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2011年11月 8日 (火)

政府は交渉参加するなら、21分野すべてでなにが協議されるのか、なにをわが国がブロックするのかを、明確に示しなさい!

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いよいよTPP問題が刻限を迎えようとしています。

TPPと比べればはるかに影響力の少なかった郵政改革ですら総選挙にかけられたことを考えると、まさに数の横暴、いや与党内部すら真っ二つですから、野田政権の独裁的体質が露になりました。

なにひとつ情報を出さず、わずかの間にドタバタとかくも大きな国際案件を決めていく理由は以下のようなオバマ大統領への身も蓋もないゴマスリだというのですから、呆れてものが言えません。

米国がAPECで政権浮揚につながる大きな成果を表明するのは難しい。日本が参加表明できれば、米国が最も評価するタイミング。これを逃すと米国が歓迎するタイミングがなくなる。」 (国家戦略室内部文書より。全文は以下から。)
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-b53e.html

しかし、この野田政権の願望むなしく、外務省の内部文書は以下のようにAPECで参加表明しても、米議会にかけられて半年ペンディングになるという見通しを伝ています。

米通商代表部(USTR)の高官が、日本の参加を認めるには米政府・議会の非公式な事前協議が必要で、参加決定に時間がかかるため「受け入れが困難になりつつある」との認識を示していた。」 (外務省内部文書より。全文は以下から)
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-00fa.html

となれば、野田首相の「自分の政治決断で決定する」という独裁手法をとってまで参加にしがみついているのは、あんがいこんな風見鶏よろしくの動機なのかもしれません。

マスメディア、経済界はTPP交渉参加を提案。実現できなければ新聞の見出しは「新政権、やはり何も決断できず」という言葉が躍る可能性が極めて大きい。経済界の政権への失望感が高くなる」。(前出 国家戦略室内部文書より。)

要するに、財界の支持がなくなるのが怖いと、「なにもできない新政権」とマスコミから叩かれたくないと、こんなチャチな計算で国の大きな舵を取っている小心者が野田首相のようです。自衛官のお父上がさぞお嘆きでしょう。

さて、このように強引な方法でTPPに参加したとしても、腰が座っていないので、もうTPP交渉から逃げる準備をしています(笑)。

実際の交渉参加は最短で12年3月以降と見込み「3月までにしっかり議論し『参加すべきでない』との結論に至れば、参加を取り消せばよい。取り消す場合は、党側が提言し、政府は『重く受け止める』とすべきだ。」(前出 国家戦略室内部文書より)

なにが「重く受け止める」だ。初めから逃げる準備をして、その場合の口実まで考えて、TPPなどという世界相手の複雑な交渉ができるものですか。できたら奇跡だ。

こんな手の内は全部米側に筒抜けで、交渉もクツソもありはしません。参加表明して、半年待たされ、その間にTPPの恐るべき実態が国民周知のものとなると、「党側の提言を重く受けとめて」、参加取り消しだそうです。

だから前原イケメン政調会長が、「途中下車もある」と言っていたんですね。
子供か、あんたらは。国をオモチャにするんじゃない!ひとつの覚悟もなく、こんな大きな国際交渉をまとめられるとうぬぼれるな!

交渉参加するからには、まず全情報を開示しなさい。そして、21分野すべてでなにが協議されるのか、なにをわが国がブロックするのかを、明確に示しなさい。獲得するのはなにで、なにを守るのか、明らかにならない交渉など世の中にありません。

こんな最低限の民主的ルールすらも守れないなら、郵政解散にならってTPP解散したらどうですか。

■写真 朝の水辺。ハレーション・バージョンでした。たまにいじりたくなります。

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コメント

国民理解の進まない中でのTPP参加強行しそうですね。

昨日は山形でもJA以外に医師会やトラック協会なども参加して集会&デモ行進でした。

私も選挙で交渉参加の是非を国民に問うべき大きな問題だと思います。
が、なんせ震災対応の鈍さだけでも大変なのに選挙やってる場合か?という大きなジレンマです。

何がどうで、どうなるのか?は、交渉に入らないと何も分からないから、取敢えず参加し、内容がどうしても受け入れられないなら、脱退すればよい。非参加国には何も情報が提供されない。担当官僚は新聞記者の様に会議終了後、会場から出てきた各国の担当者を捕まえて聞くしかない・・・と言うのが、中身を知らせない言い訳です。国の将来を左右する一大事を、手探り状態で参加を表明する事自体、無謀と言えます。
確かに交渉事ですから、相手の言う事ばかり受け入れる訳では無いにしても、これまでの交渉下手と、同盟国アメリカに対する追従を見ていると、交渉に期待する事は出来ないでしょう。
政府は、何も分からない国民の不安を取り除く責任があると思います。

TPPの本質について気になることがあります。

アメリカにおける過去のデモ映像です。↓
http://www.youtube.com/watch?v=7my_nUryMMc&feature=related

彼らが繰り返し叫んでいる組織名。
TPPの本当の交渉相手は、この方たちだと言われています。
厳密に言えば、アメリカじゃないんです。

日本では、現在、起こっているニューヨークのデモは格差是正のためとしか放送されていませんが、もっと深刻なものです。人々が掲げているプラカードのメッセージを見ればわかると思います。

アメリカで居場所がなくなりつつある前述の組織の人々が、拠点を本格的に日本へうつそうとしているのではないか、との声もあります。

残念ながら日本のメディア(新聞、ニュース)もその組織の影響下にあります。
おそらく中国との対立をさせて戦争への流れをあおっているのもこの方たちです。
脱原発の問題もここにつながっています。日本には権限がないんです。

日本にTPPの交渉参加をうながしているアメリカ側とされる参加企業は、この組織につながっています。

シティ・バンク、ベクテル、モンサントなどなど。
※参加企業はwikipediaなどで掲載されています。
その、つながりを調べれば、誰もが驚かれるはずです。

それを多くの日本人が知らなすぎます。
関税撤廃? 日本の農業の衰退する?
問題はそれどころじゃないと思います。

ベネズエラ、チャベス大統領の演説。
3月11日、日本への軍のかけつけかた類似点が気になります
http://www.youtube.com/watch?v=KXvKS2y2JyA&feature=related

猶予までにあまり日がないのでどうか、みんなに知ってもらいたいです。

おいそがしいところ、大変失礼いたしました。

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