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2012年1月25日 (水)

原発事故政府対策本部2つの議事録がすべて消滅!ありえない情報隠蔽だ

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また野犬に侵入されました。 

昨年、震災、放射能と立て続けにパンチを食らっところに、今度は野犬の群に鶏舎に入られて200羽も殺され、それからも防備を固めてはやられ、また固めてはやられの連続でした。 

そしてまた今朝。地上から1m70㎝はあろうかという高い場所から入られました。どうやってそこまで野犬の身体が届いたのか皆目わかりません。 

しかし、現に大穴を開けられているのですから、なんともかとも。異変を感じて私が駆けつけたからいいようなものの、もう少し遅かったらまたもや大惨事でした。

というわけで、朝の6時からカミさんと3度目の補強工事をやる羽目になりました(泣)。 

へこたれそうな気持ちに喝をいれていきます!いくぞ、バモス!

さて、政府の原子力事故対応の問題点は、いくつかに分かれるでしょう。

第1に、原発事故そのものへの対応の失敗。
第2に、事故情報と災害情報の意識的隠匿。
第3に、放射能災害に対するリスクコミュニケーションの欠落。 

事故対応の失敗は政府事故調査委員会が調査中です。政治的な圧力に負けないでいただきたいものです。

どうしても政権与党への批判は手ぬるくなるものです。今に至るも当時の政府対策本部のメンバーの聞き取りはなされていない状況です。第1回の中韓報告を見る限り、期待薄な内容でした。

というのは、かんじんの政府対策本部という指揮系統のトップの会議の議事録がないのです。昨日、これを岡田副総理が公式に認めました。(欄外記事参照) 

政府が当時設置したのは3本部。緊急対策本部、原子力災害対策本部、復興対策本部の三つでした。

このうち原子力災害対策本部、緊急対策本部の2ツの政府中枢の事故対応議事録が「ない」という信じがたいことになりました。

「保安院によると、対策本部が設置された昨年3月11日以来、計23回あった会議ごとに作成されたのは、議事次第程度の簡単な書類だけという。」(産経新聞 欄外参照)

23回あった対策本部はいずれも「議事録がない」とのことで、あるのは議事次第だけだとのことです。 

これの作成は原子力安全・保安院が担当していますが、「緊急のことで対応する時間がなかった」とのことです。ふざけるのもいいかげんにしていただきたい。あなた方は、それでも国家官僚なのですか?

小学生でもわかるウソをつくのはやめてほしい。保安院は小学校に戻って子供会の議事録作りを習ったほうがいい。

もしほんとうにこの政府対策本部の議事録すべて取られていなかったのならば、これに関わった保安院の官僚、そして所轄官庁である経済産業省の大臣は責任をとらねばなりません。

私は政府による意図的隠蔽だと思います。政府中枢のドタバタの混乱劇は今や国民の知るところになっていますが、その反面の隠蔽体質に対してはまだメスが入ったばかりです。

なぜSPEEDIがリアルタイムで開示されずに、飯館村などの避難が遅れたのか。

なぜ、放射能雲の通過をその住民に知らせなかったのか。降雨があった柏、松戸、東葛地域に屋内避難を命じなかったのか。

住民は知っていれば冷静に避難し、屋内で被曝を免れたでしょう。しかし、国はSPEEDIの存在すら知らせなかったのです。

政府は数次に渡る避難地域の拡大をしても、当該自治体はテレビのニュースで知った有り様で、結果、自治体同士が助け合って避難を助け合ったのが実情だったのです。この間、国の組織的支援は皆無でした。

これら被曝しなくともいい多くの人々が子供、妊婦にいたるまで多数被曝したのは、ひとえに政府の責任です。

その政府対応を決定した議事録が完全に消滅しているとなれば、誰がまともに枝野経産相(当時官房長)の「悪い、悪い、作ってなかったんだよね。事務方のミスだよ。2月までに作っておくから」、などという戯れ言を信じます。

この対策会議には全閣僚と多数の関係官庁官僚が出席しており、その誰ひとりとして議事録を作っていなかったというのも信じがたいことです。

それらの官僚は、所轄官庁に戻って報告書を作成していなかったのでしょうか。この国家の重大会議に出席した高級官僚たちはそろって皆居眠りでもしていたようです。

しかも同時に2ツの政府対策本部の議事録がないなど、ぜったいにありえません。

枝野経産相は2月までにこれらの官僚のメモから議事録を「再生」するそうですが信用できません。

なぜなら、政権中枢には情報隠匿の体質が骨がらみで染み込んでいるからです。

彼らの作るつぎはぎの情報の「議事録」など信用できるはずもありません。必ず政府自らの失態、失言、判断ミス、情報隠しなどの諸悪を隠蔽したものを出して口をぬぐおうとします。

議事録はその場で書かれて修正されていないドキュメントだから意味があるのであって、半年以上たった後からの、しかも批判を受けた者が作ったものなど誰が信じるものですか。

政府は、直ちにこれらの官僚のメモを原型のまま内閣府HPで公開しなさい。政府には国民に対してその義務があります。

写真 昨日の雪は今朝はもう日陰に残るのみ。 文中「バモス」(VAMOS)、ボルトガル語で「いくぞ!」です。サッカーでカウンターアタックなどの時に、ブラジル選手がよく叫んでいます。

       ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

 

<震災議事録>緊急本部も未作成か 原子力本部に続き 

毎日新聞1月24日(火)22時23分配信 

岡田克也副総理は24日の記者会見で、東日本大震災直後に設置された政府の緊急災害対策本部で「議事録が作成されていない疑いが濃厚だ」との見解を示した。

原子力災害対策本部でも議事録が残されていないことが分かっており、原子力本部事務局の原子力安全・保安院を所管する枝野幸男経済産業相は同日、担当者のメモなどをもとに2月までに議事録を作成・公表する考えを示した。

 政府が震災・原発事故関連で設置したのは緊急、原子力と復興対策の3本部。このうち2本部で、重要会議の決定経緯の文書作成を義務づけた公文書管理法の趣旨に反するずさんな対応が行われていた疑いが強まった。復興本部は議事録に準じる非公表の文書を作成しているという。

 枝野氏は同日の記者会見で「公文書管理法に基づく手続きが緊急事態とはいえ整えられていなかったことについて、当時の官房長官としてもおわび申し上げる」と陳謝。岡田氏も「公文書は情報公開の対象で、後から行政を検証する基本的なインフラ。誠に遺憾だ」と述べ、他の会議についても調査を指示したことを明らかにした。

 緊急本部は全閣僚で構成し、昨年3月11~17日に計12回開催。自衛隊の災害派遣や物資輸送などの対応を決定した。内閣府の担当者は「事実関係を調査中だが、議事録を見たことはない」と話している。
 

枝野経産相、対策本部の議事録作成を保安院に指示

  東京電力福島第1原発事故に対処する政府の原子力災害対策本部が会議の議事録を作成していなかった問題で、枝野幸男経済産業相は24日の閣議後会見で「大変遺憾なことだ」と陳謝し、事務局を務める経産省原子力安全・保安院の深野弘行院長に、過去の議事録作成と公開を指示したことを明らかにした。 

 枝野氏は「遅くとも来月には(公開)できるよう全力を挙げさせる」と強調。対策本部の会議は全閣僚や多数の省庁の職員が出席しており、メモに基づき再現が可能との認識を示した。 

 その上で「事故発生直後の緊急事態とはいえ、国民的な関心、社会的な影響の大きさを踏まえると、(議事録作成の)作業は可能な限り迅速に行うべきだった。当時の官房長官としても、現在の経産相としてもおわび申し上げる」と述べた。 

(産経新聞1月24日) 

政府の原子力災害対策本部、議事録作らず 「急に開催、対応困難」  

(産経新聞2012.1.23 13:14  

 東京電力福島第1原発事故に対応するため設置され、避難区域の設定や除染方針の決定をしてきた政府の「原子力災害対策本部」の会議の議事録が全く作成されていないことが23日、分かった。事務局を務める経済産業省原子力安全・保安院が明らかにした。 

 保安院は「開催が急に決まるなど、事務的に対応が難しかったようだ」と釈明している。 

 保安院によると、対策本部が設置された昨年3月11日以来、計23回あった会議ごとに作成されたのは、議事次第程度の簡単な書類だけという。

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コメント

これはニュースを見て驚きとともに呆れてしまいました。
議事録がない!?
そんなことがありえるのかと。
これから証言メモから作成すると言ってますが、おっしゃる通り信用できません。

ICレコーダ1つあれば、そこから起こせばいいだけのような…。

行くぞ「バモス」って見た途端、相方の愛車が「バモス」なもので、びっくりしました。(笑)

数日前からニュースや情報番組で流されていましたが、やっと副総理が認めたと言う所です。
通常では絶対に考えられません。それほど重要でない会議であっても、録音や速記者は必ず居ます。(私の出席する国関係の会議でも、大げさかな?と思えるくらい必ず居ます。)
緊急(非常)事態だからこそ、記録が重要な意味や役割を持つのだと思いますが、我々と感覚がズレているにも程があります。
ここまで、とぼけられると、故意的に記録しなかったのかも?と疑ってしまいます。
作為的な余地が入らない、その時の生(ナマ)のメモの公表が一番信じられるとおもっています。

国の審議会に参加した経験から言うと、各テーブルの個人席に、ガムテープで、1人1マイクをセッテイングして、会議が始まる状況ですから、議事録がないなんてことは、絶対ありえないと、思います。確実に発言は、記録されます。そうしないと、官僚自身、保身できませんから。。
録音は、ほぼ、完璧ですよ。

もちろん、同時に、事務局サイドは、筆記してます。筆記専門で、メンバーが居て、進行専門の事務局員が、必ず居ます。

これから証言メモから作成すると言ってますが>>>
これは、議事録をこれから捏造しますと宣言したようなものですね。

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