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2013年6月 7日 (金)

中国の原発・その危険な実像 第4回  「脱原発一国主義」でいいのですか?

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中国の原発が事故を起こした場合、原子力規制委員会も想定するように「偏西風に乗って風下の日本は大規模な被曝をする」ことになります。

この偏西風については、下図に黄砂の飛散図がありますので御覧ください。

中国の原発銀座である東部沿海側から渤海周辺で大量に放射性物質が放出された場合、ヨウ素やセシウムなどは揮発性ガスですから、偏西風に乗って西側海上に吹き出され、短時間で我が国の九州、北陸、、東北に到達します。

Photo_5                        (図 黄砂飛散分布状況 2012年11月29日)
この黄砂の月別観測日数は4月を中心として夏を除く通年現れているのが分かります。
Photo_2                                           (図 気象庁HP より )
さて、福島事故の場合3月15日から3日間程度で放射性ヨウ素とセシウムがピークを迎え、セシウムは以後事故終息まで飛散し続けます。
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                      (茨城県HPより)

しかし、結局、あの国は原子力事故はチェルノブイリ・クラスならしかたがなく公表するでしょうが、小規模な放射能漏れだと隠蔽するでしょう。

「中国広東原発集団公司の賀禹(ホー・ユー)会長は、福島第1原発事故は重大な人為的事故」であり、日本の作り出した災難だと指摘し、この2年間に中国政府は国の原発安全基準をさらに引き上げ、原発の安全水準の向上と原発産業の安全で効率的な発展の促進に尽力してきたと述べた。」(レコードチャイナ3月13日)

この言葉が真実であることの可能性はかぎりなく薄いと思われます。私には中国特有のプロパガンダにすら聞こえます。 

初期の放射性ヨウ素やセシウムが偏西風に乗って私たちの頭上に降った後に、私たちはその真実を知ることになるでしょう。 

中国の原発は、事故を起こすべくして起こすだろうと私は思います。それも福島事故以上のシビアアクシデントを。 

脱原発派の皆さん、我が国の原発のみ見ているだけでいいのでしょうか。世界一危険な原発は私たちの風上にあって膨張し続けているのです。

 

 

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原子力事故」カテゴリの記事

コメント

山本太郎さんはじめ、あれだけ脱原発で大騒ぎしてた人たち、デモやったりわざわざ移住したり…

なんで核実験までやってるお隣の国には同じことを言わないんでしょうね…。
全く不思議です。

知識も持たないエセ活動家やジャーナリスト気取りのカメラマン達へ、視野の狭さを戒めるためにリンクさせて頂きました。

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