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2011年9月10日 (土)

「東日本は終わりだ」論の無責任な幼稚さ         「青空」様のコメント全文転載

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歯切れがいい論旨と、温かい視線をもつ「青空」様の論陣は、読んでいて得たりと膝を叩くことがしばしばです。

本日はこれを転載させて頂きます。

適時改行した以外は、全文そのまま転載いたしました。青空」様、ありがとうございました。

                ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

「東日本は終わりだ」という人は多くいます。
よほど国を滅ぼしたいのでしょう。
放射能ゼロリスクを推進しようとする方のコメントを見ていると一定の法則があります。

それは、現実性の無さです。無責任ともいいますが。

例えば「東日本は終わりだ」というのが正しいとしましょう。その通り東日本を捨てた場合どうなるか考えてみました。

日本の第二次生産品を西日本のみで製造することは不可能です。主要部品や周辺部品、精密機械、ロム、生計プラスチック、設計の高度CADとそのデータベースの生産設備の4割は東日本に集約されています。

第三次産業の拠点と巨大な金融資産、固定資産総額の実に7割は東日本です。
また人口は6割が東日本で、国内消費食材の5割が東日本です。

「東日本の終わり」は東日本から西日本の倍する難民が流入するのに対して、それを支える経済は同時に壊滅するのと同義です。日本金融は100%破綻しますので、余波により資金繰に厳しい西日本の企業も合わせて破綻します。

第二次産業はサプライチェーンというより製品製造の卸先がないので生産意味がなくなり8割壊滅します。金融が破綻するば東日本の産業が産業シフトの資金調達をすることは不可能です。

100年で築き上げてきた東日本のストックは移転するのには少なくとも20年と総ストック4000兆円近い資金が必要だというのが現実です。

経済が壊滅し輸入が不可能になるのに人口は変わらずかつ食料供給能力は5割になれば、国家の壊滅というよりは国民の消滅を意味します。つまり飢え死にです。食料だけは一人半分でというわけにいかないからです。

私はそうなるのは真っ平ごめんですが、「東日本は終わり」論者はそれを想像できません。また、そうならないような具体的な対策の提示は一切ありません。

まるで無責任です。安全安心は所得があればの話ですし、国家は国民の税金により成立している以上、国家経済の破綻は救い手の国家が機能しないことを意味していることすらわからない。

時々見るのは北海道で生産を強化するだとか、耕作放棄地を活用するとかまるで中学生のようなアイデアです。農業を営むには数百年から数十年の自然との格闘が必要ですでに開発可能箇所はほとんどないのにです。

武田氏は学者です。日本の学者の無能力ぶりは過去連綿変わりません。自身の分野にのみ特化しているので自身の発言がその足許を崩すことに気づくことはおそらくできないでしょう。

私が最近コメントにて、辛口の発言が多いのは、主に、今現在で周辺半径1キロのことしか考えることができない方に幼稚さを感じてしまうからです。

小さい子供がいる方が避難することは何度も言うように留めません。避難費用も必要であれば積極的に支援するべきでしょう。

ただ、東北や関東にも小さな子供はたくさんおり物流も回復しているのに、西日本からボランティアなどが西日本の食材を提供しようなどという動きは全く聞きません。

そして濱田様のブログの中でこの6ヶ月そういった「東日本は終わり」論者で一度たりともそういう提案を見せた方を見ませんでした。まるでスターリンです。

被災地からは酷薄な人が多いという感想ばかり聞きます。聞き手の心を汲み取ることができない人だからこその発言なのかもしれませんが。

濱田様、
厳しい状況であることは間違いありません。望む望まぬにしろ突き付けられた状況は変化はしません。

しかし私は幼稚な意見が国民の総意でないと感じます。
福島県の経済動向はきわめて悲惨ですが、致命的ではまだない。
広島は人の住めない町になるといわれましたが、今は極めて強い産業と独立性の高い地方都市となり、中国地方の雄として君臨します。

長崎も豊かな海産物と極めて高度な造船技術を持って高い競争力を持ちます。今は先達の偉業を研究するべきかもしれません。

津波被災地の重被災地も去る人は去り、立ち直れないところもあります。しかし石巻や気仙沼の一部では美しく道路は片付けられ塵一つ無く、生産設備も8月で再稼動したところも多くあります。

動きもがけば必ず救われるとは言いませんが、立ち直った人は一人残らず最初からもがき動き回り諦めませんでした。それだけは共通しています。

光明は行動にこそあるはずです。罵声を浴び屈辱をなめても愚直にただ一つ一つレンガを積んだもののみが生き残れるはずです。長文失礼しました。

心より応援しています。

                                       青空

        ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

脱稿の後に、このような愚かしさの極みのような発言がありました。それも原発担当大臣の台詞です。この男、人間としても最低です。

この人は、被爆地の人間が、いわれなき放射能差別で苦しんでいることを知らないのでしょうか。

■<鉢呂経産相>「放射能つけた」発言 辞任やむなしの声も

毎日新聞8月10日

鉢呂吉雄経済産業相が東京電力福島第1原発の視察を終えた8日夜、東京都内で報道陣の一人に近寄って防災服をすりつける仕草をし、「放射能をつけたぞ」という趣旨の発言をした。鉢呂氏は9日午前の会見でも福島第1原発の周辺市町村を「死の町」と発言し、同日午後にこの発言を撤回して陳謝した。

 原発を所管する担当閣僚として不適切な言動との批判が出るのは必至で、政府・与党内からは「辞めざるを得ないのではないか」との見方が出ている。閣僚の一人は「こういう話が続くと厳しいかもしれない。救いようがないかもしれない」と語った。

 報道陣は、鉢呂氏の福島第1原発視察の見解などを聞くため、8日午後11時過ぎに東京・赤坂の議員宿舎で取材していた。10人程度の記者が鉢呂氏を取り囲み、鉢呂氏はたまたま近くにいた毎日新聞記者に近寄り、防災服をすりつける仕草をした。鉢呂氏はすりつける仕草をした後、報道陣に「除染をしっかりしないといけないと思った」などと語った。

 鉢呂氏は8日、野田佳彦首相に同行して、福島第1原発や原発から半径20キロの警戒区域を視察した。その後、帰京し、防災服を着替えないまま、議員宿舎に戻り、報道陣の取材に応じていた。

 鉢呂氏は9日夜、報道陣に対し、「放射能をつけたぞ」との発言について、「(記者に)近づいて行って触れることもあったかもしれない。そういうこと(放射能をつけたぞ)は言っていないと思う」と釈明した。

 鉢呂氏は9日午前の閣議後会見で、8日に福島第1原発などを視察した際の印象について「残念ながら周辺市町村の市街地は人っ子一人いない、まさに死の町という形でした」と発言した。野田首相は9日、訪問先の三重県紀宝町で記者団に「不穏当な発言だ。謝罪して訂正してほしい」と要求。これを受け、鉢呂氏は9日午後、「被災地に誤解を与える表現だった。軽率だった。被災をされている皆さんが戻れるように、除染対策などを強力に進めるということを申し上げたかった」と釈明した。

 藤村修官房長官は9日の会見で、鉢呂氏が佐藤雄平福島県知事に謝罪の電話をしたことを明らかにした。「ただちに(経産相としての)適格性につながるとは思わない」と閣僚を辞任する必要はないとの認識を表明。一川保夫防衛相の「素人だが文民統制」など問題発言が続いていることを踏まえ、近く各閣僚に発言に注意するよう求める考えを示した。

 一方、野党からは鉢呂氏の自発的な辞任や更迭を求める声が相次いだ。自民党の石破茂政調会長は「経産相としてではなく人間として不適格で、間違いなく辞任だ」と批判。公明党の斉藤鉄夫幹事長代行は「大臣として不適格で自ら辞意を表明すべきだ。首相の任命責任も問われる」と語った。鉢呂氏は衆院北海道4区選出で当選7回。大蔵政務次官や民主党国対委員長などを歴任している。

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原子力事故」カテゴリの記事

コメント

経産相の発言は、同じ北海道人として恥ずかしい限りです。閣僚発表時に名前を聞いて「大丈夫だろうか?」と思っていましたが、その不安が的中しました。・・・・幼稚さを感じる発言なり行動です。
「器」で無かったと思いますが、就任した以上その責任は重い訳ですから、責務はきちんと果たしてもらわないと、それこそ税金泥棒と言われても仕方ありません。
くだらない大臣の事はさておいて・・・・

青空さまのコメントはいつも感心して拝見させて頂いております。
金融のプロの目から見た様々な事象について、計算根拠も示し且つ我々素人にも分かり易く噛み砕き理路整然なコメントをされています。
私の様な文才も知識も無い人間には羨ましい限りです。

明日で6ヶ月が過ぎます。テレビでは特集番組を放送していますが、復旧・復興は歩みが遅いながらも少しずつ前へ進んでいるようです(地域によって差はありますが)ただ、放射線に関する事は、福岡の事例に象徴される通り、より神経質になりその拒否反応は以前より増している感がします。
誰かをいじめっ子にしないと落ち着かない日本人の特徴なのかな?と感じています。

まあ、政治家は、江戸時代の士農工商エタ非人というような、政治的差別構造を作るように、苦情を言う国民に、それ以下の生活をしている人を示し、まだ、命があるだけ、マシだろう的、発言は、するものなんです。
それは、いけないことですが、マスコミに踊らされて、そのことを世論に反映させる時間的余裕はないので、被災地側から、具体的にこうしてほしいと言う、地域ごとの具体的提案と、市長など、組長の、国に対する、具体的長期プラン、すなわち、地域雇用を前提とした、プランニングの提案を、してもらいたいものです。被災地にお金がほしいとか、政府が早く、復興プランを出してほしいという流れより、被災地自身が、こういう具体的プランがあるから、まず、取り掛かりとして、こういうことを実行してほしい。と言う形が、西日本には、見えてこないのです。
これは、とても、残念です。そこに居住していない、西日本の人間や永田町の政治家には、地域ごとの苦悩など、わからないと言うのが本音です。

名古屋も戦災で、ほぼ壊滅しましたが、当時の副市長が、ほぼ独断で、名古屋復興プランを進め、強力に実行してしまいました。
ポイントは、碁盤の目のような、広い道路整備と、土地所有者の3割の土地の取り上げと、寺院墓地の郊外移転がメインで、都市計画として、工業地域、住宅地域と完全に法律で、規制してしまったことです。やや、社会主義的手法であり、憲兵やGHQをうまく使い、多少の問題点は無視して、強引に復興指示をしました。最近で言えば、小泉内閣みたいな感覚でしょうか。

あまりにも、市民全員の世論の集約ができるまで、何もしないとか、海抜の低いところには、建築させないとか、極端な政治と法解釈をしているようですが、
マスコミに踊らされて、無能な大臣を言葉で、責めるより、こういう地元のプランがあるから、これを、特区なり、超法規的に、まずは、認めてほしい。仮説事業所もこの際、期限付きで、OKと言う政治をしない限り、雇用保険の支給が、6ヶ月で、終わってしまう若い人に、仕事を与えないと、無理だとおもうのです。

国会議員をいじめるのは、マスコミに任せて、復旧復興プランを具体的に示し、ほんの一部でも、早く実行して、地元での就職先を示すのが、緊急課題だと、個人的には、思います。
大臣の失言のために、復興復旧を遅らせてる時間はありません。

責めて、国営でよいので、港湾の一部を復旧し、仮設の魚市場や冷凍工場など、作ってもらって、何%かの漁業経験者に実際仕事をやってもらう。など、中高年は、今までの職業から、まったく別分野に就職して、慣れていくのは、無理なので、強制的に職場を作ってほしいですし、将来、地元民が、その株を保有して、民営化すれば、良いように思えます。

農業も同じです。結局、各農民が、自前で、放射線量を測り、西日本産や輸入品より、よほど、安全ですと、言わない限り、何の変化も苦労もない、西日本の人間には、理解できないのですから。。

少なくとも、漁港の臭いとか、下水の不備で、衛生上問題のある水が、海水とともに、住宅を浸水させるとかは、体験しないとわからないことですから、言葉で、説明するのは、無理なんです。解ってもらえなくても、こうすれば、前進すると言うプランを、半年経った今、実行に移してほしいのです。実行するのに、弊害となる法律は、1000年に一度の震災ですから、特別に目をつむる以外にはないと思います。平時の都市計画法などに、振り回されていては、復旧、復興はないと思います。戦後すぐの時期は、誰の土地かわからないまま、バラックを建ててしまい、生き延びてきたのですから、その辺は、将来修正すればよいことなので、全部の都市計画が、納得できるまで、何もしないと言う組長さんの行動では、時間がかかるだけだと思います。
大体、組長自体、稲藁汚染牛の問題に、足を引っ張られているみたいですが、そのことに、完全に対応できた市長から、その問題は、過去のこととして、多少の問題があっても、未来に向けて、行動してほしいと思います。
神仏のやることではないので、どこか問題点が出てくるのが、政策なんで、問題が起こらない政策ができるまで、待つ必要は、ないと思います。

茨城県南在住、小学生の子供を持つ母親です。
青空様がおっしゃっていることはわかります。

5月頃だったか、ある方からも同じようなことを言われました。
その方は、日本の経済を救うために、子供が犠牲になるのは
仕方がないことなんだとおっしゃっていました。
自分の子供が犠牲になることを認めるのが、正しい大人の生き方なんだと言われました。

でも、私はどうしても納得できませんでした。
子供が自分で犠牲になることを決めたわけではなく、
大人がそうしなさいと言っているだけですから。

経済を救うことと同じくらい、子供達を守ることを優先してもらえないのでしょうか?
どの程度の内部被曝で、将来どのような影響が出るのかが、わかっていないのが現状です。
子供達にだけは、内部被曝をさせないようにできないものでしょうか?

武田教授の他、トンデモと言われている人達の書き込みの中には、
子供達を守りたいという気持ちが含まれています。
それゆえに、指示されるのだと思います。
それが、小さな子供を持つ母親、父親の気持ちなのだと思います。

鉢呂大臣…北大農学部卒の社会党かぁ。
「死の町」発言の時は、いつものマスコミの言葉狩りも酷いと思ったけど、帰ってからの記者団に触れて「放射能分けてやろうか」などと低学年程度のゲスな悪ふざけをやる。
問題外です。
自分は長年原発反対だったから責任は無いとでも思って、「推進派ザマー!」が本音だなと思いました。
いま、釈明に追われてますが、いかにも苦しい。

野田さんはバランスに拘るあまりに組閣失敗しましたね。
小宮山も一川も前原もあちこちで勝手なことを言う。内部でのコンセンサスなど関係無く…山岡はマルチ献金(これは石井ピンの流れで昔から言われていた)相変わらずの学級崩壊内閣。
全員、言葉が軽すぎます!

野田さんには結構期待してたんですがねえ。

鹿野さん?ありゃ古い自民党農水族で、あくまで平時の人でして、今回も論孝行賞で留任しましたが、基本何もしないのが特徴。ダメっす。今や正に国の有事です。

ゼイゼイッ!
すいません。政権批判になっちゃいました。


青空様。
いつもあなたの経済人らしい冷静で整然としたバランスの取れたコメント(文才)には感心させられます。
そしてその中に暖かい「情」がいつも流れてる!
すばらしいです。


りぼん。様。
喧嘩売る気はさらさら無いし、ネット駆使力にはいつも驚かされますが、今回は1日だけ遅かったです。


写真、一瞬マリモ?かと思いました(違う)。
うちにも瓶詰めのお土産マリモあるけど、流れ(波)がないと全く成長しないまま20年。まだ、洗面台でかろうじて生きてます。

横スレごめんなさい。
Aiko様
小さなお子様をお持ちの親御さんは、本当に不安でたまらないことでしょう。お察しいたします。また、何を選択するかはもちろん個々の自由です。
しかし、「日本経済のために子どもが犠牲になるのは仕方ない」なんて、ここで誰も言ってませんよ。同じ文章を読んでも受け取り方、理解のしかたがかくも違うものかと吃驚しました。
そのセンセイが「本当に子どもたちのことを思って、東日本のものを食べるな」と思っているのなら、テレビ局のスタジオでふんぞり返ってニヤケ顔で喋ってないで、実効性のある行動にうつすでしょう。たった1度でも「西の食材を学校給食にどうぞ」と提供するぐらいの気概のあるセンモンカは皆無のようです。
わたしとわたしの家族は、これからも東北に住み、東北の農産物を食べて生きていきます。
なお、各県の農産物の検査結果はそれぞれのHPで公表されています。よろしければご確認ください。

管理人さま、失礼いたしました。微力ながら応援しています。

Aiko様。

青空さんは、被災地にも沢山の母子が残っていると言っただけですよね。

小さな子供を持つ親は敏感になるものです。それは当たり前の母性本能だとおもいます。
千葉県南部なら、それでもあまり過敏にならなくても…とも思いますが、心配でしたら山梨・長野方面等への一時避難も選択肢です。

参考までに現在、山形には福島県からの母子疎開が1万人を越えています。ほとんどは仕事のある旦那や両親を置いてのことです。
地元テレビ局が詳しくアンケート取ったり取材もしてますが、とにかく「子供が自然の中で思い切り遊べる」。ただ、自主避難には補償がでなそうな現在の流れでは、経済的負担と子供の転校ストレス、親の孤立感(自治体やNPOさんたちが全力でフォローしてますが)子供も「本当はやっぱり帰りたいよ」と寂しい心境を吐露してました。
様々な問題がでできてます。
週1回親父と会うガソリン代がバカにならないとかも。

私の家のそばの小学校にも福島市・郡山市・南相馬市から7人転入してきました。
今日は秋の大運動会で賑やかですよ。


避難疎開するもしないも、やはり親の決断次第だと思います!

技術発展により、大量の情報が瞬時に自分の手元に届く現在の状況が、果たして本当に幸せなのか、最近疑問に思えています。
正しい(自分にとって)判断をするには、多くの情報を得て、それを元に判断するのが良いとは思います。
しかし、得られる情報が、あまりに多すぎると、消化不良(理解不足)を起こしたり、あるいは、安易な方分かりやすい方に流れていく帰来もあるのではないかと危惧します。
自戒の念を込めて言えば、それまで全く興味のない文献などは、ただ読むだけ的なことでした。その内容について深く考察しようなど考えもしませんでした。
しかし、いざ、その分野に興味が湧くと、今まで唯の言葉であった文字が、一つ一つ意味があり、非常に有意義なものである事がわかりました。
今回の放射性物質の問題も、それぞれの立ち位置は違うかもしれませんが、対象になっているのは、放射性物質で、同じものです。そして、どちらの立場も、極力それを取り込みたくないと言う思いも同じだと思います。要は、アプローチの違い、表現の違いだけなのかもしれません。
現実不可能な意見かもしれませんが、生産流通消費の各段階において、それぞれ放射性物質の検査ができれが良いのにと考えています。
生産流通では、少しずつその体制もできつつあるのかな?とも思いますが、最終的に消費者が、自分で購入した食材を自分自身の手で測定し、その結果に納得できれば、それが一番安心なのではないでしょうか?
ま、夢のような話ですが。

>ももままさま

「日本経済のために子どもが犠牲になるのは仕方ない」と言ったのは、青空さまではなく、別の人です。

青空さまは、
「小さい子供がいる方が避難することは何度も言うように留めません。避難費用も必要であれば積極的に支援するべきでしょう。ただ、東北や関東にも小さな子供はたくさんおり物流も回復しているのに、西日本からボランティアなどが西日本の食材を提供しようなどという動きは全く聞きません。」
と書いていらっしゃいますので、子供達のことを思ってくださっていると思います。
そして、的確な内容だと思います。

>山形さま

千葉県ではなく茨城県です。給食には、茨城県産のものがほとんどですが、残念ながら十分な検査はされていません。
だから、私も皆さんがおっしゃっているように、
検査が重要だと思っています。すべてが汚染されているわけではないのですから、
検査して、堂々と公開すればよいと思います。

「東日本は終わりだ」論を支持はしませんが、被災者に気をつかいすぎ、本当のことを言えなくなる風潮が形成されてきているようで不安を覚えます。

現実問題として、最高の除染技術をもってしても「死の町」にならざるをえない土地が発生してしまうのは疑いのない事実です。「死の町」となってしまう土地の範囲が広くなるか、狭くなるかはあるとして、0にはならない事は誰もが理解できることだと思います。

どのくらいの土地が除染して住めるようになり、どのくらいの土地が住めなくなるかは、分かる範囲だけでもはっきりさせるべき。

理想論ばかりを投げかけ、期待ばかり持たせる今のやり方は蛇の生殺しのようで、被災者の方の心境を考えると気の毒でならない。

除染で発生する廃棄物の処理方法、処分方法も決まっていないのに、広範囲な避難地域をどうやって除染するのか?誰がやるのか?
こういった現実を考えれば事実を受け入れなければならないことは多いはず。

事実は事実として、言うべきことは言うのも被災者に対しての誠実な対応だと思います。

Aiko様。

千葉県南部ではなく茨城県南部でしたね。勘違いしてしまいました。ごめんなさい!

そう、計測です。こちらのブログ主様はとにかく計って数値を出そうとずっと言い続けてます。
ただ、お金も手間も大変かかるのです。また、各農業団体や行政も一枚岩ではないのです。

私の地元では自治体が計測費用の一部補助などを始めているところもありますが、検査機関も手一杯なのが現状です。

鉢呂経産相の辞任劇、マスコミの報道を真に受けない方がいいのではと、ずっと考えていました。

「放射能云々」の表現が報道各社で一致していません。発言の前後の流れも具体的に報道されていません。
なんか胡散臭いと思うのは考えすぎでしょうか。私は慎重に判断したいです。

http://approaches.blog135.fc2.com/blog-entry-6.html

鉢呂氏の原発やTPPへの慎重姿勢に少し期待していたので、後任の大臣の姿勢がどうなのかということが、今回の騒動の真相のヒントになるのではと注目しています。

濱田様、過分なお言葉を頂き恐悦です。

人それぞれ意見も違うでしょうし、誰もが常識を持っている訳でも、人の気持ちがわかるわけでもありません。
数多ある批判的な意見も心からそう思っている人も多いとは思います。

ただ、私は仕事柄、佐賀、熊本、博多、北九州、神戸、大阪、京都、浜松、横浜、東京、千葉、そして仙台と流転した人生を送っていますが、私のような意見を持つものは少なくありません。
旧お取引先や同僚、友人、知人、親類、多くの人と今回の件については議論する機会を持ってきましたが、おおむね私のような意見が多かったと感じています。

私は仙台に家族とともにあり、子供は6歳以下3名おり、地域では小学校、幼稚園と地区会と相応に広い付き合いを持っていますが、このブログでよく見るような「もう終わり」という主張者をあまり見ません。
もちろん、震災直後から3家族ほど移転したのは知りますが、内2家族は転勤、1家族は家が全壊扱いになったからです。

はたして、このブログで意見する終末思想者はいったいどこに「存在している」のか。
私は職業柄、WEB、雑誌、新聞、テレビを丸のみで信用することはありません。
はたしてどこにその市民は多数存在しているのでしょうか。

福島県を中心に確かに多くの市民が県外に移動しているのは事実ですが、東北4件総人口6百万人の内、6か月で3万人(0.5%)これは多いと見るのか少ないとみるのか。正直判断に困ります。

特にWEBは元々声の大きい人が良くも悪くも発信するケースが多い。もちろん私もそうですが、半分ぐらいはいわゆるモンスターなんとやらに近い人たちが多いことも有意な事実です。

日本の人口1憶2千万の内1%がやや神経質で声が大きいとして総数で120万人。私は今大きく騒いでいるのは主にこれぐらいなのではと感じています。

私の嘗て移動してきた知人・友人・取引先の中には少なくともこう言った手合いはいませんでした。
皆一様に東北の重被災地、福島の被害者の方に心を寄せ、その苦しみを知り悩み苦しみ、むしろ我々よりも憔悴している人々のほうが多かったと感じています。

日本人の悪い癖ですが、全員が常識を持ち、今後のリスクも踏まえ考えるわけではないことにいらだちを感じることがあります。
これは我々もまた、日本週末説者もしかりです。

今ひとたび足元を見直し、自らの重要な仲間がいかなスタンスにいるのかを見渡すべきだと感じます。
信頼できる人が寄り添い闘うならば闘い抜けるでしょう。信頼できる人がみな逃げるのであれあそれは逃げればよい。それぞれ置かれた境遇と対処は異なるはず。ただ、誰だかも分からない主張や報道のみで考えるのはやや危険ではないかと感じる次第です。

悩みは尽きません。
この方策事態が誤っているのかもしれません。
ただ私は自分自身の考えでこれが正しいと考え、できる限り復興に向かって協力すべきと考えています。

青空様のこの直近のコメントに賛同します。
京都の大文字の話、福岡のケース、武田氏のケースに首をかしげていたからです。
私は横浜市に住んでいますが、誰も「もう終わり」と思っていません。西日本の過剰反応と感じています。
現在開催中の市内百貨店の東北6県物産展は異例の盛り上がりで通常の物産展より2倍の動員と言うことです(ちなみにその百貨店は国内のその百貨店グループ最大の売り上げを誇る)。
西日本の人が東日本の物産を拒否するのは勝手ですが、東日本ではあまりそういった空気は感じないのですが。
一応西に入る愛知の親類も「岩手産品」「群馬県の親類の作って送ってきた野菜」に何の拒否反応を示さなかったです。

続き
ちなみに愛知の親類の話は、相撲見物のため名古屋に滞在した際の7月の話です(モロッコインゲンとトウモロコシをご馳走になりました)。
なので武田教授の話のニュースに「3月ならともかく何故今?」と思ったものです。その番組は見ておりませんが、かなりあざとい番組で有名です。トンデモ学者、過激派の類に入る政治評論家、政治活動家が数多く出る番組で有名。「東京では放送できない」が売りですが、東京の人間は許容しない、が正答かと思います。武田氏を擁護したがる人はよほど東京圏に恨みがあるのでしょうか。東京圏が壊滅して欲しいと願っているのでしょうか。ちなみに件の番組の司会者は東京で売れなかったことを恨んでいることで有名。それらを目にした後、NHKで東海・東南海・南海地震等のシュミレーションを見たので「そんなことを願っても倍返しの報いが来るだけだが」と思いました。もっとも西日本、特に大阪圏には1990年代以降の経済動向ゆえんに「東京」に何らかの怨嗟を持つ人間がいることは理解できるのです。(時にその憎悪は中京工業地帯にも向けられます)

個人的にこの方が書くように普通の人間は落ち着いて行動していると感じるのです。
http://www.foocom.net/column/editor/4888/

ちなみに福島県内の移転も多いようです(約半数だったと思います)。ニュースで見た会津若松市、いわき市に避難の子供は普通に外で遊んでいました。いわきは広いのでおそらく南部の風景なのだろうと思いました。南会津の知人の話では「栃木、茨城で「自給自足田舎暮らし」していた人から放射能が苦であると言う事で南会津への移住の相談を受けた」と言っていました(過剰反応と思ったという意見がその後に)。例の武田教授等も「福島(西部)=会津」には攻撃を避けていますね。わざわざ「福島」にかっこして(東部)を書いている姑息な手を使っています。

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