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2012年1月 1日 (日)

心の底からおおめでとうと言える一年とするために!

033
明けましておめでとうございます。
本年こそ、この弧状列島に平穏な日々が訪れますように祈念いたします。

さて今年私は、大変申し訳ないのですが、素直に「おめでとうございます」と言えません。

去年私たちの頭上に現れた暗雲は、未だ私たちの上を覆っているからです。それはいうまでもなく、復興の著しい遅れであり、原子力事故であり、今一つはTPPに現されるグローバリズムです。

復興の遅れは復興予算規模の過少さと政府の熱意のなさによって、今や許しがたいほどです。

また原子力事故による放射能は広域にまき散らされました。その影響は避難地域のみならず、東日本全域の市民生活の隅々まで脅威を及ぼしました。

政府は「冷温停止」などと言っていますが、国民のうちどれだけがその言葉をまともに受け取ったでしょうか。

このような政治的な宣伝にうつつをぬかし、守るべき者たちを守らず、防ぐべき災厄を放置したのは「政治」でした。原子力事故において、「政治」は完全な不在でした。

市民は自らの家族をネット情報だけを頼りにして守るしか術はなかったし、農業者は自らの農地がいかなる状況なのか知ることすらできなかったのです。

そして、農業は市民の怨嗟を一身で引き受けざるをえない立場に追い込まれました。去年、私たち東日本の農業者が受けたいわれなき罵倒、中傷、経済的打撃は思い出すだけで煮えくり返る思いです。

この打撃から未だ東日本農業は立ち直っていません。いや、福島県農業は今春の田植え計画すら立たない闇の中に置き去りにされたままなのです。

この震災と原子力事故がなにひとつ解決を見ぬ今、「政治」は更なる重税とグローバリズムを仕掛けてきました。

正気とは思えません。原子力事故を防ぐことができず、守ることができず、癒すことができず、解決を放棄した「政治」がした唯一のことは、地獄に私たちをより深く蹴り入れることだけだったのです。

今年は原子力事故との息の長い闘いに加えて、TPPとの闘いも本格化します。「政治」は私たち農業が「国民の敵」であるかのような宣伝を行うでしょう。

既得権益にしがみつく過保護農業が自由貿易圏に参入することを阻んでいる壁だ、と言いつのるでしょう。

「政治」は、今年6月から9月だと予想される米国議会承認まで、秘密交渉で米国に平服しながら、一方で国内の世論をTPP歓迎一色で染め上げようとします。

すべての大マスコミはグローバリズムの翼賛会と化しました。地方紙のみが私たちの側にいるにすぎません。

その時、去年についで再び私たち日本農業はスケープゴトトに仕立て上げられます。

私たちは堅い論陣を張っていかねばなりません。原子力事故においても、TPPにおいても、私たち農業は孤立してはなりません。

農業は農業のみのために闘っているのではなく、国民の代表として闘っているのです。国土のために闘っているです。森と水のために闘っているのです。

今年もつらい一年となるでしょう。しかし、私たちがひとりではないことを信じて一歩を進めましょう。

心の底からおめでとうと言える一年とするために!

いきなり震度4の初揺れです。無事でしたが、なにも元旦から来なくてもよさそうなものなのに。(午後2時28分)

■写真 せめても写真くらいはおめでたくということで、茨城の初日の出です。ただし、今年は曇っていまして、去年のものですが。 

■明日は更新を休ませていただきます。ああ、南の島様、cowboy様、畜産農家はつらいっですね!うちもヒヨコが年末に入ってしまいました(泣)。

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コメント

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
昨日から今日になっただけですが、「新年」と聞くと何か良いことが起きそうな、今年は去年と違うような気がして期待してしまいます。
しかし、いつもの正月とは違い、何となく気が重いのは私だけでは無いと思います。
「絆」ではないですが、一人では無い・・・とポジティブに考えます。
そして、濱田様が仰るとおり本当に心から「オメデトウ」と言える年にしたいですね。

濱田様、皆様、あけおめでございます。

こちらは深夜に蕎麦をバカ食いして眠ったあと、早々に飲んだくれております(笑)

今年もTPPはじめ大変な年になりそうですが、大災難に見舞われた去年よりはきっと良くなると信じています!

みなさま、明けましておめでとうございます。
テレビは相変わらず偽善と綺麗事でいっぱい。国が崩壊する前はポピュリズムに走るといいますが・・・さて、どうなんでしょう。

暗くなる話で申し訳ないですが良い材料もないのに良い話をするのも偽善と綺麗事なんだろうと思い辛口の挨拶とさせていただきました。

では、良いお年を(^^)d

あけましておめでとうございます。

本当に今年が良い年になればよいのですが。

そう思いながら、今日、嫌なニュースがありました。
福島第一原発の4号機の使用済み核燃料プールの水が減っているような報道です。
4号機は、使用済み核燃料が、他の原子炉と違い、外気に晒されてしまう可能性があります。
使用済み燃料プールの水が無くなれば、非常に危険な状態になります。
まだ、そんな危険な状態にあるのに、冷温停止などと言う政府の世迷言を誰が信じるでしょうか?
一刻も早く、世迷言出ない本当の安全が来ることを心より祈ります。

一宮崎人様。
以前より建屋の傾きが指摘されてきた4号機、補強を入れたとはいえシャレにならない状況です。

また、2号機など見た目はマシですが、下でどうなっているやら…

考えなくもないですが、そういう訳にもいかないので注視するのみ。

政府の冷温停止宣言なんて、中を見ることすらできないのに何を言ってるんだ!?と。


また中国ではH5N1で死者が出たとか…年はあけても心配の種はつきませんね。

元旦早々にM7の地震が来るし。
鳥島西方深さ370キロってのが…いままで一連の震源域と違って不気味です。
3月の時だって、2日前に大きいのが来て「ああ、今回の宮城県沖はこの程度で良かった。しばらくは安心かなぁ」なんて思っていた矢先に11日にズドーン!でしたから…

北海道様、マグロ様。一宮崎人様、山形様。あけましておめでとうございます。山形様、酔いは覚めましたか(笑)。
私はなんと元旦は素面でした(涙)。おおっぴらに昼酒を飲める一日をなにか損した気分です。仕事が押していて、正月気分になれなかったのですが、今晩あたりにはなりたいものです。

さて4号炉ですが、建屋自体が傾いています。倒壊の危険はかねがね言われてきています。万が一これ以上傾斜した場合、使用済み燃料プールの水がどうなるのかは火を見るより明らかです。
正直言って、正月には考えたくはありません。

2号、3号、4号も建屋の内部状況は正確には把握できていないはずです。これで「冷温停止」宣言=事故処理終結という表現を使うから「政治的発表」なのです。
年内に終結したという実績を誇示したいだけの政府広報です。毎度ながら、この政府の姑息さにはうんざりします。

こちらでも元日の揺れはかなりのもので、馴れているとはいえオヨヨっという感じでした。なんか今年を象徴していそうです。

皆様。よいお正月をお過ごし下さい。

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