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2012年8月27日 (月)

米国熱波 「まるで砂漠だ!」

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「日本農業新聞」8月27日1面に、米国トウモロコシ農家のルポ記事が掲載されておりましたので転載いたします。

米国の干ばつは半世紀ぶりの様相を停止始めているようです。米国中西部の穀倉地帯では延々と続く砂ぼこりにまみれた荒れ果てた光景が続いています。

「まるで査読だ。ほとんどの作物が既に死んだ状態さ」とは、このシカゴ南西135キロに住む老農夫ラリーさんの吐いた言葉です。

受粉期に高温熱波に見舞われたために実がつかず、茎だけのとうもろこしが畑に林立しています。実が仮についていても、首が垂れているためにコンバインで収穫できないそうです。

かつてジョン・スタインベックが「怒りの葡萄」で描いたような荒れ果てた1030年代の農村風景を彷彿するような飛散な状況です。

かつては熱波に追い立てられるようにして、多くの農民がわずかな家財道具をトラックに積み込んで都市へと流れていきました。

米国農務省が10日に出した報告で、「大豆は今後の雨次第で持ち直す可能性があるが、トウモロコシは回復の見通しがない」と宣告されてしまいました。

もはや先行きの光明を失った農家は青いうちに早刈りしてサイレージにし、家畜の粗飼料に転用しようという動きが始まっています。何もせずに枯らしてしまうよりましだということのようです。

同じ農家として胸が締めつけられるような気持ちがします。青田を刈る苦しみは、農家でなければわからないでしょう。その屈辱感、やりきれなさは痛いようにわかります。

かつての30年代農業恐慌時と違うのは、今は農業保険があり平均年収の7~8割ていどは補償されるそうです。ただし、高額の掛け金を支払っていればの話ですが。

これに対して畜産農家はダイレクトに飼料高騰のあおりを受けてしまい、既に3割ていどの飼料代の値上がりがあったそうです。

わが国と一緒で末端ユーザー価格をその分値上げするわけでもないので、米国畜産業も苦しい状況に追い込まれています。

このような状況を横目にして、トウモロコシを燃やして車を走らせるバイエタなどはまさに犯罪行為といえましょう。

わが国は四半期ごと(1、4、7、10月)の仕切りで配合飼料の価格改訂を行っているために、今の段階では極端な値上げを避けられているわけですが、既に高騰したトウモロコシのトレードが始まっているために10月以降の高騰は避けられない見通しです。

焼け付くような熱波が去ってくれることを祈るのみです。

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コメント

私も今朝農業新聞を見ましたが、深刻さは我々の想像以上ですね。
記事にあるように日本では四半期毎に価格改定されますから、現時点では影響が出ていませんが、10月からの第3四半期での値上げは避けられそうにありません。
基金制度と為替相場によって若干は影響緩和されるとは思いますが、5~10円/kgは覚悟しなければならないと考えています。
仰る通り、直に牛乳・乳製品や肉など畜産物に価格転嫁できない構造なので、酪農・畜産経営はしばらくの間、苦しい状況が続くと思われます。
南半球と来年の収穫に期待したとしても、約1年は継続するのではないでしょうか?

自給飼料の確保(増産)が重要です。
食料にしても世界的に見れば、危うい需給状況の上で何とかバランスを保って来た現状を国民が正しく認識する必要があります。

お金を出せば何でも手に入る・・・と言う妄想は捨てる時代だと思っています。
国が定めている基準以下の農畜産物を「汚染されたものは沖縄に持ち込むな!!」と今でも言える事は、ある意味幸せな事だと思います。

たった一頭でも繁殖牛がいる我が家、飼料の高騰は頭が痛いばかりです。

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