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2012年12月24日 (月)

「未来の党」共同代表に社民党旧ナンバー2・これで日本の緑の党に生まれ変わる可能性は消えた

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「未来の党」の共同代表に阿部知子氏がなりました。嘉田由紀子氏が滋賀県議会から強烈な批判を浴びていたのは周知のことですから、予想されたことですが、最悪の人選だと私は思います。

たぶん小沢氏の影響力排除なのかもしれませんが、よりにもよって阿部氏とは(絶句)。阿部氏は社民党政審会長というナンバー2の地位にいて、福島党首との折り合いの悪さから脱党した人です。

ただし、これで阿部氏の政治理念に変化があった訳ではなく、反自衛隊、反基地、外国人参政権法賛成、安保反対、護憲、反自民などの政治姿勢はキープし続けるつもりだと思います。

私はこのような政治イデオロギーが、脱原発運動に大量に流入していることにかねてから危惧を持っていました。

脱原発官邸前デモで「オスプレイ配備反対」などのプラカードを見ると、原発とオスプレイがどういう関係あるのかと首をひねったものです。

私はかねてから、日本の脱原発運動になくて、ドイツにあるものは何か考えて下さい、と言ってきました。答えから言えば、それはドイツ緑の党(Die Grünen)です。(※)

もうひとつの要素に、地方政府の存在もありますが、日本では歴史的背景もあって、明日あさってに出来るものではないので、今は置きます。

ドイツの脱原発の流れの拡大には、緑の党が大きく関わっています。 

よく誤解されていますが、ドイツで最初の脱原発を決めたのはメルケル政権が初めてではありません。

菅原文太さんは、嘉田氏を「日本のメルケルになってほしい」と説得したと聞きますが、それを言うなら、いきなりアンゲラ・メルケルに飛ばないでヨシュカ・フィッシャーになれと言ってほしかったですね(笑)。

というのは、初めに脱原発の路線を敷いたのは、1998年に成立したドイツ社会民主党(SPD)と緑の党によるシュレーダー連立政権で、そこに入閣した緑の党フィッシャーの力が大きかったからです。 

このシュレーダー政権が打ち出したのが、2002年の「原子炉の稼働年数を最長32年に限る」とした画期的な脱原発政策でした。 

メルケル政権から10年も早い第1次脱原発政策でした。再生可能エネルギーに対する支援策もこの時に始まっています。

メルケル率いるキリスト教民主同盟(CDU)は、この脱原発政策を後退させます。

それが、福島事故を受けた福島事故からわずか16日後の2011年3月27日のドイツ南部のバーデン・ヴェルテンベルク州議会選挙での緑の党の勝利でした。

それまで州の電源の半分を原子力にするという原発推進政策をとってきたCDUの現役州首相が敗北し、緑の党が圧勝したのです。 これがメルケルの「改心」につながるのです。

この州はドイツ南部は工業地帯に属し、政治的にも保守王国だっただけにメルケルのショックは大きいものでした。これが脱原発への曲がり角になります。

現在2012年時点での、公共放送ARDの世論調査による政党支持率はこのようなものになっています。
・キリスト教民主同盟(CDU)・・・35%
・ドイツ社会民主党(SPD) ・・・30%
・緑の党
(同盟90/緑の党) ・・16% 
 

完全に国政の三極に入っています。与党CDUは緑の党の動き次第で政権与党から滑り落ちる、SPDにとっては緑の党の協力なくしては政権を狙えない、そのようなキャスティングボードを握っているわけです。

ですから、緑の党の脱原発政策をCDUもSPDも無視して政権構想を作れません

実際、メルケルの脱原発政策への転換は、与党から滑り落ちることへの危機感から、野党転落をくい止めるために、緑の党の脱原発政策を丸呑みしたのです。

今回の衆院選で、「未来の党」が100議席を越える議席数を確保していたならば、今週できる自民党政権も何らかの譲歩を余儀なくされたはずです。

その可能性はあったにも関わらず、拙劣な方針と、本題である脱原発の政策論の詰めの甘さ、党内分裂が禍して自滅しました。 

それは単にいち政党の敗北ではなく、脱原発運動総体の後退として捉えるべきです。

3.11以前から、政党として脱原発を掲げていたのは、安保から原発まで「すべて反対のデパート」である社会党と共産党の二つの左翼政党のみでした。

しかしこの二つの政党には、3.11以後急激に盛り上がった脱原発の無党派層をまとめきって、具体的な脱原発へ向けたエネルギー政策を練り上げる力がありませんでした。

左翼政党は「脱原発元祖」と自称していますが、原発反対は、その多くのメニューのうちの一品でしかありませんでした。

だから反戦・反核・反基地・脱原発とテーマを並べていって平気です。それはこういうと怒られるかも知れませんが、反対すること自体が目的であって、真剣に解決することを考えていないから出来ることです。

だから深く考えもしないで、即時「原発ゼロ」という到底真面目に考えているとは思えないスローガンが言えるのです。

一方緑の党は、まず1985年に、有力州のヘッセン州政府に連立入閣します。この時、州政府の環境大臣になったのが、後に連邦副首相・外相となるヨシュカ・フィッシャーです。彼はスニーカーを履いて大臣になったのでスニーカー大臣と言われました。 

そして緑の党のイニシャチブを握ったフィッシャーは、それまで「反戦・反核」を掲げて左翼反体制色が強かった緑の党を現実主義的な路線にリニューアルします。

彼は、左翼反体制色が強かった緑の党を、環境と脱原発政策に絞り込んだ政党に生まれ変わらせました

そのために今までNATOの域外派兵にドイツ連邦軍を派遣することに反対していた党内を容認でとりまとめるなど、反戦色を払拭していきます。

この時フィッシャーは、緑の党大会で党内過激派から赤ペンキを投げられて鼓膜を破られる重傷まで負っています。緑の党にあっても、いかに「脱野党」が大変なことだったのか分かります。

私はフイッシャーこそがドイツ脱原発の最大の功労者だと思っています。彼の理想を持ったリアリズムは私に響くものがあります。

もし、緑の党がなければドイツの脱原発政策はなく、緑の党に彼がいなかったら、緑の党は未だに地方の小さな左翼的環境政党でしかなかったでしょう。  

彼により反戦・反核のスローガンは消えて、これが緑の党が国民政党として躍進していくきっかけとなっていきます。 

ところで先日、我が県で開かれた山本太郎氏の集会にたまたま通りかかって、しばらく拝見してきましたが、そこで渡されたチラシにはこう書いてありました。

「原発と改憲、戦争を真っ正面から掲げるような超反動政権が誕生しようとしています。(略)労働者の力と民衆の力を信じて(略)立ち向かう時です。」 

やれやれ山本太郎さん、この文章はあなたが書いたのですか。これじゃあまるでよくある左翼セクトのアジビラじゃないですか。

「超反動政権」とか「労働者、民衆の力」などという手垢の付いた言葉遣いだけで、私は読みたくなくなったほどです。

第一、山本さんがやりたいのは脱原発運動でしょう。改憲や反戦と原発はどう関係あるのですか。これを書いた人の頭の中では一緒でも、ほとんどの人にとっては無関係です。

左翼的テーマをミソもクソもゴッチャに鍋に入れて、はい脱原発運動に参加しましょうと言われても、大方の人はドン引きます。

念のためにお断りしておきますが、脱原発運動に反戦反安保・反自民の立場の人がいてもまったくかまわないと思っています。

ただ、脱原発はそのような政治的対立軸とは別な場所にある国民の生命・安全に直結するテーマなはずです。

ですから逆に、脱原発運動に安保は必要だが、原子力は御免だと思う人がいてもいいし、選挙区で今回は自民党候補に入れたが、原発はイヤダという人も参加できる受け皿が必要なのです。

今のように脱原発と左翼的テーマを安易に横に並列する政治手法のままでは、共産党や社民党に投票したような層しか脱原発運動に加われなくなります。

ほんとうに国民に脱原発の声が染み通ってほんとうの意味で「民意」となっていくのは、このような「原発には不安な普通の人々」の層が動いた時なのです。

選挙期間中にあった、他ならぬ飯田哲也氏がした内ゲバもどきの悪罵の応酬などは、このような原発に不安を持つ多くの国民をシラけました。

現実政治に関わるようになって、飯田氏は人相が悪くなりました。それまでの安倍総裁の奥さんを祝島(※)に連れて行くような、枠を超えた自由闊達な部分が消え、悪しき市民運動家のようになってしまいました。

自分と意見の違う者に対して徹底して非寛容であり、攻撃的でした。それが各種の委員会で軋轢を呼び、彼を孤立させていったのは周知の事実です。

本当にこの「未来の党」がらみで、彼は多くのファンを失ったと思います。

山本太郎氏は、7万票を独力で得たことを誇りにしていましたが、それは飯田氏たちの「未来の党」などに加わらなかった清新さが受けたのであって、「未来の党」への批判票だったとも言えるのです。

ドイツ緑の党は脱原発にストイックになることで、保守層も含めた国民の支持を得ました。その教訓を日本の脱原発派の方々も学ぶべきではないでしょうか

私は脱原発運動にドイツ緑の党の「与党精神」を持ってほしいと思っています。

野党的な、まじめに政策の構築はしない、コストは計算しない、実現可能性は考慮しない、原発とは関係のない政治テーマを言い出す、都合の悪いことはすぐに「自民党が悪い」で済ませる、意見の違いを許さない、内輪もめばかり、そんな「野党」的姿勢では絶対に原発はなくなりません

原子力は過渡的なエネルギーでしかないことは明らかであり、段階的に縮小し、やがて廃絶していかねばなりません。しかし、それをこのような「野党」ができないことだけは確かです。

「未来の党」は、旧社会党そのままの阿部氏と、自民党旧田中派直系の小沢氏と政界の寝業師・亀井静香氏が残りました。

こんな海千山千の55年体制生き残りの妖怪たちに囲まれて、飯田氏になにができるというのでしょうか。

結成わずかで早くも古井戸のようになってしまったこの党の「未来」は、かぎりなく暗いと思います。

■関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-9.html
       http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-6d50.html

(※)世界には「緑の党」を名乗る政党は沢山あります。しかし,政権に加わり影響力を有しているのはドイツのみです。

日本にも、今回の国政選挙には出ていませんが「日本緑の党」は存在します。http://site.greens.gr.jp/
ほかにも「緑の日本」などがあります。

(※)上関原発を建てさせない祝島島民の会HP
http://shimabito.net/

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原発を真面目に終りにする方法」カテゴリの記事

コメント

★ 「原発はイヤダ」 ではなく、「日本に原発はダメダ」 ということです。京大・小出裕章氏、広瀬 隆氏などの意見を集約するとそういうことです。実際そのように発言されています。地震国仕様ではないのです、今ある日本の原発は。きわめて合理的な考え方だと思いますが? ツイッター suzytyo です。すべて読まなかったのですが以上のような感想です。取り急ぎ失礼いたしました

★ 「原発はイヤダ」 ではなく、「日本に原発はダメダ」 ということです。京大・小出裕章氏、広瀬 隆氏などの意見を集約するとそういうことです。実際そのように発言されています。地震国仕様ではないのです、今ある日本の原発は。きわめて合理的な考え方だと思いますが? ツイッター suzytyo です。すべて読まなかったのですが以上のような感想です。取り急ぎ失礼いたしました

>suzytyo
全て読まないのに部分の感想だけ書いても何の役にも立ちませんよ。あなたの言いたいことだけ書き逃げならそれこそ、あなたのツイッターだけに書いてなさいよ。

地震国仕様?日本は確かに断層多いですが、他国だって地震起きるところにありますが?地震以外はリスクではない?今回の事故の原因は?津波以外の理由の電源断は?そもそも津波が第一の原因なのに何故今は活断層の話をしているのか・・・
合理的というならリスクの評価をしっかりしてください。地震が起き易いから日本は駄目だが、他の国はおきにくいからいい?本当か?他の国で「起きない」なら理解できるが。起き難いのと起きないはリスク評価の面では「全く」違う。
全部ごっちゃまぜにしてみんながいろんなことをいってますよ。勝手に二人の意見を出して「集約」しないでください。あなたの勝手な妄想です。

まずちゃんと読みもしないなら、盲目的に意見の書き込みをするなどもっての他ですね。
お話にならないよ。

ここは農家さん自身のブログです。掲示板ではありません。

かつ、その程度の知識はこちらの読者のほとんどは理解していますよ。

全くみっともない。

原発ゼロと言うのは、現状の使用済み核燃料棒を、安全に処理し、また、年間1兆円以上と言われる化石燃料の輸入費用を、長期計画上、最小にしながら、四季や天候に左右されない、100万キロワットレベルの発電所を、安全に運営し、大規模電力の停電を、引き起こさないコンスタントに、常時得られる発電システムを、工業プラントとして、構築しないと、実現できないのですが、その具体的道筋を、卒原発、脱原発、提言者側から、具体的提案や長期計画を聞いたことがありません。

共産党、社民党も、それらの具体案を示してくれません。
また、嘉田知事の率いる未来の党も、小沢氏の言うこども手当ばら撒き論をそのまま、受け継いでいるようです。
こども手当の全額ばらまき給付は、国の財政上、無理であり、財源の裏づけが、取れなかったことは、民主党政府は、ある意味、証明してくれたのですが、破綻している小沢こども手当を、そっくり呑み込んで、未来の党のマニフェストに、書いてしまい選挙戦に突入したのは、嘉田知事が、国会議員に、政策や人脈上、飲み込まれたというか、人寄せパンダにさせられたことは、多くの国民が、知るところでしょう。
福島議員、阿部議員とも、中味のないことで、国会答弁し、決められない国会運営をしてきた張本人ではありませんかねえ?

飯田哲也氏は、当初は、マスコミ受けする発言をして、TVで、顔を見ることがありましたが、反対と叫ぶだけで、対案というか、具体的長期展望を示さないと言う点では、自民党の政策論の方が、現実味を感じます。

未来の党は、第2の民主党でしかなく、選挙時は、協力するが、理念、政策は、あまりにも違いすぎる集団ですから、政党政治としては、民主党同様、欠陥だらけの党ですね。

福島党首は、宮崎口蹄疫禍を拡大させた赤松氏と同罪の人ですし、絶えず、反対と言えば、野党の役割を果たしていると言う議員連中ですから、国益には、ならないですね。

これで、党内の意見集約や党議拘束をかけられるとは、思えません。

こんな外形のみの党に、政党交付金を支払いたくないのが、個人的意見であります。

自民党の政策には現実味がありません
金融緩和をいくらしてもインフレにはなりません
核燃料のゴミの処分方法も決まってないのに原発を続けるなんて無責任すぎます

選挙制度が違う国と比べてもあんま意味ないよ。
中選挙区制なら山本太郎は当選してた可能性が高いわけだし。
政権を担うような政党なら、それこそ「脱原発」という一つのテーマだけではダメでしょ。
過渡的なエネルギーでしかないことは明らかなんであれば、わざわざ議論なんかも必要ないですわな。

あとコメント内の誰か。
核のゴミは地中に埋めるしかないんだから、活断層を考慮しなくていいなんてア○丸出し。
世界で起きてる地震の約20%が日本で起きてる。
そんな国が他にあんのかよって話。

核燃料のゴミの処分方法も決まってないのに原発を続けるなんて無責任すぎます

>>>まず、私は、原発推進派では、ありません。
しかし、原発プラントで、ほとんど、発電していない現在でも、原発プラントからの放射性物質漏洩事故のリスクは、原発プラントによる発電時と、大規模自然災害が、起きたときは、ほぼ、変わらないのが、事実です。

よって、発電をメインの事業とするのでなく、現存する原発プラントを、うまく使いながら、廃炉への道筋や、最終処分方法など、決めていかないと、答は出ません。

やはり、存在するプラント毎に、使用済み核燃料棒の最終処理を、考えるには、机上シュミレーションと並行して、現実の原発プラントで、実験、実証していかないと、良い結果は、得られません。

プールの温度が、50度以下になったとしても、それは、保存プールに絶えず水を供給しているからであって、
何にもしないで、埋めれば良いなどとは、早計に結論を出せません。

まあ、量が少なければ、太陽に向かって、ロケットに載せて、打ち込むのも、有りかもしれませんし。

また、人工的に、原子核に電子を組み込ませ、新種の人工原子を作ることも、成功しましたし、セシウムに、蛍光剤を取り込ませて、紫外線ライトで、セシウムを、目視で認識できる方法も開発されました。

このように、目の前の困難に対して、マジメに対応することで、無条件で、埋めると言う選択肢以外の処理方法の一部になりえる基礎研究成果も出てきています。

金融緩和をいくらしてもインフレにはなりません
>>>>これも、正直、未知というか、市場の反応は、わからないのですが、できるかどうかは、別として、スイスは、際限なく金融緩和をすると言う無制限緩和路線を、法令上、持っていますので、スイスの通貨が、機関投資家に狙われるということは、いままでは、無かったですね。
スイス一般市民は、生活物資が安い隣国ドイツで、買い物をする人が、増えつつありますが、マーケットは、バランスで、流れが決まりますので、少なくとも、他の通貨より、先に、政府と日銀が、動くことは、今までのように、市場が動いてから、外貨の購買行為をしてきた、日銀のみの市場介入とは、別な動きを、する可能性は、秘めてますよね。
アベノミクスミニバブルだって、首相になる前に市場は、反応しましたから、やはり、機関投資家に、どういうイメージと期待する市場操作に乗せていくかは、日本政府の経済市場に対する確固たるイメージが、まずは、大事なことと思います。

山本太郎 で プログ検索中です。
芸能人としての立場 また 芸能界から政治家になる人達~党にもよるのかなぁ?
こないだ 山本さんの街頭演説を 聞きました。感動しました。
今 もう一度 動画を 調べています。どの動画が よかったか?探しにくい状況です。
反核運動の杉並区~一人の~世界~。役者人生を賭けるかもしれない。マスコミ スポンサー~。
役者として、今回 落選して 芸能界で 生きていけるのだろうか?
ところで 山本太郎さんは 政治資金を いくら 使ったのだろうか?
政治研究会(名前検討中
ジュリーは 大丈夫だろうか~

初めまして。おじゃまします。

≫私は脱原発運動にドイツ緑の党の「与党精神」を持ってほしいと思っています≪

共感できますが,フクシマの過酷事故は続いたままです。清新さと言う情緒的な投票行動や批判票ではなく,本気で今できる選択肢を見極めることです。
期限を提案し,原発卒業を目標にした「未来の党」を見分けられなかったのは,選挙民の眼を曇らせ続けているマスメディアで,その終焉さえ感じます。実現可能性を言うなら,まず,私たち一人ひとりが,国家と,社会とを分かることからではありませんか。
沖縄の問題も,フクシマの問題も,深いところでは繋がっています。もと左翼?などを排除する運動の方が不健全です。なぜ,沢山の人びとに開かないのですか?
どうぞ,あと一歩,お考えを深めて頂きたく,あえて申し上げます。  不一

ドイツ緑の党をえらく持ち上げていますが、ドイツ緑の党は今でも原則的な大衆運動と結びついていますし、そもそも脱原発政策シングルイシュー政党ではなく反戦や多様性、民主主義などの政策をリンクしています。そのことが、「現実的対応」と称した政治ゴロ化・ボス交政治に陥らず緑の党が一定の市民的信頼を勝ち得ている一つの要因です。

なお、これまで政権に加わった経験を持つ緑の党はドイツだけではなく、フランス、オーストラリア、スウェーデン、チェコ、ラトビア、アイルランド、ノルウェー、アイスランド、ブラジル、モンゴルなど(政権への影響力はさまざまですが)多くあります。

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