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« 日本生協連レポート・11検体から出たが、それを1年間摂取し続けても中央値で基準の2.3%にすぎない | トップページ | 福島第1原発事故の真犯人は誰か? »

2012年7月23日 (月)

放射能問題についての私の立場について

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コメント欄がにぎやかなようですが、個別にお答えするより、私の基本的な姿勢を述べておきます。

まず、福島、茨城産が故に食べたくないとおっしゃる方には、それはご自由にとかねてから言っています。

各人の消費行動はまったくその方の自由です。その意味づけには、各自の価値観がおありでしょうから、それもまた自由です。

0.1BQでなければ食べないというのも自由です。どうぞ、そうなさって下さい。そう主張されるのも自由です。

ただ、その価値観をなんの縁もない私たち農業者に怒声と共に叩きつけるような行為は野蛮ですから、いいかげんにお止めください、と言っているのです。

私はゼロベクレル主義者の方たちとは討論にならないと思っています。今、現実にどのような状況に「被曝地」がいるのか、そしてなにをしようとしているのか、どこまで放射能との闘いが進んだのかを見ないで、観念的なラジカリズムに陥っている人たちとしか、私には見えません。

自分の安全を守るために、「被曝地」を攻撃して心が痛まない人たちと、討論する意味が私にはありません。

お互いに、このような3.11以後の情況を共に引き受けて、なにをしたらいいのかを自らに問わない方々と討論しても、虚しい空中戦です。

自分にできるのは、福島、茨城産農産物を買わないことだけだ、農民を批判し唾を吐きかけることだけだ、と言うならどうぞ別な場所でおやりになって下さい。

大変に迷惑です。一日の仕事の前に唾を吐きかけられて喜ぶ人はいないのではありませんか。このブログは都市インテリ有閑階級の手慰みではなく、ごくあたりまえの農民という生活者が書いているのですよ。

そして、私の3.11以後の行動を知らずして私を批判の矛先で弄ぶのはやめて頂きたいと申し上げています。

さて、私たち茨城農業者の3.11以降の対応が間違っているという方がいました。人は誰でも自らの社会的関係の範疇内でしか責任を引き受けられません。

したがって、JAや行政のとった行動に対しては負いかねます。それは私がJAに属していない独立系有機農業団体に責任をもっているからであり、また、行政に対しても去年3月の初動段階で徹底した対応を呼びかけた人間だからです。

それが故に私は地域で「浮き」ました。行政からは、考えすぎかも知れませんが、危険人物視されているふしさえありました。しかし、微力ですが、私なりに生き方として筋を通したと思っています。

地方の狭い地域で声を上げるということは、都市の住民がネットで農業を叩くのとまったく次元の違うことです。自分で言うのはおこがましいのですが、あるていどの勇気がいるのです。

結果として、放射能禍による農業生産の大打撃と重なって孤立感が私を苦しめました。

しかし一方で、単独で放射能研究会を立ち上げ、地域の有機農業者と共に月例で学識者をお招きし、かたわら地道な計測運動をしていく中で、団体を超えた信頼できる農業の仲間が生れたのは収穫でした。

この「放射能見える化運動」によって私たちは自分の畑や田んぼ、あるいは森や湖にどれだけの放射性物質が降ったのか可視化できるようになりました。

そして現在、地域国立大学と協働して一定の地点を数カ所選び、今後5年、10年に渡る長期観測体制を作る努力をしているところまで進捗してきています。

可視化される以前には、放射能の脅威は無限大でした。脅威Xではなく、脅威を数値化できさえすれば、私たちはどのように闘っていくのか闘うすべを編み出せるのです。

低線量なら低線量なりに、中線量、高線量ならそれとして、私たちは闘えるのです。そのような時に、ゼロベクレル、ゼロリスクでなければ、という人たちが大量に現れました。

彼らは、私たち現地農民のやっている地道な活動を尻目に、東日本の農業全体を止めてしまえという無責任な意見をひんぱんにぶつけてきました。

私は断固拒否いたしました。なぜならそれは、放射能と闘うのを止めてしまえ、ということに他ならないからです。

それは、私たち農民が、「耕す」中でしか放射能と闘えない存在だということを理解していないからです。都市消費者の狭い視野に閉じこもっているからです。

私たち農業者が「放射能と闘う」というのは、必ずしもデモをすることではなく、日々の農作業を通して放射能を「封じ込める」ことです。その科学的合理性についてはここで詳述しませんが、論理的確信をもっています。

人は持ち場に応じて、それぞれの放射能との距離、対応を決定します。それは個人の自由です。ただし、現実に頭上に降ってきてしまった私たちには選択の余地はありませんでした。

なんと言われようと少しでも闘うしか道はないのです。目の前に未だある放射能とだけではなく、それが再びまき散らされることのない社会を作るためにもカタツムリのようにしてでも進むしかないのです。

ご理解いただければ幸いです。

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原子力事故」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。
全く同感です。
買う買わないの選択の自由は消費者にありますから、自分の価値観で消費行動すれば良い事で、農民ブログで「○○産」は買わない、北関東から東北産は買わない・・などと声高に叫ぶのは意味がありません。
ある意味「ストレス解消」の為に、叫んでいるように感じられます。

しかし、消費者の目線は我々生産者にとって重要な事である事は確かです。
どうやったら消費者が安心して購入し食べるのか?を消費者目線で、苦しみもがいている農業者に対してアドバイス?意見?を書き込んでいただくと大変ありがたい事と思います。
一方的攻撃の対決ではありません。
対決では何も前に進みません。
速度の違いはあっても共に前進する事を願うばかりです。

http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/radbookbasic/rbb20120719.pdf

一応、こちらのURLに、放射線問題の基礎知識が、書いてあるように思います。(すべて、正しい内容かどうかの検証は、していませんが)

その上で、管理人さんは、土の種類によって、放射性物質を閉じ込める土質とそうではない土質があることや、物理的吸着剤(コロイド吸着)や科学的反応取り込み、酵母菌や有機微少生物によるセシウムの囲い込みなど、いろいろな現場に使える手法を、実践しながら評価している農家さんだと思います。原子力物理学者とは、違ったスタンスで、この食品への放射性物質汚染の解消について、非常によく勉強なさってます。

実際、福島や茨城の空間放射線量が、東京より多少高くても、出荷した農水産物が、汚染されてなければ、食品として、食べるには、問題ないと言う考えが、私にはあります。

汚い河川から採取した飲料水の元の原水であっても、きちんと浄化され、安全確認できれば、人間が飲んでも構わないと言う考え方です。

都会の人が、すべきことは、福島産、茨城産、もっと言えば東北産を、拒否することでなく、どこの産地であれ、汚染されてない食材を求め、いわゆる西日本産とか、輸入食品であれ、汚染されていれば、産地にかかわらず、食べない方が、無難と言うことだと思います。

実際、今年に入って、岩手方面に、行きましたが、現状の岩手産農産物で、放射線問題をかかえる食材は、店頭や観光地で、見たことがありません。

生物とは、良くしたもので、放射性物質を、いつまでも、取り込み続けることは、あまりないように思います。

きのこ類のような一部の菌類では、酵母や土壌内の菌類、有機物のように、放射性物質を取り込みやすく、さらに、自分(きのこ)自身の成長や繁殖に影響ないような食品もあるのでしょうが、非常に強く汚染されたと言われる飯館村の一部の場所以外、100ベクレル/kg
を超えた汚染食品は、ほとんど存在しないくらいになったと思います。時間の経過とともに、自然に、汚染レベルが、下がってきているのだとも、思えます。

3.11当時とは、比べ物にならないくらい、放射性物質の出荷上のコントロールは、されているように、思います。

そういう次元で、きちんと、農産物を評価していただくことで、未だ、茨城産だからとか、福島産だからと言うだけで、食卓に登場させないのは、科学的ではないと、都会に住んでいる私の理屈であります。

法令上、産地表示は、加工することで、OO県産表示でなく、合法的に国産品と言う表示で、流通できます。

つまり、1年以上経った現状では、単に、福島産は買わない、食べないと言うだけで、自分の被曝を守れるかと言うと、そうならないのです。

また、日本全国民の医療被曝平均値は、現状、4.8ミリシーベルト/年を超えています。どちらかと言えば、もう、食品による内部被曝より、医療被曝の方が、レベルが高いのです。医療の世界では、点滴内に放射性物質を混入させ、診断に必要な画像撮影をしているのですから、ことさら、農産物のみを、除外しても、意味がないのです。

政府が、外部被曝例で挙げている胸部X線検査での被曝より、1,000倍以上、CT検査では、被曝します。

お子さんが、ジャングルジムから落ちたとなると、頭にダメージがないかを調べるため、脳のCTを撮影する時代ですが、それによる被曝は、食品による被曝より、何桁も多い被曝です。CTで被曝するのは、構わないが、農産物で、被曝するのは、御免ですと言う理屈は、私には、解りません。

東日本で、農業が発展し、林業が発展することが、同時に日本全体の総被曝量を最小化することになると、私は、思ってます。

少しづつでも、状況は、よくなっているのですね。良かったです。
浅い了見の提案、申し訳ありませんでした。
今日が、よい一日に、なりますように。

いつもブログ拝見させていただいてます。

お伝えしたいことはたくさんありますが、
お礼の言葉しかうまく出てきません。
ありがとうございます。

福島に生まれ、育ち、離れても誇りをもって生きています。

コメントを呼んでいるだけで、言いようのない怒りや悔しさがこみ上げてくることがあります。

浜田様が書いて下さる一言一言が、
なんと言うか、ありがたいとしかいいようがありません。

何かにつけて福島産のものを買い求め、なければ茨城千葉を中心に東北関東のものを買わせていただいてます。

村の要請を振り切り米作りを続ける誇り高き百姓のおんつぁまをして、
「俺の生きてるうちに村の米は売れないと思う。」
と言われていました。

「それでも耕して次の世代に引き継ぐことが使命だ。」
とも言われていました。

農の現場の真っ只中で踏ん張っている方々に恥じないよう今の自分が何ができる考え、行動していきます。

医療被曝とごっちゃにするのはどうかなと思います。

もしも、仮にですよ。例えばです。
医療と食品で被曝するとしても、なぜ食べることで被曝しなければならないのか?
医療での被曝は病気や怪我の原因を探り、治療に繋げると言うメリットがありますが、食品で被曝のメリットは?・・・と話がそれちゃいそうですみません。

先日、子供を耳鼻科に連れて行った際に先生が、「念の為にCTスキャンすると良いと思いますが、今の状況で更に被曝量を上乗せするのも心配ですよね」 と気遣って下さり、とても嬉しかったです。

医療被曝するんだから、食品でも被曝しろというのはちょっと違うんじゃないかなぁ~と思いました。

医療被曝するんだから、食品でも被曝しろというのはちょっと違うんじゃないかなぁ~と思いました。

>>>だれも、そんなこと言ってませんよ。
医療被曝量について、日本政府や原子力保安院は、胸部X線レントゲンを基準に、当初より、外部被曝量を説明し、気にするレベルではないとの見解ですが、それは、集団検診(胸部) 0.0097
mSv/年のことです。CTは、X 線CT 検査2.3
mSv/年におよび、日本人の平均医療被曝量は、合計3.87
mSv/年も及んでいます。この現実をきちんと受け止めるべきです。現状の知見では、医療被曝であれ、食品被曝であれ、被曝すると言うデメリットに、差はありませんし、高度医療に使われる、放射性物質を体内に点滴等で、注入し、画像を撮影すれば、当然、内部被曝にもなります。(かなりの被曝量になります)
普通は、利尿剤などの点滴で、できるだけ早く、尿として、排泄させますが。。

で、この単位が、ミリシーベルト単位ですので、年間自然被曝量の約2倍と言う、日本人だけが、世界と比較して、特に、多量に医療被曝している事実が存在します。一部の福島の方は、一般人であっても、ガラスパッチなどを使い、年間被曝量の自己管理を求められてますから、当然、安易に、健康診断だからといって、被曝量を増やすのは、どうかと思います。医療機器ごとで、実被曝量は、かなりの差があります。まずは、食品被曝にのみ、異常に傾いた対応をされるより、トータルでの被曝量のコントロールをされた方が、現実的ということです。

線源実効線量(mSv/年)
X 線診断1.47
X 線CT 検査2.3
集団検診(胃) 0.038
集団検診(胸部) 0.0097
歯科X 線0.023
核医学0.034
合計3.87
表4.4 「医療被ばくによる国民1 人当たりの年間実効線量」、表4.3 と同じ
文献の表7.1.4 を引用した。
にも達するとされる(表4.4)。これは自然被曝のほぼ2 倍に相当する。

今、生きていて、被曝量ゼロで、生涯を暮らすことは、無理です。よって、自分の被曝量を自己管理することから、始めるとすれば、食品被曝だけに、神経を使っても、あまり意味がなく、内部、外部ともに、総被曝量を管理すべきと思いますが、その比較として、すでに、10ベクレル/kg
以下になってきている、茨城県産を、極端に嫌うレベルには、数値上、あまり影響のないレベルになりつつあると言う事です。何によって被曝するのかが問題でなく、現実は、空間放射線量の多い地域で、呼吸器被曝することが、そこに居住している人にとって、気をつけるべきケースになりつつあると言う事が、言いたいだけです。

治療に繋げるから、どんなにたくさん被曝しても、構わないとはなりません。病気のリスクと被曝のリスクとの天秤での、医者や患者さんの判断で、どのリスクを甘受するかの問題です。近年の高度医療機器での検査では、胸部X線検査の1000倍以上は、被曝している事実を知って、自己管理されるのが、よろしいかと存じます。

ですから、その医師は、この状況ですと、CTは、止めませんか?他の所見でみると、CTでの確認は、重要性レベルが低いので、保護者の同意が得られれば、止めときましょうと判断されたと思えます。

>CTで被曝するのは、構わないが、農産物で、被曝するのは、御免ですと言う理屈は、私には、解りません。

この部分を誤解して受け止めていたようですね。
私自信、茨木産の食材を拒否してるつもりはないと思ってたんですが、客観的に見ると違ったのかな。


今までは、ほとんど気にもしていなかった事が、50キロほど離れた原発が爆発して放射性物質をまき散らし大騒ぎになった。
でも、国や県、一部の自治体、東電、そしてそれらを『擁護する人達』は、放射能(線)よりもタバコや酒、原発事故を気にするストレス・・・etc、の方が体に良くないよと言う。
問題点をすり替え、自分たちの責任を認めないことに疑問を感じます。

冬になると、福島第二原発の温排水目当てに釣りに行ってたのが遠い昔のようです。
平穏は続かないものですね。

仲通さん。

いや、総被爆量をタバコ・酒・ストレスとの比較で逸らすわけでも、ましてや東電や政府を擁護なんかしておりませんよ。

内部被爆を防ぐために、極力注意を払うのは消費者意識として真っ当だと思いますが、ゼロベクレルという有り得ない(測定不能レベル)ものを求める人々とは、どこまでも平行線になるだけです。

因みに私は酒と煙草で20mSv/年相当に換算されるそうです。
単純に発癌リスクの話です。

これにレントゲンやCTの外部や食品からの内部被爆が加われば、足し算になるので、あなたは間違ってはいません。

ただ、今現在流通している食品で、そんなに気にするレベルのものがあるのか?
ってことです。(昨年の汚染稲藁飼料による牛肉流通は痛恨事でした!)

因みにチェルノブイリ事故の際のベラルーシ基準は、食肉3700Bq/kg。粉ミルクに関しては18500Bq/kgという、今思えばとんでもない値が91年まで5年間続き被害が拡大しました。

暫定500だとか現在の100といった基準とは、全くレベルの違う話です。

輸入食品のザル検査の370Bqや、農薬・燻蒸処理の問題などより危険ですか?と。

これはTPP問題にも深く関わってくることなんですよ。


ブログ主は濵田さんでしたっけ?

濵田さん含む茨城福島の農業生産者が、自ら販売する商品の安全性を担保して、つまり、うちの商品を買って将来健康被害を受けた場合にはその責任を負います、と公言するならば私も茨城福島の商品を買いますし、家族にもそれらを食べさせられます。

しかしながら、「生産者責任」は食品だけでなく、現代の商取引においては当然の責務だと認識しているのですが、どういうわけか、農畜漁行従事者においては、あたかも免責を受られるような風潮が見受けられるような気がします。

だからこそ、平気で「セロベクレル主義者」なんていうレッテルをお客さんに貼って批判できるのでしょうし、そのようなギャップがある限り「汚染被害(生産者側ではいまだに風評被害と表現するのですか?)は続きますよ。

>自分にできるのは、福島、茨城産農産物を買わないことだけだ、
>農民を批判し唾を吐きかけることだけだ、と言うならどうぞ別な場所でおやりになって下さい。

だったら閲覧も書き込みも制限されたスペースで、濵田さんが良しとする主義主張と励ましの言葉のみが集う場を、この際設けられたどうでしょう?

こちらのような「公共の場」において、商品に責任を負わないスタンスから、安全を啓蒙するような主張をされている限り、反論(セロベクレル主義?)はなくなりませんよ???


元茨城人さん。内容的には勝手な思い込みを綴ったもので、あえて反論する内容ではありません。

あなたのような人は3.11以後1ダーズはお相手しました。今まであった農業への無知を放射能問題で肥大させただけのものです。そして己の無知を恥じようとせず、農業者になすりつけようとする。正直言って、もううんざりです。私たちはもう前進し始めているのであって、あなたのテーマは今の私にとってほとんど意味をなしません。

農業が免責されているですって(爆笑)。失礼ですが、私はこんなレベルの方と討論する意味を認めません。

あと一点。このブログはあくまで私の個人の媒体です。ですから「農業を愛する」というスタンスの方が投稿者に多いのはあたり前です。

元茨城人さんとやらはここが2ch的な書き込み自由な「公共の場」だと思っているようですか、そうではではありません。

これは特に私のブログの特殊事情ではなく、社会テーマを扱う個人ブログは投稿のアップすら許可制にしているところは珍しくありません。

嫌農業を言いたいのでしたら、2chに「嫌農業スレ」でも立ち上げるのですね。そちらで言いたい放題なさって下さい。

元茨城人さん。

あなたは何を言っているんだか。
「公共の場」?
いやいや、散々こちらで言われてますが、ここは農家さん本人の家の庭先そのものです。
そしていかに測定して、食物移行を抑え込めるかの研究を、先頭になってやってこられた方です。
そして、いくらNDであっても売り上げ激減の現実。『「風評被害」笑わせんな、「実害だろ」』という書き込みがネットのあちこちで1年以上前から続いてますが、それこそ「風評被害」と「風説の流布」ですね。

また福島・茨城と限定なさっておりますが、イメージに反するようですが、ホットスポットがより多く点在しているのは、栃木や群馬なのですが…。

一方で原発事故批判の報道を繰り返してきたマスコミも、その一方では若手の役者や芸人、アナウンサーなどが各地で自然との触れ合いや食にこだわった番組を流しています。
大変な矛盾ですわな。

管理人こと濵田さん 

私のつたない表現が、貴殿及び、貴殿含む中傷るいは攻撃としてのみ捉えられているのならば心外であり、残念です。

私の郷里は茨城です。
祖父母も、親戚縁者の多くも農家です。

であるからこそ、遠く離れた地から、原発事故以来の一連の騒動にについて鑑みるに、生産者の方々が、茨城県産の商品の購入を求めるのであれば、もう少し消費者に寄り添った認識に基づく言動が必要なのではないかと思い、再三主張しております。

あなたがかつて住まわれていたという、こちら沖縄県内においては、特に昨年秋以降、県内の主要スーパーや学校給食において、茨城産の食物の取り扱いは全く見かけなくなりました。

茨城どころか、長野~山形の間における地域産の農産物は見つけるのが大変なくらいです。

>あなたのような人は3.11以後1ダーズはお相手しました。

とのこと。

どうも、いまだ貴殿ら茨城の生産者の認識及び言動におかれては、国内にお行ける消費者のうち、ごく少数派が茨城産の食品の購入を避けているとお思いだという印象がぬぐえません。

元茨城人さん。本日、8月2日のブログ記事でお答えさせていただきます。

ブログ主様、はじめまして
残念ながら私は人工核種0Bq(に近ければ近いほど良い)主義者です。
これまでも、自分の都合の良い情報だけを選択して開き直っている連中は、徹底的に攻撃してきました。
あなたのような、汚染を汚染と認め、その中で頑張っている方まで攻撃したくない気持ちもあります。
しかしたった平均0.1Bq/kgでも、それが非汚染地区で売られると100万都市の場合、10万bq/日です(人間の食事量を1日1kgとして計算)。
人体で生体半減期を経て排出された放射性物質は下水処理場に行きます。あるいは死ねば火葬場、売れ残ればゴミ処理場です。ゴミ処理場などの近くではCsの気体が恐ろしい事になるのではないでしょうか?

もちろんダメなのは放射能だけではありません、食品添加物、タバコ、化粧品の科学毒、どれもダメです。
問題なのは、他の毒が科学反応で無害になったり有害になったりするのに、放射能は半減期でしか無害になりません。

ブログ主様の作った農産物がトータルで人体に及ぼす害が、3/11前の日本の平均農産物より高いか低いかで、消費者は判断すべきだと思います。
(多分0Bqでも添加物たくさんの野菜でもっと危険なものはあるでしょう。)
ただ、その判断が難しいのですが

また、政府や心無い農家(本来は被害者だったのですが)のせいで、汚染地区が信用できない以上
産地で避けるしかなくなります。
100コのうち、1コが毒入りであれば、残り99コを避けるしかないのです(この場合99コは風評です)。

本来であれば、被害者の脱出、加害者の糾弾、加害者からの農家への賠償、除染の研究、基準の厳格化をして、その中で被害者や農家の人に何かできないかと、安全圏の消費者は考えるべきなのです。
しかし政府はやらなければならない事の真逆をやって、あげくには汚染ガレキの拡散。そして消費者と農家の対立も、糾弾をさけるために仕組んだものです。
(責任逃れのために対立へ転化した事例が、歴史にはあります。)

我々共通の敵は政府と原発ムラだと思います!!

すいません、いきなり横やり失礼します...

> ブログ主様の作った農産物がトータルで人体に及ぼす害が、3/11前の日本の平均農産物より高いか低いかで、消費者は判断すべきだと思います。

そんなもので判断できるわけないですよね。どうやって分かるというのだか。現実を見ない単なる観念論で、結局こういう考えは消費者の判断基準を単なる「思い込み」によるものにしてしまっています。(あれは危険っぽいから避けよう...)
人体への害については分かっているのは実質の「放射能」が起こしている害よりも「放射能騒ぎ」による精神的ダメージがはるかに大きいこと、ぐらいでしょうね。様々な食品を実質的な危険度から見ればまったく無駄に「避ける」ことによる多大な労力と負担をしいられているのは思い込みで判断せざるを得なくなっている消費者でしょう。
敵は政府なんかじゃないですよ。自分自身の中にあることを忘れてはいけない。

日本人Aさん。

極力ゼロベクレルを目指すべきであることは消費者として賛成です。
しかし、残念ながらそんな食品はこの世界には存在しませんよ。

ですから、内部被曝を最小限に抑えたい。そのためには全力での計測こそが大切であり、ブログ主さんは率先して動いてきたのですが…。

理解して頂けず残念ですね。

ぽんたさん
>まったく無駄に「避ける」
>実質の「放射能」が起こしている害よりも「放射能騒ぎ」による精神的ダメージがはるかに大きい

だと良いのですがね。

放射線が人体に与える悪影響を喫煙や食生活に例えようとすると、ある集団の人達から「本質を逸らしている」と言うセリフが直ぐに飛んできそうですが、それは的外れな意見だと思います。
放射線の悪影響は、放射線の強いエネルギーによって細胞内の遺伝子が傷つき破壊されることでその細胞が死滅し、再生時に遺伝子のミスコピーが起き、それが癌細胞になる可能性があることはよく知られています。
ただ、放射線が直接細胞内の遺伝子を壊すことは稀で、その多くは放射線が細胞内の水分子と反応して細胞内に活性酸素を発生させ、その活性酸素の影響で遺伝子が破壊されるのです。
つまり、放射線による人体への直接的悪影響とは細胞に活性酸素を増やすということになるのです。
この活性酸素の点から見てみれば、たばこや偏った食生活などは、活性酸素を増やす因子として知られています。
ミシガン大学の推計では、「タバコを1日に20本吸って暮らす害 = 空間線量28マイクロシーベルト/1時間の場所で暮らす害」と発表しています。
http://www.umich.edu/~radinfo/introduction/risk.htm

この放射線量を年換算しますと、実に年間空間線量245ミリシーベルトに相当します。
今の福島で年間空間線量245ミリシーベルトの場所で暮らしている人が居るでのしょうか?
逆にタバコを一日1~2箱吸ってる人はどうでしょう、幾らでも居そうですよね。

放射線を恐れる≒活性酸素を恐れると言うことからすれば、
たばこ、紫外線、化学物質、食生活、寝不足etc・・様々な因子を等しく恐れるべきでしょうね。

ちなみに人工放射性核種(そんな表現は本来変なのですがww)を極端に怖がる方向けに内部被ばくまで含めた預託実効線量(生涯被ばく量)を計算できるベージを紹介します。
http://testpage.jp/m/tool/bq_sv.php?guid=ON

これを使って計算してみると
セシウム137に汚染された100Bq/kgの食品を
毎日1Kg、365日間ずっと食べ続けたとして、
預託実効線量は0.4745mSvと計算できます。

このリスクを比べれば、たばこを一日1本吸った方がどれだけリスクが高いか解りますよね。
まあ、これが理解できない、或いは理解しようとしない人達には何を言っても無駄ですがね・・・

ぱっくさん。

これは面白いですね。
もう少し自分でも調べて検証してみようと思います。あと、ストレスや性格も要因に入りそうですね。

ちなみに私はタバコ大好き。酒も大好き。野菜苦手で肉大好き。
一方、私の母は田舎育ちの節約家でありながら、野菜中心の食生活で、ヨーグルトやSOD健康補助食品などを積極的に摂取していましたが、60で既に末期のガンが見つかり(毎年検診は受けていました)、3年の闘病の末に苦しみながら死にました。

全く人の運命は分からないものですが、泉重千代翁のように毎日煙草を欠かさない人が最期まで元気に長生きした例もありますし…。

まあ、個人差をデータで定量化できない(あくまで傾向のみ)現在の医学では、難しいのかもしれません。

山形さん

コメントありがとうございます。

様々な因子が影響して、体内に癌細胞が発生しても、多くの場合は人間の免疫力で癌細胞を死滅させることが出来ます。
癌にならないためには、癌細胞を発生させる因子を避けることもひとつですが、同様に免疫力を上げると言うことも大事だと思います。

タバコを吸っても長生きする人がいたり、健康的な生活をしていても癌で亡くなったりする人がいるのは、その人の遺伝や免疫力が関係していると思いますよ。

パックさん。詳細な情報をありがとうございます。記事本文で紹介させていただきました。

管理人さん

拙い文章をご紹介いただいて恐縮です。

実は私も茨城県(つくば市)に住んでおります。
会社の関係で転勤を繰り返しておりますが、東海村やひたちなか市に住んでいたこともあります。
嫁の実家は常陸大宮市で三反歩ながら毎年コメ作りに精を出しております(家族と親戚で食べる分だけですが)。

茨城県は過去、JCO臨界事故やアスファルト固化施設の火災事故など原子力施設の事故により、農業漁業の風評被害が度々引き起こされてきました。
その度に現場で感じることは、何でこんなに責められるのか?という感情です。
私の感情としては、事故を引き起こした事業者には勿論怒りを覚えますが、何の根拠もないデマを平気で流したり、無関係な安全地帯から無責任な要求を突き付けてくる人達には怒りを通り越して〇〇したい気持ちになります。
そして昨年、あの事故が起きてから、再びあの時の悪夢が更に広範囲で引き起こされています。

震災の影響で地割れを起こした田んぼを必死に直しながらコメを作り続ける農家さんが近所にはたくさんいらっしゃいます。
そんな方々を傍らで見ていて、茨城産と言うだけで、安全基準を満たしている農産物が買い叩かれている様をただ見ているのは悔しくて堪らない気持ちになります。
そんな彼らの為に私が出来ることは、風評・デマの類を徹底的に論破して、その嘘を明らかにすることだと思っています。

2011年3月以降、私はネット上で語られるデマに対して、信頼できるソースを基に反論を続けております。
ネットにデマを書き込むほどの積極的能動的な扇動者は、嘘を拡散することを目的としているので、正当に反論しても彼らには意味がないことは承知しています。
私としてはこういったデマの書き込みに対して、何の知識もない方がそれを読んで信じてしまうことを恐れております。
従って私の目的は、嘘の書き込みに対して反論を述べ、間違って嘘を信じてしまう人を極力増やさないことを目的としています。
まあ、偉そうに言ってしまいましたが、私がこのHPに辿り着いた理由はそんなところにあるのです。

私のこの思いがどれほど役に立つかはわかりませんが、風評被害が無くなる日まで、この小さな活動を続けていきたいと思っています。

ぱっく

ぱっくさん

私も、以前、茨城県日立市に住んでおりました。約7年間ですが、茨城は、第3の故郷と考えております。
第2は、鹿児島です。

ここは、養鶏農家の庭先的ブログではありますが、非常に稀な真剣討論のできる場であるとも考えております。(管理人さんの考えるブログのあり方から外れるかもしれませんが。)
それは、管理人さんの「もの言う農業者」である姿勢から滲み出てくるものであろうと考えます。
管理人さんには、この姿勢を貫いていただきたいし、また、私は、応援したいと考えております。

農業・畜産・漁業は、常に風評被害に怯えて仕事をしなければならないことは、私自身、重々分かっているつもりですが、それにしても、あまりにもこの放射能問題は、長く居座っています。
もう、終わりにしたいです。
そろそろヒステリックなゼロベクレル論者は、居なくなって欲しいものです。

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