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2014年4月10日 (木)

あえて言う がんばれ、小保方晴子!

028

私も昨日は午後1時から釘付けでした。もちろん小保方晴子氏の記者会見です。

まずは、やつれたせいか綺麗になった。初めは視線がやや定まっていない気がしましたが、受け答えはしっかりしていました。

実は私は、ひとつだけ願望がありました。泣くな、ということです。彼女はこの間ありとあらゆる個人的誹謗中傷を浴びてきました。

おそらく私でも、あれだけの個人的攻撃を頭から浴びたら、入院どころかお寺さんのご厄介になりますね。

やれ、力がありそうな上司には媚を売っていた。副センター長のS氏とは男女の仲だった・・・。

どうでもいいだろう、そんなこと!お前ら科学をなめとるのか、というのが私の憤懣でした。

くだらねぇ。科学者の世界も嫉妬に満ち溢れているということがよく分かりました。

だからこそなおさら、彼女が間違っても「女の武器」である涙を流したら負けだと思っていました。

私が会見で泣いてもシャレにもなりませんが、若く美しい女性の涙は武器です。だからこそ、封じるべきだと思っていました。

彼女は泣きましたね、やや残念ですが。

「自分はこの研究を続けたい」というところで、初めて涙の堰を切らしてしまいました。それまでも涙は溜まっていましたが。

しかし厳しい目で見ていた私も、あれは仕方がないと思いました。

心血を注いで世に問うた研究を、このような不条理な形で潰されることに、彼女は全身で怒っていたはずです。

さて、ここで改めてこの騒動を見直して見ましょう。

まず、STAP細胞が存在するのか、しないのかが学問的焦点なはずです。科学者のみならず、国民も皆それを知りたい。

ところが論点は、いつしか論文の荒探しに転化していました。

写真の切り貼りや転用が問題視され、理研の調査委員会はそれを「悪意ある捏造」とまで決めつけました。

実はこれは危機管理上一番やってはいけないといわれる、「現場責任者への責任転嫁」です。彼女は私大卒だから、女だから、若いから・・・。

組織的な責任を問われないために、小保方論文のミスをチェックせず、STAP細胞の再現性の確認も理研はしませんでした。

未熟だとさんざん言われていますし、それは彼女自身が会見で何度も認めていましたが、そのような年代の小保方氏をユニット・リーダーという重要な地位につけたのは、他ならぬ理研自身なはずです。

そのいわば任命責任を理研は自らに問わないのでしょうか。世界的発見として浮かれていたのは、他ならぬ理研ではありませんか。

ノーベル医学賞候補とまで言われたSTAP細胞の発表に対して、理研の首脳陣がなにひとつ関知しないわけがありません。

いやむしろ理研首脳部の意志によって作られた思惑によって進められていたはずです。

なぜそもそもあの時期に慌ただしくSTAP細胞を発表したのかは、その1月という発表時期をみれば容易に想像がつきます。

理研は年間予算844億円、うち9割が国庫補助によって成り立っています。しかも近年は「特定国立研究開発法人」を狙っていました。

それが故に、国からの予算の増額を期待して拙速にぶちあげねばならなかった都合は、理研の体質にこそありました。

そのために通常行なわれるべき論文のチェックなどという基本中の基本を飛ばし、彼女に割烹着を着せてみたり、研究室を黄色く塗るという愚かな話題作りに奮闘したわけです。

それはあくまでも理研という巨大研究機関の利害であり、小保方氏が格好の広告塔だったからにすぎません。

ところが、一転してボロが出たとなるや、慌てふためいて幕引きを図りました。

最初は単なるミスだと調査もせぬうちから片づけてしまい、火が回ってくるや第三者機関でもない調査委員会なるものをデッチ挙げて、一切を小保方氏の「捏造」と決めつけました。

成功すれば会社の手柄、失敗すれば現場責任者が悪い。

ふざけるのもいいかげんにしていたきたい。これが日本最高峰の研究機関のやることですか。理研はトカゲの尻尾切りをしただけです。

小保方氏へのどこからリークされたのか分からないようなスキャンダルは、あんな人物だから「捏造」に手を染めたのだ、という世論形成をしました。

この印象操作によって小保方氏は、国民から稀代の悪女、野望のためには男に取り入る女と印象されたのは事実です。

彼女は自分の所属する組織から利用され裏切られ、果ては「捏造」とまで言われて科学者生命を失う寸前です。

ちょっと待ってほしい。「捏造」とは、語源由来辞典によれば「無から有を生むこと」です。ほんとうにそうなのでしょうか?

本筋はあくまでも「STAP細胞が存在するのか」という一点です。

その論証の過程で、確かに彼女は大きなミスをしましたが、比較した細胞写真を貼ったにすぎず、それは論述の結論になんの影響もないはずです。

そして元々このSTAP細胞は仮説にすぎないことです。

もし、STAP細胞がないという主張があるなら、そのような論文を書いて「ネーチャー」にでも投稿すればいいのです。

まだあるかないかわからない「仮説」に対して、論証過程のミスを取り上げて「ない」と決めつけるが如き態度はまったく科学的ではありません。

今や国民的関心になってしまったSTAP細胞はあるのか、その一点で争って頂きたい。

小保方氏が万人監視の下に作成に成功すれば勝ちです。何回かの猶予も含めても、200回できたと豪語するのですから、再現実験をするべきです。

理研が再現実験に彼女を加えないというのはどう考えてもおかしい。

彼女が既存の万能細胞を紛れ込ませる可能性があるなどと言っている人もいますが、そのようなことは第三者を入れた再現チームを作って、実験過程をすべて無編集で撮影し続ければ済むはずではないですか。

小保方氏も、今持っている生データを理研の組織外の科学者にすべて開示して判断を仰ぐべきです。

小保方氏に批判的なメディアは科学的データが会見に出ていないと言っていましたが、なにをおっしゃる。

まるでトンチンカンな文科系の質問をして、人民裁判になりそうだったのはメディアのほうではありませんか。

次は科学者を中心とした会見にすればいいだけです。

それで終わりにしませんか、このような先がある科学者を潰すようなまねは。

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コメント

昨日の会見の解説者が、揃って科学界でいう「捏造」とは間違いでも改竄でも同じだとか。
根本的にズレてるんですよ。

科学者の嫉妬や虐め・パワハラは酷いもんですよ。彼らは頭デッカチのくせに社会的常識の無い人たちがけっこういますから(勿論常識人も沢山います)。

田舎大学でも酷いですから、理研のような巨大組織ではさぞ酷いことでしょう。根底には予算の取り合いがあります。


小保方ユニットリーダーについては、ネットや週刊誌・スポーツ新聞といった下世話な話が大好きなメディアによる人格集中攻撃でぐちゃぐちゃになったのが、実に残念ですね。
やれ高校時代は自己中でストーカー紛いの不思議ちゃんだったとか、大学では「デカ乳女」と呼ばれていたとか、全くどうでもいい話です。

理研の対応も実に幼稚。
理事長はノーベル賞学者のあの野依さんなんだから、もうちょっとちゃんとやれと…。

良くわかりました。
しかし、マスコミの態度には、腹が立ってしかたない
です。
なんとかならないものでしょうか?

理研が、大学院を出たばかりの30才の研究者を、ユニットリーダーなんて、しゃれた名前をつけて、1人だけ、もてはやし、用が無くなれば、1人だけ、悪者にするなんて、なんというあさましい組織なんだ。って、思いましたね。

小保方氏が悪いと言うなら、この研究の責任者である副理事長が、1番悪いに、決まっているでしょう。

遺伝子工学の実験は、地道な作業を、膨大にこなさないとできないはずで、5年の期限付き職員の小保方氏が、みずから、理研の上層部の許可なく、実験室を、テレビクルーに、開放するなんて、ありえない。

小保方氏は、理研に、利用されただけ。

以前、スパコンが、1番じゃないと駄目か、どうか、追求されたから、今度は、先手を打って、マスコミを抱き込んで、特定国立研究開発法人の認可を受け、第3の矢に貢献しているんだと、国民を心理的に、だますための手口に過ぎないでしょ。

公務員なら、わかるはずでしょうが、世界的発見を、理研の職員として、出来た場合、勝手に、許可なく、1個人が、テレビ局に、リークするなんて、出来ないはず。

14名の共著者のうち、2名は、名前を貸しただけと答えているらしいから、もともとSTAF細胞が、あろうが、なかろうが、理研の予算獲得広報に、使われただけだろうね。

本当に、日本の理系の嫌なところが、はっきり出た感じがします。

多分、残念ながら、STAF細胞が、出来たかどうかは、証明できない気がします。

今のところ、マウスの遺伝子が、F1に変えられて、若山氏に、渡されたらしいけど、そこまでの作為的なことを、彼女1人で、出来たとは、思えないのです。

日本の科学の最高峰の倫理が、このレベルだから、原発再稼働も、無責任に、決めるのでしょうね。(腹立たしいとしか言えないなあ)

しかし、余程、孤立しているのか、首を覚悟して、彼女の側に立つ、理研関係者の発言が、全く無いのが、おかしいよね。確かに、論理的な言論構築は、苦手らしい彼女ですが、そんなことは、1年も一緒に仕事すれば、わかるはず。しかし、彼女の発想自体は、悪くないと私は、思っている。

未だに、誰かの弟子というか、派閥に、入らない研究者は、研究させないと言う人脈構造が、残っているんですね。きっと??

管理人さまのこの記事に、同感です。
個人的には、理研以外のどこかの研究所が、彼女をスカウトして、研究チームを作って、再度、STAF細胞を再現してほしいものです。

僕なら、こんな上司の下での研究は、ごめんこうむりたいです。

りぼん。さん。
STAPね。あとはほとんど同意です。
日本の理系の良さも醜さも含んだ頂点が理研です。

理系の派閥主義は根が深いですよ。
私、それが最大の理由で嫌気がさして大学辞めたくらいですから(言い訳がましいけど成績は良かったです)…。

別会社になったとはいえ、小さい頃から親父のRICOHカメラを弄りまくり、今でもRICOHのコンデジ持ってる理研ファンとしては大変複雑な気持ちですが、理研内部の問題は大きいと思います。
こんなことやっていたら、そりゃ海外に技術も頭脳も流出しかねませんね。

小保方さんの今回の出来事どうこうそのものより、優秀な技術者を潰さずに活かす体制作りが望まれます。

STAPだったね。悪意のある?間違いを、私もしてしまいました???。(笑)

山形さん、大学お辞めになったのですか?

僕も、工学部修士課程、中退です。

いい加減、やりたくない実験やらされて、論文は、一度も、合ったことない国立大学の教授名で、作りました。

当時、年間50本の論文を、有機化学チームで、ノルマ制みたいな感じがあって、自分の研究が、いつまでたっても、出来ないことや、将来、生活のため、大学の学部生の講義を持たないと、駄目なこともあったりとか、いろいろあって、中退して、自分で、今は、学校法人を、作りました。

えらい借金ですが、返せるかしらねえ?

おふたりともいいかんじでほっとしております。ただ、このていどで、またの機会にいたしましょう。

今回の騒動で、どうにも腑に落ちないことがあります。
それは、Nature誌に投稿された論文に不備(特に、コピペの部分)があると指摘した人物が誰で、どうやって見つけたかということです。
当のNature誌のスタッフですら、長期間かけて、不備を発見できず、掲載をしてしまった訳ですから。その不備を発見するのは、容易なことではないと思われます。

Cowboyさんのおっしゃる通りです。

なぜ小保方リーダーをもちあげながら、反論を受けた理研は急いで幕引き。

どちらも何か切り札を隠しているってとこですかね。
また、特に理研側は大事にはしたくない。だけど今やどうにもならない、と。

いつもこちらのブログを楽しみにしている者です。特に麻生さんのナチス発言問題の記事などの公正な態度(普段の記事からすると自民党を支持している訳ではないのに…)には感服しておりました。
ただ、今回の記事はちょっと陰謀論に傾き過ぎてはおられませんか?
確かに今回の件における理研の対応は組織防衛に走っていて見苦しい感じを受けたのは同意ですし、マスコミの報道姿勢もどうかとは思います。
ただ、小保方氏の今回の会見も、肝心のSTAP細胞の存在については「私は見た」と繰り返すだけで、かえって彼女の「捏造」疑惑がクロであるとの印象が深まっただけでした。本当に「見た」のならこんな会見なんて開いていないで、改めて実験して論文を書けばいいだけなのですから。
論文の画像の捏造疑惑についてはサイエンスライターの片瀬久美子氏や難波教授等の専門家がTwitterやブログで詳細な検証をしておられますので、改めて確認される事をオススメします。
私はSTAP細胞については単なる未証明の仮説の一つに戻ったと理解しています。
それから、「 もし、STAP細胞がないという主張があるなら、そのような論文を書いて 「ネーチャー」にでも投稿すればいいのです。 」という箇所は訂正された方が良いかと思います。いわゆる「悪魔の証明」になってしまってますよ。

Nakajiさんのコメントに全く同感です。
自分の生業として、工学の世界ではありますが、実験をして、物事の真理を証明して、周りに渦巻く口で物事を捻じ曲げようとする輩を排除して生きてきた小生からすると、「小保方さんは200回も再現させる実力があるならば、その証拠を直ぐにも示せるにも拘らず、それをしないで涙を流す。」事のほうに違和感を覚えています。
ここのブログに敬意を持って見させて頂いているファンとしても、もう少し冷静な議論に戻られては如何でしょうか。

はじめまして。
長文失礼致します。
毎日ブログを愛読し、原発問題、ウクライナ情勢、シリア情勢、沖縄問題等管理人さんの洞察の深さには、いつも敬服しておりますが、今回は言わせてください。

STAP細胞の有る無しについては今論じる問題ではないと思います。
仮になかったとしても小保方さんを責めるべきではありません。
自然科学の分野では、一度発表された研究内容が後日の追実験で覆されるということは、良くあることです。研究内容が追認されたり、逆に否定されながら発展していくのが自然科学研究です。
発表された研究が誤りなら責任を追及され、研究者生命を失われるということになれば研究者たちは萎縮してしまいますし、100%真実であると確信出来るまで世に出せないということになれば、科学の発展のスピードを遅らせてしまうことになります。
もちろん、意図的に偽りの発表をした場合、話は別ですが。

ただ、画像の転用、切り貼りについては、あまりにも非常識というか、STAP細胞のようなノーベル賞級の研究を成し遂げた研究者が、例え故意でないとはしても、そのようなことをしたというのは正直信じられない気持ちです。
そんなこと、学生でもやってはいけないって知っています。
これを知った理研の上司たちは恐らく絶句したのではないでしょうか。「まさか、そんなことをやっていたとは・・・」と。
もちろん、管理人さんの仰る任命責任はありますが、理研の上司の本音は「いや、まさか・・・」でしょう。

追実験ですが、小保方さん本人や理研内部で追実験をやって成功しても誰も信じません。
世界中の研究施設で再現性を持って成功すれば、真実として認められます。
今回の論文の不備は、画像の切り貼り等がクローズアップされていますが、一番の問題は、誰もが再現可能な方法が記載されていないことです。
「コツ」があるのなら、それも含めて、世界中のどこの施設でも、どの研究者にも再現可能な方法をきちんとまとめて、学会や論文で発表することが、小保方さんが今やるべきことではないでしょうか。

小保方氏自身は、STAP細胞の制作にあたり、コツやレシピのような内容は、今回の論文には掲載していないと明言しています。
そして、いずれ、別の論文にするとも言及しています。従って、その再現性については、いずれ黒白が付くのではないでしょうか。
先日の記者会見で、氏は、
▲STAP細胞の制作に成功した第三者がいる。
▲STAP細胞は、理研の研究室に実在している。
と、明言しているのですから、その辺りを明確にすればよいだけのことでしょう。ASAP。

私も仮設には大いに期待するも、作成には懐疑的です。
が、それよりも、農薬や輸入食品の消毒薬のことをもっと知りたい所です。

Kさんのおっしゃっている通り
画像の改竄等ははっきりいって論外です。
学生だってそんなことすれば退学です。
校則にそう書いてあるところもあります。

粉飾決算をした会計にもう一度任せる会社も株主もいないでしょう。
同じように追実験は小保方さんは関われないでしょうね。

別問題として理研の体質やマスコミの不勉強さはあると思います。
そこが改善するといいですが・・・あまり期待はできませんね。

どうも耳が痛いことです。皆さんの不満はよく理解できます。
月曜日に再度この問題を論じておりますので、そちらをお読みください。

STAP細胞の製法に関するノウハウの開示は十分に慎重を期して下さい。投稿者もトランジスタ特性の安定化法を発見した時は正にノウハウの塊でして極秘事項として無言の圧力を感じたものです。学会誌に発表するまでに10年は掛かりました。理研でも状況は同じでしょう。色々なトラップが有るかも知れませんので十分に注意して下さい。

 仮説が論文に掲載される事は、アインシュタインのノーベル賞が「光量子仮説による光電効果」であった事から明らかです。
STAP現象は仮説と言って理研が論文を撤回する意味が分かりません。
 再現性に関しても、高温超伝導の論文の70%に再現性が無く、
常温超伝導の論文は100%再現性が無い現状から、
ノウハウの多いSTAPに至っては第3者の再現には相当の時間が掛かるでしょう。
 また、スイスの特許庁の役人をしていたアインシュタインの特許には、
どうしても実現できないものがあります。
 小保方さんがんばれ、

欧米ではすでに世界三大不正事件に認定されているらしいですね。

こうした明らかに不正を行った研究者を感情的にかばい続けることをいかが日本の国益を害しているか自覚しているのでしょうか?

名無しさん。すいません、不明を恥じております。この次の記事で突き放して書いておりますので、よろしかったらご覧ください。

いつぞや、バイオガソリンについて質問した者です。
その節はわざわざ記事を立てて下さり有難うございました。
まだ納得の行かないことがありますが、又の機会に致します。

ところで、小保方さんについてのこの記事を読みました当時、
恐縮ですが、サイエンティストの端くれであります私から見ると
おかしなことを主張されるなと思いました。

>もし、STAP細胞がないという主張があるなら、そのような
>論文を書いて「ネーチャー」にでも投稿すればいいのです。
>まだあるかないかわからない「仮説」に対して、
>論証過程のミスを取>り上げて「ない」と決めつけるが如き態度は
>まったく科学的ではありません。

スタップ細胞があるという論証をした論文において、論証が
不十分である場合、スタップ細胞があるいう論証が出来ていないと
なるのが、サイエンスでは普通のことです。
つまり何の科学的に意味のある結果も得てないのです。
紙屑がジャーナルに載ってしまったということになります。

実験科学では、ないことは論証することは理論科学の中に
実験が閉じ込められない限り不可能でしょう。
同じ方法で作成したが、同じ現象を確認出来なかったという
論文は有り得ます。そして再現実験を何回も行い、
統計的に判断することになるでしょう。回数を増やし例えば
99. 999%でその方法では作成出来ないという主張は
可能ですが、100%ないとは言えないです。

当時も「スタップ仮説」が立証されてないという話であって、
ないという主張をしたがっていたのはメディア等の
サイエンスの素人でしょう。サイエンティストは
「ない」なんて決めつけていません。「ある」という論文が
荒唐無稽なものであった、まったく白紙である、
何の意味も無かった、という程度のことです。

査読において、仮説が論証されてない、不十分な論証であるという
場合にはレフェリーはその旨をレポートにしてリジェクトします。
だからと言って、仮説が否定されたなんてことは言いません。

サイエンスの分野で論文を書くということはかようなことであり、
上記のご批判は、当を得てないと思っていました。その後の
展開はご存知の通りだと思います。

失礼ながら、科学者として意見を書いてみました。ご不快でしたら
削除して下さい。ではご自愛下さい。

追伸

誤解の無いように書いて追加しておきます。
サイエンスでは分野分野で、どの程度の
確率でというレベルがあり、そこで「仮説は
間違い」という学会では見なされる、常識化する
というレベルのはあります。仮説の否定を100%レベルでは
出来ないとしても、概ね、そうだという話ですね。
しかしメディアは100%ないと言えるかと噛み付くでしょうけど。

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