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公害大陸中国その12 中国発新型トリインフルで3名が死亡 パンデミックになるか?

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中国でトリインフルで3名死亡。新型のH5N9型
中国でヒトに感染するタイプの新型インフルエンザが発生したようです。(資料1、2、3、7参照)
「中国国家衛生・計画生育委員会は31日、上海市と安徽省でこれまでヒトへの感染が確認されたことのないH7N9型鳥インフルエンザウイルスに3人が感染し、うち2人が死亡したことを発表した。」(共同4月1日)
ヒトに感染するトリインフルエンザを「新型インフルエンザ」と言いますが、今回は今までのH5N1型と違ってH7N9型です。
死亡から20日間たってようやく発表。当局は隠蔽を否定
記事は、上海市に住むの87歳と27歳の男性がそれぞれ2月中に発病し3月上旬に死亡し、安徽省の女性は3月15日に発病し、現在も治療中だったそうです。
感染した2人が死亡したのが3月上旬であったにもかかわらず、20日間もたった3月31日になってようやく発表されました。
当局によれば「(H7N9型ウイルスは)世界で初めて発見されたウイルスであり、我が国の法定伝染病報告システムの対象外だった」として、10年前のSARS(重症急性呼吸器症候群)事件とは違って隠蔽ではないとしています。
まぁ、隠蔽と逆ギレが得意の中国当局の言うことですから怪しげですが、いちおう信じるとしましょう(笑)。
WHO「毒性は弱く、公衆へのリスクは少ない」 ただし変異して強毒タイプになっている可能性も 江蘇省にも感染拡大
さて、インフルエンザ・ウイルスにはありがちなことですが、また変異してH7N9型ウイルスという初耳のタイプになりました。
N9型(番号が多いほど弱毒性)ですので、今の段階では、世界保健機関(WHO)の専門家が言うように「毒性は弱く、公衆へのリスクは低い」のかもしれません。(資料2参照)
ただし、単なる弱毒タイプなら死に至るのは不可解で、変異して強毒タイプになっている可能性もあります。(資料4参照)
また、江蘇省でも4名の患者が発見され、合わせて7名となりました。たぶんこんなものでは済まないはずです。(資料4-2)
遺伝子解析では強毒性に変異しているとの情報もあります。(資料4-3参照)
インフルエンザウイルスは変異し続けている
問題は今後です。東大医科学研究所付属病院・岩本愛吉院長によれば、トリインフルエンザは他のウイルスと異なり非常に変異しやすいのです。(資料5参照)
通常はウイルスは、1つの細胞に対して1種類のウイルスしか感染しません。
ところが、トリインフルエンザ・ウイルスは1つの細胞に2種類のウイルス、例えばH5N1とH2N2が感染した場合、2種類の遺伝子16本が混ざり合い、この16種類のいかなる組み合わせにも変異できるのです。
これは大変に守る側からすれば恐ろしいことです。ひとつのウイルス・タイプだけに的を絞ってガードしようにも、新型インフルエンザかどんどん変異していくからです。
ウイルスは変異しながら強力なタイプになっていく
そしてもうひとつのトリインフルエンザ・ウイルスの特徴は、元来鳥類のインフルエンザでありながら様々な動物を経て変異し、病原性の高いものが残っていくことです。
ウイルスはもともとは特定の種を自然宿主とすることは知られています。トリならトリの呼吸器の中にのみしか生存できないと言われてきました。
この定説が近年崩れたのです。
香港のヒトへの感染が転換点だった
1997年に、香港で初めてH5のタイプの高病原性インフルエンザ・ウイルスがヒトに感染しました。その後、ちょうどSARS(重症急性呼吸器症候群)が騒がれた2003年の2月に、再び香港で感染者が出ました。
そして2004年にはタイ、そしてベトナム、カンボジアと東南アジアの国々でヒトへの感染が急増しました。(下図参照)Photo(図 国立感染症研究所発表
※確定症例総数は死亡例数も含む。WHOは検査により確定された確定例だけを報告する。)

「種の壁」を超えて感染拡大するトリインフル
それまで原則としては鳥類のインフルエンザは人類に感染できるはずがないと思われてきました。これがウイルスが「ひとつの鍵穴にひとつの鍵」といわれるゆえんです。
ところが、このトリインフルエンザにおいては、そのありえないはずの「種の壁」を飛び越えて感染する事例が出始めました。
トリからヒトへ感染の橋渡しをする豚
その感染の橋渡しをしたのが、ヒトと同じ哺乳類の豚です。感染した豚は、豚に感染を移します。ところが豚はカモといっしょで感染しても症状が出ないのです。もちろん死亡もしないし、食下量も異常がみとめられないから困ります。
ですから、豚の管理者は自分の豚が罹ったことに気がつかずに、群れの中でそのまま飼って、市場に出してしまいます。ここからトリインフルの豚感染がいっきに拡がっていきました。
このようにしていったんヒトへ感染したトリインフルは、ヒト-ヒト感染を引き起こしていきます。そしてそれに対して人間は自然抗体を持たないのです。
それが衛生環境が悪かった第1次世界大戦時のスペインでは感染者6億人、死者4,000~5,000万人という世界的惨事を招き、1968年の香港風邪では数週間で50万人が罹患しました。
新型インフルエンザ・ウイルスの恐怖の30桁スロットマシーン
国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター・田代真人センター長によれば、インフルエンザ・ウイルスを構成するアミノ酸は5000個ぐらいあり、トリ型とヒト型では30個ぐらいしかアミノ酸に違いがないそうです。
そしてブタ型は30個の半分が鳥型、半分がヒト型です。このようにブタはウイルスのアミノ酸組成の半分ずつをトリ型とヒト型で併せ持っているためにブタ型インフルエンザはヒト型インフルエンザに変異する可能性が高いのです。
インフルエンザ・ウイスはウイルスの特性として非常に変異しやすく、30のアミノ酸全部がヒト型にならないとヒト感染しないわけではなく、半分の15個変われば十分だそうです。
いわば30桁のスロットマシーンを回し続けて、15の桁がいつ合うのを待つ、ということだそうです。
中国青海湖はトリインフルエンザのハブ空港
2005年5月に、中国の青海(チンハイ)省の湖で数千羽の水鳥が死んでいるのが見つかり、その原因がH5N1ウイルスであることが確認されました。
この青海湖は、渡り鳥にとって特別な湖で、いわばハブ空港なのです。シベリアと東南アジアの間へ行き交う中継地であり、営巣地でした。
この青海湖の水鳥がトリインフルエンザに感染してしまったために、一挙にシベリア、東南アジアへと感染が拡大したわけです。 (下図参照)
この図を見ると、トリインフル・ウイルスの震源地が中国だと分かると思います。

Photo

       (図 国立感染症研究所『鳥インフルエンザの公式発表にもとづく分布』)
20世紀に登場した3ツのヒト感染型インフルエンザ
ヒトに感染するインフルエンザとしては、1917年から1918年に流行したスペイン風邪がH1N1 型、1957年に流行したアジア風邪がH2N2型、1968年の香港風邪がH3N2型となっています。
なお、1977年に流行したソ連風邪は、スペイン風邪と同じH1N1型です。
したがって20世紀に登場した新型インフルエンザは、過去にスペイン風邪、アジア風邪、香港風邪の3種類しかありません。
ですから今回上海で出たH7N9型がヒト感染型トリインフルだと断定されれば、4つ目のタイプが登場したことになります。
今回の新型H7N9型がどのような変異をするかに注意
とまぁ、こんな風にトリインフルほど扱いにくい人類の敵は自然界にいません。
口蹄疫は牛と豚、野生偶蹄類にのみ照準を絞って対策をたてればよかったのですが、トリインフルは無数にいる野鳥と豚までも防疫の対象にせねばならないのです。
そして今回上海で登場したH7N9型ですが、これがどのような原因で登場したのか、今後どう変異していくのか、ヒトへの脅威はどの程度なのか慎重に見極めていかねばなりません。
パニックになる必要はありませんが、十分に危険な存在です。
ウイルス兵器にも転用可能なトリインフル・ウイルス
といのは、このような始末の悪いトリインフル・ウイルスは、その感染力とスペイン風邪や、香港風邪にみられるような死亡率の高さから、近年ウイルス兵器への転用の恐れが指摘され始めました。(資料6参照)
H5N1型ウイルスの研究は、世界的大流行の発生に備えるのに防疫に役立つ一方、研究次第では生物テロに悪用される可能性もあります。そのため米国政府は去年一時研究の公表を差し止めたほどです。
このような生物兵器にも転用できる感染症が、PM2.5地獄の真っ只中の中国大陸でパンデミックになったらと考えるとぞっとします。
中国社会のモラルハザードと新型インフルとの関連は?
現在の中国は、環境に対するモラルハザードが極点に達しつつあります。土地、河川や沿岸の重金属汚染、河川などの水資源の枯渇による砂漠化,大気のPM2.5汚染など枚挙に暇がありません。
そしてこのような中で、平然と呼吸器病で死んだ豚やアヒルを河川に大量投棄する事件が相次いでいます。
このような豚や水鳥の病死体を河川に投棄すれば、それがいかなるウイルス変異をし、どのような感染経路を辿るのかまったく予測がつかなくなります。
状況的には投棄ブタ死体はブタ・インフルエンザとしか考えられない
憶測の域を出ませんが、今回の上海の新型トリインフルでの死亡者が出た3月の前後に上海市の水道水を取水する黄浦江に豚の病死体が1万5千頭も捨てられており、その死亡原因は呼吸器病だとされています。
また、中国には家畜の病死体を扱う専門市場も多く存在しています。つまり、新型インフルエンザの条件である感染ブタに触った、あるいは食べたという「濃厚接触」の機会が他国とは比較にならないほどあるのです。
このような劣悪な衛生環境を考えると、この病死体の呼吸器病が新型インフルエンザ・ウイルスに変異を起こした可能性はありえると考えるべきでしょう。
今回の患者死亡との関係は薄い
ただし、レコードチャイナ(4月3日)によれば、上海市動物疾病コントロールセンターは、上海市の黄浦江に投棄されたブタの死骸のサンプルを検査し、トリインフルエンザ・ウイルスが検出されなかったとしています。
また今回の感染死亡者は外務省海外安全HPによれば
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2013C114
・1例目:上海市在住,87歳男性。2月19日に発症,3月4日に死亡。
・2例目:上海市在住,27歳男性。2月27日に発症,3月10日に死亡。
黄浦江に豚投棄死体が確認されたのが3月9日以降ですので、この患者との因果関係はないかもしれません。
しかし、この不法大量投棄事件による新型インフルエンザへの変異の可能性は濃厚であり、今後WHOなどの第三者機関による徹底した疫学調査が必要でしょう。
        ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
※資料1 新型鳥インフル死者、発生から20日後にようやく発表=中国報道
共同 4月1日
中国の国家衛生・計画生育委員会は31日、上海市と安徽省でこれまでヒトへの感染が確認されたことのないH7N9型鳥インフルエンザウイルスに3人が感染し、うち2人が死亡したことを発生した。中国メディア・人民網は1日、「死者が出てから20日後にようやく発表」との見出しをつけて伝えた。
※資料2 鳥インフルで2人死亡 中国
産経新聞 2013.3.31
【北京=川越一】中国国家衛生計画出産委員会は31日、上海市で鳥インフルエンザウイルスに感染した男性2人が死亡したと発表した。検出されたウイルスは低病原性のH7N9型とされるが、人への感染が確認されたのは初めて。

 国営新華社通信によると、死亡した2人のうち、87歳の男性は2月19日に発病し3月4日に死亡。27歳の男性は2月27日に発病し3月10日に死亡した。また、安徽省の35歳の女性も3月9日に発病、感染が確認され、江蘇省南京の病院で治療中だが危篤状態という。

 中国疾病予防コントロールセンターが3月29日にウイルスを検出し、30日に同委員会がH7N9型の感染を確認。感染源の特定を急ぐとともに、感染ルートも調べている。家族など関係者の経過観察も続けているが、現在のところ感染の兆候は見られないという。

 H7N9型 A型インフルエンザウイルスの一つ。AP通信によると、2003年にアジアを中心に死者が相次ぎ、人から人への感染拡大が心配されている高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1型と違い、人に感染し感染症を起こす力は弱いとされる。世界保健機関(WHO)の専門家は「毒性は弱く、公衆へのリスクは低いのではないか」としている。

※資料3 世界初、中国で「H7N9型」鳥インフルが人へ感染 「人から人へ感染」これが一番心配な事態だ
JCAST 4月1日

中国政府が、鳥インフルエンザ「H7N9型」の感染によって、上海で2人の男性が肺炎などの症状を訴え死亡したと発表した。「H7N9型」の人への感染が確認されたのは初めてのことだ。
専門家は、中国当局の発表の遅れを2003年のSARS騒動と重ねて指摘し、「人から人へ(ヒトヒト)の感染が本当にないのか注視する必要がある」と話している。

発熱や肺炎等の症状で2人死亡

中国の衛生当局が2013年3月31日、発表したところによると、上海市の87歳と27歳の男性が、ともに2月に発熱や肺炎などの症状を訴え、87歳の男性は3月4日に、27歳の男性は10日に死亡した。
2人が「H7N9型」の鳥インフルエンザウイルスに感染していたことが、検査の結果30日に確認されたという。また、中国東部安徽省の35歳の女性からもこの型のウイルスへの感染が確認された。女性は現在も治療中で、肺炎などの症状が重いそうだ。

鳥インフルエンザはこれまで、「H5N1型」などの感染例は多数報告されてきたが、中国の衛生当局によると、「H7N9型」のヒトへの感染は世界でも報告されたことがない。
3人の感染経路は不明で、今のところ濃厚接触者88人に発症の兆候はなく、公式発表では、ヒトからヒトへの感染も確認されていないとされている。中国の当局は、3人の感染経路やウイルスの毒性、それにヒトへの感染力などについて分析を進めている鳥インフルで

今年8人目の死者 カンボジア
産経新聞 2013.2.27 14:54
 【プノンペン共同】カンボジア保健省と世界保健機関(WHO)は27日、コンポンチャム州の35歳の男性が鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染し、25日に死亡したと発表した。
 カンボジアでは今年に入り、この男性を含め9人の感染を確認、うち8人が死亡している。これまでの感染者はこれで30人、うち死者は27人となった。

※資料4 強毒型に変異か 中国トリインフル、人から人への感染の恐れも
2013/4/3 12:31 【上海=共同】

中国国内で人への感染が確認された鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)について、遺伝子解析などの結果、本来の弱毒性ではなく、発症すると重い症状が出やすい強毒性の可能性が高いと専門家が分析していることが3日、分かった。関係筋が明らかにした。

 ジュネーブに本部がある世界保健機関(WHO)は今のところ「人から人への感染例は見つかっていない」としている。しかし、専門家はウイルスが人から人への感染の恐れがあるタイプに変異している可能性が高いと分析。変異が確認されれば感染が拡大する恐れもあるため、中国の保健当局と協力し、事態を注視していく方針だ。

 WHOはH7N9型の人への感染は初めてと確認。これまでの調査では豚からの感染も疑われているが、上海市の川で3月に見つかった大量の豚の死骸との関係は不明で、感染源は特定されていない。

 H7N9型は本来、弱毒性で公衆衛生上のリスクは低いとされている。ただ、中国国内で確認された感染例はいずれも症状が重篤で、遺伝子解析を行った結果、感染した人体内で見つかったウイルスは強毒なことが分かった。

 H7N9型により上海市の男性2人が死亡。江蘇省と安徽省の計5人が重体で入院中。中国の保健当局は、強毒化の程度などを調べるため、入院患者から検出したウイルスの検査をさらに進めているもようだ。

 また、今回の感染例が1市2省と広範囲に及んでいることを受け、感染ルートの特定を急ぎ、ウイルスの封じ込めに全力を挙げる方針。

 上海市で死亡した87歳の男性は家族内での感染も疑われる可能性があるが、上海市政府の担当者は2日の記者会見で、同時期に肺炎の症状を起こした男性の2人の子供からはH7N9型が検出されておらず、人から人への感染は現時点で不明とした。2人の子供のうち1人は死亡した。

※資料4-2[北京 2日 ロイター] 

中国の新華社は2日、江蘇省でH7N9型の鳥インフルエンザに新たに4人が感染し、いずれも重体だと報じた。同型の鳥インフルはこれまでヒトへの感染が確認されていなかったが、上海市などで3人が感染し、うち2人が死亡したことが先月31日に明らかになっていた。

同型のウイルスについて、世界保健機関(WHO)は1日、ヒトからヒトへ感染する可能性を示す証拠はないとしたが、なお調査を続けていると発表した。

新華社によると、上海市に隣接する江蘇省の感染者4人は32歳から83歳で、うち45歳の女性は家禽(かきん)を扱う市場で働いていた。4人は3月中旬に発症し、月末までに入院。目まいや熱、咳、息切れといった症状が出ているという。

また、これまでの患者7人はヒトから感染したとみられておらず、7人に接触した255人からはインフルエンザの症状は出ていないという。

※資料4-3 中国発パンデミック警戒 鳥インフル、強毒性に変異か 死者3人に
産経新聞4月4日

中国で人への感染が確認された鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)は、強毒性に変異した可能性が浮上している。今後、最も懸念されるのは、感染が人から人へと広がりパンデミック(世界的大流行)となることだ。

 H7N9型は弱毒性とされてきたが、中国国内で確認された感染例はいずれも症状が重篤で、ウイルスの遺伝子解析から強毒性とみられる。

 「人人」なら深刻

 世界保健機関(WHO)はH7N9型の人への感染は初と確認。現段階で「人から人への感染例は見つかっていない」という。

 H7N9型はもともと、鳥が感染するインフルエンザウイルス。しかし、ウイルスは常に変異を繰り返しており、同じ型でもさまざまなタイプが存在する。今回もH7N9型の一部がマイナーチェンジし、人に感染することが可能なタイプが誕生した可能性がある。

 ウイルスは豚などの家畜を介して変異することが知られる。豚などは鳥と人両方のウイルスに感染するため、体内でウイルスが混ざり、鳥インフルが人にも感染しやすい能力を得ることがある。

 このウイルスが人から人にも感染できるウイルス(新型インフルエンザ)に変異していた場合、事態はさらに深刻になる。

3週間後に発表

 人類にとっては未知のウイルスとなるため、抵抗力がなく、感染は爆発的に広がる可能性がある。さらに今回、上海市の発表が男性2人の死亡から3週間もたっていたことに、国内でも批判が出ている。

 これまでの感染例では、2009(平成21)年のH1N1型が新型インフルエンザとなり、日本を含め世界70カ国以上に感染が広がった。この時は弱毒性だったが、今回のウイルスは強毒性の可能性も指摘される。

 強毒性の鳥インフルとしては、人に感染した場合の致死率が50%を超えるH5N1型が有名だ。ただし、H5N1型は現在のところ人から人への感染報告はないとされている。

 厚労省は中国の保健当局と協力し、事態を注視していく方針だ。

※資料5 東京大学医科学研究所 付属病院 病院長 岩本 愛吉氏 インタビューhttp://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/interview/34/index1.html

※資料6 鳥インフル研究、2段階審査 米政府が科学誌に発表、テロ悪用懸念で厳格化
共同 2013.2.22 07:59

 毒性が強いH5N1型鳥インフルエンザウイルスを使った研究について、米政府は21日付の米科学誌サイエンス(電子版)に、国と助成機関の2段階で審査する新たな仕組みを導入すると正式に発表した。

 H5N1型ウイルスの研究は、世界的大流行の発生に備えるのに役立つ一方、公表された論文の情報が生物テロに悪用される懸念もある。

米厚生省は昨年12月、審査を2段階にして厳格化する案を示し、各国の専門家から意見を聞いていた。新たな仕組みは、遺伝子改変によって哺乳類に感染しやすいウイルスをつくる研究などが対象。米国立衛生研究所(NIH)などの助成機関は、こうした研究への助成申請を受けた場合、ウイルスが実験室の外に漏れないような措置が講じられているかどうか、公衆衛生上の利益が大きいかどうかなどを審査。さらに厚生省が、テロ悪用の可能性なども多面的に考慮して審査するとしている。(共同)

※資料7 <鳥インフル>ヒトへの感染しやすく変異 国立感染研が確認
毎日新聞 4月3日

 中国で鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者7人が確認された問題で、国立感染症研究所の分析で、ウイルスがヒトへ感染しやすく変異していることが確認された。

 今回のウイルスを分析した国立感染症研究所の田代真人・インフルエンザウイルス研究センター長によると、ウイルスはヒトに感染できるように変異し、哺乳類の体内で増殖しやすくなっていたという。田代センター長は、ヒトからヒトへの感染は確認されていないが、上海市のケースでは可能性が否定できないとの見方を示す。

 東北大の押谷仁教授(ウイルス学)は、ウイルスに大きな変化が起きた可能性を懸念し、「ヒトからヒトへの感染の危険性が増していると考えることもできる。その場合、大きな被害をもたらす可能性はあり、かなり注意が必要だ」としている。【

※今日はゴチック太文字の代わりに小見出しをつけてみました。やっぱり見にくいかな。

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コメント

H7N9?
明らかに変異してるでしょう。死者や重体者が続出してるんですから。

WHOは今のところ静観のようですが、SARSの時から彼の国は極端な隠蔽体質ですからね。

某コンビニの「おすすめ!」ポップ付きの「店内調理」チキン、兄ちゃんに聞いたら、やはりというか中国産・加工・冷凍したのが本部から送られてくるそうです。

フライドチキンなら、なんせあの調理ですから各種(ノーマル・ペッパー・ホットチリ)など、油っこいだけで違和感ありませんが、スモークチキンは明らかに変。チップで燻したのではなく、燻液にドバドバ漬け込んで(多分数回)炙った代物。人工的で不自然な味。
袋の上半分を切って食べ歩くには柔らかいのですが、試しに皿に出してナイフとフォークで食べてみたら、「これは鶏肉か?」というぐにゃぐにゃ。それでいて皮目はまるでゴムのようでした。

私、この半年でかなり食べちゃってますが、とても安心はできないし酷いものです。

投稿: 山形 | 2013年4月 4日 (木) 13時27分

 病死豚の川への大量不法投棄の記事に関連して今回の鳥インフルエンザが猛威をふるっているような記事の流れが気になったのでコメントしますね。

 今回の鳥インフルエンザと豚斃死体不法投棄との関連性は非常に薄いと考えています。
先ず回収した豚斃死体からインフルエンザが検出されていない事。
もし、豚でインフルエンザに罹った場合には死亡例は少なくて一週間程度で回復する事。
もし、豚が今回の鳥インフルエンザに感染発症にもかかわらず自粛せず出荷した場合、畜舎周辺とその輸送ルートでの感染拡大が予想されること。(滅多に観察できる機会はありませんが、豚が風邪を引いて鼻水を垂らしたり嚔をする様子は人とそう変わりません。)例えるならインフルエンザを発症した何十人もの人がマクスもせずにトラックのオープンな荷台で嚔や咳をしながら長距離を移動していと想像してみてくださいな。

 まぁ、可能性は否定しませんが、高確率を無視して低い確率の事象で大騒ぎするのも精神衛生上良くないです。
 生体110Kg前後、枝にして75Kg前後の豚を生きたまま小売りの市場で扱う事は想像できませんし、子豚の丸焼き用に生体で販売されていたとしても感染して発症変移する前に調理されていると思うのですが。(私の常識が通用しない世界なのか?)

 家畜保健所や動物薬メーカーの獣医師と話していて、中国の不法投棄豚斃死体はやはりPRRSをベースとした複合感染による事故が多発した結果ではないかという予想にまとまりました。(正式な検査報告が公表されていないためです。また豚コレラの可能性もあるのですが、日本での常識での豚コレラだと口蹄疫と同じく殺処分の上で埋却消毒処理となりますから、どうしても可能性を否定する方向になります。)
 PRRSは単体だと弱毒で、致死性のウィルスではありません。発症した場合は肺炎とそれによる発育不良、また流産等の繁殖障害などを引き起こします。問題はほかにマイコやサーコ、APP、連鎖球菌などが絡むとそれぞれの症状が強くでて、致死事故率が飛んでもなく跳ね上がるということです。(そうそう過密飼いによるストレスも発症の引き金になるそうです。)
そのため予防としてマイコやサーコ、APPなどのワクチンを授乳中や離乳後に早期に接種します。PRRSのワクチン接種という手段もありますが、できた抗体は長期に渡って持続するものではないため、母豚に使用する場合は3カ月毎に接種する必要があります(現状では抗体を維持し、発症を防ぐのを目的としているとの事)。
 報道で流れている漂着した豚斃死体回収の写真などを人物と比較して正常ならば20~30kg前後の大きさで移行抗体が消失する頃合いかとも考えられます。

 で、豚斃死体漂着の件ですが、斃死豚を川に投棄するとういう習慣があった事(文化革命以前にもあったかは不明)、病死した豚を食用に転売する業者(これも平然と行われていたというのも恐ろしいですが)の取り締まりが強化されたという報道かあった事もリンクしていると思われます。
 他に中国でのワクチンの使用の有無や治療用薬剤の使用の有無、それらが正規品なのか、コピー品なのか、水増し品なのか、偽物なのかもはっきりしていません。それが被害を拡大させている可能性を否定できません。
 中国からの報道やそれらを配信する国内マスコミの意図したのか無知なのかわからない報道内容、そしてタイミングも混乱を加速させます。(豚の凍死が多発したとか、サーコが原因で豚コレラが発生したとか…、でもって今回の新型インフルエンザ。)

 何にしろ、インフルエンザに関しては、悪性変移せずにはやく落ち着いて欲しいものです。

ps.
 動物用ワクチンで使用の有無が確認できるマーカー抗体が可能なのはAD(オーエスキー病)用ワクチンだけで、それも偶然発見できた物だそうです。他のワクチンは野外種とワクチンによるの抗体の識別は今のところ出来無いそうです。
ps2.
 重要なことを忘れていました。PRRS、マイコ、サーコ、APPは呼吸器系に症状が現れます。

投稿: 好実 | 2013年4月11日 (木) 13時46分

好実様。専門家からコメントをいただきまして恐縮です。

ご指摘のとおりで、この記事でも書いているのですが、病死豚が大量に浮いたのが3月で、1例目が2月中旬ですから、時系列にも整合性がありません。後日の記事で私も否定しておきました。

ただ、この病死豚大量投棄の正体がだんだんわかってきまして、流したのは嘉興の業者で、一部は例の病死豚闇業者に流れ、また一部はニワトリの飼料にも回ったようです。

あえて言えばこの部分がニワトリとリンクしますが、実証的証拠は皆無です。直接の関連はWHOも否定していて、インフルのウイルスはご指摘のとおり検出されていません。

ただ、このようなわが国では絶対にありえないような闇のつながりが中国には膨大にあるのはたしかなようで、それが今回の事件の背景になっているのはたしかなようです。

ご意見有り難うございました。

投稿: 管理人 | 2013年4月11日 (木) 14時12分

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