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2011年8月19日 (金)

続・セシウム 除去Q&A 第2回 封じ込めるか、薄めるか

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セシウムは手ごわい相手ですが、むやみやたらと恐れていても逃げていきません。そこでこの「続・セシウム 除去Q&A」を作ってみました。

前回のQ&Aで、いくつか「除染」方法をご紹介しました。まずはおさらいから。

➊砂やゼオライトなどを使って水で濾過し、分離したセシウムを取り出して処分。
●利点・・・除去率が高い。

●欠点・・・大がかりな装置がないため、現時点では小規模限定。小面積向け。
     ・・・濾過して取り出したセシウムの捨て場が難しい。     

➋ひまわり、なたねなどの除去植物を植えて、植物ごと持ち出して処分。
●利点・・・チェルノブイイリで実証されたように相当な大面積も可能。
    ・・・植物の種子へのセシウム移行は少ないために植物油などで再利用することが可能。ただし、測定してから利用して下さいね。せっかく取り出したセシウムをまたバラ撒いてしまいます。

●欠点・・・ひまわりは大きく成長するため、かさばって処理しにくい。
     ・・・セシウムの大部分を吸収する茎と葉の処分が大変。
     ・・・低線量地域ではほとんど吸わない。

➌ゼオライトなどの粘土質を使ってセシウムを結着し、封じ込める。
●利点・・・作業が容易なため大面積が可能。

●欠点・・・結着して植物に吸わせなくするだけで、土壌放射線量自体には変化がない。

では.お待たせしました。本日のQ&Aに入ります。

Q9 テレビで専門家が「客土しかないでしょうね」と言っていたのですが。

A9 その専門家は、学校の校庭などや自宅の庭の除染を想定しているのだと思います。そのような小面積には客土は向いています。

そして客土の除染率は大変に高いのも長所です。しかしその反面、客土して剥がした土をどこに棄てるのかという除染の永遠のテーマがつきまといます。

一度、日本農家平均の1.5hで試算したところ、なんと5千台のダンプが必要でした。どひゃ~です。また、それだけ大量の汚染された土を、棄てる穴は巨大なものになってしまいます。もはや土木工事の域です。

というわけで、表土というもっとも豊かな滋養に満ちた土を剥がすという農家にとっての死にも勝る苦痛を乗り越えたとしても、とてもじゃないが採用可能な方法ではありません。

Q10 近所の農家がトラクターをかけていましたが、あんなことをすれば、せっかく地表下5㎝から10㎝に止まっているセシウムがもっと下にまでバラ撒いてしまうのではありませんか?

A10 いい質問です。セシウム除去を考える上で大事なポイントなのでよく聞いて下さいね。

結論から言えば、トラクターをかけると、5㎝の表土の下の層までセシウムが分散していってしまうのは確かです。問題はここからです。

居直るようですが、それでなにか問題が出るのでしょうか?おそらくは、私の地域の実測では、私の地域(茨城県鹿行地域)の平均的なトラクターをかけない前と後の線量は以下でした。

・トラクターをかける前・・・平均900~1000ベクレル/㎏
・トラクターをかけた後・・・平均100~200

ね、おおよそ10分の1にまで放射線量が激減したのが分かります。先ほど一見完璧な除染に思えた客土の数値と比較してみます。(福島県郡山市小学校校庭)

・客土前・・・3.5マイクロシーベルト
・客土後・・・0.6

計測単位は違いますが、客土による除染も6分の1ていどだと分かります。もちろん計測場所によってバラつきはあるでしょうが、客土は一見徹底的に取り除けるようでいて、さほどでもないのが分かります。

10分の1か、6分の1かは測定実測値が少ない現時点では、誤差の範囲だと思います。ただほとんど変わらないことは頭に入れて下さい。

Q11 持ち出さなくては解決にならないのではないのでしょうか?

A11 それこそが専門家の盲点だったのです。

多くの放射線の専門家は、放射線の実験を放射性物質の特殊性から、完全に外部から遮断されたラボでやるしかありませんでした。だからあまり現実の外の世界を知らないのです。多くの専門家にとって、今回の福島の事例が初めての野外調査だったと思います。

今回、福島県はフォールアウト後に「トラクターをかけるな」という指導をしました。トラクターをかけるとあなたが言ったようにセシウムが下の層にまで拡散してしまうからです。

しかしこれでは農家にしてみれば、農繁期に畑仕事をするな、と言われたのと一緒です。とうとうがまんしきれなくなって、農家はトラクターをかけ始めました。

だいたい地表から50㎝前後が反転し、さらに上層と下層がきれいに混ざってしまったことになります。

するとなんと、その後の線量が大きく減っているのがわかったのです。これは拡散した、あるいは「薄まった」ためであって、なくなったわけではありません。

潔癖な専門家にはたまらないでしょうが、これでいいじゃないですか。現実ってそんなもんです。もっと気楽に考えたらいいと思いますが、いかがでしょうか。

Q12 なんといいかげんな!それでは私たちは放射性物質と共存しろと言うことじゃないですか。

A12 まぁまぁ(笑)。でもよく考えて下さいよ。客土しても、トラクターをかけても、結果的に放射線量が下がればいいではないですか。私ってリアリストにすぎますかねぇ、ハハ。

この方法は、私は「深耕ロータリー方式」と呼んでいます。おそらくはもっとも簡単で、大面積を除染できる方法です。なんかコロンブスの卵みたいな話でしょう。

デンマークの研究者は、チェルノブイリ後の除染方法で、特殊な機械を使って、表土を下の層にと入れ換えるという、「表層埋没耕耘法」というアクロバティックな方法を考案しました。汚染がひどい地域では試してみる価値があります。原理は一緒です。

私たちは泣いても笑っても、いったん降った放射性物質と「つきあう」必要が生まれました。方法は基本的に3種類です。

➊完全除去・・・・・・困難。手間とコストがかかりすぎる上に、大面積では不可能。

➋封じ込め方式・・・ゼオライトなどの粘土質で遊離セシウムを補足し結着させる。コストがかからず大面積ができるが、線量自体は減らない。

➌拡散方式・・・・・深耕ロータリーで薄める。もっとも現実的。線量も低下し、大面積の除染が可能。

Q13 でも、セシウムは30年間ずっとそこにいるのでしょう。

A13 う~んとね、それって迷信です、マスコミはしょっちゅうそう言って、他人の不幸は鴨の味のようですが、あれは一種の煽りです。

第一、放射線量なんて、だまっていても下がり続けます。

放射性ヨウ素は半減期が極端に短くてたった8日間で消滅しまので、現時点では存在しません。事故直後にものすごい数値だったのが、いまでもひとり歩きしていますが、その大部分を占めていた放射性ヨウ素はとっくにこの世からいません。今あるのは、セシウム134と137です。

そこで、セシウムの半減期をみます。

・セシウム134・・・半減期2年
・セシウム137・・・半減期30年

セシウムの線量はこの134と137の合計で、おおよそ同じていどの線量が計測されますから、2年後にはCs134は半分に、4年後には4分の1になってしまうわけです。

仮に100bq/㎏ある土地は
2年後・・・25+47.7=72.7
4年後・・・12.5+45.6=58.1
8年後・・・3.1+41.6=44.7
16年後・・0.2+34.5=34.7
30年後・・0+25=25

2年後にはなにも除染しなくとも72.2bq/㎏に、4年後には58.1bq/㎏になります。30年後には4分の1となります。よく考えられているように、30年後に初めて半分になるわけではないのですからご注意ください。

これはあくまでも理論的数値であって、現実にはその間に耕したりして拡散を続け、しかもゼオライトで吸着して「封じこめ」てしまいますから、うんと植物が吸う線量は少なくなるのです。

おまけに、土壌から吸い上げる放射線量はごくわずかなこともわかっています。下の主要野菜の土壌移行係数をご覧ください。

計測された土壌線量にこの移行係数をかけると、おおよその作物への移行される線量を予測できます。

すると、おおよそ1千分の1から1万分の1のケタです。 比較的多い芋類で30分の1ていどです。米はなぜかケタが違う数値がふたつありますが、いずれにせよ今年の米を計れば結論が出るでしょう。

先日梅に放射性物質が検出されましたが、これは3月のフォールアウト期に野外で外部被曝したためです。

一方、桃などには微量しか検出されていません。これは、外部から放射性物質さえかからなければ、茎や葉からが果実や種子に移行するのは超微量だということを証明しています。

私は新たな爆発がない限り、この農産物からの放射性物質検出は今年が山だと思っています。来年にはほとんどなくなることでしょう。

                                            (続く)

■写真 うちのデコボコ愛犬コンビ。左がモカ太郎。右がモナカ。モナカの由来は、単にモナカ色だっただけ。去年の雪降りの朝に撮影しました。いまでも仲がいい兄弟です。

          ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

[作物への土壌移行係数]

・ホウレンソウ・・ 0.00054

・キャベツ ・・・・・0.00092

・ハクサイ・・・・・ 0.0027

レタス・・・・ ・・・0.0067

・カボチャ・・・・・ 0.0038

 サツマイモ ・・ 0.033

・米・・・ 0.0026(農業環境技術研究所)

米 ・・・・0.1(農水省)

・白米・・・0.0016

 

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原子力事故」カテゴリの記事

コメント

放射線を薄める方法を興味深く読ませていただきました。
現実的な対応だと思います。
完全に除去できない以上、濱田様が仰る通り「上手に付き合う」しか無く、逃げもせずしっかり向き合うしか方法はありません。
大事に手塩にかけて作って来た土地を離れる事が出来ない農業者なら、出来る事は何でもやるしかないですね。
次には消費者の人たちに正しく理解してもらう事になるのだと思います。
本日の「毎日新聞」に原発マネーが全国の原発立地自治体にどれだけ支払われたかの記事が掲載されていました。1966年以降約2.5兆円(45年間として高いか安いか)とのことでした。(判明分のみ)
好むと好まざるを得ず、原発交付金に依存せざるを得ない状況が全国各地で作り出されてきた様です。(今更ながらですが)

Q&A方式、分かりやすいです!
とにかく降ってしまった放射性物質とは、リスクを最小限に抑えながら上手く付き合って行くしかありません。

原発立地のバラマキやスキャンダル…私は70年代末の女川原発建設の事情(町の規模に不釣り合いな岸壁やハコモノ建設と、漁業補償金の取り合いで一族醜い争いで一家離散など多数)をたまたま現地で知る機会がありました。
また、90年代の巻原発建設騒動の賛成派・反対派の宣伝合戦や混乱も、これもたまたまあちら方面にしょっちゅうドライブしていた時期だったので、実感として感じております。

狭い日本では、やはり田舎の過疎地の寒村(大抵は自然豊かな美しい田舎が)狙い撃ちされるのが現実。

2兆5千億か…
まあ、それでも短絡的に原発即時全廃とか言う方々には私はハッキリ反対です。こんな時期ですし、もちろん異論はあるでしょう。

ただ、狭く人口密度の高い地震大国の我が国に54基は流石に多すぎるとは感じてます。原発の事故リスクそのものよりも、廃棄物で行き詰まるだろうからです。

汚染濃度が濃い原発の近くは、地下水汚染を気にしないといけないので、深耕ロータリー方式が、本当に良いのかは、正直、わかりません。日本は、雨が多く、川の高低さがある地域だし。。

ただ、わかりませんけど、千葉や茨城なら、深耕ロータリー方式で、充分ではなかろうかと思います。

何しろ、毎年、耕作してもらわないと、雑種地になってしまいますから。。

表層埋没耕耘法の具体的な方法が知りたいですね。

記事内の経年による放射性Csの線量の話ですが、もっと少なくなる傾向にあると思います。
134Cs+137Csで考えるわけですから、
初期値が、50+50=100[Bq/kg]とすると、
2年後は、25+47.7=72.7
4年後は、12.5+45.6=58.1
8年後は、3.1+41.6=44.7
16年後は、0.2+34.5=34.7
30年後は、0+25=25
となると思うんですが。
これによると、6年後には、50%を切ることになりますね。
ただし、初期値で、137Csの割合が多い場合では、この限りではありませんが。

計算に用いた式
初期値×(1/2)^(年数/半減期)

都内で相方にお土産買おうと思い、ドーナツ屋さんに行きました。たまたま私の次の客が茨城の老夫婦でした。
孫のお土産にドーナツを買いに来たようです。入れ物が大きいから持ちづらい・・・なんて話しながら・・・
私が「茨木は震災関係で対応が大変でしょう」と聞いたら「孫を海に連れて行けない。海で遊ばせられない」と話していました。
まだ夏休みは10日ほどありますが、いつもの夏と違う休みを過ぎさなければならない子供たちが沢山いるのでしょう。残念な夏になってしまいました。

「りぼん」さんの仰る通り、畑は耕さないとすぐに荒れ、雑草畑になってしまい、元に戻すのは大変な苦労が伴います。
表層埋没耕転法は、深耕ロータリー又は、深耕プラウにより耕起後、ロータリーかける事で、薄める事が現実的ではないでしょうか。
ただ、仰るように上流地域だと地下水汚染も考えなければなりませんね。

素人の考えですが・・・、
ロータリーかけることによりセシウムが土壌と混ぜ合わされて吸着が促進され、むしろ地下水にも溶け込みにくくなるのではないでしょうか?

ひところ「福島の人はすぐ逃げて」という書き込みがネットで横行しましたが。
やはり管理人さんのように逃げずに付き合っていくしかないと思います。放射能と。
「セシウムがなんだ」と福島の人は頑張って福島桃をほおばっています。
茨城県の新米(玄米)1㎏に52Bqのセシウムが検出されたそうです。基準値が500Bqですから、これを微量とみるか「やっぱり検出されたか!」と大騒ぎするか。
私なんか若くもないからセシウム気にしません。牛肉騒ぎのときは半額になった国産牛食べまくりました。(笑)

cowboyさん。ありがとう。そうだった。修正しました。

りぼんさま。先日の茨大の土壌学の教員に聞くと、あんがいセシウムは沈降しないみたいですよ。土質にもよるでしょうが。砂質だとまた条件が違ってきますね。おそらく双葉町などは砂質だとおもうのでおっしゃるとおりかもしれません。

ただ、教員の方の話でも、まだまだ実測の絶対数が少なくて結論めいたことはおおざっぱにしか言えないとのことでした。

52bq検出されましたか。農家の心中を察すると・・・

旧村名からすると、鉾田市に合併前の大洋村、北浦東岸ですね。

bq/土壌1kgと土質の関係も知りたいです。

お題とずれます。ご容赦下さい。
半歩前進でしょうか。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110819/t10015006701000.html

細川厚生労働大臣は、閣議のあとの記者会見で、放射性セシウムを含んだ稲わらの問題を受けて出荷ができなくなっている福島県と宮城県の肉牛について、検査態勢などが整ったとして、19日午後にも出荷停止が解除されるという見通しを示しました。

牛肉の出荷を巡っては、高い濃度の放射性セシウムを含む稲わらを与えた牛の肉から、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが各地で検出され、政府は福島県と宮城県、それに岩手県、栃木県の4つの県に対し、肉牛を出荷しないよう指示しています。
これについて、細川厚生労働大臣は閣議のあとの記者会見で、「現在、厚生労働省と農林水産省が政府の原子力災害対策本部に対し、福島県と宮城県の牛の出荷停止を解除する方向で検討すべきだと話をしている」と述べました。
そのうえで細川大臣は「対策本部で検討して、午後の官房長官の記者会見で発表することになるだろう」と述べ、福島県と宮城県の肉牛について、検査態勢などが整ったとして、19日午後にも出荷停止が解除されるという見通しを示しました。

明日の記事でもやりますが、52ベクレルくらいでデカデカとやりやがって!「茨城米から検出」ですから、見出しだけ見れば誤解を受けます。
ほんとうに頭に来ます。私の村のとなりです。
土質的には、たぶん砂質ですね。それが関係あるかどうかはまったくわかりません。どうしていつもいつもわが県ばかり真っ先に叩かれるんだ!

http://www.iai.ga.a.u-tokyo.ac.jp/mizo/seminar/110729Nishimura.pdf

一応、土壌とセシウム沈下量、吸着量について、書かれている資料が、だんだん公開されて着ました。

マスコミは、新聞が売りたいだけの企業なので、52ベクレル出たことが、ニュースなんでしょう。

鉾田市も、もっと、消費者、生産者が、理解しやすく広報すべきと思います。

玄米で、52ベクレルですので、白米にすれば、売れるでしょうが、安く叩かれます。

国産、複数原料米と販売者しか、表示しないので、流通精米ブレンド会社が、ぼろ儲けするだけですが。。

米の表示は、いまだいい加減ですから。。

畜草研の松本所長の発表では、以下の割合で分布するとのこと。

稲わら 73%
白米   7%
糠   10%
(玄米 17%)
もみ殻  7%
根    3%

52bq/玄米1kgを精米歩合92%で計算すると、
白米(920g) 21bq kg当 約 23bq
糠(80g)  31bq kg当 約338bq
となります。

この糠の糠みそで野菜を漬けると、どの程度セシウムが移行するのか、気になります。


下請け様。その米の移行数値は昨日の本文中に紹介してありますのでよろしく(笑)。お互い茨城の農業が大変なことになりました。がんばりましょう。

Q&Aを読ませていただいて感じたのですが、客土と排土の意味が理解されていないようです。
客土とは、土をかぶせることです。
排土とは、土を取り除くことです。

排土して客土するのが理想ですが、排土した土の持って行き場がないのですから、排土しないで、放射能汚染土壌を現位置から移動しないようにアスファルトなどで固定して、放射能汚染されていない土で農作物を育てるのに必要な厚さに客土するのが一番効果的だと思うのです。土は水分を含んでいるので、放射線の遮蔽効果も高いです。

鬼怒川散歩 さん。基本的には、私は農地を対象にして除染の記事を書いています。一般の土地でアスファルト固定は可能でしょうが、農地ではまったくありえません。なぜなら、アスファルト層を敷くと排水生がゼロの農地になってしまうからです。
そのような土地では、雨水や農業灌水が客土した新しい土の層を通過し、アスファルト層で止まり、そこで溜まり、汚れた水の層になります。
そこからガスを発生させます。それが作物の根腐れの原因になります。
せっかくのこ提案ですが、農地の除染にはアスファルトは使えませんが、別な場所なら使用できる可能性はあると思います。

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