「元茨城人」さんのコメントにお答えして
正直申し上げて、あまり気が進みませんが、「元茨城人」さんにお答えしておきます。
今回、丁寧な語り口に好感を持ちました。いままでよくここまで面識のない人を蔑むことができるのだと呆れ返った人が多かったもので、こちらもつい構えてしまいます。
さて、あなたの趣旨はこのようなことでしょうか。とりあえず三つのパーツに切り分けてみました。
①「原発事故以来の一連の騒動にについて鑑みるに、生産者の方々が、茨城県産の商品の購入を求めるのであれば、もう少し消費者に寄り添った認識に基づく言動が必要なのではないかと思い、再三主張しております。」
②「茨城福島の農業生産者が、自ら販売する商品の安全性を担保して、つまり、うちの商品を買って将来健康被害を受けた場合にはその責任を負います、と公言するならば私も茨城福島の商品を買いますし、家族にもそれらを食べさせられます。」
③「しかしながら、「生産者責任」は食品だけでなく、現代の商取引においては当然の責務だと認識しているのですが、どういうわけか、農畜漁行従事者においては、あたかも免責を受られるような風潮が見受けられるような気がします。」
まずは「消費者に寄り添った認識」についてですが、私は30年の間、産直提携をしてきました。
市場に出荷してお終いではなく、ひとりひとりの消費者と膝を交えて話をする中で「畑と顔が見える関係」を作ってきた自信があります。
ところが、3.11で「畑と顔が見える関係」が二つに別れました。私にとって初めての経験でした。
ある消費者グループのリーダーは、茨城が「被曝」したことにたじろぎ、交流会にECRR(*)の関係者を呼ぶようなまねをしました。たちまち不安心理は他の会員にも拡がっていき、消費は激減しました。
別の消費者グループは、食べることで支えようと話合い、多額のカンパまで頂戴しました。生産者の苦難に対しては消費者と一緒になって闘おうという気持ちは涙が出るほどありがたいことでした。
このように同じ産直運動をしてきたふたつの消費者グループが真逆な行動をとったわけです。どちらに対して私たちはあなたが言う「消費者に寄り添った認識」を持つべき対象なのでしょうか?
たぶん両方ともそうです。3.11という今まで日本人が経験したことのない苦難に際して、一方は我が身と家族を守るために闘い、一方は我が身と家族を守るために更に苦難をなめている人たちと手を繋ごうとした、その差があるだけです。
こう書くと、倫理的に後者が正しいと思われがちですが、私は前者もまたあるであろうひとつの対応だと思っています。
ただし、前者の視野の狭さは覆い難くあります。消費者主権主義とでも言ったらいいのでしょうか、あるいは平たく「消費者は神様」意識とでも呼んだらいいのでしょうか。
食べものを買う消費者は「知る権利」があるが故に、一切の情報を開示されてなければならず、「将来健康被害を受けた場合にはその責任を負います」という農産物にもいわば工業製品と同じ「製造物責任」(PL)があるとする考えかたです。
もちろんPLに似た概念のJAS有機認証は存在します。私たちグループはそれを取得ていますが、認証項目にひとつでも違反が発覚すれば、認証取り消しという社会的制裁が待っています。
ただし、こんなものは単なる紙切れでしかありません。第一、JAS有機には放射能の一項は存在しません。
仮にあったとしても、3.11当時私たち農業者が「一切の情報」を提供できる立場にあったのでしょうか。
私たち生産者のみならず、事故調が指摘するように国が情報隠匿に走り、地方行政は尻込みするばかりだったからです。
このような状況の中で正確な放射性物質の拡散状況を知ることすらできませんでした。だから、私たちは自力で文字通り地を這うようにして農地や湖を測定して回ったのです。
そしてとうぜんのこととして農産物の日常的測定もしていきました。そして1年5か月たった今は、それを中長期的定点観測体制に切り換えようとしています。
さて、「元茨城人」さんは3.11の状況に対してPL的製造物責任の発想がないと私たち農業者を批判しておられます。
ないものねだりだと私は思います。そもそも、農産物とは自然条件によって大きく左右されるために、そのような工業製品的尺度を適用するのは困難だと言うことが前提としてあります。
今回の3.11の状況は、この「自然条件」そのものが降ってきた放射能という存在でした。しかも東電をして法的には「無主」であり、環境庁をして「汚染物質ではない」(!)と言わしめる物質でした。
このような国家の不作為の中で、どうして私たち農民だけが突出してあなたが言うようにPLを引き受け、「うちの商品を買って将来健康被害を受けた場合にはその責任を負いますと公言」できるのでしょうか。
そのように「公言」することが、放射能との闘いの中でなんならかの前進ならばやぶさかではありませんが、買ってららうためだけならば意味があるようには思えません。
意味があるとすれば、国や東電が放射能汚染すべてに対して包括的に責任を負い、清浄な土地に戻すことを約束させる取り組みの中でならあるでしょう。
このような「被曝地」全体に対するトータルな浄化を含む支援なきところで、私たち生産者のみがPLの責任を負うことは、加害者と被害者を混同し、全面的に被害者である農業者の背に無用な重荷を乗せるものでしかありません。
私たちにできるのは空疎に「安全宣言」を出すことではなく、自らの責任で計測した測定数値を記録し、保管し、開示を誠実に準備することだけです。あるいは遅ればせで出揃いつつある行政各機関の測定値を知らせることです。
それでもなお、もし私たちの農産物が安全か危険なのかと問われるのならば、私たちは自らの測定値を示し、「国の100BQよりはるかに下回っている数値であり、国はこの食品摂取基準に対して責任を持ち、私たち生産者はそれを遵守する関係にあります」とまでしか言えません。
また、元茨城人さんの「免責」という文脈で言うならば、国が定めた食品基準値以下で正当な流通をしている食品に関しては「免責」されるべきだと考えます。もしされないのであれば、国が食品基準値を作った意味がそもそもありません。
欄外に食品由来の放射線量のもっともリアルな食卓の数値である日本生協連の測定データを出しておきます。
最後に沖縄に茨城の農産物がないということでしたが、残念ですが私がとやかく言えることではありませんし、逆にあなたの主張を裏付ける証拠というわけでもないと思います。
ただ、沖縄に大量移住している放射能避難者の皆さんがどのような情報発信をして、それがどのように沖縄社会の中で広まっているかは少々心配ではあります。
「元茨城人」さん、これでお答えになったでしょうか。茨城は爽快なまでに暑いですよ。お盆に帰ってきませんか?
■関連記事 http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-fb6f.html
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-ffc9.html
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
*ECRR ・・・ヨーロッパ放射線リスク委員会・ヨーロッパの急進的脱原発団体。3.11に際してクリス・バズビー氏が来日し、各地で「福島で40万人がガンになる」と講演して回った。
資料
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コメント
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元茨城人さん。
お暇があれば過去ログとコメントを読まれればよいでしょうが、それではあまりに大変でしょうから簡単に説明しますと…
>この1年で浅すぎる理解で批判や罵倒の類いの粘着者は軽く1ダース越えてるんです。
ブログ主がいくら誠実に答えても、変わらずです。
ブログ主の被災直後からの猛烈な測定や作物への移行の考察、実測データなど散々出しても変わりありません。入れ替わり立ち替わり現れます。
要はマスコミ報道やネットで流布されるデマ(我ながらいやな表現ですが、あえて)と勢いに流されている人間があまりに多い。
特に今まで無農薬有機栽培の直販を称賛して購入してきた購買層の多くが、突然掌を返しました。
そんな状態が続いて来ましたから、批判的と思える書き込みにはどうしてもセンシティブになってしまいます。
実際に生活の危機に直面しており、自分たちで作った野菜を毎日食べているのは彼らです。
その辺りは是非ともご理解下さい。
投稿: 山形 | 2012年8月 2日 (木) 08時08分
もっと農業生産者を信じても良いのではないでしょうか?
世界各国の農業者はどうかは分かりませんが、日本の農業者は正直で真面目だと思っています。
放射性物質では無いですが、厚労省と農水省の見解が違ったりすることも多々あります。
農業者はその対応に右往左往しながら、消費者が安心して食べてもらえる生産物を出荷しています。
投稿: 北海道 | 2012年8月 2日 (木) 08時49分
以前お邪魔させていただき、拝読させていただいております。
blog主様の冷静さにはただただ頭を垂れるのみです。
主様のおっしゃる通りです。
ただ皆様(0bqを主張される方)、未曾有の災害に心がついていかないのでしょう。
それだけ福島や隣接県にお住まいの方々が直面している現実とは掛け離れた世界に身を置いているのだろうと・・・。
風評被害という実害に苦しむ事の無い世界にお住まいなんだろうと・・・・
>3.11に際してクリス・バズビー氏が来日し、各地で「福島で40万人がガンになる」と講演して回った。
主様もご存知の事と思いますが、日本人の二人に一人はガンで亡くなっています。
福島県民200万人のうち・・・たった40万人?
私はこの話を聞いたとき、(このオヤジは何寝言こいてんだ?!)と思ったものです。
(へぇ〜ガンの発症率がさがるんだ〜、さすがバズビーだ!)
と、前向きに捉える事にしました。
先日読んだ本に、人は思う通りの人生を歩むし、思う通りの出来事を自分の身に引き起こす。と・・・
私個人は、消費者が神様だなんて思っていません。
(私が思う事だから、自由ですよね)
物が溢れて捨てる時代だから、そんな風にいわれるのでしょう。。。
意識だけでも対等であるべきです。と、思う・・・
投稿: 会津 | 2012年8月 2日 (木) 11時26分
たとえば、放射性物質でいえば、
500ベクレルが安全と思って、一生懸命500ベクレル以内のものをつくるのは、まっとうな農家のかたと思います。
100ベクレルが安全と思って、一生懸命100ベクレル以内のものをつくるのは、まっとうな農家のかたと思います。
100ベクレルは、安全だと思わないけれど、許可されているから売る、基準が高くなるように働きかける、というのは、信頼に値しない農家のかたと思います。
心配しているのは、いま、日本のほとんどであるまっとうな農家が、なくなっていってしまうのではないかということです。
今まで通りにしていたら、まっとうな農家のかたからつぶれていってしまうのではないかと。
基準と消費者感覚が乖離しすぎています。
寄り添わなくてもよいです。まっとうな農家が残って欲しいのです。
(そして、余計なことと思いますが、まっとうな農家のかたにも、安全なものを食べて欲しい……何が安全かの感覚はそれぞれなのでなんとも言えませんが……。旧基準など、私からすれば、心の痛くなるようなものでした。もちろん、私の感覚が絶対に正しいなどとは、言うつもりはありません。人より怖がりで、放射能に限らず無駄な時間とお金と労力を安全のために割いている自覚もあるので。)
投稿: りんご | 2012年8月 6日 (月) 12時34分
お久しぶりに覗かせて頂きました。
併せて、ざっとですが、原発事故後の貴殿の主張するところを読ませて頂きました。
そのうえ、どうもやはり貴殿は、我々消費者心理の根底にある認識とのギャップを受け止め、理解して頂ける姿勢を持ち合わせてはいないようで、失望しています。
更には、つい数日前には、原発事故以来散々使い古された「喫煙と放射線被害」を引合いに出すトリックを展開されていますね。
自ら進んで喫煙する子供がいますか?
毎日子供が喫煙することを受容する親がいますか?
更には、低線量被ばく(外部、内部問わず)を懸念する消費者を、あろうことか嘲笑する貴殿の姿勢こそ、なお一層消費者として貴殿らの生産する汚染食品を拒否する主たる理由の一つであることを知らしめるに足らないほど、故郷茨城では既に汚染食品は当たり前に流通消費されているのでしょうか。
>ただ、沖縄に大量移住している放射能避難者の皆さんがどのような情報発信をして、
>それがどのように沖縄社会の中で広まっているかは少々心配ではあります。
今日現在、「茨城産」と表された食品は、こちら沖縄の小売店において、まず目にすることはありません。
貴殿からすると、我々移住者がミスリーディングし、うちなーんちゅの皆さんを洗脳(笑)した上で、汚染食材をボイコットさせているようなイメージなのでしょうが、実情は全く違いますのでご安心を。
汚染された食品を生産する者が、安全だと主張すること自体が胡散臭く、あろうことか購入消費しない消費者を批判することが許されるような認識でいること。
それこそが自らの首を絞めていることになぜ気づかないのでしょうか。。。
どれだけ消費者を批判しても、買って食べるか否かは消費者の判断です。
消費者に寄り添うべき、との私の主張はその事実をもってのみ成り立つ内容です。
投稿: 元茨城人 | 2012年8月12日 (日) 23時21分
元茨城人様
おっしゃられてることは、
沖縄の小売店では福島産の農産物は見かけられない。
ただこれだけを元にした発言です。
あなたが、全ての(沖縄の)消費者の代弁者であるかのようにおっしゃっていますが、これはただの思い込みじゃないでしょうか?
消費者って言葉を繰り返し使っていますが、あなたは全ての消費者の代表じゃないですよ。
少なくとも私は、消費者の一人として、勝手に代弁されているような気がして非常に不愉快です。
私は、風評被害にあっている農家の皆さんに、早く普通の生活を送っていただきたいと思っていますので、あなたの主張とは真逆の気持ちです。
投稿: 埼玉零細 | 2012年8月13日 (月) 01時41分
元茨城人さん。
多額の費用をかけて、いくらNDの御墨付きを添付しても買い手が激減している農家の苦しみを、是非ご理解ください。
何人もが自殺しています。
ND測定の精度にもよりますが、どこまで測れば納得なさるのでしょう?
もちろん政府の初期対応での「直ちに健康には影響が無い」に始まった不信感は理解しております。
一農家であるブログ主の話に、もうちょっと耳を傾けて下さい。お願いします。
また、これは私個人の主観が入ってますが…
以前は「一応安全性が確認されている農薬使用の作物なんかより、無農薬有機栽培を!」と、直販に飛び付いていた消費者ほど、事故以後には掌を返して不買に走っていると思います。
国はこの春に暫定500Bq/Kgから100Bq/Kgに正式に引き下げましたが、大手流通系が独自に50以下とか20以下とかやってるので、もはや国の基準が機能していません。
そんな流通の野菜は良くて、農家独自の20以下は買わないってのは、ただ踊らされているだけだと思います。
投稿: 山形 | 2012年8月13日 (月) 07時09分
自然物を扱う農家さんに、すべての有害物質の検査をして、安全であることを、担保せよ。と言う、消費者理論は、個人的には、農家いじめというか、出来ない要求に思いますし、矛先を向けるべきは、政府や東電であって、農家は、被害者だと言う事を、消費者は、深く認識すべきであり、農家と消費者を対立構造にして、あたかも裁判の原告と被告のように、考えて、議論することは、ナンセンスだと思います。
本来、放射性物質の食物への混入およびそういう食材として、不適格な商品流通を、止めて、安全な流通状態を作り出すのは、政府、農水省、東電の仕事であると、第1加害者である彼らに消費者は、強く求めるべきでしょう。
例えば、交差点で、消費者の車に農家の車が、赤信号で2台とも、止まっているのに、東電というトラックが、無謀な運転で、農家さんの車にぶつかり、さらに、押し出して、消費者の車も壊れ、怪我人が出たようなものだと思います。農家としては、信号で止まっていたわけで、過失もないのですが、消費者が、入院されたので、全体の事故当事者として、消費者の入院された病院に、人道的な見地や、過失も故意もなかった農家としても、怪我に至る当事者の一人として、お見舞いにいきましたら、すべて、農家さんの責任ですから、休業補償から慰謝料まで、即刻賠償しなさいと言われているようなものですよね。
賠償行為は、因果関係を明確にしないと、賠償責任レベルの金額算定は、無理なのです。お見舞いと言う、互助努力以上のことが、法的には、出来ないのです。
基本的重大責任は、農家さんですか?東電ですか?
私は東電だと思いますが。。
東電が、しっかり対応しないから、農家が責任を取れという論法もどうかと思います。社会的責任も会社の体力も、1農家さんとは比べ物には、なりませんよね。
ですから、本来、諸外国のように、消費者と農家がタッグを組んで、東電に、責任を取ってもらうべきではないかと思うのです。
この野菜は危険ですの証明は、比較的しやすいのですが、この野菜は、絶対安全ですと言う証明は、数理物理的には、相当難しい難問で、それを、1個人の農家に担保せよというのは、ほぼ無理でしょう。
それを要求されるなら、農業生産物の経費として、それだけの証明できる環境を農家さんに持ってもらい、消費者もそれに見合う金額を上乗せした、単価で、農林畜産漁業物を購入するシステムでも、作りますか?
もちろん、その費用は、東電や政府に出してもらう(税金でまかなう)か、商品単価に上乗せするかでしょうけどね。
今の10倍以上の値段の野菜類になりますが、果たして、喜んで消費者が、買うでしょうか?
現在、中国観光客は、日本で、食用油などや粉ミルクなど、たくさん購入して、母国にお帰りになりますが、安い単価で、安全が買えるまらと、決して安くはない、それらの旅行土産は、中国人にとっては、ありがたい存在だそうですよ。
基本的に、放射性物質の専門家でない農家さんが、自費で、少しでも、安全性のレベルを明確に数値化する努力をしてみえる訳で、感謝することは、あっても、1農家個人を攻撃するのは、おかど違いと思います。
消費者は、まず、東電を始めとする原子力事業者の責任追及すべきなのではないでしょうか?
計画停電で、冷蔵、冷凍食品が、売り物にならなくなったら、農家の責任というのは、飛躍しすぎで、消費者は、未だ、ビデオなど、公開を渋る、第1加害者の東電を責めるべきで、身近にいる農家さんを攻撃するのは、単にストレス発散行為以外の何者でもないように、思えるのですが。。
投稿: りぼん。 | 2012年8月13日 (月) 07時24分
連投失礼します。
元茨城人さん。
>好んで喫煙する子供と、それを許す親がいますか?
残念ながらいくらでもいますね。
中高生で背伸びして喫煙なんて、今も昔もゴマンといます。
インドネシアの2才児ヘビースモーカーなんてのは、極端な例外ですが(笑)
ブログ主が武田邦彦先生の例を出したのは、目眩ましでもなんでもなく、あれだけ東日本の農家をコキ降ろしボロ儲けしておきながら、タバコの害は証明されていないと主張するダブルスタンダードのことです。
武田邦彦HPをご覧下さい。
一方、武田教授は『科学者なら、まず常識を疑え』という素晴らしい言葉も言っておりますが、それこそ自己矛盾ですね。
タバコの健康被害は膨大な統計的数値に出ていますが、医学的には完全には解明されていません。
それが放射能の影響による健康被害となると、ますますデータが無いはずなのですが。放射性ヨウ素の初期被爆が甲状腺のどこのヒダに蓄積するかがハッキリしている程度。
また、「常識を疑え!」と言いながら、平然とテレビ出演で全くの専門外のことにあれこれ発言してますね。
もはやあんなのは学者だとも思えない!というブログ主の揶揄(皮肉)程度の表現だと受け取って下さい。
投稿: 山形 | 2012年8月13日 (月) 07時35分
生産者と消費者は対決ではなく「協調・共闘」では無いでしょうか?
投稿: 北海道 | 2012年8月13日 (月) 11時17分
>>埼玉零細
私は、沖縄の消費者の代表であるとは微塵も感じていません。
その上で、私が毎日目にしている、こちらでの市場の状況を疑うなら、どうぞこちらにいらして、小売店店頭をご覧ください。
清々しいほど、関東・東北産食材は並んでいませんよ。
私がいつ、どのような形において、沖縄の市場にて茨城産の食材が並んでいないことを根拠とし、茨城産の食品の危険性を主張しましたか?
私の発言をよーく読んでください。
>>りぼんさん
>基本的重大責任は、農家さんですか?東電ですか?
>今の10倍以上の値段の野菜類になりますが、果たして、喜んで消費者が、買うでしょうか?
そうです。おっしゃる通りです。
すべては、東京電力が負うべき責任下にあると、私は考えます。
>本来、諸外国のように、消費者と農家がタッグを組んで、東電に、責任を取ってもらうべきではないかと思うのです。
そうです。おっしゃる通りで、異論は微塵もありません。
その上で、
>好んで喫煙する子供と、それを許す親がいますか?
>残念ながらいくらでもいますね。
中高生で背伸びして喫煙なんて、今も昔もゴマンといます。
あなたがどのような環境で育ったかということは私の関知することではありません。
しかしながら、放射能だ原発事故だの一切を棚においても、あなたの喫煙に関する感覚は、21世紀を迎えてから12年経ちます。平成24年の国民意識に対して、大分ずれてますよ?
そのような認識が根底にある上で、どれだけ茨城の汚染食品の安全性を訴えたところで、苦笑を買うだけです。
タバコも安全だ。放射性物質も安全だ?
まずは、禁煙をお勧めします。
投稿: 元茨城人 | 2012年8月14日 (火) 00時34分
>>北海道さん
>生産者と消費者は対決ではなく「協調・共闘」では無いでしょうか?
そうなんです。それに尽きると思うんです。
しかしながら、食品の暫定基準値が500ベクレルであった際にも、農・漁・畜に携わる生産者のみなさんは、自ら販売する商品に関する商品の危険性を一切担保することなく、あろうことか、汚染食品の安全性を主張し、自らの生計を保つべく、汚染食品を出荷流通させ、結果たくさんの消費者を被ばくさせました。
それが消費者にとっては、これから長きにわたってその信用を失う理由であり続けることが、無責任な生産者には理解できないようです。
もどかしいというか、あきれます。
投稿: | 2012年8月14日 (火) 00時58分
元茨城人さん。
後半はりぼん。さんではなくて、私宛てですよね。
あなた同様に私もあなたがどんな環境で育ってきたかなど知りませんし、興味もありません。
最近は市街地での路上喫煙の規制や相次ぐ値上げで、全体喫煙率が下がっていることくらいは知っております。
と、ここまでは余談に過ぎません。
私はあなたがブログ主に発した喫煙を持ち出した「トリック」という言葉に対して、武田邦彦教授の言動を説明するのが趣旨だと解っていただけそうなものですが、ちゃんと読んでよ。
残念ながら、あなたは言葉尻ばかり捉えて都合のいいことばかりで反論になっていません。
こちらには攻撃的意思はないことくらいご理解下さいな。
私が禁煙するとかどうか…全く関係ありませんし、余計なお世話です!
生産者と消費者が緊密な関係で東電(政府とGEも)に責任と補償を求めるべきだという点、総論では大賛成です。
しかし、各論になるとあなたのような関心の深い方でさえ農業者・漁業者を非難しておられるように、これがなかなか難しいのが現実ですよ。
今や、有機・産直は瀕死の状態です。
いくら自費で計測して公表しても売れないのです。
これこそが、そこにあるギャップです。
また漁業なら、同じ漁場で捕った鰹など回遊魚は、焼津に水揚げすれば問題無く、小名浜に揚げればキロ百円。これなんか典型的な風評被害ですよね。
どうすれば土壌から作物への放射性物質移行を抑えられるか、どうすれば消費者の信頼を取り戻せるか…に関しては、是非とも過去記事(膨大な量ですが)を読んで、ブログ主がどんな取り組みをしてきたのかを見て下さい。昨日(8月13日)の記事でも触れています。
今、東日本の農家さんにはこれが最大かつ喫近の課題です。
投稿: 山形 | 2012年8月14日 (火) 07時05分
元茨城人様
>私は、沖縄の消費者の代表であるとは微塵も感じていません。
前のコメントで、ご自分と消費者を同一視している部分は
我々消費者心理の,
懸念する消費者を,
消費者として貴殿らの,
購入消費しない消費者を,
消費者を批判しても,
消費者の判断,
消費者に寄り添うべき
との7つにも及んでいます。意識されていなくても明白だと思います。
>清々しいほど、関東・東北産食材は並んでいませんよ。
震災前に東北地方の食材がそれほど並んでいたのでしょうか?
距離的にみて沖縄での食材の仕入れ先は関東以西が主では?
こちら埼玉では逆に沖縄の食材はあまり見かけないように思います。
>私がいつ、どのような形において、沖縄の市場にて茨城産の食材が並んでいないことを根拠とし、茨城産の食品の危険性を主張しましたか?
>私の発言をよーく読んでください。
前のコメントからも感じますが、人の話を良く曲解されますね。
私が言ったのは
>あなたが、全ての(沖縄の)消費者の代弁者であるかのようにおっしゃっていますが、
>これはただの思い込みじゃないでしょうか?
というもので、
>全ての(沖縄の)消費者の代弁者であるかのように
に対して、
>不愉快だと申し上げているだけです。
投稿: 埼玉零細 | 2012年8月14日 (火) 09時24分
元茨城人さん
>私が毎日目にしている、こちらでの市場の状況を疑うなら、どうぞこちらにいらして、小売店店頭をご覧ください。清々しいほど、関東・東北産食材は並んでいませんよ。
この発言を一般的な人はどう解釈するでしょうか。
恐らく、「沖縄の市場で、関東・東北産の食材を見かけないのは、当該産地のものが放射能で汚染されているからに違いない。」というのが無難な解釈でしょう。
元茨城人さんも、そう主張されたいのでしょう?違うのですか?
>私がいつ、どのような形において、沖縄の市場にて茨城産の食材が並んでいないことを根拠とし、茨城産の食品の危険性を主張しましたか?
続けて、このようなことが書ける貴殿の感覚が理解できません。
>どれだけ消費者を批判しても、買って食べるか否かは消費者の判断です。消費者に寄り添うべき、との私の主張はその事実をもってのみ成り立つ内容です。
この「消費者の判断」とか「消費者に寄り添うべき」という文言、明らかに、上から目線ですね。「俺たち消費者は、お前らの作ったものを買って食べてやっているんだ。」的な感情が見え隠れします。不愉快、極まりない。
生産者は、貴殿が考えているより、はるかに下賤のものでもなければ、無学・バカでもない!
日々、勉強し、誇りを持って、農業・畜産に取り組んでいるんですけどね。
すみませんね、言葉尻を突いてしまって。
元茨城人さん、1年5ヶ月も経った今頃、何を主張したいのですか?
「お前ら、生産者は、1年以上前、放射能で汚染されたものを出荷しておいて、消費者(主にゼロベクレル論者)を批判するとは何事か。」
「我々、消費者は、買って食べるか否かが許された特権階級だ。その判断は、線量ではなく、産地のみで判断するんだ。」
「これから先、お前ら、生産者が、いくら安全だと主張しても聞く耳は持たない。」
ってところでしょうか。
投稿: Cowboy@ebino | 2012年8月14日 (火) 11時38分
>ただ、沖縄に大量移住している放射能避難者の皆さんがどのような情報発信をして、
>それがどのように沖縄社会の中で広まっているかは少々心配ではあります。
今日現在、「茨城産」と表された食品は、こちら沖縄の小売店において、まず目にすることはありません。
貴殿からすると、我々移住者がミスリーディングし、うちなーんちゅの皆さんを洗脳(笑)した上で、汚染食材をボイコットさせているようなイメージなのでしょうが、実情は全く違いますのでご安心を。
元茨城人さん。
全く、管理人さんの危惧がわかっていないなぁ。
そんな狭い範囲のことを言っているのではないと思いますよ。
他者への関わり方が、あなたとはまるで違います。あなたは毒を撒いているはずですので、早く自覚してください。
投稿: 南の島 | 2012年8月15日 (水) 00時02分