「放射能は怖い」で止まらないで!
私はあなたといわゆる「論争」する気はありません。なぜなら、「放射能と闘う」、「原発はごめんだ」という立場は、あなたと私はまったく同じはずだからです。
その意味で私は、あなたに外国で暮らせとは言いにくい。一緒の原発事故で苦しむ仲間だと思っています。
しかし残念なことに脱原発運動は、被曝地の農民をおいてきぼりにしたままどんどんと都市生活者だけの低線量被曝反対論にだけ傾いていっています。
たとえば、今の被災地からの瓦礫の搬入反対運動や、東日本の食品に対する過度な警戒感です。
私はそのようなことが、脱原発運動の中に分断と対立を持ち込むと思っています。どうしてもっと被災地・被曝地の人々の苦しい境涯に心を寄せないのでしょうか。
というところで、私の立場を知って頂いた上で意見を言います。
➊誤読をされているようですが、私は「食物からの内部被曝の問題を空間線量で論じる」ことを意図していません。
もしそう読めたのなら、間違いです。おそらくおっしゃりたいのは、外部被曝は一時のもの、内部被曝は長期に体内に残留して後障害を引き起こす可能性がある、ということだと思うのですが、それではフォールアウトした土壌、あるいは内部被曝との相関関係がわからなくなります。
私が大阪の空間線量の値を出したのは、空間線量と同時に、問題ない範囲であっても土壌線量もそれなりに高いからです。 ただしその放射性物質はカリウム40や炭素14などですが。 大阪にだけ宇宙からの放射線が高いはずがありませんものね。
また空間線量が高い地域は土壌線量も高い値が出るのは今回の原発事故で証明されています。放射性雲の通過地域の土壌線量はおしなべて高く出ています。
これは早川マップと、文科省のセシウム分布図を重ねるとはっきりわかります。
外部からの放射性物質が、呼吸器内に侵入して内部被曝になることは知られており、それを考えると外部被曝と内部被曝は一定の相関関係にあります。
❷さてそこで、その非被曝地域の自然放射線量を引き上げているのがカリウム40などの自然放射性物質です。
「放射性カリウムは蓄積されない」、とおっしゃいますが、それは生物学的半減期を指して言われているのだと思います。 確かにカリウム40には生物学的半減期があります。
ひるがえって放射性セシウムにはないということはありえません。 事実あります。
放射性セシウムもまた生物学的半減期をもっています。よく知られている放射性セシウムの生物学的半減期は以下です。
・乳児で9日間
・9歳児で38日間
・30歳で70日間
・50歳で90日間
このように、放射性セシウムも放射性カリウムも生物学的半減期、すなわち体外へ排出するメカニズムを人体は持っています。
しかし超微量残留して蓄積されることはなしとはいえません。現実に放射性カリウムはすべて排出されたわけではなく、相当量が残留していることが知られています。
人体にはカリウム40が100~200gほどありますが、このうち放射性カリウムの比率は0..012%ですので、これも年間にすると0.3ミリシーベルトの被曝量にカウントされます。
❸そこで、放射性カリウムの内部被曝は安全である、という科学的根拠です。
私は科学的知見は実は経験則が積み重なったものだと思っています。なにかひらめき的な知見があって説明されるのではなく、臨床例、あるいは疫学的知見があって、ああそうだったのかという定見になったのです。
疫学というのは、ひとつの個体から得られた知見ではなく、それを証明するために一定のボリュームのある母集団(通常は万単位)を調査することにより導き出された定説のことです。
たとえば、ECRR(ヨーロッパ放射線リスク委員会)のクリストファー・バズビー氏は著書の中で、チェルノブイリの後にスウエーデンで万単位の小児ガンや後障害が発生したと書いています。
残念でずが、国連科学委員会(UNSCEAR)はそのようなバズビー氏の学説を認めていません。なぜなら、バズビー氏が疫学データの裏付けをちゃんとしていないからです。
こういう論述を、疫学では「記述疫学」と言っています。つまりバズビー氏の個人的「ご意見」です。氏は自らの学説の正さを、疫学的に証明しなければなりません。それが学説を出した学者のなすべき仕事です。
➍さて、話を戻します。放射性カリウムが「安全」であると思われているのは、今までそれによる後障害の臨床例がなかったからです。
こう考えてくると、放射性セシウムとどこが違うのでしょうか?
人工放射能と自然放射能の差ですか?
人工と自然の危険性の違いは放射性物質においてはないと断言します。 それは核爆弾の原料になるウラン235、238が自然放射性物質であることでもわかります。
だから、私はしつこく書いてきたのです。疫学例を積み重ねなければ真実は分からない、と。
そんな悠長な暇はないと言う人もいます。しかし、遅まきながらも福島では1万人単位の疫学調査はされてきています。
今、1万人の福島の避難区域の幼児、妊婦のホールボディカウンターでの測定結果がでてきています。まずはここに注目すべきではないでしょうか。
11年12月30日までのデータをご覧ください。http://www.pref.fukushima.jp/imu/wbc/20120125WBC_joukyou.pdf
12月末までの時点で、福島県避難地域15市町村の11,816人がホールボディカウンターで測定を受けています。この結果は以下です。
福島県預託実効線量測定結果(2010年6月27日~12月31日)
・1mSv以下 ・・・11.792人 (99.8%)
・1mSv以下 ・・・ 12人
・2mSv以下 ・・・ 10人
・3mSv ・・・・・2人(0.00025%)
合計 11,816人
この疫学データによれば、99.8%の人は問題ありません。私はこれ以外に福島の避難民の疫学データを知りません。議論をするならまず、この疫学データを下敷きにして論じるべきではなりませんか。
しかし、なおも福島の避難地域の人たち全員の測定は始まったばかりです。それを急ぐべきです。
こう書くと低線量長期内部被曝を恐れる人たちはこう言うでしょう。
「放射性セシウムが食品を通して内臓諸器官の筋肉組織に蓄積し、さまざまな障害を引き起こす可能性がある」、と。
それにも一理あります。可能性は否定できません。ただ、こういう言説を語る人たちがなぜか断定的な口調なのが気になります。私は思います。それがいつ証明されたんだろう、と。
だから、私は昨日こう書きました。
「今は脅威の可能性は否定できません。だから、できるだけ摂らないようにしよう、疫学データを蓄積していこうとしているのが、今の段階です。ゼロにしろというのは現実を無視した空論です。」
➎「放射線量が高くても、農作物に入らなければ安全」、とのことです。まさにおっしゃるとおりです。問題は、誰が、どこで、どうやったらそうなるのか、です。
つまり放射能を安全にする「主語」は誰なのでしょう。いうまでもなく、それは私たち農民です。もっと絞り込めば、私たち被曝地の農民です。
私はそれこそが被曝地という宿命を与えられた農業者の社会的使命だと思っています。農産物にセシウムを侵入させない、そのために土を浄化する、これが私たちの「仕事」であると思い定めています。
ならば、このような私たちの農業を何の支援もなく放置し、あまつさえその影響をもっとも受ける被曝地農家の意見を聞くこともなく、農業などなにも知らない厚労省がたった3回で決めて押しつける、こんな新基準値とは一体なんなのでしょうか。
消費者にとっては暫定規制値の500倍はたまらなかったでしょう。同じように農業者にとってもたまらないのです。しっかりと消費者と農家が対立しないようにテーブルを設けて話合う場を行政が作ってもよかったのではないでしょうか。
おっしゃるような低線量内部被曝を恐れる気持ちは分かります。では、どうしたらこの大地に降り注いだ放射性物質は減るでしょうか。
それは「耕す」ことです。まっとうな農業をすることです。それが土壌放射線量を減らし、食品の線量を下げていくことなのです。
今の食品規制値の決め方は、そのような被曝地農業を切り捨てるものだから許せないのです。
首都圏のママさん。私はできるだけ丁寧にお話したつもりです。私が言いたかったことは、まだなにもわかっていない今の段階で、農業と都市消費者が対立するような決めつけをするのはお互いにやめよう、ということです。
「食品はゼロベクレルしかない」と言われれば、それから先に進めません。そのようなことはとうてい不可能だからです。
子供を守りたいという気持ちは尊いものです。どの時代、どの国でもそれは社会の中で最も大切な規範です。
だからこそ、「放射能は怖い」で止まらずに、どうしたら放射能を少なくできるのか、そして放射能を子供たちが大人になる時代にまでにはなくせる社会にするにはどうしたらいいのかを一緒に考えていきませんか。
願わくば、私の気持ちがつたわりますように。
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コメント
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http://www.remnet.jp/lecture/forum/sh10_03.html
プルシアンブルーFeなど、ゼオライト以外にも、セシウム原子を取り込むことが、可能な物質が、発見されていて、汚染水浄化、医学的治療、土壌汚染への吸着物質など、多様に、利用できる方法が、開発されつつありますね。
また、水や雪以外に、福島の土壌自体が、ガンマー線をさえぎる能力があることが、実験実証され、いわゆる除線して得られた土壌も、その上に、50cmから1mのかぶり厚で、土壌をかぶせるだけで、その地面の表面での空間放射線量が、西日本で、測定される地面での放射線量と変わらないことも、発見されましたね。
チェルノブイリと違って、土の質が、放射線を通しにくいらしく、どうやら、フォールアウトしたセシウムも、地表表面から、5cmより深い土壌の汚染は、ほとんどないと言う事が、解ってきました。
当初は、セシウムが、イオン化して、水に溶けると言う説が、かなりありましたが、実際は、水が汚染された初期は、イオン化セシウムが多かったが、現在では、非常に細かい粘土層に、90%以上、固着すると言う事が、わかってきました。
これらのことから、農業者が、被曝しないような服装や防護マスクを使いながら、2年から4年程度、その土地で、耕作し続けるのが、土壌汚染量を減らす、もっとも、早道なのかもしれないように、思えて来ました。
植物の移行係数も、当初、言われた、米で1割という予想値も、実際は、その10分の1から100分の1(土壌によって異なる)程度と言う事で、日本の土は、大陸の土とは、状況が違うように、思えてきました。
日本の土壌で、セシウムの動向が、はっきり実証されれば、かなり震災当初、言われていたほど、汚染は、低減できる可能性が、高いように思えます。
無理な窒素ガスの強制注入を辞め、水素の発生を止めるか、水素を抜く作業が出来れば、格納容器内のセシウムは、格納容器内温度が、100度以下であれば、原発周辺以外の新たなセシウム汚染は、止められるような気がします。メルトダウンした圧力容器の底の穴が防げれば、かなり、放出される核種は、減少すると思えます。
貯蔵プールは、充分な水の中にあって、かつ、冷却が安定的であれば、プールが壊れたり、もれたりしなければ、あらたな汚染拡大は、当面、防げると思えますが、外観からすると、かなり、プールに、ひび割れがあって、もれているように、思えます(事実は知りません)ので、早く燃料棒を、安定した貯蔵庫へ、移動させれば、もっと、良い状況になるのではと思ってます。
投稿: りぼん。 | 2012年2月26日 (日) 20時01分
2012年4月以降に日本から発売される物にはほぼすべて放射能に汚染されてます。
タバコ(マイセンなど日本産)、ヨーグルト、松茸、おーいお茶、米。
以上は既に正式発表済みです。
実は政府が発表している放射性検査だけでは表れない有害物質(かなり有毒)が沢山あります。
それは2011年3月9日から普段と違うやり方で原発を作動させてたからです。
被災地の瓦礫をなんで全国にばらまいてるかわかります?
被災地だけで癌や白血病患者が増えたら東電、国が賠償しなきゃならないでしょ?
だから放射能やそれ以外の有害な物質を全国にばらまいてるんです。
しかも今現在、福島の原発では放射性物質垂れ流し状態。
チェルノブイリが過去最悪の原発事故と言われてますが1〜2年後には福島の原発が世界最悪の原発事故にくり上がります。
日本の水も飲めなくなるのも時間の問題です。
これらも知識に入れといて下さい。
投稿: イルミナT | 2012年2月27日 (月) 05時56分
イルミナとかいう人。もうこのような言説には飽きた。まったく生産的でないからだ。だいたい強、私が書いたことの一行も読んでいないだろう。
このような「全国に有害物質をバラまく」、「水も飲めなくなる」的な発言には黙殺しかないとおもっている。
私はこのての言説に1年間つきあったのだ。自分の子供を思う母親にはしっかりと誠意をもって話を聞き、私の思うことを伝えたいと思う。
しかしこのような風評をバラまき、おもしろがっているような言説には対応しない。(と言って対応してしまったが)゛゛
次回同じようなことを書いてきたら即時削除対象とする。
投稿: 管理人 | 2012年2月27日 (月) 06時09分
2012年4月以降に日本から発売される物にはほぼすべて放射能に汚染されてます>>>>>どこを調べても、2012年4月を境にして、福島原発由来の放射線が、全国で、検出されたと言う公式情報が、わかりません。
どこを調べれば、出てくるのか?教えていただけませんか?私は、愛知県在住ですが、農作物、工業製品、土壌など、基本的には、愛知県産での汚染情報は、まだ、存じ上げておりません。商品名を挙げて、言っていただいた方が、ありがたいです。
日本の水も飲めなくなるのも時間の問題です>>>>
今のところ、木曽川水系に、飲めないほどの放射性物質が入っているとは、聞きませんけど。
もし、入っていれば、水道局の沈殿ろ過層で、濃縮されますので、測定できないことはないように、思えます。
2011年3月9日から普段と違うやり方で原発を作動させてたからです>>>>
普段と違うやりかたで、原発を作動させていたというのは、どこの原発でしょうか?
具体的に教えていただけたら、非常に、助かります。
輸入食品のうち、370ベクレル/kgのものは、3.11以前にも、輸入されていたと思いますが、3.11以降は、輸入食品には、放射性物質の混入はなくなったのでしょうか?
投稿: りぼん。 | 2012年2月27日 (月) 19時03分
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000225nz-att/2r985200000225rm.pdf
例えば、このPDFでも、沖縄そばからの検出は、ありましたが、牛肉稲藁汚染問題同様に、福島で、汚染された薪を、人間が流通させたということで、福島の原発の空気や海水が、沖縄まで、飛んでいって汚染した事実はないようです。全国が汚染されたというのは、個々個別の流通問題を、示しておられるのでしょうか?現在では、流通業者が、測定しないで、食品材料を流通する事態は、かなり減っているはずだと思いますけど。
投稿: りぼん。 | 2012年2月27日 (月) 19時24分
市川先生のビデオをおすすめします。
http://onodekita.sblo.jp/article/48419822.html
食物に含まれる微量の放射性カリウムの危険性については、非常にわかりやすい。
管理人さんがおっしゃるように、天然の放射性物質からでる放射線も、原発から出てしまった人工の放射性物質からでる放射線も同じです。放射線を出す放射性物質の挙動が違うのです。進化の過程で、放射性カリウムを生物は溜め込まない、蓄積しない。でも、セシウムは溜め込んでしまう。そのために被曝が続く。ヨウ素も、放射性のないヨウ素を溜め込むように放射性ヨウ素を溜め込んでしまうために、甲状腺がんが起こる。ストロンチウムはカルシウムと同じように骨に蓄積され、半減期は29年もある。ずっと骨の中からすぐとなりにある骨髄の細胞に放射線を当て続けるから白血病になる。
それではだめでしょうか?
あとチェルノブイリの考察として、こういう番組がドイツであったようです。
http://vogelgarten.blogspot.com/2011/04/ard.html
ドイツARD放送局「遺伝子のなかで荒れ狂うチェルノブイリ」
投稿: 首都圏のママ | 2012年2月29日 (水) 19時50分
ふと思いだしました。
1987年春、私は、放射能で汚染された食物によるパニックのまっただ中にいたんでした。ネパールのカトマンズを旅行中だった私に宿の主人が真顔で、「ミルクティー(チャイ)を飲んではだめだ。ちゃんとした牛乳以外は絶対飲むだ。粉ミルクが汚染された。」日本人の奥さんがいて、流暢に日本語を話し、納豆や味噌をつくる現地の日本人とも西洋人とも交遊のあるご主人が、英語で報道された情報を教えてくれたのです。
おまけで読んで、ふーんと思った記事
Das leise Sterben 静かな死
http://vogelgarten.blogspot.com/2011/10/das-leise-sterben.html
投稿: 首都圏のママ | 2012年2月29日 (水) 20時21分
弱い放射線が細胞に照射されると、細胞の中の遺伝子が傷つきます。(遺伝しません)
では、そのままで進むかというと、傷ついた遺伝子を修復する作用があります。
修復できる限界を超えてしまうと、例えば細胞がガンになってしまうわけです。それが低レベル放射線の影響です。
放射能自体を感じる例えばセンサーのようなものが、体内にあるわけでは無く、遺伝子が傷つくことをきっかけに修復する働きが活性化するはずです。
それによれば、自然放射能も原子力に由来する放射能も働きは一緒です。
体内の全ての物質は常に入れ替わっています。
自然の放射性物質は速やかに体内から排出されるけど、人工のものは排出されないという根拠は無いはずです。
入れ替わりの少なそうな、「骨」でさえも、体内ではわざわざ酵素で分解し、わざわざ新しく骨を作っているようです。
進化の過程では「自然放射性物質」と「人工放射性物質」とを区別する必要はありませんでした。
「全ての物質を能動的に入れ替える」ように進化は進んだはずです。
また、人工放射線物質とひとまとめにすると、おかしなことになります。ストロンチウムとセシウムが体内で同じ働きをするとは思えません。
市川先生の講和は、実験データからでは無く、ある意味「予想」にすぎないと思います。
低レベルの放射線の影響は、少なくとも哺乳類での統計的な実験でしか解らないと思います。
詳しい人ヘルプです。
投稿: 埼玉零細 | 2012年2月29日 (水) 21時14分
詳しい人ではありませんが、
人間の骨はアポトーシスと形成を繰り返し、わずか2年で全身入れ替わるそうです。(記憶ソースですいません)
既にガン細胞化していれば、入れ替わった細胞にもガン化が進行するでしょうけど。
むしろ心配するなら代謝による排出経路となる、腎臓や膀胱ガンのほうが心配ですがねえ。
私、尿路結石の激痛も経験してますし…。
投稿: 山形 | 2012年3月 1日 (木) 06時32分
連投失礼。
首都圏のママ様、昨日の牛乳の全国調査記事はご覧になっているかと思います。
全てNDです。
「ND」表示や報道が信頼ならないとか言われれば、それ以上私は何も言えません。
フクシマはチェルノブイリ以上に深刻だ!などと言いふらしてきた御仁を完全に否定するもので、流通段階での検査体制も進んでいることを表しているとおもいますが…毎日生乳を搾っては棄てて、餌も変えて耐えてきた酪農家さんには頭が下がります。
イルミナTさん。
あまりに馬鹿馬鹿しくてコメントは止めておこうと思ってたのですが…
今月中に保存食料をパニック買いしとけばだいたいOKですね(笑)
あなたはそんなこと心配するくらいなら、12月21日までに地球から脱出なさる手立てを整えることをお薦めしますよ。
投稿: 山形 | 2012年3月 1日 (木) 07時14分
山形さん
NDとはゼロという意味ではなく検出限界未満ということです。検出限界値が5Bq/Kgならば、5未満。40Bq/Kgならば、40Bq/Kg未満にすぎない。事故前、様々な食物のセシウム値が測定されていたが、無駄だといって、事故直前に測定は中止された。もちろん、測定限界値は、小数点2くらいのレベルだから、そのままでは測定できず、焼いて灰にして濃縮してから測定していた。その値に比べたら、事故後、100倍以上には、なっているはず。すくなくとも、米はそうですよ。
あと、私は、福島県の米、、特に、今、作付けするかどうかもめている100Bq/Kg以上の田んぼで米をつくるべきではない、、という理由は、ストロンチウムが検出されているからです。セシウムが新基準値以下って、ストロンチウム入りの米をつくってどうするんだと思います。
さらに、プルトニウムにいたっては、御本人がなくなってしまったとも、病理組織の中で、放射線を出し続けている。
放射性ストロンチウムによる内部被ばくの量をつかむことはむずかしいです。γ線は、体の外まで透過しますから、透過線量を測ることで、内部被ばくの程度を把握できます。しかし、β線は、体内で止まってしまうため、身体の外から測定することが困難です。
http://pop-rin.seesaa.net/article/208514775.html
ま、半減期の長いストロンチウムですが、核実験時代の日本の田んぼからは速やかに減少していったので、数年、その減少を観察したらいいのに、、と思います。
あと、牛乳に関しては、飼料を食べている時期は安全だけれど、牧草を食べ始めたら、危ないんじゃないでしょうか?
今、牛は何を食べているんですか?
すくなくとも、昨年産の東北北関東産の牧草をたべさせているところはないと思います。今年の牧草、今年の稲藁を食べ始めた時がまた、危ないと思います。
投稿: 首都圏のママ | 2012年3月 2日 (金) 20時49分
http://vogelgarten.blogspot.com/2012/01/blog-post_25.html
「セシウムと心臓疾患の相関関係」ユーリー&ガリーナ・バンダジェフスキーへのインタビュー
国会の証人喚問では、セシウムと膀胱炎が出てきましたね。
この放射線障害が真実かどうか日本で証明されないことを祈ります。
でも疫学データを取るためには、ばんばんセシウムを食べてもらわないといけないんですよね。
投稿: 首都圏のママ | 2012年3月 2日 (金) 21時20分
> NDとはゼロという意味ではなく検出限界未満ということです。
> 検出限界値が5Bq/Kgならば、5未満。40Bq/Kgならば、
> 40Bq/Kg未満にすぎない。
> ま、半減期の長いストロンチウムですが、核実験時代の日本の
> 田んぼからは速やかに減少していったので、数年、その減少を
> 観察したらいいのに、、と思います。
> あと、牛乳に関しては、飼料を食べている時期は安全だけれど、
> 牧草を食べ始めたら、危ないんじゃないでしょうか?
やはり、放射"脳"な人たちなんですね。
科学的分析力が…。
論理の一貫性が、ぐちゃぐちゃ。
子供の学力低下という前に、私達大人の思考力も低下してます。
投稿: シュ猫 | 2012年4月12日 (木) 00時02分
山形さんへ
この前の千葉県のタケノコの話し知ってます?
私は2012年4月以降に放射能に汚染された食品が出回ると去年から言ってましたよね?
あなたの言ってた事は起こらず私が言った事は現実になりましたね。
これからも沢山出回りますよ。
流通段階で検索?
日本政府はそんな事してないよ、なぜなら放射能検出されちゃうからね。
あと今現在も福島からは放射能垂れ流し状態なんで魚も放射能検出も時間の問題ですね。
あと食品の産地偽装なんてとても簡単に出来るのもお忘れなく。
日本産のタバコ、おーいお茶は放射能検出されてるのに今現在出回らしてます。
これの意味わかります?
福島の事故で静岡まで汚染されてるんですよ、福島から静岡で作られた物は全部汚染されてると思って結構です。
なぜなら放射能垂れ流し状態ですから。
私の2011年2月の発言が4月にニュース(船橋市のタケノコ)という形で表れましたよね?
私の発言は風評被害でもなんでもなくどちらが将来を考えられてるか一目瞭然ですね。
ではもう一つ教えてあげますよ、2012年8月までに茸類も放射能検出でニュースにでるでしょう。
2013年以降は水からも検出されます。雨で放射能が集まる場所わかります?
川です、ダムです、私達の飲み水です。
ではなぜ瓦礫を全国にばらまこうとしてるかわかります?
興味あるなら教えますよ、あんなの被災地復興でも支援でもなんでもないんで。あんなの表向きで裏の理由がありますから。
結局は自分達に回ってくる問題なので無知な人が復興だ!なんて言って変な行動や思考しないでくださいね。
それこそ政府の思うツボですよ。
枝野さんが言ってたとうり直ちに影響はないんですよ。
直ちにはね。
でもそれを発言した枝野さんは家族をすぐ海外に行かせましたからね。
あなた達は政府の手の上で転がされてるのを理解して下さい。
投稿: イルミナT | 2012年4月15日 (日) 18時33分
イルミナTさん。私はあなたのような人と「論争」する気はありません。
私が再三書いてきたのは、ホットスポットが絞り込めたという事実です。君のように何がなんでもあらゆるところに放射能が検出された、というような人にはなにを言っても無駄でしょうが、私のような「被爆地」にいる人間には、この1年間の大きな収穫なのです。
なぜなら「敵」が絞り込めます。私たちは現実に放射能と闘っているのです。その最前線で闘っているのです。はるか後方で超低線量に怯え、もっぱら私たち農業の背中を撃って「脱原発」を訴えた気になっている君らとは違います。
現在、畑からの移行はほぼなくなり、あるのは阿武隈山系などの森林からと、それからの谷津田汚染です。それらのデータはさんざん出しました。
なにを警戒するのか、という命題がないところでただ騒ぐだけで済むノンキな君らと農業者は違うのです。
はっきり言いましょう。君らはノンキでいいですね。自分で測るわけでもなく、除染活動をするのでもなく、家族への肌身に染みる心配をするでもなく、安全地帯でぬくぬくと現地の人たちの苦闘にケチをつけるだけでいいのですから。
君らの恐怖心は私から見ればただの観念です。私たちの恐怖は現実、目の前にあります。だから闘っています。
原発の再稼働問題ですか?そんなこと、あなたより私たちのほうが徹底的に反対ですよ。心底から、骨の髄から反対です。
だからなんです?私たちが枝野氏の手の中で転がされているとでも?冗談ではない。もし、君が私の眼の前でその言葉を吐いたなら、私は君を許さない。
君は私たち「被曝地」の人間と一緒に闘う気があるのか、それとも違うのか、そこをはっきりしてからコメントすることです。
このブログはそこらによくある観念的な放射能ブログではありません。そもそも「放射能ブログ」でさえありません。
3.11以後、身を切る苦痛の中でやっています。しかたがないから闘っているただの農民のブログです。
そこをよく考えてコメントしなさい。
。
投稿: 管理人 | 2012年4月15日 (日) 19時56分
私も被災地の方々と手を組んでクソ政府と戦いたいですよ、私も日本大好きな日本人なので。
私が言いたいのは戦い方です。
私は世界全国民の為に被災地での農業漁業(福島から静岡圏内、これからはもっと拡大します)は一切農業漁業はしないで欲しいです。
国、又は東電にその際の費用は全社全額負担してもらう。(損害賠償)
これに向けて戦うのが正しい戦い方じゃないですか?
理由がどうあれ放射能まみれの商品を全国にばらまく現状はどうなのかと思います。
国と東電にはそれを保障する責任があるはずです。
ホットスポット?これからどんどん表沙汰になりますしもっと広がりますよ。
敵?これも現在進行形で増えてますよ、タケノコの件で解るように判明するのは遅くなってしまうのです。
もしあなたの作った商品に放射能が検出され出回わってしまったら自分で責任とれますか?
自分で全部回収し謝ります?
出来ないですよね?
出来ないなら作るべきではないし出来ない事を政府に伝え損害賠償してもらうべきだと思います。仕事熱心なのはわかりますがこればっかりはどうしようもないので。
まあ国は賠償してくれないでしょうけどね、だからこそそれを議論に戦うべきだと。
国は賠償したくないから今その方向で進めて順調に行っちゃってるんですよ。
わかります?
これでも政府の思うがままになってないと自信持って言えますか?
政府は瓦礫、被災地の産物を全国にばらまき全国で放射能検出させて「ほら、全国でこれだけ線量あるから福島とかだけ特別扱い出来ないね」と言いたいんですよ。
その理由作りの為に瓦礫、産物をばらまいてるんですよ。
20年後被災地で癌、白血病などの患者が増えるのは目に見えてますよね?
政府はそれにしたくない。
損害賠償払わないといけないからね。
だから瓦礫と東北などの産物を急いで全国にばらまいてるんです。これが事実です。
現に私の2月の発言が4月に現実になってますしね、これからは茸類で出るんで気おつけて下さいね。あと今年中に米からも検出されますよ。
なぜなら放射能垂れ流し状態で雨降ってるんで。
戦うなら全国から原発なくすのも大事ですが福島の垂れ流し状態をなんとかしないと敵は増える一方ですからね。
なんでみんなそこで戦わないの?
戦うならまず福島の原発から放射能垂れ流し状態をどうにかするべきだとも思います。
クソ政府に加担しないで一緒に正しい方向で戦いましょうよ。
20年後の答合わせの時に笑えるように。
今のままでは政府の思うツボですから。
投稿: イルミナT | 2012年4月15日 (日) 21時19分
ああ、イルミナTさん、私をご指名でしたか。
いやあ、わざわざ2ヶ月近く前の追加コメントまで一々チェックしてませんから。長文ご苦労様です。
まあ、ちょっと貴方のコメントを茶化したのがよほど気に入らなかったか、そこは謝ります。
しかし、ここはメールでもチャットの場でもなくあくまでブログ主の庭先です。貴方は再三管理人に警告を受けながら、まるで自分のステージのような振る舞いを繰り返しています。早速昨夜もやらかしてますね。
残念ながら私には貴方は大人の社会人としての常識が、決定的に欠如していると判断せざるをえません。
単なる荒らし行為です。
議論がしたいのならネット上でいくらでも貴方に付き合ってくれるコミュニティがあるでしょうから、そちらへどうぞ。
タケノコや茸は要注意だなんて私も言ってたんですが。
見ず知らずの相手に>お教えしましょうか?
などというまるで一般常識の無い上から目線のレクチャーなど、丁重にお断りします。
どれ程の知識人なのか、自分自身に対してどんな自覚なのか知りませんし興味もありませんが、とても私や私の知り合いの知識以上のものは聞けないだろうと、過去の貴方の言動から容易に想像できますから。
私も管理人から何度もたしなめられるほど政権批判はしておりますが、貴方とはとても議論にならないでしょう。
ぜひご自分で東電や国を相手に全力で闘って下さい。
さようなら。
投稿: 山形 | 2012年4月16日 (月) 07時38分
青空です。
イルミナTさん。
私も貴方と議論したくない口ですが、
ひとつスタンスを教えてください。
静岡以東北の農業及び食品加工業の操業を数年停止せよとのお達しですが、その場合今後のそれらの企業、農家等の全売上げを補償しなければなりません。
今後20年として、売上げ補償で60兆円。
失った資産価値で50兆円はくだらない。
総額110兆円(年間6兆円)の財源はどうするのでしょう。当然大幅増税や電気料金の値上げには賛成なんですよね。
もう一点、食料関係者がほとんど失職した場合それにともないベラルーシと同じくかなりの飢餓死者や自殺者が発生します。万が一貴方がいうとおり20年後に白血病やガン患者が急増しない場合、貴方は110兆円の損害賠償と大量の失業由来の死者発生の責任がとれる覚悟があるのでしょうね。
実現可能性な選択肢ではないものを何の配慮もなく吐き散らすのは不愉快ですよ。
言葉が軽いのではないかと感じます。
投稿: 青空 | 2012年4月16日 (月) 07時45分
イルミナTさん。
「世界全国民の為に被災地での農業漁業(福島から静岡圏内、これからはもっと拡大します)は一切農業漁業はしないで欲しいです。」
私から言うべきことはひとこと。
君、正気ですか?
投稿: 管理人 | 2012年4月16日 (月) 17時14分