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オーストリアにおけるセシウム体内被爆量データー

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セシウムが体内にどのくらい残るのかを、実測したデータがありました。 

この実測というのが重要なのです。というのは、巷にはシミュレーション数値が溢れていますが、パラメーターを変えるだけでいくらでも操作可能です。その意味、実測数値の時系列変化のデーターは貴重ではないでしょうか。 

実際、チェルノブイリでのデータは思いの外少ないのですよ。なぜって、ソ連が崩壊したからです。 

しかも、チェルノブイリ原発があるのは確かにウクライナですが、それもベラルーシ領スレスレにある上に、当時の風向きでベラルーシが被害担当国になってしまいました。 

そしてソ連崩壊に伴う独立騒動のしっちゃかめっちゃかで5年間ですから、データーはおろか満足な被曝対策すらおろそかになってしまいまいました。おまけに、その後に今度は独裁政権ときたものです。 

これでまともなデーターがあったら不思議です。ですから、データーがあるのは北欧とかドイツ、オーストリアなどです。

で、以下のデーターはオーストリアの検死体の筋肉からセシウム137、134、カリウム40を計測した推移のグラフです。(J Nucl Med 32:1491, 1991) 

25-35 kBq/㎡(2万5000~3万5000bq/㎡)のセシウム137の降下があった、オーストリア・グラッツでの計測したものです 

日本でいえば、放射性雲(ブルーム)が流れた福島、茨城、群馬、栃木、千葉地域にあたります。私が住んでいる地域がこれに当たります。(3月18日掲載の文科省セシウム137分布マップ参照) 

300体の検屍体から、筋肉中のセシウム134、セシウム137、そして自然放射性物質カリウム40の3核種を、チェルノブイリ事故の1986年7月から計測を開始し、90年7月の4年間おこなっています。よくこんなたいへんなことをしたものです。頭が下がります。 

さて、最初のグラフはもっとも長い半減期28年のセシウム137です20110504144945

セシウム137の推移 

・87年1月(8か月後)・・・・100bq/kg(ピーク)
・88年1月(20か月後)・・・・50(半減)
・89年1月(32か月後)・・・20
 

次に半減期が2年のセシウム134です。

20110504145031
セシウム134の推移
・87,;1月・・・30bqq/kgの(ピーク)
・89年1月・・10
 
これは一般に言われる半減期28年よりはるかに早い減少率ですが、生物学的半減期といわれる成人90日間(子供はより短い)とは違った推移をしているのも確かです。
 
このオーストリアのデータどおりならば、文科省区分によるセシウム137放射線量1万~3万bq/㎡地域の体内被爆量は事故後8か月後の11年11月に100bqに達し、以後2年数か月で減少し、20か月後には半分の50bq、そして意味のある被爆量以下になるのは2年から3年後ということになります。
なお、グラッツで1986年4月から1988年11月まで、ガンや心筋梗塞などが多発したという記録はいまのところ見つかっていません。
おそらくないはずです。あれば、オーストリア政府は自国の事故ではありませんから隠す理由はないので、公表しているはずです。
 

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原子力事故」カテゴリの記事

コメント

まずは、特別措置法を読んでみることです。膨大なPDFなので、URLを全部書いてませんが、瓦礫処理する以上、この法律が、関係してると思ってます。

http://www.env.go.jp/jishin/attach/law23_99a.pdf

http://www.env.go.jp/jishin/attach/law23_99b.pdf

http://www.env.go.jp/jishin/attach/no110818001.pdf

http://www.env.go.jp/jishin/attach/go23_215a.pdf

•東日本大震災により生じた災害廃棄物の処理に関する特別措置法(平成23年法律第99号)
(概要 [PDF:114KB]) (条文 [PDF:155KB]) (施行通知 [PDF:292KB])
•被災市町村が災害廃棄物処理を委託する場合における処理の再委託の特例措置(平成23年政令第215号、平成23年環境省令第15号)
(概要 [PDF:89KB])
(政令(条文 [PDF:64KB]、新旧 [PDF:67KB]、読替表 [PDF:105KB]))
(省令(条文 [PDF:72KB]、新旧 [PDF:75KB]、読替表 [PDF:79KB]))
(施行通知 [PDF:189KB])•コンクリートくず等の災害廃棄物を安定型最終処分場において処理する場合の手続の簡素化のための措置(平成23年5月9日環境省令第8号)
(概要 [PDF:235KB]) (本文 [PDF:87KB])
•一般廃棄物を産業廃棄物処理施設において処理する際の届出期間に関する例外規定の創設(平成23年3月31日環境省令第6号)
(改正概要 [PDF:129KB]) (新旧 [PDF:9KB])
•緊急的な海洋投入処分に関する措置(平成23年6月17日環境省告示第48号)
(概要 [PDF:192KB])(本文 [PDF:74KB])
•緊急的な海洋投入処分に関する措置(平成23年4月7日環境省告示第44号)
(概要 [PDF:196KB]) (本文 [PDF:89KB])


以下、環境省のちらしです。
http://www.env.go.jp/jishin/attach/waste_koiki_pamph.pdf

投稿: りぼん。 | 2012年3月24日 (土) 18時45分

りぼんさん。頂戴したコメントは昨日のものに対してですよね。

投稿: 管理人 | 2012年3月24日 (土) 19時06分

あ、ごめんなさい。
瓦礫処理反対者が、本当に、反対したいなら、現行法の訂正を求めるべきで、管理人さんを非難するような書き込みスタイルを続ける意味が、理解出来なかったので、読んでほしい法令をコメントしてしまいました。

正直、自分は、3.11以前から地元での産廃処理問題について、どうすべきか?
風評被害は、どうすべきか?って、考えないと生活できない地域だったので、管理人さんへと言う意味でなく、処理施設運営者へ苦情を言うのが、ルールなんで、そこら辺を、お願いしたいな~と言う気持ちからです。
オーストリアには、無関係でしたよね。すみませんでした。

投稿: りぼん。 | 2012年3月25日 (日) 01時02分

http://jnm.snmjournals.org/content/32/8/1491.full.pdf
J Nucl Med 32:1491, 1991 原文のPDF


http://d.hatena.ne.jp/buvery/comment?date=20110504
2011-05-04 セシウム内部被曝と汚染地で生き続けること
>汚染されていない食事を選べるよう、教育が行き届いたからではないか、だから、汚 染食品の測定と排除が大事だ、と論文は言っています。

つまり「このオーストリアのデータどおりり」になるためには、汚染食品を測定し、教育 し、食品からの内部被曝を避けることが大事なのではないでしょうか?

反論できないコメントは削除されるんですね。
研究の背景を検証せずに、科学論文の結果のグラフだけを引用するのは、あまりに乱暴だと思います。

http://onodekita.sblo.jp/article/54807734.html
震災ガレキを燃やすいわき市

広域処理どころか、福島圏内での処理でさえ、セシウムが付着した瓦礫を焼却することの問題点が指摘されています。

いまだにF1から放射性物質が飛散しているのですから、いわき市の焼却場からセシウムが飛散したとしても問題ない量なのかもしれません。
でも風向きと農地に植わっている農作物にとっては、大問題だと思います。土壌からの移行という問題ではなく、去年の事故直後のように直接農作物の表面に放射性物質が付着して、そのまま食べることになってしまいますから。


投稿: 削除されたので | 2012年4月 5日 (木) 17時50分

青空です。

首都圏のママ様
私は安堵し、安心しています。
やはりあなた様は私の予想通りのヒトであったと確信できました。

ブログ主様が再三にわたり注意を行っているのにも関わらず読みもせず、自らの主張を繰り返しておられる。
しかもきちんと削除する旨の注意まであったのにです。
やはり賛同する価値を検証する必要性を感じません。
そして通常の社会人で貴方様に心から同意するヒトもまたいないことを感じました。それは貴方の態度に起因するものです。

濱田様、削除を考えておられると思いますが
反省なく同じ行為を繰り返したこのコメントは敢えて残してみては如何でしょうか。

投稿: 青空 | 2012年4月 5日 (木) 18時07分

青空様。お気遣い感謝します。
私は何度となく首都圏ママさんに、このようなスタイルは止めるように言いました。
そしてこれ以上続けるならばアクセス禁止にするとも言いました。

この人は、自分の主張がそのスタイル故に受け入れられていないことにまだ気がつかない。この人がわめけばわめくだけ、誰もその説をまともに扱わないことが分かっていない。

私は「反論」できないのではありません。あなたという人と話をするのがいやなだけです。まともな会話にならないからです。
泥足で人のブログという家に入って、手前勝手な態度をし続ける「首都圏ママ」という人にたまらない嫌悪感があるだけです。

その説も世界では未だに極小派であり、疫学的データの蓄積の中で、長い時間をかけて証明されていくのだ、ということが分かっていない。

トンデル説にしてもバンダジェフスキー説にしても、そしてその亜流の人たちの説がなぜ世界の専門家に受け入れられないかといえば、それは「個別事例を一般化している」からです。

スウエーデンで極点近くに住む人々に、トナカイ食やキノコ食故に多くの発症が出たのかもしれない。しかし、そのような食性がないわが国に当てはまりますか?

ベラルーシのわずか56例でなにかの特異な異常が見つかったのかもしれない。だからといってそれを普遍化できますか。

そのような事例があったのですね、もっとデーターを集めて下さい、でお終いです。
それをしないで異論をすべて「原子力村御用学者の圧力」で片づけるから、議論にならないのです。

いわき市の瓦礫処理で外部線量が増大し、それがはるか離れたわが地域に来たというデータを見せなさい。
いやその前に、いわき市の被曝データを揃えなさい。あなたが振りまいているのは風聞だけだ。

そんなデータがあれば討論しましょう。ないくせに憶測だけで断定的な書き方をするから軽蔑されるのですよ、あなたは。

他人のコピペではなく、自分の脳味噌で私に向かって来なさい。

「教育」が大事なことなど百も承知です。私も何度となくそう書いてきています。
しかし、それは宗教の勧誘ではないのです。ただ受け入れられないと罵声を浴びせる、注意されると逆切れする。そんな幼稚な態度が「教育」ですか?あなたのその態度はなにかのカルト宗教にはまった人のようだ。

他人の説をペタペタとコピペするだけで「論破」できるとおもっている。なんという人間観の浅さ。学問に対する傲慢。

今回はあえて青空さんのアドバイスに従って「さらし」ます。恥を知りなさい。

投稿: 管理人 | 2012年4月 6日 (金) 05時44分

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