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2012年12月19日 (水)

「未来の党」の自滅 問われるべき脱原発政党の中身

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今回の衆院選で、私は「日本未来の党」を注目していました。初めはかなり好意的に、そして途中からは失望と共に、ですが。 

そして結果は報じられているとおり、公示前62議席、改選後9議席でした。もはや出直しが効くかどうか分からない負けっぷりです。 

特に小選挙区ではわずか2人しか勝利できず、そのひとりは「あの」小沢一郎氏です。 

「原発ゼロの会」の阿部知子氏もかろうじて比例で復活しているありさまですから、脱原発派はほとんど国会に議員を送り込めなかったことになります。 

「未来の党」代表代行で、脱原発運動の中心的存在だった飯田哲也氏は、中国電力上関原発の着工問題で揺れる山口1区(※)においてもダブルスコアで敗北し、惜敗率により比例復活もかないませんでした。 

この党は党として当然持つべき組織体制や綱領がまったく整っていない上、党首嘉田氏は現職知事とのパートタイムですので、このまま個々別々に他の政党に吸収されていくか、小沢氏のミニ私党となっていくことでしょう。

もっとも小沢氏に今後も政治生命が残っていればですが。 彼と組んだことについてはここでは触れませんが、おそらくもっとも後悔しているのは、嘉田氏と飯田氏のはずです。

一方民主党は、鳩山、菅内閣時代までは原発比率50%路線の原発推進政策に邁進していたので、「にわか脱原発派」と呼ぶことにしますが、この「にわか派」ですら原発立地を抱える13選挙区中わずか1選挙区で勝ったにとどまっています。
(下図参照 産経新聞12月 18日)

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「原発銀座」の異名がある若狭湾の福井3区でも自民の圧勝、今、活断層が問題となっている東通原発がある青森2区でも自民が勝利しました。 

さて、飯田氏は現実政治の中でもみくちゃにされました。 

大阪市特別顧問で橋下氏の下にいたかと思うと、橋下氏の大飯原発再稼働容認あたりからきしみ始め、「維新の会」そのものが原発推進派の石原老人に乗っ取られてしまった為に、いまや公然と罵り合う仲です。 

山口知事選での敗北に続いて、今度はピュアな学者肌の嘉田氏と組んだのですが、またもや今度はあろうことか、エコが日本一似合わない男・小沢一郎氏に冷や飯を食わされ、締め切りに名簿提出できずに、嘉田氏の元部下に「よしなに」計らってもらったという醜態ぶりでした。 

私はこの「未来の党」の飯田氏が書いた「未来の党」の事実上の綱領である「原発完全ゼロへの現実的なカリキュラム」を読んだ時に、そうかこの人においてすらこんなレベルだったんだ、となんともいえない落胆を味わったことを思い出します。 

この飯田氏は、現在ある電力体制を批判する時の切り口は大変にシャープでした。実際にこの部分で私も教えられたことが多くありました。 

しかし、現実に脱原発をする上では難問は山積しています。このブログで取り上げただけでもこれだけあります。

①使用済み燃料の最終処分はどうするのか
②代替エネルギーは何を考えるのか
③その拡大のための財源はどうするのか
④電気料金値上がりによる国民生活や経済への圧迫をどのように回避するのか
⑤脱原発が完了するまでの期間の原子力安全・規制機関はどのようにあるべきなのか
⑥化石燃料の増大によるCO2対策はどうするのか
 

私は飯田氏の著書を何冊か読んでいますが、それについてほとんど書かれておらず、ドイツのFIT(電力の全量固定買い入れ制度)だけを、理想的事例として持ち上げているだけでした。 

そして元々工学系の人ですから、スーパーグリッドなどの技術の進歩がありさえすれば、再生可能エネルギーが直ちに代替エネルギーとなるかのような書きぶりでした。

もちろんその新規送電網投資や電気料金の大幅な値上がりで、厭戦気分のドイツの現状などおくびにも出てきません。 

何度か言っていますが、個人が脱原発を叫ぶのと、国政に参加する政党がそれを言うのとはまったく次元が違うのです。

個人としての市民や研究者が脱原発を叫ぶ場合、必ずしも使用済み燃料問題までを考える必要はありません。あるいは、代替エネルギーの財源まで踏み込んで考える必要はないのです。

しかし、政党となると違います。特に、「未来の党」は脱原発の専門店ですから、経済や農業政策について素人であっても愛嬌ですが、ことこの分野については完全な回答を準備しておかねばなりません。

それでなくしては、国政に参画するなど10年早いのです。

「未来の党」は、「卒原発」で電気代が値上がりするので、交付国債で値上げを先送りする、という公約を打ち出しました。

交付国債の償還財源は最終的には送電費に上乗せされると書いていますから、いずれにせよ電気代が上がる事には変わりはありません。

飯田氏は経済がわかっていませんね。電気料金の値上げを国債で充当したとしても、問題を先送りしただけなんですよ。

それは本来は消費者が払うべきコストを、国が立て替えただけで、どこの会社もそれによっで売り上げが増えるわけでもなく、従業員の収入や雇用も増えるわけでもありません。

要するに、「卒原発」をした結果の電気料金値上げ分を、国(税金)が尻拭いをしているだけで、まったく無駄な国債の利用方法です。景気はピクリともせず、財政負担のみが増大します。

一種の福祉政策のような発想なのでしょうが、エネルギー問題を福祉問題と同じ発想法で混同されては困ります。

このような発想は、飯田氏のオリジナルというより、小沢氏が民主党に持ち込んだバラ撒き政策の帳尻を国債などの政府支出で充当しようという考え方に影響されたみたいです。

いわゆる「政府所得移転政策といって、ただ政府が国民にその財源(政府所得)の金庫を開けて金をバラ撒いているだけです。(※)飯田氏は「電気料金値上げ手当」とでも称するのでしょうか。あまり選挙民は喜ばないと思うけど(笑)。

このような方法をとる限り、もし「未来の党」が政権をとっても、小沢氏が言ったような「政権とれば金などいくらでも湧いて出る」などということがないのは証明済みな以上、民主党政権の子供手当てと同じ運命をたどるでしょう。

これでは「卒原発」は財源枯渇で、子供手当と一緒でただの1年で廃止です。原発ゼロまでにはどう少なめに見積もっても20年はかかるので、これでは政策になりません。

また、飯田氏は新規着工住宅に太陽光パネルを設置すれば、原発の代替となるというのが持論でしたが、このパネルの財源も国債を当て込んでいるのだと思います。

これは一見自民の建設国債と似た発想ですが、自民党案が国内雇用を創出するのに対して、太陽光パネルはサンテックパワーなどの中国製が優勢なために、国富は中国へと流出していくことになります。ドイツはまさにそうでした。
■関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-ceb6.html

使用済み核燃料の最終処分問題についても、脱原発派はひたすら六ヶ所村の再処理工場を批判するだけでよかったわけですが、国政政党となった場合、現在約2万8千トン積み上がったプルトニウムをどのように処分していくのか回答せねばなりません。
■関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-ebe9.html

また、飯田氏がいくらスウェーデンで学んできたからといって、かの国は消費税率25%(最大・軽減税率あり)ですよ。

スウェーデンを見習えと言って、消費税反対とはこれいかに。脱原発を押し進めていくなら、増税は不可避です。一種の環境税として徴収し、合わせて電気料金も値上がりしますから、国民生活は苦しくなる一方なのは当然です。

それをこのデフレ不況の真っ只中でやればいかなることになるのか、少し想像力を働かせてほしいものです。

もし増税に頼らないというなら、景気をよくして税収を上げるしかないのは当然ですが、すると自民党的な積極財政を取るしかないわけです。そのためには経済・財政・金融政策が必要です。

つまりは「未来の党」は、原発反対・消費税反対・TPP反対と「反対」ばかりをつなぎ合わせた無責任な党でしかなかったのです。

原発問題はいくつもの方程式のようなものです。

原発を止めようと思えば、財政問題について考えねばならず、「核のゴミ」を解決するにはプルトニウムの核不拡散問題という外交・安全保障の問題になり、代替エネルギーで化石燃料が増えてしまうことによるCO2増大や、貿易赤字の増加も考えていかねばなりません。

「命が大事か、経済が大事か」、というようなムード的な二分法ではなにも答えていないのと一緒です。繰り返しますが市民が言うのはかまいませんか、政党が言うのは愚かです。

私はこのような形で、日本て初めて本格的に誕生した脱原発政党が挫折したことを実に残念に思います。

東京新聞政治部長は選挙後に紙面で、官邸前のデモの盛り上がりや、6割の人が原発に反対していることを捉えて、「原発の存続をもくろむ自民党は民意を反映していない」と批判しています。

確かに自民党の大勝は小選挙区制度のマジックです。それを一番よく承知しているのは自民党です。だから自民党は、今回の選挙で「」をまったく頼りにせず、ドブ板選挙に徹しました。

ドブ板選挙の是非はともかく、この方法に徹する限り、基礎組織がない「未来の党」に勝機はありません。

ならば、自民党批判をしても仕方がないではありませんか。問われるべきは脱原発派の主体そのものなのです。

では「風」は脱原発に吹いたのでしょうか。東京新聞政治部長が言う6割の「脱原発」を支持する国民が、比例区で「未来の党」に投票すれば、このような結果にはならなかったはずです。

無党派の「風」をもっともよく反映するはずの比例区は、自民と維新で二分しました。「未来の党」は、60%の脱原発の「風」どころか、5.61%(北関東ブロック)にすぎませんでした。

政党たる基礎組織がない、綱領はやっつけ、そして「風」は吹かないの、ないない尽くしの「未来の党」が勝てるほど世の中は甘くありません。

これは、脱原発派政党たる「未来の党」が、原発ゼロへの「回答」を真面目に用意してこなかったことに対する国民の評価です。

国民は民主党の空手形にうんざりしているのです。にもかかわらず脱原発政党は、「風」頼みに終始しました。

つまりは脱原発派は、自民党に負けたのではなく自滅したのです。その反省をしないで、自民党批判をしてもなんの意味もないではありませんか。

私は本気で脱原発政党を作ろうと思うならば、他政党批判をするのではなく、真剣な脱原発シナリオを書き込んで、それを国民と共に議論していく地道な作業が必要だと思うのです。

少なくと、私が挙げた脱原発するにあたっての6つの問題程度に関しては、きっちりした、国民誰もが納得する回答を準備せねばなりません。

迂遠なようですが、脱原発政党が再起するにはそれしかありません。そしてあまり時間がない。その期限は来年7月末の参院選なのですから。

なお、本稿は、選挙前に大筋を書きましたが、選挙期間中には妨害になると申し訳ないので手控えました。言いたいことはまだ沢山ありますが、今日はこれにて。

バラ撒き政策・政府がデフレ不況期において、不足している需要を創らずに、国民への贈与である所得移転の支出を増やすこと。この政策では雇用も所得増加も生まれず、財政負担が増えるだけです。典型は、民主党の子供手当、高校無償化、高速道路無償化など。

■写真 早朝の北浦の前浜。もやっていますが、水鳥がにぎやかです。

■※ご指摘どおり飯田哲也氏は山口2区ではなく1区でした。訂正いたします。

            ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

■交付国債で電気料値上がり抑制 未来、「卒原発」構想案
朝日新聞12月1日
 

日本未来の党(代表・嘉田由紀子滋賀県知事)が今後10年で「卒原発」を実現するための構想案が1日、判明した。電力システム改革を掲げ、脱原発に伴う供給体制移行期の電気料金値上がりを抑制するため、政府が3年間交付国債を発行することなどが柱だ。 

 構想案は、党代表代行に就任する飯田哲也・環境エネルギー政策研究所長を中心に作成、「原発完全ゼロへの現実的なカリキュラム」とした。10年間で全原発廃炉を表明した嘉田氏の方針を具体的に示すのが狙いだ。2日に発表する総選挙政権公約とあわせ、公認候補者に同意を求める。 

 案では、3年間を「原発と電力システムの大混乱期」として改革集中期間と位置づける。原発を稼働させないことによる電気料金の値上がりを防ぐため、政府が電力会社に値上げ相当分を必要時に現金に交換できる交付国債として給付。3年をメドに発送電分離を進め、再生可能エネルギーの普及で収益が増える託送料(送電料)で回収するとしている。

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原発を真面目に終りにする方法」カテゴリの記事

コメント

菅直人さんにも読ませたい内容です。
菅・枝野両氏が、どうにか当選したのは皮肉なことですね。


日本未来の党、嘉田代表が言うように「時間がなさすぎた」「意見が浸透しなかった」というのは、間違ってはいませんが、
直前の政見放送や、テレビ各局でやってた討論会でも「方法はあるんです!」と言うばかりで何一つ具体論を述べないままでしたからね。
同情の余地はないでしょう。

サムライ日本・能足りん

日本人には、現実と非現実が分けられない。
日本語には時制がないので、非現実 (過去と未来) の内容も現実の形式で語られる。
次元の違う世界の内容を区別しないで話す矛盾を克服できない。だから、議論が成り立たない。
最悪のシナリオは、非現実・存在しないものとして無視されている。知的遊びにも叡智にも資することがない。

揚げ足取りを駆使して相手を消去する方策に徹する態度は、不毛の議論以外の何物でもない。
あるべき姿、未来像を堅持していなければ、建設的な議論は成り立たない。
建設的な意見は、理想に向かう現実対応策である。

意見発表は、歌会形式になる。
「だって、本当にそう思ったのだから、仕方がないではないか」と言うことになる。
話は聞き流すしかない。あえて議論の価値を説く者はいない。
「議論をすれば、喧嘩になります」と言う。
‘問答無用・斬り捨て御免’ となるか。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/

平岡さんは民主党です。

とても勉強になりました。他の方にも読んで頂きたいと思い、ツイートさせて頂きました。おそらく皆が疑問に思っている内容だと思います。「○X党がいい!あいつはブレるからダメだ!」ではなく、今後の課題として頭に刻んでおかなければならない問題だと痛感いたしました。ありがとうございました。

的確かつ高い洞察力を感じるコラムです。そのへんの新聞社説よりずっといい。感心いたしました。
脱原発は自民の復活と維新の台頭を抑えたいメディアが実際の関心以上に争点にしていたと思います。それでも脱原発の風が吹かなかったのはそれ以上に尖閣、竹島からの風が強かったせいでしょう。

党派を問わず全国的に保守系議員が大勝、復活し、左派系は大物議員が落選しています。中国の暴動と挑発に対するリスクが原発リスクより勝ったのでしょう。
未来の惨敗は小沢氏が反原発の左翼臭に対する国民の拒否反応を過小評価していたのが原因でしょう。
脱原発はその内容如何に関わらず、中韓の領土問題と社共がイデオロギーの柱にしている限り国民の広範な支持を得られないと思います。

素晴らしい文章で、私が言いたかったこと、思っていたことを整理されていて感動しました。
 
飯田哲也氏はこのまま政治には関わらないで欲しいと切に願います。
トンデモ政党の未来の党はこのままなくなりますように。
 

「使用済み燃料の最終処分はどうするのか」。これが一番難しいと感じました。使用済み燃料は今後原発をどうするかにかかわらず既に大量にありますから。未来の党は解を持っていませんが、自民党にも先延ばし以外の解はありません。米国ですらユッカマウンテン計画が頓挫したために、何ら対策が無い状態です。

はじめまして。
ガジェット通信というウェブニュース媒体を運営しております編集部の者です。
こちらのブログエントリを大変興味深く拝読し、是非弊社媒体に寄稿という形で掲載させていただきたくご連絡申し上げた次第です。
詳細をお伝えしたいので、お手数をおかけいたしますがpost2012@razil.jpまでご連絡いただけますでしょうか。
何卒ご検討のほど、よろしく御願い申し上げます。

興味深く記事を拝見しました。

>少なくと、私が挙げた脱原発するにあたっての6つの問題程度に関しては、きっちりした、国民誰もが納得する回答を準備せねばなりません。

きっと世間の方々の考えは、おっしゃる通りのものなのでしょうね。
そして「少なくとも」の6つの難問について「国民の誰もが納得する回答を準備」せねば、自分のふるさとから原発がなくなることもないのでしょう。
ブログの記事を読んで、涙がこぼれました。

感情的な書き込みですみません。
「これだから原発派は…」とまた言われるのは覚悟した上で申し上げます。
原発のリスクは、国民が等しく負っているわけではありません。
その国民“誰もが”納得する(おそらく、自分の現在の生活を切り下げることなく実現可能な)原発廃止の道筋が示せない限り、原発はなくならないというご主張は、半永久的に解けない難問のように感じます。

私個人としては、経済的に今より困窮しても、原発はなくしたい。
「経済か命か」という問いは、私にとっては観念的な問題ではなく、日常の生活の問題だからです。
が、多数の国民にとっては、残念ながらそうではないと思い知りました。

ただ、これまでの経済システムで景気が回復することはおそらくもうないとも感じています。
もう(従来のような形では)経済が復調することはない――そう考える人が増えた時、脱原発の問題も新しい地平に向かう予感もいたします。
「現行の経済システムにマイナスとならないような形での脱原発」という発想そのものが、あまり意味をなさなくなると思いますので…根拠はないですが(^^;。

長文、失礼いたしました。

飯田哲也氏は山口2区ではなく山口1区です

とても分かり易い内容でした。感謝。

徐々に原子力発電所をなくす。この考えは
それこそ8割近くの日本国民は持ってるでしょうが
一部の過激すぎる反原発活動家の行動は
目に余るものがあります。
わざと警察に食って掛かり、テントを張り不法占拠を
行い、市の討論の場では太鼓をたたき罵声を上げる。
これでは、真っ当な人は 離れていくのも当然です。

震災から2年近くたった今、ほぼ問題が無いレベルの
東北の瓦礫でさえ過激な反原発派の方々は
ものすごい反対を行って妨害活動をする。

では反原発派のおっしゃるとおりに
廃炉にした際に、その建物や燃料の燃えカスの
処分では、どれだけ騒ぐんだろうか?と思ってしまい
ます。

素晴らしい内容だ。アサヒあたりの左翼新聞の社説よりはるかに優れている。脱原発はここまで考えなければならない。

後知恵と愚痴の連発で啓発されるところがない。
一言でいうと、ブログ氏の言うことぐらいのことは、未来の党もそれに賛同する人も、拒絶する人も、完全にかは別としてよくわかったうえでの選挙活動であり投票行動なのだ。自民党ですらこれくらいのこと、疾うにわかっている。
国民多数は、選挙前、期間中の各党、各政治家の(主に実現性への拘束からくる)微妙な表現の変遷や選挙全体の中心テーマのズレまでもを注意深く覚知しながら選択した結果なのだ。
だからそれで万事良いと言っているのではなく、無造作にか故意にか、惨敗の結果のみを見たこじつけのプロセス評価では得るものがない。これから各局面でいやがうえにも噴出してくることになる国民の選択の中身と結果を、推察し注視していくことの方がはるかに生産的だ。

僕は原発やむなし派ですが、実に客観的視点で書かれていて、その通りだと共感します。

こういう方がたが、脱原発を唱える分には、私たちもハナから否定したりはきっとしないでしょう。

とりあえず原発を止めるには30年ほどは火力で代替しかない
そのあいだに再生可能エネルギーを実用に耐えるものに
というのが唯一の現実的な脱原発の道です
老朽化した火力を最新型にリプレイスなら費用も抑えられる
何十年も前の環境破壊一直線のイメージとは全く違う環境負荷の少ない火力
GTCC コンバインド発電はCO2も相当抑えられるというデータも揃っています
このへんのことをちゃんと勉強して選挙戦で訴えていたのは
都知事選芸能人泡沫候補扱いの山本太郎さんだけで
衆院の政党として出していたのは「生活」だったのですが
飯田氏にめちゃくちゃにされましたね。。。
とても残念です

こんにちは、

論点整理はとてもきれいですね。しかし、もうひとつ脱原発派が自滅した原因が有ります。

それはこのように脱原発派同士が批判しあったからです。確かに論点整理は必要ですし、脱原発が実現可能であることを示すためにも、その過程を明らかにする必要があります。しかし最初から完全なものを求めていたら、いつまでも何も実行できません。

しかも論点整理できているようで、結局は小澤一郎の責任に全て帰す論調になっています。それは安易ではありませんか。そこの部分は想像の話ですよね。

脱原発派どうしで批判することは良識派のように見えます。しかし、それで利するのは原発推進派ではないでしょうか。わたしはそのことを危惧します。

そうですね、耳に痛い言葉を受け入れられず感情的に反駁することしかできない、佐々木さんのような人がこんなにも大勢いるようでは脱原発の未来は明るくないでしょうね。

脱原発派があなたのようにまともな人ばかりなら、もう少し違った現在があったでしょうね。

はじめまして、どうも勘違いしているようですが元々脱原発を言い出したのは小沢氏の生活が第一で、飯田氏や滋賀県知事が言い出したものではありません、

それとみた所どうも、どういう形で脱原発をするのか調べていないようなので、ちゃんと調べたほうがいいです、

未来の党のいっていた脱原発はガス発電を重視し、ガス発電は一番安い発電方法(原子力より安い)なので、ガス発電をすれば(つまり脱原発をすれば)電気代は下がります、

さらに、原発の費用の問題は電力会社の債務問題であって、電力会社は実はその殆どが破産しており、それを原子力関連の設備を過大な資産として計上して存続しているわけで、原子力の負担とは電力会社の負債を負担している所があります、

ですから未来の党は東京電力などの破産処理を提言していますし、既存の電力の廃止などを言っていたわけで、電力会社の負債を国民に負担させないために、そういう事をいっていたわけす、

脱原発は原発を否定するという意味だけではなく、既存の電力システムが崩壊しつつあって、その負担が国民に来ないようにといっていたようなので、このブログに書かれている事はどうも調査不足に感じます、

原発推進だろうが脱原発だろうが、使用済み燃料の問題は避けて通れないのだが…どちらかといえば、原発推進側にこそ問うべき問題ではありませんか?

さらに廃炉コスト。
老朽化や活断層などで安全上問題がある施設がずいぶんたくさんある。
原発を続けようが止めようが、これらは等しく降りかかってくる問題です。

このままいくと「なんとなく気が付いたらみんな再稼働してました」なんていう状況になりそうですよね。

そして、たぶん20年以内に次の事故が発生します。日本の終わりの始まりです。

大声で脱原発を叫んでいた人々が選挙後口々に
「恩を仇で返しやがって、今後正常な人間としてフクシマ県民は差別する!」
だの
「私達は狂ってない、私達以外の全てが狂ってるんだ!何故誰も気付かない!」
だの叫んでいるのを見てとても残念な気持ちでしたが、ブログ主さんのような
人が増えれば現実的な脱原発の道筋が描かれる日も来るかな、と期待です。

なかなかのご見識、感銘致しました。原発は難しい問題です「脱原発」で一言で切り捨てるのはかんたんです。
無ければそれに越したことはありませんが、現実にどのように対応すればよいか、太陽光、地熱、風力、水力発電、何れも原子力発電に置き換え可能なエネルギーとしては安定供給とコストの関係が10年、50年、100年と国家の将来を考えた時不安を覚えざるを得ません。
ドイツの事例のように取り返しのつかない失敗も見え隠れします。調査不足とのご指摘の方もいらっしゃいましたが、脱原発を目指す方は先ずご自身が率先して省エネを実行されることでしょう。先ず、電力契約を1/2に落とすことから始めてみてはいかがでしょうか。
省エネは脱原発の第一歩と考えますが如何でしょうか。

とても非生産的な文章でした。
ま、いってることは同感なぶぶんも結構あるんだが、
もう少し、自分のアイディア出すとかなにかあるといいのにね。残念。

難しい問題だ~ってずっといってるわけにもいかんのだから。
ま、未来の党が嫌いなのはよくわかったw

素晴らしいエントリーですね。
こういったことを書けないマスメディアは
終わっているなと思いますね。

あれだけの事故が起きてそりゃ誰だって
心情的には原発は嫌に決まっている

でもだからといって政党が反原発のワンイシューで通せるわけないんですよね
きちんとした代替案、代替エネルギーの提示がなければ
そこはいくら愚かな大衆でも民主党政権で懲りたんじゃないかと思います

なんだか凄い盛り上がりですね。

HN無しで、脱原発は小沢一郎だと主張の方、
あなたこそ、ちゃんと事実と時系列を認識すべきでは?

飯田氏はいつから主張していますか?
まあ、どっちが先とか今更どうでもいいんですが、明らかに貴方には事実誤認があります。嘉田さんは明らかにドタバタで、飯田さんとの政見放送でもシドロモドロでしたよ(すでに小沢がバックになってましたが)

それにしても、称賛するコメント以外に、しっかり読まずにその場での感想や、自分が高みから「分かっていたよ」的な、それこそ後だしが実に多いですね。


マクラーレンさんが、ツイッター拡散を宣言された時点で(了解とったの?)
予想されたことでしたが。

こちらは1農家の個人がやってる個人ブログですよ。科学者でも物理学者でも政治学者でもない。


通りすがりの無名で、どうこう書き込むなら、せめて関連記事くらいちゃんと読んでほしいです。
ここは「掲示板」ではありませんから。


山本太郎を肯定されてる方もおられるようですが…お若い方でしょうか?

自分に反論されると、目の色をかえて潰しにかかる、暴力も辞さない。
70年代初期までの活動家のやり方そのものですね。プンプン匂います。
「日本赤軍~連合赤軍」といった、過去の忌まわしい連中そっくりですね。

素晴らしい分析ですし、全くその通りだと思いますが、広く国民がここまで考えていたかと思うとやや疑問です。それより、ピュアなイメージの嘉田知事とダークイメージの(不当逮捕云々は別として)小沢氏や亀井氏が合流したことで、感覚的に「マズイ」と思わせたのが敗因ではないかと考えています。小沢亀井両氏は保身のために党を渡り歩いてきた人たちなので。
福島5区や原発マネーの恩恵をほとんど受けない1区で自民党が勝ったことにも注目しています。つまり、単純に脱原発を唱えるのは部外者の勝手だけれど、「原発やめます、廃炉にします」では、結果的に自分たちがトカゲの尻尾きりにされるだけだと感じたのではないでしょか。それなら、本意ではないけど自民に入れて、再稼働あるいは廃炉をきちんとビジネス化して雇用確保をお願いしたり、推進した責務として補償をお願いする方が聞き入れてもらえそうと感じたのではないかと思っています。実際に福島の避難者とお話する機会がありましたが、彼らは政争の道具にされることを嫌がっていました。なので、彼らの票は未来へはいかなかったと見ています。

大変興味深く 読ませていただきました。
原発については、yes or noで云えば
ほとんどの人がnoと思っているはずです

河野太郎さんが 言っていましたが、
このまま行ったら 新規の原発は作れないのだから
最長でも40年で原発はなくなる
その40年を いかに30年20年と短くできるかを
議論しなければいけない
それ以前に 保有を禁じられているプルトニュームを
作り続けていることこそ やめなければならない

未来の党や共産党・社民党は 原発はいらない
こればっかりです
できもしないことを 公約にする
こういった政党は 国民を馬鹿にしているとしか思えません
貴殿の 文章を読んで スーッとした思いがしました

追伸:滋賀在住なのですが、嘉田さんって 思い違いをしているんです。
自分も橋本市長と同じってね
議会に 知事派の議員は5人っていうのに

はじめまして

脱原発を望むものとしては耳の痛い話。

悲しいけど、克服しなければない課題が一日も早く乗り越えられることを願うばかりです。

私は未来の党の大敗の最大の原因は、嘉田さんや飯田さんが具体的な景気回復策を提示しなかった点にあると思います。

国民の多くは「喉もと過ぎれば熱さを忘れる」で関心は原発より景気回復だった。

しかしながら、嘉田さんは景気回復策を問われた際、「無駄を省く」としか言えなかった。

景気回復策についていえば、嘉田さんや飯田さんより「国民の生活の第一」に所属していた中村哲司前参議院議員のほうが有効な手段を提示していたように思います。

「財務省の罠」プロトタイプ版第一稿(中村哲治議員作成)http://my-dream.air-nifty.com/moriyuuko/2012/11/post-8039.html

彼のような人が今回落選してしまったのは残念。

再度の書き込みすいません。これが最後の書き込みですのでどうかお許しください。

どうしても他の人のコメントで指摘しておきたい点がありまして。

まず「福島5区や原発マネーの恩恵をほとんど受けない1区で自民党が勝ったことにも注目しています。つまり、単純に脱原発を唱えるのは部外者の勝手だけれど、「原発やめます、廃炉にします」では、結果的に自分たちがトカゲの尻尾きりにされるだけだと感じたのではないでしょか」というコメントされてる方がいらっしゃいますが、実は自民党福島県連の配布したパンフレットには、「脱原発」と書いてあったということ
http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/a5b4ef6294692e3d75e52e70755055b2

それから「原発については、yes or noで云えば
ほとんどの人がnoと思っているはずです。河野太郎さんが 言っていましたが、このまま行ったら 新規の原発は作れないのだから 最長でも40年で原発はなくなる」とコメントしている方がいらっしゃいましたが、河野太郎氏的な考え方は自民党内では極めて少数だと思われるということ。

なぜなら、先の総裁選で候補者全員が、将来的にも原発ゼロを目指さないとハッキリ回答していますので。
http://pics.lockerz.com/s/245181776


確かに今回の選挙で原発については、考えました。
それに並行し、京都議定書のことも、現在、火力発電が稼働しているため、CO2濃度は格段に議定書の数値から遠ざかってるでしょう。
 太陽光、風力など環境に影響の無い発電はありますが、全国に普及させることには触れていませんね。
 日本は、あるときは先進国であり、更新国でもあり、歴然と答えを出さない男らしくありませんね。
 僕は、バイオマス発電に10数年前に興味を持っていました。その頃、愛媛県の森林組合が試験的に取り組んでいると聞きましたが、今、どうなったのでしょうか?
木材と生ゴミを利用し発生熱を利用するためには、環境には優しい発電です。
 その後どうなっているのかご存知の方いらっしゃいませんか?

勝彦さん。

木質バイオマスは有力な発電方法で、オーストリア等の森林資源の豊かな国では大規模に都市に導入されており、発電以外に日本でも木質ペレットによる暖房は家庭用ストーブやハウス農業にも利用されつつあります。
間筏材の有効利用としても森林資源保護として有望です。
が、しかしながら、我が国の林業はすでに壊滅的状況で、荒れ放題&後継者不足が極めて深刻なのも事実。
私の地元でも、林業者の後継者育成やグリーン県民税導入などの施策が行われていますが、正直なところ「焼け石に水」です。


かなりの時間的なギャップがあるようなので、バイオマス発電の現状については、より専門的サイトを探されてはいかがでしょうか。

また、昨年の「御摩木騒動」や今も続く「津波被災瓦礫騒動」など、過激な反対運動があることも残念ながら考慮しなければなりません。

ブログで取り上げてきた6つの難問の他に、過疎地の田舎で暮らしている私が(現実には私のところに原発はありませんが・・・)、実際に脱原発を行う上での難問でまず考えたいことは、原発廃炉 に伴う立地地域の経済や雇用への影響です。
先の選挙でも立地地域の住民はこの問題を不安視しています。(是非とも管理人さんにもこの点に関する考察を記事 にしてもらいたいです。)
しかし、廃炉に伴う立地地域の経済や雇用への影響のシミュレーションは、政府・電力会社・政党・市民団体等どこからも全く明らかになっていません。


私は廃炉による地域への特需があるのではと思っています。廃炉作業は未知の分野で長期に渡ります。原発施設や敷地を維持する作業もその間伴います。少なくとも今現在その地域の原発に携わっている方々が現役の間は、山ほど仕事があるのではないでしょうか。
更に、廃炉に取り掛かる際には、「核燃料税」に代わる「使用済み核燃料税」と「放射性廃棄物税」を敷地内に存在する量に応じて課税する権利が自治体にはあるべきだと思います。

実際に現在、廃炉に取り掛かっている原発ではどのくらいの人間が働き、その地域への経済波及効果はどの程度なのでしょうか?
今、廃炉に取り掛かりつつある原発は東海発電所・ふげん・浜岡原子力発電所1・2号機です。それらの原発の実際の状況が知りたいです。

廃止措置工程表は以下の原発をWIKIPEDIAで検索したらでてきます。
東海発電所(黒鉛減速炭酸ガス冷却型原子炉、電気出力:16.6万kW)
ふげん(重水減速沸騰軽水冷却型、電気出力:16.5万kW)
(「ふげん」は現在「原子炉廃止措置研究開発センター」なるものになっています。活断層のある敦賀原発のすぐ隣に建っています。)
浜岡原子力発電所
1号機 沸騰水型軽水炉(BWR-4)Mark-1、出力 54.0万 kW
2号機 沸騰水型軽水炉(BWR-4)Mark-1、出力 84.0万 kW
これらの工程表を見ても、私の疑問の答えには全くなりませんが・・・・。


廃炉か再稼働か不明の宙ぶらりんの状況で停止中なのが一番、立地地域の経済や雇用にとって最悪でしょう。

日本未来の党の惨敗は、日本の市民運動と反原発運動の限界を端的に表しています。

反原発派の問題は、知的レベルが極端に低いことです。

皆さんには信じられないかもしれないが、技術述的完成度は火力や再生可能エネルギー以上なのです。にも関わらず、原発の課題を技術的なものに求めたがり、デタラメな議論が横行して自滅している。

原発の課題は、文明対反文明の対立を克服できていない。コモデティー化されていないことです。

40年くらい前、コンピュータも似たような扱いでした。今は信じられないでしょうが。

放射能については、医療等でかなりコモデティー化されつつありますが、それでも訳のわからないものという認識が根強くあります。これについては、

http://dvda.music.coocan.jp/Contents/nuclear/Radiation.html

ここを見るとよいでしょう。

原子炉は、原子核物理と原子炉物理の知識が必要で、ここのコモデティー化は、まだまだです。これは、

http://dvda.music.coocan.jp/Contents/nuclear/EXCEL/Excel.html
http://dvda.music.coocan.jp/Contents/nuclear/Cs134Detail/Cs134toCs137Detail.html

これらを見るとよいですが、原子力の専門家を自称する人たちにも難しいでしょう。飯田哲也さんにはまずわからないでしょう。だから、反原発になったと思う。

原子力の経験者で、反原発になるのは、この分野に付いていけなかった人が多いのです。自分の思い付きが、ことごとく否定されてしまうから。

こういうことを知らないばかりでなく、あることすら知らないで原発を論じてもムダなだけです。ギャップが酷すぎるのです。

その結果、低線量被曝の害や、再臨界疑惑、即発臨界爆発のような全く有り得ないデタラメが公然と横行する。

全くデタラメな科学技術情報をベースに議論されているかぎり、政治・経済的な議論も全く意味をなさない。

もっと、正しい科学技術情報が普及しない限り、原発推進も脱原発も意味をなさないのです。

コンピュータも30年くらい前は、今の原発よりもデタラメな情報が蔓延していて、拒否反応は凄かった。キーボードアレルギーが、その残滓です。

例えば、国民の情報を全て統一的に管理して全体主義化の道具といった認識が当たり前でした。当時の技術ではやりてくてもできなかった。今では、当っているところもありますが、こんなこと公言すると物笑いのタネでしょう。

原発については、あの当時から全く進化していない。今の反原発派の意見が物笑いのタネにならないと脱原発も再生可能エネルギーも無理です。


追加のコメントですみません。
廃炉に関する技術的な情報を紹介させてください。

「ふげんの廃止措置計画」
http://www.jaea.go.jp/04/fugen/jhaishi/plan/process.html
「米国における発電炉廃炉計画 」
http://www.rist.or.jp/atomica/data
/dat_detail.php?Title_Key=05-02-03-06


mahlergstavさん。「正しい科学技術情報」と危険性は別次元の問題です。

ほぼ、同感です!
私は、山口1区の有権者ですが、飯田氏には政治力もマネージメント能力も感じません。知事選につづいて単なる、お騒がせにしかすぎませんでした。
さて、1点質問ですが、核燃料サイクルは、国内問題ではなく国際問題であり、また、国内では六ヶ所村との協定もあり、これも、簡単に脱原発とはいかない要因と聞いています。ところが、今回の選挙では、マスコミの一部が僅かに報じただけで、仮に卒を含む脱原発政党が多数を占めたところでも、国際問題ですので、『普天間の虚言騒動』と同じ結末ではと思われます。そのあたりの見解もお聞かせください。

非常に纏まった意見を拝見しました。ありがとうございます。
脱原発ほどフワフワとした民意は無いと思っていました。
私は段階的廃炉支持ですが、これは50〜100年レベルの
国家観の話だと思います。
未来は福島の方からは支持されないのは当然と思います。
脱原発を野田さんが表明してから、日本向けの原油と天ガスだけが
どの程度値上がりしているかも知らず、廃炉寸前の危険な老朽火力を
フル稼働して電力を支えていていつ停電が起こっても不思議無い
事、太陽光パネルの設置コストには土地代が存在し原発55基分
は31900000平方キロ甲子園82500分必要(24時間稼働前提です
から不可能ですが、、、)なのにどう負担するかは国債しか言わない。
これでは選びようが無い。
小泉郵政で熱狂し国の基盤まで自由化してデフレスタート、政権
交代で民主を躍進させ素人大臣量産した無責任な民意ってのは
雰囲気で意見言い放し危険だと思います。
自身のツイートでも貴殿の考え方を折に触れ紹介したいのですが
宜しいでしょうか?

私は将来的に卒原発派です。電気代あがろうがどうでもいいです。今火力発電所を立てています。地熱発電所もできましたね。

でも、未来の党が落ちたのは、民主党議員の避難先だったからです。未来のほとんどが元民主党議員でした。再度、民主に議席を取らせるわけにはいきませんでした。

 即時脱原発の問題点でここに上げられていないものとしては、

 即時脱原発がNPT体制という戦勝国の核兵器独占体制への
挑戦であり、戦後国際秩序への挑戦となる点でしょう。

 日本が核燃料を保有していられるのは原発が動いて
いるからなのです。即時脱原発は、使い道のない
核燃料を日本が抱え込むことを意味します。

 そしてそれは「平和利用に限っての核原料保有」を
認めた日米原子力協定の違反であり、NPTを
踏みにじるものであり、つまりはイランと同じ立場に
日本を貶めることを意味します。

 経済制裁で日本は石油・ガス・食料の輸入にすら
事欠くこととなるでしょう。それでも応えないようなら
5大国から宣戦布告までされるかもしれません。

 かつてヒロシマとナガサキを経験しているにもかかわらず
世界秩序に挑戦するのですから、今度は核で根絶やしに
されるかもしれませんね。

hogehogeさん。
まだ見ていらしたら…。

あなたの仰ることは良くわかります。
今回の記事では直接的な表現では触れられて無いもののバックエンドの問題として含まれます。
その内容は最近の過去記事で触れられているのです。

リンクが貼れなくてすいませんが、興味がございましたら過去記事をご参照になって下されば解るとおもいますよ。

さて困ったものです。「脱原発」とは別次元の方向で進んでいった選挙戦の中で今回また「自民にやらせてみよう」という人達によって自民党の圧勝を許してしまった。

原発問題はあらゆる選択肢の中の一つ(それも位置づけは低い)に過ぎなかったことの証左でも有りますが、結果として甘利議員のような人を勢いづかせ原発推進へを舵を切らせることを許してしまった責任は、現実感の薄い脱原発を掲げていた人達は、もう少しじっくり考えてみる必要があるはずです。

甘利議員のような人とは、
混乱の中の三宅雪子の明後日の方向に「ズコッ!」との一連の事件でしょうか?
他に何かありましたっけ?マンションから酔っぱらって落下以外に。

まず、小沢一郎のパラシュート配備で、野田にぶつけた時点で「捨て石」か「舐めすぎてたか」でしょう。


別に私は甘利さんが好きなわけではありませんが。

>mahlergstavさん。「正しい科学技術情報」と危険性は別次元の問題です。

不思議なことをおっしゃる。原発は物ですから、危険か安全かは、まずは、科学技術で決まります。

アベノミクスが危険かどうかは、確かに「正しい科学技術情報」とは別次元です。原発と経済学が同じと思ってはいないでしょうね。

原発は、「正しい科学技術情報」が無ければ、何も始まりません。非常に具体性が強い、多数決で決められるものではない。だから、脱原発は、政策の柱としてはもともと成り立たないのです。

日本未来の党の知的レベルが低いというのは、そういうことです。

皆さん、まさか、自分は、原発や放射能に詳しいと思っているのでは。むしろ何も知らない人の方がマシです。

再生可能エネルギーも原発以上に技術的課題を抱えています。脱原発派は、それを知らないだけなのです。

例えば、系統連携などはかなり怪しい。ブラックアウトの原因になりますが、まだよくわかっていない。電力潮流とか知らないといけないが、原子炉以上に難しい。

この害は、放射能などは霞んでしまいます。飯田哲也さんは、明らかにわかっていない。

mahlergstavさん。それでは福島の事故は科学技術的な要因のみで生じたのですか?
私は科学技術は危険性(安全性)の1要因でしかないと思います。もちろん科学技術は大きな要因ではあるでしょう。そもそも、科学技術による安全の担保がある程度はなければ、原発がこの世に存在しなかったでしょう。


管理人さんがフィンランドやスウェーデンやフランスの例を出しますが、それらの国々のように安定的な地盤の上に原発が立っているのであれば、社会的・経済的な状況をみながら人間社会のペースで原発を止めることができます。
しかし、日本には活断層・巨大地震・巨大津波・火山噴火があります。その点も考慮しながら原発を止めなければなりません。この違いは、科学技術でどうにかなるのでしょうか?

おそらくmahlergstavさんと私の言いたいことの問題意識がかみあっていないのでしょう。


先のコメントの訂正です。
「米国における発電炉廃炉計画 」
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=05-02-03-06

未来の党が負けたのは、脱原発云々よりも
・月額2万6000円の子ども手当
・最低保障年金
・高校授業料無償化
・農業戸別所得補償
なんていう、
民主党の前回マニフェストそのものの公約のせいじゃないの?
民主党で財源がなくて出来なかった公約を
何で党の看板だけ替えて再度持ち出してくる?
ああ、この人達って出来ない公約掲げてまた有権者を
騙そうとしてるんだろうな、と
かなり頭の悪い人でも気づくに決まってるじゃない。
で、当然、脱原発なんていうもっと難しいことは
出来る訳ない、と。

>しかし、日本には活断層・巨大地震・巨大津波・
>火山噴火があります。その点も考慮しながら
>原発を止めなければなりません。この違いは、
>科学技術でどうにかなるのでしょうか?

これらも科学技術ではないですか。

日本の原発設計でどんなことをしているかご存知ですか。加振台という人工の地震発生装置で実際に揺らして耐久性を検証しています。

これは原発だけではない。駅のホームや高速道路なども実物大の試作品を人工地震でテストしています。

欧米とは違うことをやっています。ご存知でしたか。こんなこと、欧米では不要です。

科学技術の世界では、相当な予算と時間をかけて多くのことをやっています。これらは普通の人たちには把握することすら大変です。世間は広いのです。だから、安易に政治・社会問題に転嫁するのは考え物です。

かみ合っていないのではなく、科学技術の問題と社会・政治の問題を区別できていないと思いますよ。

社会的問題におくならば、量子力学や高等数学がわからないと理解できないシステムは勘弁してほしい、でもよいのです。

ただ、そうなるとコンピュータや半導体も勘弁してくれということになります。

放射能も材料にはなりません。そうなると高圧送電線、液晶パネルもアウトです。

そこを考えられた方が良いと思いますよ。

まじめに考えておられるようだから、余計なおせっかいをやきます。

原発は道具にすぎないので、安全安心といった性能的な要素を引き合いに出す限り、科学技術の課題から逃げることはできない。

必要か不必要かという観点ならば、科学技術の課題を外すことができます。どんなに完璧な原発でも必要なければ脱原発どころか即全廃でも当然です。

こういうたとえ話で考えてみましょう。

新しい飛行機が発表された。巡航速度300km/h、燃費100km/ℓ、完全コンピュータ制御で人の操作は不要なので免許も不要。価格は100万円。

これは非常に魅力的な商品なので3度の飯を2度にしても欲しいと思う人はいるでしょうが、残念ながら日本では宝の持ち腐れ。しかし、オーストラリアやブラジルなら飛ぶように売れるでしょう。

飛行機は墜落すると確実に死にますから、技術的課題は慎重に検討されるべきでしょうが、日本には航空力学等に詳しい人はたくさんいるので、技術的には受け入れられるでしょうが、郊外の量販店に行くには自動車で十分なので宝の持ち腐れ。

オーストラリアやブラジルで飛行機は墜落が恐いから、こんなものは受け入れられないといったら、もっと勉強しろ、と言われるでしょう。日本未来の党は、そんなものです。

この飛行機が原発だったとすると、今まで日本は原発を使ってきたから、さしずめオーストラリアやブラジルだったわけです。オーストラリアやブラジルも日本のようになれば、こんな飛行機はいくら技術的に完璧でもいらないということになります。

どんなに性能のよい原発でも不必要という日本はどんな社会のでしょうか。それが実現できるのか、実現のための実績があるのか。あるなら、それは何か。

それで、雇用が1000万人くらい増え、セーフティネットも完璧となれば、原発は即無くなります。

脱原発派の人たちは、そんな実績を作ってきましたか。大江健三郎さん、落合恵子さんたちは、印税収入くらいだから、とても1000万人雇用などできないでしょう。

mahlergstavさん。

あなたが言ってることにはまるで説得力がありませんし、
わざわざ持ち出した「たとえ話」など馬鹿馬鹿しいほど不適切です。

どうやら、3行程度の文章をダラダラと回りくどく30倍に肥大させる才能はお有りなようですが。


ブラジルなど、遥かに以前から航空産業先進国だということすらご存知ないようで、訳知り顔しながら無知をさらしているだけですよ。

やはり、余計なおせっかいでしたね。

mahlergstavさん。

つまり、よほど悔しかったのか、上から目線で中身の無い長文を書いた上に捨て台詞ですか?
余計なお世話とやらの内容は無いんですね。

是非あなたの解決案をご披露頂きたかっのですが、あなたのような高尚な方なら、わざわざ他人のブログなんかにコメントせずに、学会なりそれなりの場所で演説なされば良いでしょう。

私達は、リアル世界で震災と原発事故の嵐に晒されながら生きています。そんなことも理解できませんか?

なあ、ゆとり中坊(違っていたらすまんな)。
君のコメントはその程度にしか聞こえないんだよ。

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