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2012年7月26日 (木)

中島紀一先生と福島県東和町の農業者の講演会のお知らせ

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今なお続く農産物への風評被害に対して、どのようにそれに打ち勝っていくのか、福島県東和町「NPO 法人ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会」の代表大野達弘氏をお招きして、講演があります。

また、長年東和町の農業運動に関わり、今また茨城農業の苦境をもっともよく知るわが県が誇る農業指導者である茨城大学名誉教授の中島紀一先生のお話があります。

ぜひ明日のご参加をお待ちしております。参加資格はただひとつ、「農業を愛する」ことだけです。

「ガンバロウ、茨城勇気農業者の集い」呼びかけ文を再録くします。

             ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

      ■「交流農業推進のための研修会のお知らせ」

【開催日時】平成24年7月27日(金) 13時00分~15時40分
(受付12:30~)
【会場】小美玉市四季文化館「みの~れ」風のホール
住所:小美玉市部室1069番地

【内容】
① 講演テーマ:「放射性物質と農業について」
講師:茨城大学名誉教授中島紀一氏
② 活動事例テーマ:「協議会のこれまでの活動と風評被害払拭のための
取り組みについて」
講師:NPO 法人ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会
(福島県二本松市太田字下田)
代表大野達弘氏

【対象者】都市農村交流関係者,茨城むらまちネット会員,農産物直売所関係者,農産
物出荷者,交流活動に取り組んでいる者,興味のある者等

【定員】120名
【参加費】無料
【申込】7月20日(金)までに,農村環境課まで別添の報告用紙に記入のうえ
FAX 等によりお申し込みください。
※ なお、申し込みが120名となった時点で締め切りとさせていただきます。

* 問合先*
茨城県農林水産部農地局農村環境課
農村活性化・都市農村交流グループ担当:大塚,鈴木
T E L : 029-301-4264 FAX:029-301-4269

主催 茨城県

「いばらきの有機農業」の苦境

「ガンバロウ いばらき有機生産者の集い」からの
緊急アピール

3.11から1年4ケ月が過ぎ、茨城県農業を襲った福島第1原発事故の被害は一段落したかと見られています。しかし、それは真実ではありません。

「安全性が証明されていても農産物が売れない」という被害はいまも深刻に続いています。

科学的根拠のない風評によって、「東日本農産物は、なかでも福島産や茨城産はすべて怖い」という消費者心理は増幅され、安全性が証明されていても、農産物が売れないという大打撃が茨城農業を襲いました。

ことに茨城の有機農業は極端な販売不振の中でいまだ苦しんでいます。

東京電力からの補償は原発事故の直接的被害によるものに限られ、その後1年有余にわたる農産物販売の壊滅的状況を補償するものにはなっていません。なかでも「安全・安心」、「畑と顔が見える関係」という産直原則を忠実に守ってきた有機農業者ほど受けた傷は深く大きいのが現状です。特に有機米生産者の状態は厳しく、昨年産米は78割程度がまだ売り先が見つからず、まだ蔵に積まれたままになっています。いま田んぼで育っているお米の販売計画もまったく立たないという状況です。

有機野菜の場合も、流通組織の多くで産地を関西、九州方面に変更する動きが止まっておらず、今年の作付けは例年の8割程度で、しかも価格は安いという状態が続いています

このままではせっかく苦労して続けてきた有機農業を断念せざるを得ないような状況なのです。

きびしい農業情勢の中で「いばらきの有機農業」は、微力ながら、元気な地域農業、元気な茨城農業の牽引役を果たしてきました。その有機農業がいま、根拠のない放射能の風評被害によって壊滅しかねない苦境のなかにあるのです。

そんな苦しさの中で私たちは去る78日に茨城大学に集い、互いの状況を交流し合い、力を出し合って何かの行動をおこしていこうと話し合いました。

とりあえずの緊急課題は、有機米の販売です。食べてもらえる見通しの立っていない昨年産の有機米を食べてくれる消費者を募りたい、そして今年のお米の売り先についても見通しを立てたいということです。

しかし、どうしたらよいのか具体的な方策は見つけられておりません。

そこで、茨城農業を愛し、日頃からご支援、ご支持を頂いている消費者のみなさん、流通団体のみなさん、行政のみなさん、研究者のみなさんに、ぜひ、私たち有機農業者がこの苦境から脱していくためのお知恵とお力を貸していただけないかとお願いすることにしました。

また、同じような苦しさの中にある有機農者の方々のご参加もこころから呼びかけたいと思います。ぜひ私たちの集いにご参加ください。

2012 78

「ガンバロウ いばらき有機生産者の集い」

代表 中島紀一(茨城大学名誉教授)

■写真 ほとんどの方はお分かりにならないでしょう。葛(くず)の花です。この時期に地味ですが、美しい花をひっそりと咲かせます。

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