• 1810-024
  • 2022080500050079yom0003view
  • Map_sakishima
  • 20090310twd002b001_20220808103101
  • 227-015
  • M_okinawa20220805095200
  • Img_db5b67540d48edefe0471a8c7e9453611204
  • China1028
  • S-022
  • Large_220805_sbm_01

« 加害者呼ばわりはやめていただこう | トップページ | 世界同時異常気象 グローバルにそして毎年のように »

2012年8月15日 (水)

地球規模の異常気象と農作物への影響

3_027_edited1

米国の熱波は最悪の状況を迎えつつあります。

「 ビルサック米農務長官は2012年7月18日緊急記者会見し、米国土の6割が干ばつに見舞われているとして、「非常事態」を宣言した。トウモロコシや大豆の世界的産地である中西部を干ばつが直撃。両作物とも8割弱の生産が何らかの被害を受け、凶作の恐れが急速に広がっているという。米海洋大気局の基準では全米の55%が干ばつ状態にあり1956年以降で最悪の状況だという。」(J-CAST)

結果、世界の穀物需給を直撃しつつあります。

「穀物が高騰。トウモロコシは指標となるシカゴ市場の先物価格が、7月第4週には期近の9月物で1ブッシェル8ドル台に乗せ、昨年6月の最高値(7.9975ドル)を超えた。大豆も期近の8月物が1ブッシェル17ドル台に乗せた。その後、雨が降ってやや下がったが、1ブッシェル9ドル程度の小麦(9月物)も含め、高値圏で推移している。」(同)) 

世界銀行は開発途上国の食糧危機支援のための融資を検討し始めました。

190年代以降米国熱波と穀物市場は完全な相関関係にあることがわかります。(欄外資料1参照)

相関関係をみるために書き抜いてみるとこうなります。

●米国を熱波が襲った年とシカゴ穀物相場
・1976年中西部干ばつ・・・シカゴ穀物相場急騰
・1983年中西部大干ばつ・・・同
・1988年同        ・・・同
・2000年同        ・・・急騰なし
・2002年北米大干ばつ(エルニーニョ発生・世界的熱波)・・・翌03年相場急騰
・205年干ばつとミシシッピーにハリケーン襲来・・・相場下落
・2006年北半球、南半球同時熱波(エルニーニョ発生)・・・翌07年急騰
・2012年中西部熱波・・・急騰トレンド

これを見る限り、エルニーニョ現象の翌年に熱波・干ばつが起きる⇒穀物生産に打撃⇒欧州、東欧まで含んだ洪水などの異常気象発生⇒全世界的な穀物相場の急騰、というパターンが見えてきます。

また、それまで10数年おきだったエルニーニョやラニーニョ現象が、1990年代後半から2000年代かけて、97年、02年、06年、そして今年12年と頻発し、その間隔も短くなっていっていることです。

そして北半球のみならず、南半球で発生するラニーニャ現象まで連動するために、その影響が主要穀物産地であるブラジル、アルゼンチン、豪州にまで及ぶ全世界的な穀物恐慌に発展するケースがでてます。

2002年を例に取ると、エルニーニョ現象により北半球全域が異常高温に見舞われ、、米中西部、カナダ、インド、インドネシアで熱波、欧州ではドイツ東部とチェコ、フランス南部で大洪水が発生し、同時にラニーニャ現象が起きた南半球では豪州が大干ばつを受ける事態となりました。

その結果、豪州では前年の2490万トンから実に62%の1710万トンへと減産、カナダは21%、米国は2%で食い止めたものの1995年以来の低い生産水準となりました。

そしてインド、中国、ベトナムなどで干ばつや大洪水が発生し、その被害は世界規模となりました。

また翌年の03年にも世界的高温・熱波は続き、欧州全域、特にフランスの熱波では5000人が死亡するなどの被害が出ました。

今年懸念されるのは、このような全地球規模の異常気象が起きる可能性とその翌年にまでそれが引き続くことです。

次回、もう少し近年の異常気象と農作物への影響を調べてみたいと思います。

           ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

Photo                (「水戦争」柴田明夫)

« 加害者呼ばわりはやめていただこう | トップページ | 世界同時異常気象 グローバルにそして毎年のように »

コメント

あ~、また飼料代があがる。
どうも今年は、10000円/tの値上がりを覚悟しなければならないとの飼料会社の方の説明でした。
10円/kgですから、20kg入りの紙袋ですと200円の値上げとなるようです。
現在、1袋が1000円~1800円くらいですから、これが1200円~2000円となる計算です。
単純計算だと、うちでは、月に40000円~50000円の出費増です。
実に、弱ったものです。
飼料安定基金、どれほどの効果があるか。

それだけ、子牛のセリ値が上がれば、まだいいのですが、色々な方の話を総合すると、若者の間では「肉離れ」が進んでいるとか。
黒毛和牛のサシのしつこさが嫌だという若者が増えているらしいです。
こっちの「肉離れ」も、相当に痛そうです。

飼料の高騰は、肥育農家直撃しそうですね。生産農家も飼料高仔牛安のダブルパンチを受けそうですし、異常気象の影響は、輸入飼料だけでなく、自家粗飼料にも影響出そうです。サイロ用のトウモロコシの植え付けが遅れたり、あるいは植え付けても、雨の影響で発育が遅れたり、様々な影響が出ている感じです。
まやかしのエコであるバイオ燃料絡みもあるでしょうし、穀物の不作高騰は、本当に心配です。世界規模の食料危機が訪れた時に、日本と言う国はどう対処するつもりなのでしょうか?

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 地球規模の異常気象と農作物への影響:

« 加害者呼ばわりはやめていただこう | トップページ | 世界同時異常気象 グローバルにそして毎年のように »