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« 反原発派の自然知らず その1自然界の放射性物質封じこめ現象 | トップページ | 週末写真館 バラの旬です »

2014年5月30日 (金)

うちだ氏のコメントにお答えして 緊急対応時と平時のリスク管理は違う

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うちだ氏という方のコメントです。おそらく主婦の方でしょう。消費者意識の高い方の、これもある意味典型的な意見です。

「全袋に線量を表示しろ
逆にそれができないから、3年間時が止まり続けているのだとは思いませんか? チェルノブイリでできたことがなぜ日本でできないのですか? 手間とお金がかかるから? 必要な費用は東電なり政府なりに請求すべきでしょう。日本中の国民が復興のために税金を余分に支払っているんです。どんどん使ってください。
これは別の話ですが、良心的な農家は、農薬の使用回数まで表示して作物を消費者に届けています。うちでは、多少高くても信用できる農家からの品物を買っています。
関東でふつうに福島産として売られている作物には、どういう基準で検査がされているのか明示されているわけではありません。わたしたちはなにを根拠に福島を信用すればいいのですか? 最低限の情報すらしめさずに、それを避ける人たちを風評被害だと非難するのは筋違いだと思いませんか?(略)」
「(略)原発の事故後、しばらくは、西日本の作物を選んで購入するようにしていましたが、検査態勢がととのったあとは、福島産であっても、その業者を信用して分け隔てなく購入しています
その基準は人それぞれでしょう。
これ以下は安全です、と他人に判断してもらう必要はありません。
風評被害が起こるとしたら、それは情報が足りないからであり、行政の情報隠蔽体質に問題があるのではないでしょうか。
人の健康に直結する食品を生産する以上、金がかかる手間がかかるというのは言い訳でしかありません。もともと農家にはなんの責任もないのですから、必要なものはしっかり請求してください。国民はそのためなら喜んで税金払いますよ。
くりかえしますが、安全かどうかを判断するのは、生産者でも行政でもなく、消費者だと思います。」

どうやら、有機農産物を購入されている消費者のようです。困ったことに、私にとってお客様筋です(笑)。 

このブログに長くおつきあいいただいた方はご存知なはずですが、私は有識農業団体の代表理事でした。とうぜんJAS有機認証取得団体です。 

あらかじめ言っておきますが、私は産直をして30年になりますが、お客様が神様だと思ったなど一度もありません。 

産直運動はこの方が言うように、「安全かどうかを判断するのは生産者でも行政でもなく、消費者だ」という考え方では成立しないからです。 

なぜなら、農産物から化学肥料や化学農薬を排除していく目的の一義は、生産者と土の健康であり、それがひいては安全安心な農産物として消費者にとっても「利益」だからです。 

もし、単に商品の付加価値だけて無農薬無化学肥料をしてみても、それは魂のないものであり、結局は割に合わないものに終わるでしょう。 

ほんとうに、自分たちの畑を健康にしていく、家族を危険にさらさないという気持ちがなければ続くものではありません。 

これと同じことが、今回の放射能禍にも言えます。うちだ氏のような人はいとも簡単にすべての放射性物質を表示しろと言います。 

私が自分の意思で施肥したり、散布したものならいくらでも表示し公開しましょう。 

しかし原子力事故はそうではありませんでした。 

まず私たちの頭上を3月15日、3月22日に通過した放射能雲は、いかなる飛散をして、どこにどれだけ降下したかさえ分かりませんでした。 

当時私は野外にいました。おそらく目に見えない禍々しい雲が影のように過ぎ去っていったことでしょう。 

過ぎ去った視線の先には松戸、柏、東葛地域があり、そこで雨が降ったのです。大量の放射性物質と共に。 

しかし、当時の私はもちろん、国民の誰ひとりそれを知りませんでした。その理由は、政府の許すべからざるSPEEDI情報の隠ぺいにあります。 

その時、私たち自主測定運動にかかわった者たちを駆り立てたのは、消費者や監督官庁であるはずがない。 

自分の家族を守ること。自分の地域を自分で守ること、ただそれだけです。 

だから私たちは、「政治」に期待することなく、自分たちで大学の研究室の扉を叩き、教えを乞い、大学教員と共に地域の農家有志と共に自主的測定運動をしたのです。 

風評被害で潰れかかった自分の農業経営もそっちのけにしたために、後からえらい目に合いましたが(苦笑)。 

なぜ私たちが自主的にならざるをえなかったのでしょうか。それは端的に、自治体を含めて「政治」があまりにも無能だったからです。 

地元自治体は県の指示待ち、県は国の指示待ち、そして国家官僚は「政治主導」の号令の下で去勢されていました。 

あの2011年3月下旬に、東日本で測定車を走らせてリアルタイム線量を記録していたのは米海軍しかいなかったのです。そして福島第1を上空から撮影したのもまた米軍でした。 

地元自治体はなまじ独自測定して高線量が出たら大変なことになるとびびり、県は早すぎた測定数値の公表が凄まじい打撃を県経済に与えたことを悔やんでいました。 

私は産直関係にある消費者、流通にはダイレクトに情報を提供しました。このブログでもその一端はアッフしました。 

そしてそれから3年たちました。状況は大きく違ってきています。 

精密な放射性物質降下マップは今では政府機関HPに公開されています。 

かつて喉から手が出るほど欲しかった土壌線量マップも簡単に入手できます。そして最大のものは食品の国家基準が定められたことです。 

おそらく世界でもっとも厳しい放射能の食品基準値が、もっとも早い時間で施行されました。 

これはすごいことだと思いませんか。情報隠ぺいを未だ叫ぶのは自由ですが、日本人がなし遂げたことも少しは評価したほうがいい。 

チェリノブイリでできたことに学べとおっしゃりたいようです。 

なんです、それは?確かにあっちは被曝した牛乳を子供に飲ました結果、大量の小児甲状腺ガンを出しましたね。そのことですか? 

事故から14年たってベラルーシがやっと日本より厳しい食品基準を作ったことですか? 

日本の比ではなくキノコ類を食べる食習慣がありながら、事実上無規制で、毎年おなじように甲状腺ガン患者を出したことでしょうか? 

なにをチェルノブイリから学べと言うんでしょう。私には皆目分かりません。 

日本の場合、ロシア、ベラルーシ、ウクライナよりはるかに市場経済が発達している分、各量販、産直団体は政府基準値を恣意的に低く読み替えて運用しています。 

私が出荷しているところなど20BQです。そして検査室でサンプリングをして、自主基準以上が検出された瞬間、即地域丸ごと出荷停止です。 

これ以上なにを望むのでしょう? 

まさか出るはずがない、(それは文科省、農水省放射性物質飛散マップをみれば分ります)プルトニウムやストロンチウムまで表示しろとでも。 

非現実的なのがなぜ分からないのでしょうか。リスクというのは、緊急対応時には緊急対応があり、いったん平時に戻れば、その社会的コストと案文せねばならないのですよ。 

この方が言うような、いくらでも社会的コストをつぎ込めというのは空論にすぎません。 

よく低線量被爆脅威論者の人たちが、「予防原則」という言葉を使います。 

これは世界的に認められた概念ですが、拡大解釈されて「すべての農産物にすべての核種の分析表示をつけろ」「食品基準値はゼロベクレルだ」というような極端な要求になってしまっています。 

チェルノブイリ事故を経験したEUは、こう定義づけています。

因果関係に科学的な蓋然性がある程度あるときには、費用対効果を考えた上で予防的に取り組む

誰かが、これが危険だから、と言ったことにすべて取り組むということは、余りにも非効率です。ではその蓋然性はどう決まるのでしょうか? 

それは世界の科学者が100人いるとして99人が認める事実です。 

なんだ多数派かと言われるかもしれませんが、その通りです。 

よくこの脅威派は世界でたぶん数本の指の数しかいない「低線量被爆の事実を解明した」という学者1人と99人を並列させて、1対1のような言い方をしますが、それは妥当ではありません。 

逆に99人の専門家がリスクの蓋然性があると断じれば、社会的コストをかけてもそれを予防すべきです。 

2011年のような緊急時には緊急時の情報公開の方法論があり、それから3年たって、リスクが限定された今には、それにふさわしいリスク管理方法があるのは当然です。 

最低限の情報も示さずと言う前に、いくらでも自治体HPには情報が溢れています。量販のHPにも、生協HPにも、有機農産物流通HPにも溢れるほどあります。 

大手流通、生協、有機農産物流通で、独自の検査室を持たないほうが例外なはずです。そこから、いくらでも情報は引き出せるはずです。 

当然自治体も独自にHPで公開しています。 

あなたのかつての「政治」に対する不信感は共有できます。 

だからといって、その怒りと不信感を私たち、あなた方以上に「被爆」現場で危機と戦ってきた農業者に向けないでほしいのです。 

私が反原発運動から去ったのは、こういう本来もっとも被害を受け、生活も生産も根こそぎ奪われた私たち農業者、漁業者に視線を向けていないからです。 

それどころか、私たちに対する風評被害を、あれは「実害被害だ」とまで居直る始末です。 

そのような気持ちがあなた方の中で整理されないままでは、原発に対して都市と地方の、消費者と生産者のつながりは生まれないでしょう。 

昨日から自然と放射性物質の関係を書いています。あと何回か続けますので、あまり色眼鏡でみないでお読みいただけたら幸いです。  

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コメント

どうもうちださんは、チェルノブイリの時に、現地では全量に「〇〇〇〇Bq」と表示したと、よくわからん誤解をしてらっしゃるようですね。
なにがどうしてそうなったのやら。

また、事故後の日本の基準が、世界でも極端に低いことも知らないようです。
それで3Bqだと表示する業者なら信用するとか、正に悪徳商法の洗脳状態です(私ならそんな業者は逆に胡散臭いと感じます)。
実際に流通している食品(多くは輸入品)がどの程度なのか?
むしろ現状にそぐわない無駄に厳しい基準だから緩和せよという意見も出ています。

それでも福島や周辺では、頑なに20Bq基準という低レベルで、黙々と計測してから出荷しています。
「全量検査」がコメなのは、先日管理人さんが書いたように、主食でありどこでも栽培されているからです。
昨日は群馬のコシアブラから500越えの「極めて高い線量」が出ましたが、これもマスコミの印象操作的な表現です。
欧州や米国など、子供向けから大人向けでも1000Bqが常識になっています。
各自治体のHPやコーデックスなど、消費者として少しは勉強しましょう。
これでも行政は隠蔽しているとか、東日本の作物はダメだなどと思われるようでは、完全にカルトの世界。

そのような言動こそが、被災地の人々を傷つけ「風評」になって拡がるのです。

「風評じゃなく実害だろ!」という声は、2年ほど前まではネットではよく見かけましたが、その「実害」の例と統計的データがあるのなら出してみてください。

また、100Bq程度の食材ばかり1年食べ続けても、身体に受ける年1mSv(目標最大値)の1%以下ですね。
心配し過ぎで、お身体を壊さないことを祈ります。

事故当時の政権は民社党にあり、散々下手こいた上での政権交代によって現在の自民党政権になっております。

決して満点を取れる与党ではないし、今後そんな政党は出てこないでしょうが。
今の政治は三年前の政治よりはずっと良いと思います。
これ以上を求めるならそれこそ消費者の立場からの思想、発言など「お前が思うんならそうなんだろう。お前の中でだけはな」にしかならないというかなんていうか。

もともと私があのようなコメントをつけたのは、「全量全袋検査は1000万検体以上に達していますが、その中で基準値(100Bq/kg)超えはわずか71袋、0.0007%でした。彼らは放射能禍に勝ったのです。」という一節に違和感をおぼえたからです。

基準値を超えないのはスタート地点でしかなく、そこから、さらに数値を下げるための長い戦いが続いていくのではないでしょうか。そして、せっかく測定して数値がわかっているなら、それを表示してもらえれば判断の材料になると思ったのです。現状では99なのか10なのか、なにもわかりませんよね。特に、ものが主食であるお米の場合、そのちがいは大きいと感じます。

チェルノブイリのことは、テレビで(たしか)ドイツのスーパーで、どの野菜にもベクレルが表示されているのを見たことがあり、それができるならベストだと思いました。もちろん一個ずつを測定しているわけではなく、畑ごととか、あるていど大きな単位での測定でしょう。それでも、なにもわからないよりは安心できます。無表示と10ベクレルとがあったら、私は10を選ぶでしょう。一般的ではないかもしれませんが。

お客様を神様と思っていただく必要はありませんが、自分や家族の健康のために自分の判断で自衛している人たちの行動について、風評被害だと非難するのはやはりおかしい気がします。矛先を向けるべき相手は行政であり東電ではないでしょうか。

一消費者としての意見を述べたつもりでしたが、なにやら激しい非難を受けてしまいました。ここではあまりお呼びではなかったようなので、コメントはこれで最後にします。


ほかのコメントについて、誤解/誤読が多いようなのでひとこと。

事故当初、西日本の作物を選ぶようにしたのは、まだ検査態勢もできておらず、行政の定めた基準も500から数千という高いものだったからです。

下水汚泥の基準値が8000だというのは重々承知しています。ご存じないでしょうが、こちらはこちらで最終処分場をめぐる長い長い戦いがあるのです。

かかる費用を”請求”というのは、東電ないし行政に対してであり、価格に転嫁という話ではありません。

もともと、スーパーで売っている野菜があんまりまずいので、農薬や有機農法について考えるようになりました。家庭菜園で特別なこともしないで育てたホウレンソウはあんなにおいしいのに、どうしたらこんなに味も素っ気もないものができるのかと。こどもたちのアレルギーがひどかったこともあります。そして、行政の決める基準だけに頼るのではなく、自分で判断しようと決めたのです。そのために情報がほしいだけなのです。お騒がせして申し訳ありませんでした。

うちださん。

早い話が、事故後に放射能パニックをおこされたわけですね。たくさん見てきました。特に小さなお子様がいる方に多かったです。お気持ちはよく分かります。

しかし、あれから3年経ちました。もう少し落ち着いて冷静にデータを見られるのではないでしょうか。

元々有機野菜を選ぶくらいに敏感で、味にもこだわりがあるような方ならなおさらです。


>こちらでは下水汚泥や…焼却灰処分の問題は、そちらだけの問題ではありません。必要なことは分かっていても東北でも未だに処分地が決まらない(当然、住民は反発しますから)。

また、首都圏の処分業者が8000Bq越えのものを東北の処分場に持ち込もうとして、お持ち帰り頂くようなケースも当方では発生しております。有害ゴミの不法投棄(これが酷い。処理するのは税金)と同じ構図です。
それこそ武田邦彦流に言えば「猛毒を拡散するテロ行為」ですから。

なぜか震災瓦礫ですら大騒ぎしていた北九州のような騒ぎは起きず、テレビでも淡々と伝えられただけでしたが。


ともあれ、ただ放射能ばかりで騒ぎたてるのではなく、冴えた目を持って元気で生きて下さい。

>うちださま

見ていらっしゃることを願って・・・

検査されている玄米の袋にはすべてQRコードが貼られ
一袋一袋生産者やその数値が見られるようになっています。たしか 福島市の場合 検出下限値は25ベクレルだったと思います。 つまり玄米30㎏袋で買われない限り 目にすることはなく表示されていないとなるのでしょう。  これは精米する業者さんの対応の違いと言えると思います。 精米業者さんに聞けば教えてくれると思いますし ラベルの数字を福島県のホームページでうちこめば その玄米の数値が見られるようになっています。

有機野菜を扱っている大手では 自社で計測して独自基準を設けていますが 福島県ではその何倍もの台数を揃え計測しているのです。 ただ消費者に届くまでにばらされ 荷姿が変わったりもします。 つまり 二重に計測しているのです。
安心 安全のためとはいえ この労力と費用は大変なもので 東電に請求すればすむものではありません。
この労力と費用を復興にまわすことができれば どんなにいいか 3年経っても少ししか変わらない現実にため息しか出ません。

管理人様
コメント欄使ってしまって 申し訳ありませんでした。

正直、3,11直後は、ベラルーシ、ウクライナに、居住されている日本人のブログに、大量のアクセスやコメントがあり、現地の日本人も、あきれるくらい放射線と食品の因果関係や普段のプライベートな生活まで、ネット上やメールで、問い合わせが、集中して、在べラルーシ、在ウクライナ日本人の方々に、随分、ご迷惑を、お掛けし、3.11で、初めて、パニックになった日本人に、根気よく、お付き合い願った時期は、ございました。

そこから、得られた情報は、大変ありがたいもので、シンチレーションメーターの購入や、無料簡易放射線測定小屋が、ベラルーシにも、ここの村ことに、あって、農家さんや自家栽培された野菜や牛乳など、測定していることなど、3.11当事は、大変、勉強になりました。

3年経ちまして、現在の日本では、ベラルーシ、ウクライナから、得られる情報については、ほぼ、ほとんど、日本国内で、きちんと、伝わっており、当然、それらを、参考にしながら、日本の農作物や、畜産物には、より安全、安心が、確保できるような体制は、現時点では、私は、出来ていると思ってます。

正直、随分、空間放射線量が、低下した、福島県内の居住がゆるされた地域より、わが愛知県の一部や、岐阜県の一部の方が、恵那のさび石で、有名な花崗岩が多い地域の空間放射線量の方が、放射線量は、高いですし、健康診断や人間ドックで浴びる、内部被曝、外部被曝の方が、多いので、一応、放射性同位体を体内に入れて診断する場合は、診断後、大体、2~3リットルの水を飲まされ、利尿剤で、おしっこをたくさん出して、3時間以上、経過を見て、主治医が、帰宅許可を出さないと、帰宅できないように、なってきました。

野菜の100ベクレルより、医療被曝の方が、はるかに危険だからなんで、そういう処置も、仕方ないと思ってます。

管理人さんの過去記事にありますように、ベラルーシも、ウクライナも、山林の除染が、困難なため、屋外山林で、収穫したきのこ類や、放牧飼いをした動物のミルクや、ジビエ料理になるいのししや鹿類は食べてはいけないと言う法令には、なっていますが、ウクライナ西部やベラルーシ東南部の居住者は、貧乏人が多いので、危険と思っても、山中のきのこやいのしし、鹿などを、食べてしまっていることや、それらの影響で、内部被曝が、多いということも、わかっています。

大きな意味で、ウクライナ、ベラルーシから、学ぶべきことは、すでに、かなり学ばさせていただいており、奇跡に近いような、福島農家さんの努力で、米の全袋検査も、出荷までに、間に合いましたし、今のところ、立ち入り規制区域以外では、水産物以外は、ほぼ他県産農産物との比較においては、放射性物質の危険度は、都市部の人が、食材で使う分には、問題ないレベルです。

逆に、福島の被災地の人は、脱出前に、ある程度、被曝してますので、生涯被曝許容量を考えると、われわれ都市部の消費者より、生涯被曝量管理が、必要でしょうし、管理人さんのように、農業従事者の方々の方が、生涯被曝量を、きちんと、自己管理する必要は、あると思いますが、西日本で、居住していれば、全く、100ベクレル出荷規制であって、おおむね、20ベクレル以下の農産物は、人体に対して、少なくとも、急性被曝症には、ならないでしょうね。

よって、今の食物事情は、現在のチェルノブイリ近郊での食事情より、かなり安全であることは、容易に理解できます。

もとより、農家さんが、故意に被曝野菜を出荷しているのではないので、本来、国民は、政府、東電に、苦情を言うべきで、東北の農家さんに、言うべきことではないと思いますし、食品への放射性物質への対処でも、ベラルーシよりは、非常に、早い対応だったと思ってます。

現在、輸入食品は、1,000ベクレル、もしくは、370ベクレル以下であれば、東京の店頭に、並んでいるはずで、そこから考えても、100ベクレル以下の福島県、茨城県産の食品の方が、安全であると思います。(実際、国産流通品は、おおむね20ベクレル以下で、流通していると思われるからですが。。

よって、客観的に判断すれば、福島の農産物より、輸入野菜の方が、放射線に汚染されている確率が、非常に高いですし、国産で、人工放射線照射が認められている農産物は、じゃがいもだけだと、思われます。

輸入食材は、放射線照射食材は、たくさん輸入されてますが。。

3年経った今、福島県産野菜類を、拒否しないといけない科学的根拠は、非常に薄いと思われます。

また、外務省の高崎CTBT放射線観測所は、セシウムだけでなく、あらゆる放射性同位体の定性測定をして、発表していますので、マスコミは、セシウム以外の放射性同位体の発表は、ほとんどしませんが、一応、国内には、2箇所、多核種放射性同位体を、毎日観測していますので、関東地区であれば、今のところ、下水汚泥以外は、ほぼ実害になる放射性物質は、なんらかの事情で、ホットスポットになっている地域以外は、問題ないと思っております。

おおむね、私の認識は、こんな程度ですが、ラジウム温泉に、喜んで入浴する日本人が、微量なセシウムに、過剰反応されなくても、問題ないのではと思います。

こんばんは。

まあ、一般の市井の人達は、ハッキリ言って馬鹿
が多いです。シーベルトやベクレルなぞはナンの
事かチンプンカンプンの者が大勢います。

して、大災害時には彼等が一番騒ぐのです。ワケ
解らない恐怖の大王が降ってきたからです。パニ
くって、大王の正体を見極める勇気もなく、ただ
ただ「タイヘンだ、タイヘンだ」をオウム返し。

こういう時は、リーダーが身を挺して「バッキャ
ろい、安全だと言ってんだろうが!もし安全でな
いと判明したら、俺が死ぬまでそれを食い続けて
やるわ!」と言ってくれるだけでいい。

どうせ、多くの大衆には理論は通用しないので、
こういった解りやすい『リーダーの誓約』の方が
早く良き方向へと進められます。もちろん、誓約
なので、カイワレ大根を食べるパフォーマンスで
はありません。リーダーと大衆との契約ですから。

ただ、こういうリーダーはいませんね。ハハハ。
もしいれば、大宰相にでもなれるのになぁ。

もう3年経ったので、私のようなアホな凡人でも
ホーシャノウ騒ぎに慣れました。後はコアな放射
脳の方々です。

今も残るこれらの人達は理論的にではなくて、引
っ込みがつかなくなった、お金儲けのため、俺っ
て弱者の味方でカッコイイと錯覚していたい、な
どが動機で、大義をすでに失っています。

彼等の望む事と言えば「なにか福島で放射線障害
でも発見されんかのう、そうすれば又ソレみた事
か!と騒ぐことができるのにー」ですから。

まあしばらく、永田町霞ヶ関の全食堂で風評被害
で売れ残った福島産の食材を買い取って食べるべ
きですね。そのくらいの負い目はあるはずだし、
元は税金なんだから。


うちださん。
まだ見ていらしたら、もう一点。

国や東電に対しての裁判はあちこちで起きていますが、裁判の内容はそれぞれ違いますので注意が必要ですね。
また、農産物価格に転嫁されなくても、成り行きによっては更なる電力価格への転嫁、政権や政策次第によっては復興特別税の増税や「一見税金には見えない形」での様々な価格転嫁による、さらなる家計圧迫もありえますよ。

また、私も地方都市に住む「一消費者」ですが、近所には農家も多く、東京・神奈川を中心に親戚や同級生が多数居りますので、各情報や雰囲気はリアルタイムで入ってます。

アホンダラさん
バカな一般民をリーダーが導くというのは
過激な人がよく夢見がちなことですが、
もし実際にあったらとんでもない。

風評被害どころかすでに管・鳩によって
日本はめちゃくちゃになっていたでしょうし、
安倍政権では憲法解釈どころか改正まで
突っ走ってます。

そういうリーダーがお好みでしたら
海外へどうぞとしか言いようがありません。

それに結局、なにもかも政府や
官僚のせいにしたい思惑が見え見えです。
「政府の情報隠ぺい体質から来る不安」(原発安全神話)
とは別の問題。
今まだ続く風評被害の原因は間違いなく
「反原発派」のおかしな言動にあると
管理人様が最新記事でも書いているではないですか。

記事が読めないのならここへ来る意味も
無いのではと私は思ってしまいます。

名無しさん、
アホンダラさんのコメントは言葉も悪いし、その賛否は置いといて、一応理屈は通ってますよ。

鳩・菅のリーダーシップについてはその通り(リーダーシップなど無かった)でしたが、

阿部政権が憲法改正に突っ走っているとは、どこから出た話でしょう?

改正したいけど、それはあまりに難しいから自衛権の解釈変更でどうにかしようとしてるとしか思えませんが…。

また、最近よくマスコミが使う自衛権において、「個別的」か「集団的」かとわざわざ分けて考えること自体が、現在の世界情勢においてナンセンスすぎます。


ちなみに、省庁は知りませんが、少なくとも国会の議員会館食堂では、福島県産食材を進んで使ってますね。

すいません、書いた直後から言葉不足だと思っていました

今の日本の政府や政党、官僚の仕組みはおかしいと
思いますが、いろんな思惑があるからこそ
ストッパーがかかって一気に突っ走らないのは
いいところだと思います。
だから管・鳩がスタンドプレイに走っても
あの程度で済んだし、憲法改正についても
議論する時間が生まれているという考えで
書きました。

私は改憲賛成派ですが、適応範囲を無制限に
広げられる可能性があるなど穴があった
特定秘密保護法のことを考えると、
とりあえず今は解釈云々で良かったと思っています。

上の人の言うとおりに動くのはすごく楽です。
しかし自分で考える・人に伝える努力を諦めて
リーダーに全てを望むのは独裁と変わりありません。
もし間違っていた時に引き返す方法がない。

後からとんでもないことにならないように、
地道に情報発信するのが大切だと思います。


国会の議員会館食堂で福島の食材を使っているのは
初めて知りました。大きな問題ばかりに目が行って、
地味ながら重要なことを見逃していたので反省です。
もっといろんな事に目を向けていきたいです。

名無し様
せっかく有意な書き込みをされてるのですからハンドルネームを使用されてはいかがでしょうか。
こちらのブログのコメント専用で構わないと思いますし。
その他の有象無象の名無しの方と一纏めにされるのもつまらないと思います。

上は私のです(汗)

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