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 中国新型インフルエンザ第6回 WHO 中国当局は、最悪の状況に追い込まれない限り、われわれには本当のことを明かさない

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[疑問その6] 今年3月に突然発症したのではなく、実はかなり前から潜在して蔓延していたのではないだろうか?
中国の公式発表では2007年12月が最古のトリインフルの感染事例です。しかし、それから5年間まったく何もなく、突然今回ヒト感染が発生するのはあまりにも不自然です。
中国の獣医師が民主化グループに話した未確認情報によれば、家畜や家禽への大規模感染は昨年末からすでに中国の一部地区で発生していました。
当局は例によって隠蔽していましたか、今回ヒトへの感染が複数出たことで隠しきれなくなって公表したとのことです。
 

■[疑問その7] 未確認情報では頻発しているがほんとうだろうか?
同じく法輪講系「大紀元」による未確認情報によれば、
「昨年4月から5月にかけて、河北省石家荘市で発生した鳥インフルエンザは最も深刻で、家畜の死亡率は80%に達したという。
 また、昨年12月頃から、河南省や、山西省、陝西省などの各地で、ニワトリの鳥インフルエンザが大規模に発生し、陝西省では約50%が病死または殺処分された。
当局はこのことを公表せず、報道もしなかった。20数年来で、これほどの感染は初めてだ」とのことです。
また西北農林科技大学の獣医師・劉増耀氏のミニ・ブログへの書き込みでこのように述べています。

「毎年、初冬と初春には、口蹄疫と鳥インフルエンザが各地で発生する。政府は情報を隠ぺいしてきたが、今回は隠し通せなくなったため、公表するしかなかった」(同)
これらの情報はいうまでもなく、もはや中国当局の協力なくしては調べようもありません。
そしてそれがありえない以上、もはや闇の中です。
ただし、このように多くの感染の温床がなくては、今回のような大規模なヒト感染はありえないと考えるべきではないでしょうか。

■[疑問その8] 奇妙に楽観的な中国専門家の自信はなにが根拠か?
新華社(英語版)によれば、中国政府の獣医官のYu Kangzhens氏は、「暫定的解析によれば、H7N9トリインフルエンザは家禽の間で流行を引き起こさないことを示している」と述べています。
この認識は、「強力な生物学的安全確保措置と衛生対策が不可欠である」と勧告しているFAO(国連食糧農業機関)の見解とは正反対です。
この世界常識に反する中国当局の「感染しない」という自信はなにに由来するのでしょうか?
 

■[疑問その9] なぜWHOは、情報隠蔽の確信犯である中国政府を擁護するのか?
WHOの関係者は、かつて「中国当局は、最悪の状況に追い込まれない限り、われわれには本当のことを明かさない」と語ってたことがあります。ほんの数年前までのことです。
また、FAOは、「中国当局の許可なしに、専門家を感染地に派遣調査することはできない。中国の本当の伝染状況を把握するのは困難である」と指摘しました。
中国の政治-社会体制はあれからまったく変化していません。今回も肝心な情報
はまったく公表されていません。
WHOはなにをして中国当局を「進歩している」と評価しているのか、香港出身の事務局長マーガレット・チャン女史に聞いてみたいものです。

■[疑問その10] 中国当局にとってトリインフル情報は治安事件か?
今回の上海事件でも、ツイッターで未確認情報を流しただけで数名が治安攪乱で逮捕されています。
それは中国当局がトリインフルエンザに関する情報を国家機密扱いとしている歴史があるからです。

トリインフルエンザ研究の専門家である香港大学微生物学の管軼助教授は、2005年7月、英科学誌「ネーチャー」に、中国南部地域がトリインフルエンザの世界的発生源である可能性を指摘した論文を掲載したことにより、国家機密漏洩罪で、ウイルスのサンプルを押収され、研究中止に追い込まれました。
また、中国青海省で大発生したトリインフルエンザの情報を漏らしたとして、2005年6月には8人が逮捕されています。

私たちからみれば「単なる」伝染病でしかありませんが、中国政府にとっては体制批判につながりかねない「治安事件」のようです。

■[疑問その11] 中国国内の未確認情報では2005年までに死者300人超が出たという情報があるが?
また、2005年の末までに中国13省で発生したトリインフルエンザ感染者数は、死亡310人、隔離だけで5554人に達しているという未確認情報もあります。
もちろんこれも確認のしようがない情報です、中国の公式発表では死亡者はわずか2人なのですから。

ベトナムなど周辺諸国では2003年12月の最初の患者発生以降、32省・都市で92件発生し、42人が死亡したことを考えると、人口が17倍の中国がベトナム以上の蔓延状態にありながら、たった2人というのはありえない数字です。
ただし、ここでも中国が「普通の国」になって情報公開が当たり前になされない限り、闇の中です。
今回これだけ感染患者が出でいれば、その数百倍、いや数千倍の感染者がいるはずです。

※初回アップした後、あまりに長いので下半分をカットし明日に回すことにしました。

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■新型インフル特措法、13日施行=中国のH7N9型で前倒し―閣議決定   
時事通信 4月12日(金)8時52分配信

 政府は12日、新型インフルエンザへの対策を定めた特別措置法について、13日から施行することを閣議で決定した。中国でのH7N9型鳥インフルエンザ発生を受け、施行予定を早めた。
 政府は特措法に基づき、16日に感染防止策や医療対策の手順を盛り込んだ行動計画案を有識者会議に提示。計画は5月末にも決まる見通しだ。各都道府県はこれに沿った形で、より具体的な行動計画を作る。
 特措法では、世界保健機関(WHO)が、動物由来のウイルスが人から人に感染が続いていることを示す警戒レベル「フェーズ4」(6段階で上から3番目)を宣言した場合などに、厚生労働相が新型インフルエンザの発生を認定する。 

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