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2013年11月 4日 (月)

山本太郎議員の天皇知らず 

012
山本太郎議員の「直訴」があったようです。社民党を除き共産党を含むすべての政党から批判を受けています。 

まぁ、「政治行動」としてはとるに足らないもので、天皇陛下にそんなまねすんなよ、でお終いにすべきです。 

擁護者の皆さんは「平成の田中正造」と褒めそやしていますが、不敬罪という重罪下で、死刑覚悟で切羽詰まった直訴という道を選ぶしかなかった正造とは同列にすべくもありません。 

正造自身は、大変な尊皇家であって、直訴の前に議員を辞職して遺書を書いてから行動をとっています。その潔癖さが故に、彼の行動は多くの国民の共感を得ることができました。 

正造をいつでもどこででも自由に発言ができる山本氏の行為と比較するのは、対象を間違っています。

彼の今回のパーフォーマンスは、天皇を「最高権力者」と見立てて救済を請願した行為ですから、取りようによっては明治欽定憲法の天皇の地位を復活させたいようにすらとれます。

となると山本氏は、2.26事件における北一輝ばりの天皇による国家改造を志す政治家ということになりますから、もはや立派な極右政治家と呼んでもいいでしょう。

もちろんそれは冗談ですが、ほんものの極右である小林よしのり氏が山本氏に声援を送っているようなので、あながち冗談ではなかったりして。 

さて、一部の人が擁護しているように、この事件は脱原発を訴えたから批判を受けたというより、天皇を単なる「いちばんエライ人」ていどにしか認識していない耐えられない彼の軽さに、大部分の国民が不快感をもったのでしょうね。 

かつてイ・ミョンバク大統領が竹島に上陸して、その前後に「日王にひさざまづかせて謝罪させる」と発言したことが大きく取り上げられたことがありました。

反日が国是の韓国では天皇という呼称は日本如きが使うのはもったいない、日本の王、つまり日王と呼ぶべしと宣言しているようです。

それはともかく、その時のわが国は、イ大統領の「上陸」という政治的挑発よりも、天皇に対する土下座要求をしたことに反応しました。 

この「天皇」に対する日本人の民族的感性はなかなか外国人には説明が難しいのですが、日本という国や民族の奥深くにある尊いものを汚されたとでも表現したらいいのでしょうか。 

河合隼雄氏が興味深いことを書いています。 

河合氏はユング派の心理学者でしたが、ユングの深層心理学を学ぶうちに日本文化に根ざした心理療法にたどり着いた人です。 

彼は、その文脈で天皇が何かと考えたのですね。河合氏は、『中空構造の日本の深層』という本で、古事記から天皇をとらえていきます。 

彼は、天皇を外国の国王や皇帝と較べることが間違いではないかと思うようになります。 

では戦前言われたような「神」かといえば、これもまた違うのではないかとも思っています。 

日本でいう「神」は西欧的キリスト教の一神教的絶対神ではありません。 

古事記に描かれているように、多くの神々の中心に座していて、深く尊敬されているが権力を行使しない「神」が天皇なのです。 

「何かをする」のは、時の為政者たちであって、天皇は中心に座して祭祀を執り行い世の平安を祈念するわけです。 

ですから、よくある天皇に対する外国人の誤解は「日本の最高権力者」という上下関係で見てしまうことです。

マッカーサーなどは、わざわざ天皇とのツーショットに、無礼にも作業服を着て現れ、自分が天皇に代わる最高権力者であることを日本国民に分からせようとしました。

天皇とは、マッカーサーと権力争いするような存在ではなく、むしろ民族の深い内側にある祠のような場所におわす存在なのです。

韓国の「日王」呼ばわりも似た誤解から来ています。天皇はエンペラーでもゴッドでもないし、ましてやキングなどではないのです。

ですから、このような民族の深い魂の「中空」にある天皇に対して、それを利用して自分の主張を遂げようとする心根自体がわが国民の禁忌に触れるわけです。

山本議員は、法律に書いてないだろう、みたいな自己弁護を言っていますが、英国には明文憲法がなくコモンセンスが判断基軸になっていることを知らないようです。

なぜ人を殺してはいけないかという問いのようなもので、そのていどのことは常識で判断しろよ、という類のことです。 

「直訴」は内容的には、「福島の現実を知ってほしかった」そうですが、足繁く福島の避難者をお見舞いなさっている天皇に対して、放射能が怖くて最近まで行ったことさえなかった山本氏がとやかく言えた筋ではないでしょう。 

なお、山本氏が「救え」と主張している福島県南相馬の子供3200人の内部被曝の検査結果によれば、全員検出限界値以下でした。(欄外参照) 

私は、山本議員の辞職勧告決議には反対です。決議に強制力はありませんが、そんなことをすれば、彼は「脱原発の殉教者」に祭り上げられることでしょう。 

彼にふさわしいのは失笑なのですから。.

              。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.

※「新党今はひとり」HPhttp://taro-yamamoto.jp/

福島・南相馬の子供3200人、異常なし・内部被曝を検査
日経新聞 13年9月24日
 

福島県南相馬市は24日、市内の小中学生を対象に内部被曝(ひばく)検査をした結果、受診した約3200人全員で放射性セシウムが検出限界以下だったと発表した。市内で日常の内部被曝は低く抑えられているとしている。  

 検査は市の学校検診の一環として、今年5~8月に市立総合病院などでホールボディーカウンターと呼ばれる装置を使って実施。市内の小中学校に通う3299人のうち、約98%の3255人が受診。セシウム134と同137が体内にどれくらいあるかを調べた。 

 検査を担当した市立総合病院の坪倉正治医師は「今後も継続的に検査する仕組みを整える必要がある」と話している。〔共同〕

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コメント

これはもう、頭の悪い無学のチンピラのパフォーマンスでしかないですね。

自分が選挙で選ばれた国会議員だという自覚すらないのでしょう。発言なら堂々と粘り強く国会でやるべき。
当選のために必死で支持してきた方々が不憫ですね。

「天皇の政治利用」はマスコミが騒いだからだと責任転嫁も甚だしい。マスコミが見てることくらい分かってやってるることでしょう。マスコミが報道しなかったら、何の効果も無かっただろうし。

先日の「伊豆大島」お散歩中継に続き、かなり失笑させていただきました。


役者時代は結構好きだったんですがねえ。
目付きがずいぶんかわりましたね。

山本太郎国会議員には、当然、国費政策秘書、国費秘書が、ついているはずでしょ。
そして、もちろん、日本の義務教育を受け、卒業されたのですから、国民の代表として、立憲主義法治国家である日本の国家構造や、憲法を真っ先に守る手本が、国会議員であり、時代に即応した立法活動をする衆議院議員より、長期的視野で、未来の国家像を、立法化する国民の代表者である参議院の立場を承知して、議員バッチを着けての行動ですから、とても、許される行為では、ありませんよね。

天皇陛下は、憲法上、能動的に、社会批判、政治的発言など、出来ないと言う、一般国民より、個人的な基本的人権を制限された公人です。

もちろん、国会議員である間は、山本議員も、公人でしょうから、今回にかかわらず、直接、時下談判したところで、憲法上、コメントが出せない、天皇陛下に、国会議員が手紙を渡す行為が、一般国民が、手紙を渡す行為(あまり、聞いたことがありませんが)
より、憲法違反行為、あるいは、象徴天皇廃止論者の奇行ととらえられても、仕方ない、レベルの低い行動であることは、多くの国民の知ることでしょうね。

60万票以上、獲得されての当選だそうですが、国会議員が、憲法を勉強せず、知らなかったというのは、恥ずべき行為ですし、国費政策秘書たちも、なぜ、止めた方が良いと、意見しなかったのでしょうかねえ?

宮内庁に、聞けば、そういう行為をしても、直接、国会議員から、一方的に渡された手紙に、何も、反応できない立場なのに、陛下に、多大な迷惑を掛けることになることは、当たり前であることは、政策秘書レベルであれば、議員が、馬鹿でも、当然、わかっているはずでしょ。

蓮O氏が、国会内で、ファッション誌の撮影をしたことより、かなり悪意を、感じるのですが、そんなパフォーマンスをして、福島の子供たちが、喜ぶとでも、思っているのでしょうか?

そんなことを、国会議員がすると言う実績を、作れば、益々、公安警察や憲兵が、正当化されることになりますから、彼は、何を求めているのでしょうか?

戦前のように、修身を復活させ、憲兵による恐怖政治を、復活させたいってことなんでしょうか?

天皇の国事行為は、ほとんど、内容が、宗教と哲学の世界の実践です。天皇陛下の業務時間は、死ぬまで、休憩なしで、行われているのです。
ある意味、憲法のいけにえというべき、労働条件ですよね。
天皇ほど、基本的人権のない立場は、現状、一応、平和である今日、ないのではと思えますが、返事のない手紙を渡す行為は、太平洋戦争の尻拭いで、玉音放送を、発した昭和天皇の後任の今上天皇陛下を、どうしたかったのでしょうか?

管理主様がおっしゃるように、山本太郎には“失笑”がよく似合います。そして、こちらも管理主様がおっしゃったように、山本太郎なんかよりも陛下の方がはるかに福島の現状を御存知です。

そもそも、そんなに福島のことを思っているなら、山本太郎氏は福島から選挙に出る筈です。まぁ~、それまで彼がどれだけ福島県民を罵倒嘲笑を考えれば、彼が福島をはじめとした被災地で当選する可能性はゼロでしょう(-_-)/~~~
山本太郎氏は、この先も「脱原発」のスローガンの元、益々非常識な真似をするんじゃないでしょうか。

馬鹿を選べば必ず馬鹿なことをする。それをはっきり日本人は噛み締めないといけませんね。

 ほぼ毎日読ませていただいております。
 中核派から選挙支援されている方が、なぜ?な、話ですね。
 権威と権力を分けること、中世ヨーロッパでも江戸時代まででも、先人もいろいろ苦労していると思うのですが・・・。これを奇貨として、右側が蠢動すると、いやな世の中になりそうで怖いです。
 山本先生の処分、クビにすると自民と中核派が勢いづきそうですし、インタビュー見ると反省文書かせてもろくなもの期待できそうにないですし、いっそ社会(公民)や初歩的な放射線の試験を受けてもらって、答案さらすのがいいような。赤点だとしても、勉強して追試うかれば、みんな評価するでしょうから(勉強するかしら)。

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