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2011年7月 6日 (水)

私の地域の農家の水田土壌放射線量を計測してみました。 政府暫定規制値を10分の1にしても、まったく問題のない線量です

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ゾンビというハイチの化け物がいます。

ホントはとっくに死んでいるのに自分では生きていると錯覚している困った君です。このゾンビが政府を乗っ取って、こともあろうに震災-原子力事故対応をするはめになってはや4カ月。

ゾンビ首相はまだまだやる気一杯ですが、いいかげん被災地の議員たちが結束して墓に連れ戻してやって下さい。国民の大迷惑です。

さて、ゾンビ党にばかりかまってばかりいられないので、わが地域に戻ります。

わが地域でも行政がまったくやらないので、やる気のある農家から土壌の放射能汚染度を調査し始めています。いわゆる汚染マップ作りですね(←表現がイヤだな)。

え、行政ですか?市の農業セクションは県に任せきり。県はそれなりにやっていますが、あまりにも広大なエリアなので、なかなか進捗していません。

なんせ政府がゾンビに乗っ取られたままなので、信じがたいことには土壌放射線量検査や除染には一円の予算も付いていません。まぁ勝手に地方自治体でやれってわけですね。 

普通はこんなことは政府が率先してやるべきでしょうが、その気配もないためにやる気のある農家は自分で自腹を切って土壌放射線量検査を開始しています。

一検体が2万円。大規模農家だと全部やると数十万円の検査費用がかかります。もちろんん、東電が補償してくれる予定もありません。

で、ある農家の水田の数値の検出結果が分かりました。もちろんガイガーカウンターによる簡易検査ではなく、検査機関によるものです。

・セシウム134・・・52bq/㎏
・セシウム137・・・71
・計・・・・・・・・・・・・123

これはベクレルですから、マイクロシーベルトに換算してみましょう。換算式は小学校算数です。メンドーだったら子供に計算させましょう。

・セシウム・ベクレル/㎏÷100×1.3=マイクロシーベルト

この換算式にさきほどの123bq/㎏を当てはめると、1.599μSv/㎏、約1.6μSv/㎏となります。

では、1.599μSv/㎏が作物、この場合は米でしたが、農水省によれば以下のようになります。ちなみに、外国文献のデータとは異なった数値ですが、農水省は東日本の土壌を調べてこのデータを出したようです。

移行係数は0.1、つまり10分の1です。これは私たち農業者からすればかなり高い移行係数ですね。

というのは野菜類ではだいたい千分の1から1万分の1のレベルだからです。
たとえば、野菜類で比較的移行係数が高いホウレンソウで0.00054です。

農地土壌中の放射性セシウムの野菜類及び果実類への移行の程度(PDF:83KB)

このように水稲の移行係数が高くなるのは、おそらくは農業用水が流れ込む水田の特殊性によると思われます。

通常の畑作では水からの放射性物質の移行は灌水ていどで済みますが、生育期間がほぼ水に漬かっている水稲はそれだけ水からの放射性物質を取り込みやすいとはいえます。

さきほどの検査した土壌の数値を移行係数に従って10分の1にすると12.3bq/㎏=0.16μSv/㎏が玄米に移行すると考えられるわけです。

しかしこの数値はまだ家庭の実際ではないですね。玄米食をしていない人が15%精米したとしましょう。(実際の市販米はもっと高い精白をしています)

すると、0.024μSv/㎏が現実に近い放射性物質の数値だと言うことになります。

政府の暫定規制値は
・米の暫定規制値・・・・500bq/㎏=6.5μSv/㎏

ですから、この農家の土壌の数値は、暫定規制値の0.37%ということになります。どこをどうとっても考えても問題のない数値です。

穀類、肉、乳製品をまんべんなくいろいろ食べて、それを365日続けたと仮定した政府の暫定規制値が2000bq/㎏です。

この政府数値は高すぎる、内部被曝が怖いという方のために一挙に規制値を10分の1にしても20bq/㎏ですので、まったく問題のない数字だと私は考えます。

これでも怖いと言うならば、タイ米でも食べるしかないですね。
ああ、メンドーだった、今度酒おごれよな (*^-^)

■写真 柿の葉をお日様に透かしてみました。葉脈がきれいでしょう。

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コメント

政治のゴタゴタは今始まった事ではなく、これまでも大小幾つもありました。
次回の選挙時に有権者が後悔しない判断をするしかないと思っています。

被災地(原発含)の現状を細かく把握し、急ぐものと、やや時間をかけても良い事を判断し、優先すべき事項を素早く手をかけて行く事が必要です。

その中に、精密な汚染マップ(表現が適当かどうかわかりませんが)つくりと、調査結果の公表が様々な所謂風評被害防止にも、また、農漁業者の将来への見通しも可能になるのではないでしょうか?

国だ!県だ!市町村だ!なんて責任の押し付けをしている場合ではなく、権限を持っている所に財源もくっつけて、素早く実行する事が優先です。

いつになったら、義援金も補償金も配布されるんでしょうか?

こんなことなら、赤十字に義援金送る人は少なくなるのでは?
直接支援の方がよっぽど早く届きます。
ま、税対策の関係もあるから、共同募金会や赤十字社にならざるを得ないのも事実ですが・・・

良かった!
まだまだ原発問題の収束は遠い道のりですが、ひとまず安心。


ようやく各省庁まとまって作業にあたるとなったら、調整役の大臣があんなドタバタで交代。また貴重な時間が失われてしまいました。
で、福島の自治体や自民グループはずいぶん頑張ってマップ作りをやってましたが、国はこれから計測方法などを詰めるとの昨日のニュースでした。

『いったい国は今まで何をやってたんだ!?』
まあ、予算付かなきゃ動けない状態だったんでしょう。
じゃあ政府は何をやってたんだ!?

義援金ですが内訳を見ると当初から怪しいところばっかに配る予定なのを疑問視してました。
というか宗教団体らしきところにかなりの額が送られる予定なのは何故なのか?かなりの額ですから億をかるがると越しています。
つまり内訳が怪しいわけですね・・。
自分はそういう募金というものを好きではありません。何故ならばそういった募金はいいように利用されて誰かのふところに入るからです。
日本ユニセフなどがいい例です。子供のため子供のためといいつつ自分らのふところにいれている団体ですから。
かといってやらない偽善より遥かにやる偽善のほうが崇高です。
こういった募金などにもちゃんと使われ道がしっかり分かるというか観察する機関が必要なんじゃないかと最近つねずね思います。
実際に被災した人に少しでも行き渡らなければ意味がありません。被災をいいわけにふところを暖めているのがいるのが現状の状態ですね。例え今配られてもですが・・・・。

今の民主党だと絶対に土壌検査とか除去はやらないでしょうね・・・。彼らが大切にしているのは「国民」ではなく「自身の安泰」でしょうから・・・。「国民第一」という看板をさっさとおろしてほしいものです。

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