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2013年12月10日 (火)

不機嫌な太陽その3 政治的宗教団体に堕したIPCC

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予言者的なハンセンから、眉唾的ハッタリ屋マイクル・マンのホッケースティック曲線を巧みに利用しながらIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、温暖化の使徒として世界中の国々を巻き込んで行くようになります。 

このIPCCという科学者の国際団体は、1998年の設立趣旨でこう謳っています。http://www.ipcc.ch/pdf/ipcc-principles/ipcc-principles.pdf

「人間が起こす気候変動の(クライメイト・チェンジ)リスクの科学面と影響、対策を考える」

ここには「気候変動」とはありますが、その原因を温暖化とだけは書いていません。当然です。初めから結論を決めた科学などはありえないからです。

IPCCの報告書は、科学面・影響・対策の分野に分かれていますが、なんと言っても「科学面」の知見かその大本です。

「気象変動」という限りは、当然寒冷化の可能性も含まれた多様な議論が保障されるべきですが、そうではありません。

初めから結論がガッチリ決まった「科学的団体」なのですから白けた自己矛盾です。

IPCCは地球温暖化の研究及び対策を講じる組織として、異説を排した「疑う余地のない真理」として温暖化のみを主張し続けてきたのです。

これでは科学的に公正な態度といえるでしょうか。

これが小さな団体ならば、間違っていましたから解散しましょうか、で済むのでしょうが、ここまで肥大化し国家機関と密接に関わってくるとなるともはや後戻りはできないというところです。 

私はIPCCの人為的炭酸ガス温暖化説は「根も葉もある間違い」 だと考えています。

たしかに人為的温暖化は存在します。その影響は無視できません。しかし、炭酸ガスだけで、地球の気候変動をすべて説明しようとするにはあまりにも無理があります。

地球の気候変動が周期的な理由を、右肩上がりに増大する人為的炭酸ガスひとつで見ようとするから無理がでるのです。

なぜ、他の太陽の活動や海洋の周期を視野に入れようとしないのでしょうか。

おそらく、私は人為的温暖化と、周期的寒冷化が綱引きをしている状態が現代ではないかと思っています。

しかしIPCCは温暖化の原因を過度に人為的炭酸ガスのみに求めた結果、その対策もまた炭酸ガス排出規制に一面化され、ともかくなんであろうと炭酸ガスさえでなきゃいいんだろうというようになりました。

温暖化対策のためのCOPは既に19回開かれてきています。COPとは「気候変動枠組条約」の締約国会議のことです。

COP会議には今年もグリーンピースなどの世界中の環境NGOが集結してプレッシャーをかけるのですが、温暖化対策の特効薬はこれら環境NGOの願望に背いて、今でも原発なのです。

世界は福島事故以降にもかかわらず、原発大増産期に入っています。 

中国はこの10年で世界一の原発立地国となり、ヨーロッパ、米国も新規建設に入っています。発展途上国は建設予定が目白押しです。

ドイツは世界唯一の例外的存在にすぎません。

その増設の原因となっているのが、IPCCの地球温暖化対策なのです。

正直、バッカじゃないかと思います。だから蓋を開けてみれば、栄えるのは小は100円ショップで売っているようなエコ商品から、大は「クリーンな」原子力産業、「あなたの国や企業が炭酸ガスで枠内を使い切ったのなら、どうぞわが国でお引き受けしましょう」という排出権ビジネスということになりました。

意地悪く言えば、こういう構図です。

温暖化という科学学説が、異様なほど世界各国政府に受け入れられたのは、原子力推進という流れを加速させることはあっても減速するものではなかったことがひとつ。

CO2排出権売買で国際金融資本に巨額で金が転がり込む、という金融ビジネスの利害に合致したのがふたつめの理由です。

日本はこれまでの8年間に、政府や企業合わせて20兆円以上を温暖化対策の肝であるCO2排出削減のために投じてきました。 

東日本大震災の被害総額17兆を越える巨費です。この結果、日本でCO2が減ったかというと、福島事故以降の火力発電の全面稼働も手伝ってまったく減らずという有り様です。 

その上、COP19を議論している直前に、太陽黒点の異常な減少が報じられてしまいました。

前々から黒点異常は報じられてきたのですが、どうも太陽活動が完全におかしいということが分かりつつあります。

となると、誰が考えても地球気候を直撃するはずですが、もはや温暖化教と化したIPCC一部幹部は、「太陽の活動の影響は炭酸ガスの7%ていどだ」だと言ったかと思うと、「また復活周期に入っている」と右往左往しています。

いずれにせよ、いい機会です。今一度、いまや不磨の定理となってしまった地球温暖化説を再検証してもいい時期なのではないでしょうか。

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コメント

欧米で「排出権取引市場」なんてのが、あまりに早く立ち上げられたあたりには、こりゃ胡散臭いなあと思っていました。

逆に武田邦彦が以前から言ってた「レジ袋なんかじゃんじゃん燃やせばいい」みたいなのは、短絡的すぎて…あの先生はどうもただのアジテーターにしか思えないんですよね。
講演やテレビ出演機会といったカネの臭いには敏感なんでしょうけど。

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