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福島の子供たちを守れ!子供を守れるのは私たち大人しかいないのだから

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時々、日本人の民族性が疎ましくなるときがあります。

なぜ、怒らないのですか?この不条理に耐えて、いつまで黙しているのですか?

なぜ、福島県民は怒って国会に押しかけないのですか。どうして総理官邸や民主党本部で叫ばないのですか?

「私たちを救え。福島の子供を救え!」と。

先日TVで夏休みを福島県外で過ごす子供たちの姿を見ました。熊本県水俣市から招待されて、海で遊び、野外でバーベキューをしていました。

たったそれだけのことを福島の子供たちは無邪気に心から喜んでいました。

「マスクをしないでいいだね。腕カバーをしなくていいだね。僕たち表で遊べるんだね」

これが、7歳の子供に言わせる言葉か!

わずか7歳の子供にこんな言葉を言わせる私たち日本の大人は、恥を知ったほうがいい。

実に1万2千名の福島の子供たちが県外へ疎開していっています。すべて親御さんの自己負担で、友達と分かれて、馴れない土地につてを求めて脱出しています。

福島の学校では、クラスが半分になってしまった所が多いのです。クラスが半分に減り、学校が虫食い状態になり、そしてコミュニティから子供の声が消えていこうとしています。

いったい政府はなにをしているのですか!こういうのを「民を棄てる」、棄民というのではないのですか。

避難区域に指定され避難してきた人たちが、甲状腺線量検査すら政府から受けていないことが分かりました。

その人たちは甲状腺の内部被曝の可能性が高かったにもかかわらず、安定ヨウ素剤も配布されていませんでした。

安定ヨウ素剤など原発立地県から緊急に集めれば、充分足りたはずなのに、やろうという動きすらありませんでした。

そして、放射性ヨウ素が半減期を迎える前の30日以内に、避難者およそ6万人に対して徹底した甲状腺検査を実施すべきでした。

こんな簡単なことすら政府対策本部は怠ったのです。

そして福島県内の学校の校庭を20mSvにまで規制値を引き上げました。正気とも思えない。

これは原子力施設の作業員の平時の規制値ですよ。それを年端のいかない放射線に対して感受性がもっとも強い子供に適用するとは。これを決めた奴は人間ではない。

そして政府は、福島第1原発で必死の復旧作業をしている作業員の年間線量限界を勝手に250mSvに引き上げました。

この限界値は男性が不妊になる閾値150mSvを100ミリも上回っています。政府対策本部は、こんな放射線防護学を無視したことを平然と決めたのです。

今後、おそらく若い作業員のうちかなりの数が不妊や奇形児に遭遇するでしょう。この原発作業員の年間被爆量を250mSvに変更した者を、私は人間とは呼びたくない。

現在の福島市、郡山市の放射線量は徐々に危険水域に達しつつあります。地元自治体は、線量の高い側溝や樹木の下まで含めた徹底した測定を行っています。

よく、「心配する必要はない。それは24時間屋外にいたら危険な数値だ」という専門家がいますが、ならば福島市、郡山市の住民すべてにガラスパッチを給付して個人線量を測定したらいいのです。

いや、全部とはいいません。子供を中心にして、全住民の2割から3割にガラスパッチを装着してもららうだけで正確な実線量がわかるでしょう。

なぜこんな簡単なことさえ政府はしようとしないのですか。ガラスパッチなど数千円ですよ。

福島県は100㎞圏内の子供の避難計画を早急に立てるべきです。国は権力闘争に夢中で、どうせなにひとつやる気がないのですから、福島県が独自に近県と協議してやるしかないのです。

もう親の努力で子供を守れる段階ではないのです。組織的疎開が必要です。子供の未来を守れるのは大人しかいないのですから。

福島の子供たちを守れ!
日本人がひとつになって、福島の子供たちを守れ!

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コメント

昨日、近くの幼稚園が福島の幼稚園児を招待して丸1日一緒に遊んだのがニュースになっていました。
外で走ったり砂場で遊んだりと日常では当たり前の姿がニュースになるという非日常が、福島では続いています。
園児の笑顔が輝いていました。

子供の夏休みに合わせて父親を残して母子が続々と山形に来ています。
福島は空洞化が進んでいることでしょう。

原発事故後の一連の政府対応は明らかにおかしい。
「パニックを恐れた」など理由になりません。そして「目標として1mSv」と言いながら未だに何もせずに、焦れた自治体が自力で計測と学校の除染に取り組んでいます。


ガラスパッチって、作業員が胸に付けるやつですよね。あのチャチなやつ。
せめてほんの数百人程度でもいいから、装着させて推計するなんて国なら簡単にできるでしょうに…。
下手すると街ごと集団移転が必要になるのを避けたいのでしょう。莫大なカネがかかるから。
濱田さんがこの前「チェルノブイリが羨ましい」と、ショッキングなタイトルでエントリーしたのはこういった点を指してのことでしょう。
まさに民を棄てることも辞さない政策。


えっと、利根さん。
痰で排出されるのは分かりますが、ほとんど器官まで。肺は清浄なんて…タバコの肺癌リスク(メカニズムはまだ未解明なことが多いですが、統計的に常識でしょう)を考えたら、そんなことは言えないのでは?
と、今プカプカやりながら書いてますが…。

投稿: 山形 | 2011年8月 2日 (火) 07時42分

長文の後にテーマ違い失礼。
山形食肉公社の枝肉のセリが2週間ぶりに再開しました。
心配されていた価格も平常値でした。
ただ、全て検査済みの物で、検査機関がパンク状態なので数量は限られます。
国から出荷停止を食らった岩手・宮城・福島の肉牛販売のモデルケースにもなるかとは思います。
あとはなんといっても検査体制の充実こそが、本格復興への肝でしょう。

投稿: 山形 | 2011年8月 2日 (火) 08時00分

福島県知事自体が消極的な印象を受けるのですが。

投稿: あおやま | 2011年8月 3日 (水) 08時49分

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