• Dsc_0176_20210128024301
  • 33085e3b98cb61852ed12a3f11301813bd490
  • 2020030700165440roupeiro0013view
  • 2011ae535ba34e3f_29969590
  • 307884bf63a537d43e14ec148f8b41048e2af
  • Dsc_0186
  • 20201002at44s_p
  • As20170128000314_comm
  • Hw414_as20210112001743_comm
  • Barackobama190406super169

« 国連科学委員会議長の福島第1原発事故の人体に対する影響の見解 | トップページ | 有機農業シンポジウムのお誘い 2月11日(土)茨城大学農学部にて »

2012年2月 6日 (月)

「4年後に東京直下型大地震が来る確率70%!」はでたらめ。  東大ゲラー教授、「あの数値にはなんの意味もありません」

007_edited1
このところテレビのチャンネルを回しても出てくるのは「4年以内に東京直下型地震が起きる可能性70%」という、いやなんともスゴイ話が花盛りです。 

これを言い出したのが、これまた事もあろうに東京大学地震研究所の平田直教授というのですから、こりゃ誰でも驚きますよね。 

あたりまえですが、私は地震学について何も知りません。放射能について知らないのといい勝負です。 

ただ放射能と一緒で、実地体験は去年に震度6強から、月に数十回の余震までふんだんにあります。 

震度6強はすごいですよ。ズーンという低周波が地底から来て、あっと言う間もなくシェカーの中に放り込まれてしまいます。 

私たち被災地は3月11日にこれを45分間に前後3回経験しました。もういい、もう二度とごめんだ。 

もう体感で震度がわかるんだから、我ながらすごいっしょ(←えばることか)。 

さて、もういいかげんゲンナリなりなんですよ。まだ震災からわが地域は立ち直ったとは言い切れないのに、今度は首都直下ですか。 

地震野郎に平手打ちの二、三発も張って、「バカヤロー、たいがいにしやがれ!」と言いたい。 

と苦々しく、なにか嬉しげに大震災が首都に来ると興じているメディア連中の騒ぎを見ていたわけですが、こんな冷静な記事も片隅にありました。 

「週刊新潮」2月9日号の煽り記事の隅っこに言い訳のようにちょこんとこの記事がありました。 

平田教授と同じ東大の地震学者ロバート・ゲラー大学院教授です。ゲラー先生はこう言います。 

残念ながら、現代科学では地震を予知することはできません」。

おーゲラー先生、よーゆうた。こういう言いにくいことを正直に言う学者が私は好きです。だって、つい去年の地震学会でなんと言って地震学者連中は国民に頭を下げたのでしょうか。

「東北大の地震学者らが22日、東日本大震災の発生メカニズムなどを一般市民向けに解説する シンポジウムを仙台市内で開催した。国内有数の専門研究機関を持ち、宮城県沖では以前から  巨大地震が予想されていただけに、東北大の教授らからは「悔しい」など、震災発生を予測できな  かった反省の言葉が相次いだ。

東北大地震・噴火予知研究観測センターの海野徳仁センター長は冒頭、「今の地震学は自然の 持つエネルギーに比べてあまりにも未熟。二度とこのような悲惨な事態を繰り返してはならない、 とあいさつし、研究の立て直しを誓った。」

この舌の根も乾かぬうちに、今度は4年以内に東京でM7ときました。 

私は、後づけでこっちのプレートがもぐり込んだ、やれ引っ張られたという事後解説はできても、これから何年以内に震度いくつの地震がどこでなんて、現代科学の力量の外だとかねがね思っていました。 

東日本大震災のような、あれだけの史上最大規模の地震すら、まったくノーマークだった地震学が、突如数年以内、(それも4年以内ですぜ)の予知が可能になるなんて、そんな虫のいい事があるわけがない。

ただ、専門家じゃないので黙っていたわけです。 その素人の私のモヤモヤをゲラー先生が一気に解消してくれました。

ゲラー先生は地震学の限界をこう言います。 

「私は首都直下型地震が起きない、と言っているのではありません。たとえば1000年以内には確実に東京で大地震が起きるでしょう。
しかし短い間(たとえばこの4年間)の発生確率の正確な予測は困難です。私たちが地震について把握している観測データはせいぜいが100年ていど。
地球誕生から46億年が経過していることを踏まえれば、このデータは一瞬に等しい。要するにサンプル数がすくなすぎるのです」。
 

そして4年以内という数字を弾き出した平田教授のチームに対しては 

出鱈目です。あの数値になんの意味もありません。平田チームが試算したのは、M(マグニチュード)が1上がると発生確率は10分の1になるという地震学の経験則グーテンベルグ・リヒターの式です。 

しかし平田さんらがサンプルをとった期間は昨年3月11日から9月10日までの6カ月間です。あたりまえですが、この半年間、余震の数が極めて多かった。その数値をサンプルにとれば当然、M7の地震が発生する確率も高くなります。彼らの試算は極めてあいまいな数値の上に立脚しているのです。 

そもそもわか国の確率論的な地震予想ははずれにはずれてきた。文科省の地震調査研究推進本部はHPで確率論的地震動予測地図を公表していますが、この地図は北海道南西沖地震も、阪神淡路大震災も、東日本大震災も、なにひとつ予測できなかったのです」。 

「それどころか1979年以降、10名以上の死者を出した地震はこの地図で比較的リスクが少ないとされていた場所ばかりで起きています」。 

そうか、パシッ(←私が膝を打つ音)、そうですよ、地震予測なんて競馬予想より悪い。思い出してみれば、いっそう所ジョージに「日本全国ダーツの旅」で当ててもらったほうが当たろうというものでした。 

私はこんなハズレ馬券の山を築いてきた地震学界が、突如4年後に占い師よろしく大地震が首都で起きるぞよ」などとのたもうても、では大はずしした東日本大震災の時からなにか確率論的予測法に新機軸でも生まれたんでしょうか、と聞きたいところです。

ところが、そんな新発見の確率予想法はないわけです。あいかわらずかつてのはずしまくった経験則の延長上で「4年後に来るぞォ」とハマルゲドン予想をしているにすぎないわけです。

ゲラー先生の言う結論は、明解かつシビアです。煽り媒体の諸君、耳をかっぽじってよく聞きなさい。 

地震研究者たちは東日本大震災を経験したいまこそ、地震予知が不可能であること率直に国民に伝えるべきです。日本は1年間に地震予知に投じられる予算が50億とも100億ともいわれている。徒に危機感を煽り、地震予知を求める国民の気持ちを圧用して国から予算をだましとっているようなものです」。

地震に備えるというのはいいことです。そのために緊縮財政でガタがきている日本のインフラをもっと強化していくのは必要なことです。

地震ですぐ崩落して死者を出すようなわが村の橋のようではなくもっと強い橋に掛け替えるべきです。崩れそうな道路脇の崖も補強工事を施すべきです。それがなされていないために大震災で、道路が各所で寸断された苦い経験があります。

津波に備えるための新たな避難施設や堤防補強も必要でしょう。避難道路も貧弱です。避難を知らせる警報網もまだまだ改良の予知がたくさんあります。

自治体の非常用の用具類も充実とはほど遠いことがわかりました。大震災が起きた時には、非常警報すら鳴りませんでした。そのために地震観測網を更に充実させることもいいことです。

つまり、なにもかも足りなかったのが、今回の東日本大震災だったのです。サイコロを振っているような地震学者と、他人の不幸が商売のマスコミの言説に惑わされずに、地震被害から国民を救う非常時インフラを整備することが先決です。 

そして煽り情報はもうたくさんです。復興から必死に立ち直ろうとしてんいる人たちを、これ以上弄ばないでくれ!

■写真 雪景色の里山。まだ零下5度が続きます。豪雪地帯の皆様、がんばって下さい。

 

« 国連科学委員会議長の福島第1原発事故の人体に対する影響の見解 | トップページ | 有機農業シンポジウムのお誘い 2月11日(土)茨城大学農学部にて »

コメント

京都大学のチームは全く違う確率予想を出しました。
これは何故かというと、仰る通り「同じ公式」に当てはめていながら、サンプルを取る期間が違うことだけのことです。

現在の科学での地震予知はその程度であるということです。
何年以内に何パーセントといった表現はいたずらに不安を煽ります。マスコミは飛び付きセンセーショナルに報道します。
しかし、実際には地震予知の技術はそこまで達していません。

ただし「明日にも巨大地震が来るかも知れないよ」というのも事実です。何しろ分からないのですから。

なので、「とにかくある程度の備えはしよう」「避難場所や帰宅ルートは押さえておこう」といった注意喚起レベルとしては、有意義であると考えます。

はじめまして川崎在住のariと申します。
いつも拝見致しております。

昨年の事故のおり農業に関しての状況が知りたくてネットをみているときに
こちらにたどり着きました。かれこれ11ヶ月御世話になっております。
当時、管理人様がブログ記入中に、震度5の余震があり今日はこれで寝ますと結ばれている
記事を直後に読み共感と共に感銘をうけました。

昨年4月の記事ですが昭和六十年に来るといわれた大震災を防災訓練をずっと
続けた中学生の時代に体験していたわたしには腑に落ちたのを覚えていたので書き込みいたします。

http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011041301001002.html

私は地震の計測による津波や土砂崩れなどの災害の予想は必要だと考えます。
過剰に反応はせずに備えたいと思います。

インフルエンザが猛威をふるい始めました。
息子の小学校でも学年閉鎖の連絡が来ています。
お体にお気をつけください。

「正しく恐れる」ことですね。
いつかは分からなくても、非常事態に備えることは必要です。
いくら準備をしていても、実際に災害が発生したら、あれは?これは?と右往左往してしまいますが、最低限の準備は必要です。
私も時々東京出張ありますので、たまたまその時発生したら、地理的にも詳しくない自分としては、何をどうすれば良いのか?野宿しても大丈夫な季節ならまだしも、2月や3月の冬季間では、寒さ対策も必要だし、交通機関がマヒしたら・・・なんて考えてしまいます。
明日来るかも知れないし、10年後?20年後?50年後?誰にも分かりません。分からないから備える必要があるのではないでしょうか?

的中率高くずっと注目されているこの人!
北海道大学 森谷武男博士 には誰も注目しないんでしょうか?
予知できないのなら極めて的中可能性の高いところへ投資すべきなのに、これは教授だけの責任ではないと思います。
実際に被災者のことなんざ何一つ考えていない政府は行動も遅いし態度も悪い。

東大のゲラー教授は絶対に地震予知は出来ないと自身が言っているのに、未だにご自分も地震学者?を名乗っているんですか?予知できないのに、未だに東大の教授やっているって、ただの給料泥棒ですか?

関東大震災の時も予知をした今村有恒という先生がいましたが、防災を呼び掛けていましたが、当時の新聞やらが煽ってパニックをおこしたと叩かれました!

しかし、それから何年後に関東大震災が起きました!ゲラー教授よ、日本の教授や科学者をなめるな!と言いたいです!日本を守りたいから、日夜、日本の学者は頑張っているのです!

ゲラー教授は出来る訳ないじゃん!っと他人事のように言って、バカにしているように聞こえます!言葉も聞き取りにくく、冗談をいうために出てくるのなら、出て来ないで頂きたいです!

「地震学は自信を予知する学問である」と誤解している人まだまだ多いですね。
そんな人ほど「地震」と「地震動」を区別していない。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 国連科学委員会議長の福島第1原発事故の人体に対する影響の見解 | トップページ | 有機農業シンポジウムのお誘い 2月11日(土)茨城大学農学部にて »