、預託依頼主(企業)であるはずです。

一般消費者(教育委員会も)から見れば、牛肉は全部同じ牛肉なんですねぇ。
福島県産であろうが、どこ産であろうが、とにかく、牛肉は扱わない、門前払いするという判断は、大変に、憤慨しますね。
はらわたが煮えくり返ります。
十把一からげにするな!!
一宮崎人さんのコメントにもありましたが、生産者の啓蒙が足らないんでしょう。
国産牛、和牛、黒毛和牛、経産牛、交雑種、国産和牛、地方のブランド牛、XX黒牛など分かりにくいですよね。ラベルやポップも消費者を騙そうとしている(行き過ぎたイメージ戦略)ものも少なくない。
あ~あ、池上彰さんもう一度復活して、牛肉の種別などを説明して、「そうだったのか」って言わせて欲しいですね。
一般消費者は、割と彼の話に耳を貸すので。

陥穽ですか、う~ん、早く這いあって欲しいです。
あの鳥インフルのA農産のときのような悲劇は避けたいです。

投稿: Cowboy@ebino | 2011年7月13日 (水) 11時10分

出荷先が東京と栃木でしたので、もしや?と思っていましたが、やはり企業畜産の委託農家でしたか。
その部分は、今回は全く表にでませんね。倫理観の話が出ましたが、確かに、最高の倫理観を全ての人(特に生産者)に求めるのは酷かもしれません。しかし、最高ではないにしても、生産者は、安全な食を消費者に届けたいと言う自負は、みんな持っていると信じたいですし、おそらく皆さん持っています。
そこに、経営、利益、生活と言う経済が絡んでくると複雑になります。
今回の農家も、委託企業からの何らかのペナルテイーを危惧したとしたら、やむにやまれぬ選択をしてしまった可能性も否定できないのではないでしょうか?
企業がどこかは知りません。しかし、その企業が単純に利益だけを求めて、安全性やその他を切り捨てているとしたら、責められるべきは、その企業です。
公には、食の安全を謳いながら、実際は、全くただ自社の利益のみを求めているとしたら、糾弾すべきは、その企業にあるのではないでしょうか?

横浜市の給食のニュースは、私も腹立たしいです。
確かに、話には一見筋が通っているような気がします。しかし、よく考えてみると、教育委員会とは、子供たちに教育する機関というか、教師に指導する立場ですよね?教師は、子供達に、何が安全で、何が危険なのか正しく教育する立場にあるのではないでしょうか?情報を収集し、分析し、安全と危険の判断を教える。それが本当の教育ではないでしょうか?子供達一人一人に判断する能力を身につけさせる。それが教育ではないでしょうか?その様な本来の自分たちの仕事を放棄して、ただ、門前払いをして、安心を担保する。ハッキリ言って、無能です。そんなこと誰でも出来ます。あなた達の仕事は、危機にどう対処するかを子供達に教えることです。そうではないでしょうか?

横浜市の給食で思い出したのは、ヨーネ騒動です。
あの時も、大量の牛乳が破棄されたのではなかったですかね?結局、彼らは何も学んでいないし、何も考えていないのと同じです。

投稿: 一宮崎人 | 2011年7月13日 (水) 12時25分

外に置いていた藁の保管状態が気になります。パッキング(簡易サイレージ)密封されていたのか、ただの野積み(ひと冬越えて?)だったのか。


大阪在住様(まだ、いたんですか…)
じゃあどこの食品なら食べられるんでしょう?
大阪の放射線量なんか山形以上ですよ。
こちらの野菜などあまり出回ってないでしょうし。
毎日カロリーメイトにしますか?

名無しさんも。
こちらにやってきてコメント入れるくらいなら、多少は食品の安全に関心があるのでしょうが、あまりにも拙い考え方です。

牛肉は「国産和牛」としか表示されてませんが、パックの表示で個体識別番号があるので、ケータイで簡単に確認できますよ。


元々牛は通気の良い畜舎におり、多量の反芻(ゲップ)をする生き物です。
微量の被曝でも許せないなら、全地球上の物は食べられませんよ。

心配なのはわかりますが、全ての農家を一緒くたに纏めて犯罪者呼ばわりは止めて下さい。

投稿: 山形 | 2011年7月13日 (水) 12時33分

理由を、市は「短期間で7県以外から調達することが難しく、保護者の不安に配慮した」と説明している。

>>>>保護者の不安に配慮したと言ってますが、実際、保護者には、牛トレサの使い方。黒文字と茶文字の違い、繁殖、肥育、仕上げ、と殺など、分業化している話、3年飼育期間が必要な話など、していったら、福島産を食べるのが、困るのではなく、放射線に汚染されているのが、困る。10ベクレル以下なら、こどもに受け入れる、大人は、妊婦以外は、暫定基準値以下なら、受け入れるって言ってるのですね。

それを、福島産は、使わないって、切って捨てたのは、消費者でなく、横浜市です。

そこのところは、解かってやってほしいです。
自分は、まあ、良いとして、ひょっとして、放射線被害の症状が出るかもしれない年齢が、10歳から20歳台が、予想されるなら、できるだけ、低被曝にしてやりたいのは、親心でしょう。

老人、大人は、暫定基準値以下なら、自己責任で食べると言ってるのに、マスコミと流通と行政が、全面ストップを掛けたのです。

すでに、保護者は、生産と消費のバランスから、上手に、放射線と付き合う必要があるってことは、認識しているのです。(チェルノブイリが、そうだったように)

次は、魚介類、その後は、新米で、トラブルが起きそうだと、予測しているのですが、情報開示しないから、疑われるのです。3月11日以前の牛トレサの茶文字公開率は、最高で85%なんですよ。

原発前で、85%は、低くないですか?
去勢したかどうかすら、教えないのですから。。

投稿: りぼん。 | 2011年7月13日 (水) 13時47分

山形様
神奈川県→横浜市了解しました。
ありがとうございます。
今回の件について、出荷したのが1農家(生産者)と言う事の理解だったもので、企業?と言う事であれば、チョット事情が違って来るかも知れませんね。

それにしても「個体識別システム」の本領発揮ですね。
流通経路が分かるだけでも価値あると思います。
もし、こんなシステムが無かったとしたら・・・なんて考えたら、ゾッとします。
BSE発生以前は、九州地域の肉牛屋さんには猛反対されたのですが、やってて良かったと思っています。

投稿: 北海道 | 2011年7月13日 (水) 14時28分

6頭の牛の固体識別番号が報道されています。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110712/dst11071200150000-n1.htm

このうち、最後の1頭だけは安愚楽牧場で出生→転入→栃木に出荷、ということで、委託らしいと想像がつきますが、ほかの5頭は全て北海道で出生→転入→東京へ出荷、となっています。それも委託?

投稿: コンタン | 2011年7月13日 (水) 14時47分

もし委託なら、北海道のセリ市で、企業が購入したものを、農家に転入したのではないでしょうか?
トレサは、その時の所在地は判りますが、誰が購買したかなどはわかりません。一頭だけ委託で、他は自分で購入したとは、あまり考えられません。委託農家は、恐らく全頭委託のはずだと思います。

ちなみに、東京出荷分はかなり追跡されてますが、栃木出荷分については、とんと情報がでないですよね。
同じ牛舎で同じ飼料なら、栃木分も検査されないといけないような気がするのですが?

肉の流通に関しては、確かに非常に不透明な部分が存在する事は否定しません。その部分が、どんな利権やからくりなのかは知りませんが、少なくともトレサで判明している部分については、信用できるのではないでしょうか?

牛肉を仕入れる際に、それで何処産の肉なのか?放射性物質に汚染されている可能性が高いのか低いのか位は判断できるのではないでしょうか?

それをせずに、十把一絡げで、牛肉=危険=給食停止は、あまりにも短絡すぎませんか?

投稿: 一宮崎人 | 2011年7月13日 (水) 14時58分

コンタンさま

牛トレサのデーターは、福島の牛トレサセンターに、情報非公開申請をすると、過去のデーターも含め、法律で、記載しなければならない部分(黒文字部分)以外は、消えてしまいます。つまり、茶文字部分は、空欄になります。空欄率は、3月11日前で、約15%です。

なお、農水さんには、預託、委託牛であることだけでも、書いてほしいとか、去勢とかは、個人情報じゃないのでは?と、質問したら、若い官僚は、わかってくれたみたいです。
85%の開示率では、消費者の理解は得られないだろうとも、言っておきました。

なお、ブランド牛になると、空欄も無ければ、えさの内容まで、書いてあります。

牛トレサの記載要領説明が、HPにございますので、ご覧ください。

なお、6頭とも、福島の農場で、仕上げ肥育してますよ。

投稿: りぼん。 | 2011年7月13日 (水) 15時32分

一宮崎人 さま。

多くの給食センターも、と殺場(食肉加工場)も、大株主は、その自治体の長です。
つまり、自治体のメリットになるような判断が優先されるのです。給食センターは、株式会社でなく、財団法人も多いですが、市町村の補助金が導入されてますので、市長や議会の言うことを聞かないと駄目なんです。ですから、当然、横浜市は、横浜市の食肉加工場の食肉を優先しますし、後は、近隣市町村の食肉加工場を優先するでしょう。

そこに運び込まれる牛は、東京、大阪、名古屋は、全国から、生きた牛が、来ますが、規模が小さい食肉加工場は、地元の牛が優先されるのが、普通ではないでしょうか?
なお、あくまで、「牛肉を仕入れる際に、それで何処産の肉なのか?放射性物質に汚染されている可能性が高いのか低いのか位は判断できるのではないでしょうか?」は、学校給食会に、年間納入する牛について、入札参加した卸問屋が、決めるので、納品後、福島産だとか、どうだとかしか、契約上は、わかりません。20万食分ですので、卸に、丸投げなんですよ。

で、保護者が、牛肉使うなと言ってる訳ではなく、横浜市側が、福島産を止めれば、世間体が良いとか、牛肉を止めれば、マスコミに言われないで済むとか、判断したのであって、「十把一絡げで、牛肉=危険=給食停止」は、あくまで、横浜市の考えです。まあ多分、年間の食肉消費量(購入金額)が決まっていて、そこに合わせるために、やってるに過ぎません。(入札要綱を取り寄せれば、はっきりしますけど)

投稿: りぼん。 | 2011年7月13日 (水) 15時49分

りぼん様

卸しに丸投げでも、量が大量でも、少なくともその卸しにおいては、どこ産の肉であるかは確認できますよね。確認作業が大変で、納入に支障をきたすのでしょうか?
行政が、自分たちの責任を問われたくなくて、そのような措置を取ったのは、判ります。
彼らは、ただただ責任と言う言葉が怖いだけですから。
しかし、今まで幾度となくそのような事が行われ、その度に風評被害が起きてきたことに対する責任はないのでしょうか?
卸しに対して、産地の確認を求めるとか、何らかの対策を取ることもなかく、ただ辞めれば良い。
その考えを短絡的と言わずに何と言えば良いのでしょうか?

投稿: 一宮崎人 | 2011年7月13日 (水) 16時20分

一宮崎人 さま。
>委託農家は、恐らく全頭委託のはずだと思います。

了解しました。NHKでも
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110709/t10014097783000.html

「栃木県の企業から飼育を依頼された150頭余りの肉牛を飼育しています。」

と報道されていますね。

投稿: コンタン | 2011年7月13日 (水) 17時36分

卸しに対して、産地の確認を求めるとか、何らかの対策を取ることもなかく、ただ辞めれば良い。
その考えを短絡的と言わずに何と言えば良いのでしょうか?

>>>>おっしゃるように、行政は、自己保身のため、短絡的なことを、今も、相変わらず、やっています。言いたいことは、消費者も生産者も、人間味や気持ちのある者同士なら、解かり合えるのです。
そして、消費者、生産者が、協力して、より良い、食糧流通を作り上げることが必要で、消費者と生産者が、対立することはないってことです。

言い換えれば、横浜市の今回の行動は、横浜市に提言をした消費者が望んだ行動でなかったということです。ある意味、早い時点で、スクリーニング検査で、牛肉の内部被曝は、わからないと、証明できた部分は、お互いの被害拡大を、抑えれたのかもしれません。

風評被害が起きてきたことに対する責任はないのでしょうか?
>>>>>もちろん、あると、思ってます。だから、今回、横浜市に、話に行ったグループは、同時に、福島の被災者支援もやっています。本人達は、風評被害は望んでいないのですが、マスコミに出てくる記事や映像は、風評被害になってるので、本人達も、困っているようですね。

なお、卸に確認を求めるとかってレベルじゃないのですよ。牛トレサの存在すら知らないのですから。。学校給食は、教育委員会部局で、農林水産部局ではありませんし、教育長がボスですから、市長も、直接、物が言えない組織なんですよね。

なお、今回、給食に使われた全頭の牛のトレサを調べたのも、彼らたちです。100頭以上調べたと思いますが。。(結局、行政は、何もしないのです)

投稿: りぼん。 | 2011年7月13日 (水) 17時39分

青空です。こんばんは。

全頭検査ですか。
口蹄疫や鳥インフルを思い出させます。

あの時は小平、インフルの時はワクチン。

ウィルスよりもはるかに小さい放射線の測定は拡散リスクはないでしょうが特殊な計器が必要です。
それを扱うのも相応の技師でなければ難しいでしょう。時間もかかります。フル稼働させても全部調査など画餅ではないでしょうか。

いつの時代でも恐るべき疫病や有毒物質、大気汚染、戦争、飢えと人類は戦い続けてきました。
いずれも完全に駆逐できたことはなく多大な犠牲を払い、全滅を逃れここまで生き残ってきたのです。
わずか50年前、我々の国家でも飢えで相当数の人口が失われ、疫病や公害で多くの人命が失われました。

全てのリスクを取り除き安全安心を享受するためには膨大なコストと他人の犠牲が必要です。
かつては王侯貴族と権力者のみに許された「安全と安心」ですが、それは今も大して変わりません。

リスクを排除したいと願うのであれば相応のコストは消費者が覚悟すべき問題でもあると思っています。

山形様、北海道様
過分なお言葉感謝申し上げます。山形県、北海道にはこの4ヶ月まさに我々の生命線になって頂きました。
山形ナンバーのトラックを見ない日はありません。
北海道産の牛乳や乳製品が3月下旬にスーパーに届いたときの子供達の笑顔は涙が止まりませんでした。

福島、いわき、郡山の部品メーカーの出荷により壊滅した宮城沿岸部の工場の稼動にも目処がつきつつあります。
放射能の恐怖にさらされながら一人一人がそれぞれの場所で再生に向け這い上がり、倒れたものを引き起こし支え進んでいると最近とみに感じます。


ところで大阪在住様
東日本はおろか国産の農作物を忌嫌し、安全を追い求め自宅に2トンの米を保管し、放射能危険を謳われるあなた様がなぜ原発稼動を要請したのか全く理解できません。
私には従来からのコメントからあなた様がただの自己中心的な人間にしか写りません。
某大型掲示板には同種の方が大勢いらっしゃるのでそちらに行かれたほうがよいのではないでしょうか。

ここにいらっしゃる方々はどうやったら福島県を被災地を被害農家を救い、這い上がる方法がないかをある意味寝てもさめても模索している方ばかりです。
ある時は絶望し。ある時はまた新たな光を見出し同胞を、東日本を再生するためもがき苦しんでいると推察しています。

私は東北在住で、原発から80キロ圏内です。
しかしこの地を捨てる気は毛頭ありません。ここは故郷ではないですし転勤族ですからまた違う地方に行くでしょう。ただ東北は絶対に見捨てません。
それを笑って頂いても良いですし、愚か者と見て頂いても一向にかまいませんが、私は全員が諦めてももがくつもりです。

投稿: 青空 | 2011年7月13日 (水) 20時51分

青空様
本当にありがとうございます。恐れ入ります。

さて、牛乳・乳製品もここへきて徐々にピンチになってきています。
主産地である北海道では昨年の猛暑による「受胎率の低下」で分娩時期がズレており4月以降、前年割れの生産状況です。
これから徐々に増えてくると予想していますが、丁度気温が高い時期と重なりますので、乳牛の体調維持が課題となっています。
北海道の生産が伸び悩む中、都府県の生産減退が予想をはるかに超える状況で、北海道から都府県向けの「生乳移出」も前年比大幅に増えている状況です。
夏休みまでのここ1~2週間は綱渡りの調整が続くと思われます。
この影響で北海道の牛乳で作る加工(バター・脱脂粉乳)数量が大幅に減少し、10月~12月にかけての「バター」需要に応えられない事も予想されており、数年前と同様にスーパーの店頭からバターが消える可能性もあります。
全く無くなる訳ではありませんが、品薄程度とは思います・・・また、家庭用のバターもそうですが、ケーキなどに使う「業務用バター」の方が深刻になる可能性があります。
子供たちに好きなだけ飲んで欲しい。。。と頑張っていますが、中々生産が伸びてこないのがもどかしいです。

食に対する考え方で、大阪在住様の様な方も大勢いるとは思いますが、批判ばかりではなく青空様が仰るように、建設的な知恵を出して頂く事を望みます。
本来は濱田様個人のブログでの意見交換はタブーでしょうが。。。
米2トン在庫ですか!!関西も電力事情が厳しくなっており、東電から電気を送っていると「ニュースステーション」で東電社長が答えていました。ガンガンエアコン使って品質を保持して下さい。
秋には北関東や東北でも米の収穫が始まります。牛肉の次は米とならない事を祈っています。

投稿: 北海道 | 2011年7月13日 (水) 22時43分

現在停止中の原発はすべて危険なのでしょうか?
原発事故地域のあなた方には心から同情いたしますが、今まで問題なく動いていたのを今すぐ全部とめて電力不足になってもいいからという考え方が理解できません

将来的に脱原発に向かうにしても当面現在ある原発を動かさないで今後の日本がまともに進むとでもおもっているのならおめでたすぎます。

またコメントをされるのが不快で耐性がないのなら、ブログのような不特定多数の目に触れるような媒体での発信はおやめになったほうがよろしいかと思います。

あなたが発した意見や情報に対して、反問や意見をいうのは私の権利です。

あなたの情報発信を私が止めるすべがないように、私の意見が公序良俗にはんするのなら批判していただいて結構ですが、反問や意見にそのような反応されるなら身内の傷の舐めあいの場なので意見の違う人は入ってこないでくださいと前置きされたほうがよいでしょう。

投稿: 大坂在住 | 2011年7月13日 (水) 22時53分

濱田様
私情に走り申し訳ありません。ブログでのコメントの応酬は控えるべきでした。

大阪在住様
今回の返答で、貴方様の考えは従来のコメントと併せてよく理解できました。後は読まれる方々が各々判断されるでしょう。
私としては結論が出ましたので。

大人げない対応失礼致しました。

投稿: 青空 | 2011年7月14日 (木) 00時08分

こんにちは。
福島の牛の件は、残念ですが私としてはやっぱりねといううのが最初の反応でした。詰まるとことは、原発を軽く見ている(あるいは知っていて知らないフリをしている)政府の責任です。ニュースでも60kmも離れているという表現が多いし、コメンテーターの大学教授なども吃驚しましたなんてコメントするし、一体どうなってるんだろうと思います。チェルノブイリでは避難地区は100km、その範囲は全員退去、つまりは生産活動もなし。それでも、何十万、ある資料では100万という死者数がカウントされています。一番被害のあった村では今でも健康な子どもは村の子どもの20%に満たないそうです。このまま避難地区を広げるどころか、狭めようとしている国ですから、食料品汚染が日本全土に広がるのを手助けしているようなものです。誰が悪いと責任追及をしている場合ではないということさえも分からない国なので国民は自分たちで身を守るしかありません。
農家だけでなく、国は国民を見捨てたのです。私はそう思っています。

投稿: | 2011年7月16日 (土) 15時44分

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