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「茨城民間放射線測定所」のようなものを目指してがんばります!

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この1か月ばかり、「茨城民間放射線測定所」のようなものを作りたいと動いてきました。

私も農場仕事をもってのことなので、なかなか進みません(涙)。

なんでなんかなぁ~、そりゃ実力がないからよということになるのですが、いくつか頭が痛いことがあります。

そうですなぁ、まずは資金がない。かんじんなベータスペクトロメータが買えません。この装置は放射線測定のイロハのイでして、名前のとおりペータ線である放射性セシウムを計測します。

よくスクリーニングしているニュースで出てくる、マイクのような棒が突き出しているやつですね。

土壌測定も可能ですし、もちろん野菜や人の外部被曝も計れます。

ピンからキリまであります。お高いのは300万円とか、安いものでも100万円は楽勝で超えてしまいます。いろいろ見積もりを取っているのですが、わがボロ農場の経営ではキツ~イ(笑)。

ええもちろん、こんな装置は本来は国が買うべきなのです。今までさんざんやくたいもない補助金を農業に出してきて、一年に数日しか使わないような農業機械を農家に買わせてきたんですから、今ほど緊急に必要な時はない放射線測定装置などいの一番に買うべきなのです。

ま、ダメですね。あるルートで農水省の動向を調べたのですが、農水省は今や巨大ヒラメ集団になってしまっています。

暗い海底にへばりついて、民主党政権から言われたことだけ、文字どおりそれだけしかやらないヒラメです。

事業仕分けで農水省はさんざんやり玉に上がりましたから、「政治家に怒られるからなにもしない」という処世術の権化となってしまったようです。ふ~(タメ息)。

では政治家さんはというと、市民や農家の現状をまるでご存じない。うちの選挙区の民主党新人議員さんはやる気はあっても実力がない。

もうひとりの自民党の議員さんは大物ですが、なにせ野党。野党に転落した瞬間、お役人はススッーとどん引きしたそうです。

地元の県や市行政はというと、これも輪をかけた国の指示待ちヒラメ族。

市に聞くと「県が何も言って来ませんから」、県に聞くと、「国が何も言って来ませんから」、国に聞くと、「政府がなにも決めませから」、与党議員に聞くと、党首選でそれどころではない、ときたもんです。

民主党の党首議論に、放射能のホの字も、除染のジの字もありません。彼らは東日本の市民の健康に無関心なのです。

ああ、いかん愚痴っぽいぞ、今日は。

彼らに期待する自分がいけないのだと思い致して、なんとか仲間を募り、資金をかき集めてガンマスペクトロメータを買い、測定を重ねて汚染マップを作っていきます。

各地の民間測定グループともネットを組んでいきたいと思います。私たちは農村を地盤にして、農地の汚染状況を調べていきますが、余力があれば都市部の測定もしたいと思っています。

あくまで余力があればですが。私はこのところ歳を感じているので(←来年、還暦っす)、あまり期待なさらんで下さい。

とは言いつつ、測定研修は大学とのすり合わせがあって、開催がズレ込んでいるのですが、なんとか9月の中旬までにはやりたいと考えています。

というわけで、ヨタヨタですが頑張ります!

■追記 行方市HP 8月23日 
米の放射性物質検査につきましては以下の通りとなりました。
この結果、行方市の米については安全が確認され、出荷販売が可能となります。

大字(旧町村名) 検査結果
麻生(麻生町) 検出せず
矢幡(太田村)  検出せず
四鹿(大和村)  検出せず
於下(行方村)  検出せず
島並(小高村)  検出せず
山田(津澄村)  検出せず
内宿(武田村) 検出せず
小幡(要村) 検出せず
浜(立花村)   検出せず
谷島(現原村)  検出せず
玉造甲(玉造町) 検出せず
手賀(手賀村) 検出せず
西連寺(玉川村) 検出せず

※「検出せず」とは、放射性物質が存在しない、又は定量下限値(放射性セシウム20Bq/kg)未満です。
※暫定規制値 穀類 放射性セシウム 500Bq/kg

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コメント

こういう非常事態にこそ、トップダウンで強引にでもグイグイ引っ張って行くべきなんですがねえ…。
農水省も暫定基準値だけ出して、現場に丸投げ。

ようやく細野原発担当大臣が、福島で除染チーム立ち上げとか言い出しましたが、概要すら分からない。
国の指示もバラバラに発表して通知もされず、被災地では先にテレビで知る始末。
先が思いやられます。

投稿: 山形 | 2011年8月23日 (火) 08時28分

本日の農業新聞に
茨城県鉾田市「ほこまるGAP導入」という記事がありました。確か行方市においても、みず菜でJAグループGAPを導入しているはずです。

農水省のガイドライン「JGAP(農場用管理点と適合基準)」には「土の安全性を確認している」「土壌の保全」という審査項目があります。
http://jgap.jp/LB_01/JGAP-seika2010z.pdf
http://jgap.jp/LB_01/JGAP-kokumotsu2.1.pdf
現在は放射性物質については記載されていませんが、日本の現状を考えると追加される可能性があるかも。GAPは食の安全、環境保全に取り組む農場に与えられる認証だからです。
追加されてから慌てないように、先手先手で農地の測定をする必要があるのでは。

県内自治体、JAでは放射能測定(ベクレル測定)についてかなりの温度差があるようですが、そこはトップの英断、公用車1台か2台の購入費用で測定器が買えるんですから。市町村長においては専決処分でも議会では反対されないでしょうし、反対するようでは選良の資格はありません。

しかし、地元の県会議員、国会議員が何をやってるんだか見えません。

投稿: 下請です | 2011年8月23日 (火) 14時20分

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