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2014年5月22日 (木)

「美味しんぼ」 荒木田准教授は自然が放射能の天敵だと知らない

024_2

下のコマで荒木田氏は、自然に対する無知をさらけ出しています。

この人、ほんとうに河川や用水の放射能測定したことがあるんでしょうか。したとしても側溝ていどか、河川敷ていどなのでしょう。

Photo_6

(スピリッツ24号以下同じ。除染の意味があるとすれば海へ流れださないことだと言う荒木田氏)

私は霞ヶ浦の環境保全運動をしていた関係で、大学の専門家と共に実測で歩いた経験があります。

河川で有意な放射線量がわずかに測定されたのは事故直後の年だけです。

すみやかに放射性物質は川床の汚泥にトラップされてしまい、その結合が強いために水には容易に滲出しませんでした。

事故直後の2011年5月の阿賀野川の調査結果を見ます。

阿賀野川放射性物質調査結果 2011年新潟県http://www.pref.niigata.lg.jp/housyanoutaisaku/1339016506464.html
1 阿賀野川の河川水
  5月29、30日に、上流~下流の7地点の橋で採取した河川水から、い ずれも放射性セシウムは検出されませんでした
 (参考)
      これまでの阿賀野川水系の淡水魚の測定結果
  8魚種で検査を実施 不検出~49ベクレル/kg

2 阿賀野川の底質(泥等)(別紙1参照)
  5月29、30日に、上記7地点の橋から採取した川底の泥、砂等の10検体を分析し、最大68ベクレル/kg湿の放射性セシウムを検出しました。

3 阿賀野川岸辺の堆積物(別紙1参照)
  5月29日に、川岸3地点で試料を採取し分析したところ、中流の岸辺で表面から深さ30~40cmの層で採取したものから最大232ベクレル/kg湿の放射性セシウムを検出しました。

今私が述べたように、河川水からは検出されず、川土や川岸からのみ検出されています。

これはセシウムの特性が水に溶けにくいためです。これは農水省飯館村除染実験時の調査記録にも記されています。(下図参照)http://www.s.affrc.go.jp/docs/press/pdf/110914-09.pdf

放射性セシウムは農地土壌中の粘土粒子等と強く結合しており、容易に水に溶出しない。一方、ため池や用水等、水の汚染は軽微」である。」

002

では、これを荒木田氏が言うように「除染に意味があるとしたら河川の除染だ」というようなことをしたらどうなるでしょうか。

せっかく川口や岸の土壌に決着してトラップされているセシウムは攪拌されて、泥と水が混ざり合ってかえって水質の放射能汚染につながります。

やること自体ナンセンスです。ですから、環境省は福島県、茨城県の湖沼や河川の除染にはあえて手をつけていないのです。

荒木田さん、少しは勉強してから発言しなさい。

4 

(山から汚染がやって来るから除染は無駄だと言う荒木田氏。右のコマではガイガーカウンター1台だけで測定していたのがわかる)

荒木田氏は、「山の汚染が川に流れ込んでいるから汚染は止むことがない」と言いたいようですが、ならばなぜ阿武隈山系の実測調査をしないのでしょうか

幾人もの研究者や、林野庁の計測結果が既にでています。

下図は、もっとも初期の11年9月に、福島県山木屋地区標高600mの福島第1原発側斜面で、新潟大学・野中昌法教授が行なった土壌に対するセシウムの沈着状況の計測結果です。

Photo ●山木の土壌の放射性物質分布
・A0層(0~7㎝)・・・・98.6%
・A1層(7~15㎝)・・1.4 
(2011年9月測定)

このように、放射性物質は微生物が分解中のその年の腐植層(A0層)に98.6%存在し、その下の落ち葉の分解が終了した最上部(A1層)には達していないことが分かりました。

事故後、福島の山間部では、この森林に降下したセシウムが、A0層とA1層の間にある地中の水道(みずみち)を通って雪解け水となって流れ出していくものと推測されます。

セシウムは、葉と落ち葉に計71%が集中しており、それは地表下7㎝ていどに99%蓄積されていました。

大部分は土中にトラップ(捕獲)されますが、2011年に降った放射性物質の一部は沈下せずに、むしろその下の去年の腐植層との隙間を流れ出したと思われます。

いわば、初年度の汚染水は大部分を土壌に残留させながら、一部が地表を滑ったような形で流れ落ちたのです。

その結果、山と里地との接点にある沢水が入る谷津田の水口(みなくち)が汚染されました。

11年度米で、もっとも多くセシウムが検出されたのはこの谷津田水口部分でした。そしてほぼこの水口部分にトラップされて、用水に面した水尻では線量は4分の1にまで減っています。

下のデータは同じく野中教授の測定したものです。

●福島県二本松・放射性物質が玄米で500bq検出された水田付近の測定結果
同上の空間線量(マイクロシーベルト)
・水口・・・・1.52
・中央・・・・1.05
・水尻・・・・1.05

同上土壌線量(ベクレル /㎏・セシウム134・137の合計)
・水口・・・・6200
・中央・・・・3900
・水尻・・・・2600

もっとも放射線量が高かった11年においても、わずか1枚の田んぼですら、水口から水尻に至る約百メートルの距離で、このように放射線量を低くしながら下流へと流れていくことがわかります。

3年後の現在は、この11年の山の地層の上に新たな地層ができたために地下20~30㎝に沈下していて、土壌に封じ込められて3年前より流出量は減少しているはずです。

国立環境研究所の筑波山における調査に基づいて、この流出量についてこう述べています。http://www.nies.go.jp/shinsai/radioactive.html

「筑波山で森林からの放射性物質の流出状況調査を実施し、事故後1年間の放射性セシウムの流出量が初期蓄積量の0.3%であることを解明しました。」

そして山から流れた汚染水は、森林から街への長き道のりを辿って各所で「捕獲」されていきます。

湧水から小川、あるいは谷津田へ、谷津田から用水へ、用水から川へ、川から海へのコースを辿りますが、その過程のどこにおいても補足されていきます。
(下図 座間市hpより)

Photo

森林土壌にトラップされ、植物に利用され、川底泥に捕まりし、そして大幅に減衰しながら海に流れ込み、希釈されます。

一部は下水路から処理施設へと向かいますが、この段階で処理場汚泥に沈殿します。

荒木田氏が言うように、ただ「山から流れ込む」というようなジェットコースターのような単純な理屈ではないのです。もしそうだったら、大雨のたびに水害です。

荒木田氏は、「山から」というなら、なぜ山から街へと流れる水の道筋の測定をしてみないのか、また「海に流れるのを止めさせるだけが除染の意味」とトンチンカンなことを言うくらいなら、阿賀野川の川床や護岸の汚泥、水質調査をするべきでした。

していれば、荒木田氏が脳内で考えるよりはるかに複雑な自然のセシウム捕獲構造があることに気がついたはずです。

さて、荒木田氏の「除染してもなくならない」というトンデモ・ストーリーで巧妙に隠されている部分があります。どこ部分の「(放射線量)数値が戻る」のでしょうか?

はい、それは側溝、つまりドブです。

「美味しんぼ」のように書いてしまうと、一般的に「山などからの汚染物質」ですべての人が住むエリアが再汚染するかのような錯覚を起こすようですが、実態はせいぜいが側溝の床土の線量が上がるていどにすぎません。

住宅地域や学校、公民館、通学路などの除染済みのエリアが、雨によって再汚染することは絶対にありえません

お願いだ、荒木田さん。こんなハンチクな知識で、「福島は除染しても人が住めない」などという非科学的暴言を吐かないで下さい。

計測作業にしても荒木田氏は市販のガイガーカウンター1台で計測しているようです。これでは正確な線量測定はできません。

「ある程度」くらいの目安に過ぎず、このような雑誌に公表すべき数値ではないのです。

失礼ながら、荒木田氏のガイガーカウンターは校正がなされていないと思われます。

私たちの測定作業は、ガイガーカウンター3台と、シュチュエーションサーベイメーターを使用しました。
(下の写真がシンチレーション・サーベイメータ。精度のレベルを切り換えられる。)

003

●同じ地点の3台の数値のズレ 単位μSv
・シンチレーションサーベイメータ・・・・・0.22(基準数値とする)
・ドイツ製ガイガーカウンター・・・・・・・・0.18(誤差(0.04)
・アメリカ製ガイガーカウンター・・・・・・0.065((誤差0.15)

上下で4倍の開きがあります。実際に測定してみるとわかりますが、メーターの針は一定ではなく、常に震え続けています。

おおよそブレが静まったところでエイヤっと計っているので、0.05~0.1μSvていどの誤差はありえるのです。

ですから、荒木田氏が使っているようなガイガーカウンターを使わざるを得ない場合、校正をして使うか、数台の平均値を取ります。

※追記 私たちはシンチエーション・サーベイメータと複数台のガイガーカウンターでやりましたが、シンチを公式記録としています。ガイガーは校正する余裕がなかったので、参考数値としてだけに止めています。

ガイガーカウンターなんて安物の簡易測定器で、ホットスポットに決まっている地点を測ってみせて、「福島は住めない」というに至っては失笑ものです。あなたほんとうに学者ですか?

荒木田氏は、大学院生時から反原発運動をしていたそうですが、自分の専門以外はほんとうに素人同然だということがこれでよく分かりました。

学者が専門外のことについて発言するのは勝手です。しかし、「国立大学教員」の肩書で有名漫画に登場する以上、その言質が問われます

荒木田氏は専門領域外では肩書を捨てて発言すべきでした。なぜなら素人だからです。

ボランティアで除染作業した経験は、多くの「被曝」地住民が持っています。私もあります。

それはあくまでも市民としての作業であって、研究領域の作業ではなかったはずです。

そこで感じたことを自身のブログで発言するのはかまいませんが、喉の痛みを感じたことや、「(除染の後に)必ず寝込む」ことがどうして「福島は人が住めない」とまで飛躍してしまうのか理解に苦しみます。

そこが素人なのです。もし荒木田氏が、専門の行政史で論証を全部吹っ飛ばして、いきなり極端な全否定、あるいは全肯定の結論を出す論文に出会ったら、あなたはこれを学問として認めますか?

同じように、そんなていどのことで「福島おしまい論」を吐かれたらたまったもんじゃないというのが、圧倒的多数の福島県民の感想なはずです。

しかも話した相手が人もあろうに、独善では漫画界一という老人にです。かくして荒木田氏は雁屋氏が欲していた「学的」裏付けを与えてしまいました。

ほんとうは国立大学教員としての「学」でもなんでもない、ただの一市民の「感想」を・・・。

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原子力事故」カテゴリの記事

コメント

ツイッターから来ました。
しっかりした情報ありがとうございました。
勉強になりました。

検証お疲れ様です。

荒木田氏はガイガーとシンチの両方をお持ちのようですが、「地表を測るのが定石である」という方で、ガイガー直置きで測定される方のようです。(ご参考まで)
http://togetter.com/li/667386

一緒に除染活動を始めた山田國廣氏は「2年前に考えたことをやっていてはだめ。柔軟性をもってどんどん改良していかなければ。私も昨年言っていたことと今年言っていることとは違う」と語っているのにね。

『京都精華大・山田教授に聞く』
http://bylines.news.yahoo.co.jp/taketosekiguchi/20130827-00027614/ 

失礼しました。上記、
「今の除染はなぜだめなのか-京都精華大・山田教授に聞く」のURL修正しました。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/taketosekiguchi/20130827-00027614/

シンチ「レ」ーションサーベイメータですね。
せっかくの良い内容なのですから、阿呆に揚げ足取られないよう用語ミスに注意されたほうがよろしいです。

まんがで示されている測定器は明らかに、半導体検出器です。
また、測定レンジを「レベル」と表現していますが、その様な表現を用いる業界の人を未だ見たことがありません。

あと、GMをドイツ製とアメリカ製で分けて結果を表示していますが、全く無意味です。メーカーを表記すべきです。その理由は、GM管内のガス比率がメーカーによって若干異なる事による、測定結果の変動があるからです。

よって、このブログを書いた人間は放射線測定に置いて専門的知識がある人間だとは到底思えません。

また、コメントへのコメントになって申し訳ないですが、名無しさんに一言。

名無しさん、ブログ主さんは、被災地で放射線と戦い続けているただの農家のたかかたですよ。
放射能の専門家でないのはブログをいつも見ている人なら周知の事実ですが?
それを言ったら、美味しんぼの作者だって、山本議員だって放射能の専門家では、ありませんね。

放射能を正しく理解して正しく恐れよう
偏った知識のみで放射能の危険性を騒ぎ立てるのはやめよう

表現や言葉は違いますがブログ主さんの主旨は一貫してます…。

一つの記事で、的違いなコメントをしていては貴方の品性が疑われますよ。

私は一応、放射線業務従事者認定をもっていますし、国立大学で放射性物質を使った実験も行っています。
放射化学会と放射線安全管理学会での発表も行っています。
偏った知識で扇動されているのは、貴方方の方ではないですか?
別に貴方がたに論文を読めとは言いませんが、事故前に書かれた本を基に知識を付けた方がよろしいと思いますよ。

名無しさん。私は放射線についての一般論には関心がありません。基礎知識だけで充分だと考えています。
あなたのような放射線業務従事者(ほんとうだとして)が、私の今回語った自然と放射性物質の関わりについてなにか特別に知り得る立場には無いと思います。

今回紹介した新潟大学・野中先生は農学部ですが、この福島事故では東日本の大学を中心に広い測定体制が取られました。
私も微力ですが地元の湖沼や水田、水系の大学の調査には参加させて頂き、発表も経験しております。

それに基づいてできるだけ正確に書いたつもりですので、なにが「煽動」なのか具体的に指摘してください。

名無しのまま「私は」とコメントし、何か意見を主張するわけでもなくどうこう言っても、それではただの「揚げ足取り」ですね。
もちろん、事故前からそうです。
せっかく専門家なのなら、その知見から中身について書いてくれないと、話が噛み合うわけないですよ。

また、ちょっと読めば種子さんが指摘されてる通り、ブログ主が「業界人」ではなく農業者であることはすぐわかるでしょうに…。

基本を忘れてる。無い時に数値は出ない。
放射線が飛んでる。又は、放射性物質が飛んでるとき
しか、数値が出ない。。 これ常識。
難しい理論、測定法はいらない。

崩壊が一定では無いので、高く出たり低く出たり、
一番高いのを目安にしとけば間違いがない。

あと、平均取るのは愚の骨頂。嘘数値。
大量の時以外は、振れ幅大きくなるだけだからね~。

そんな、測定の基礎を知ってから、
なんか言ってほしいよ。

名無しさんの
主張:
>>このブログを書いた人間は放射線測定に置いて専門的知識がある人間だとは到底思えません。

>>(自分は)放射化学会と放射線安全管理学会での発表も行っています。
>>偏った知識で扇動されているのは、貴方方の方ではないですか?

理由と証拠
>>測定レンジを「レベル」と表現していますが、その様な表現を用いる業界の人を未だ見たことがありません
>>GMをドイツ製とアメリカ製で分けて結果を表示していますが、全く無意味です。メーカーを表記すべきです。その理由は、GM管内のガス比率がメーカーによって若干異なる事による、測定結果の変動があるからです。

>>まんがで示されている測定器は明らかに、半導体検出器です。

ということですよね?

先ず、すでにここの管理人さんは畜産家であり、放射線の専門家でないことは以前から表明しています。それにCs137の土中トラップに関しては公的機関の1960年代からのサンプル計測で予測されたことですが、本格的に注目されたのは原発事故以後ですよね。
次に、測定レンジとレベルですが、専門家ならばその意味の違いを説明する程度でよかったのでは?
そして、ハンディーガイガーカウンターの件ですが校正していない機種ごとにある誤差の一例を示しただけで、特に他意はないと思われまが。指摘の通りGM管の種類による影響はあるかもしれまんせが、表示される数値の誤差も重要なのでは? (後学のために専門家からみた、校正済みのサーベイメーターを基準にハンディー機の補正計算方法手順など聞けたらよかったのですが。)
そうそう、漫画の引用にあるカウンターですが、自称ドイツ製(中国製?)"COLIY 900+"では? (因みにGM管だそうです。)


追伸。
管理人さんたちが使用したラドラム サーベイメーター モデル3を検索していたら、販売店が感度アップカスタマイズと称してノーマル機で200cpmを計測したサンプルを使ってカスタマイズ機で400cpmを表示させてる動画を見つけてしまい、恐怖を感じた。cpm表示の意味が無い…。

と書いているうちに別の名無しさんが…。

福島で農業を行っている人は利害関係者なので、
測定された値を「問題無い」としたいわけです。
でないと、農地や農業のノウハウ等の今まで築いた有形無形の財産を失う事になるからです。
つまり、「測定の結果安全です」という事にしたいので、その結果ありきの行動になるわけです。

山形>>それは当たり前です。ですので、それを補正する為に最小二乗法等の数学的処理を測定数値に行う必要があります。
逆に言えば、そういった知識が無い人間が測定を行って結果を示した所で、それは信頼性の無い測定データとなるのです。

色々来ていますね。ひとことだけ。私たちの測定会について誹謗することに対して。

私たちはシンチエーション・サーベイメータと複数台のガイガーカウンターでやりましたが、シンチを公式記録としています。ガイガーは校正する余裕がなかったので、参考数値としてだけに止めています。

へっ?、名無しさん(一応、一般的な礼儀として「さん」)くらいは付けときますね。
アンカーミスだろうけど、「山形、そんなの当たり前だ」とかいわれても、それこそ「だから何が言いたいんだ」となるわけで、話が噛み合うわけ無いんですよ。
結局は「美味しんぼ」の海原雄山のセリフと同じことを言ってるだけで、「専門家」としての自分の見地での意見は何も無いじゃないですか。

放射線の専門家だか何だか知らないけど、結局は見事なボロの出しようで感情的に「福島の農業者は利害関係だから」だのと突然言い出して…
こりゃまた随分と非科学的な妄想で暴言を吐くエセ科学者さんだなあ、と失笑せざるをえませんでした。
それこそ井戸田前双葉町長に言ってあげなさいよ。

まあ、HNすら付けられないようなのを相手にする私も、随分と付き合いがいいとは思ってますが(笑)

正直、自称学者や自称資格者より、その地で生きて色々思案されて、調べて発信することをしてらっしゃるブログ主のほうがよほど信憑性があるし、データとしても出来が良いものを出してくれてますよ。

農地を所有していて、その農地が汚染されている場合、その所有者は農地から得られる収入を失う。つまり、福島の農家は原発事故と利害関係があるので、利害関係者だと言える。
このロジックは理解できる?

あと、もう少し言うと福島の米を全量検査しているけど、その様な経済的合理性の無い事をしている時点で、福島の農業の経済性は無いよ。

こんばんは。
また、名無しが変な書き込みをしていますね。
投稿: | 2014年5月28日 (水) 20時48分

>福島の米を全量検査しているけど、その様な経済的
>合理性の無い事をしている時点で、福島の農業の経
>済性は無いよ。

こんな発言をしているあなたのおつむの中身は無いよ。
全量検査したら手間がかかる。むろん経済的合理性がないことは分かり切っています。
分かっていても何故やらなければならないか、何故やったか、なんて理解できないんでしょうね。
何にも思い至らない点でもう話になりませんね。
まあ、親切に理由を書いたとしても理解できないんでしょうけどね。

他人のやっていることがバカに見えるとしても、世の中そうそう単純じゃないのでねえ。
それも分からないようでは(以下略)。

分かり切っているなら、汚染された土地で農業をしなければいい。
現に、独自の販路をもって農業をしていた人達の中には、他県へ移住して農業を継続している人もいる。

それをしないのは、今まで通り同じ事をして今までのレベルの金が入ってくれば良いと思っている人たち。つまり、自分達の作物の安全性はどうでも良い。利権が守られればいい。それだけの話。
農家の人は真偽を問わず「測定しました。安全なレベルでした。流通させないのは風評被害だ」と言う意見を主張したい。
ああ、ちなみ俺は全数検査のラインも見たよ。

どちらにしても、あんな事にこの先数十年も補助金でないからどちらにしても、全量検査は破綻する。

あと、C14はかなりの濃度で存在していると思うけど、公式に液シンで測定している所は無いよね。

何の生産性も無くなってしまった福島の農業を、そのまま維持するという非生産的行為に莫大な税金が投入され続けています。
その理由は、測定関連メーカと福島県農業関係者の利権の為だけです。

植物工場の開発建造や農業関係者の他府県での農業生産、職業訓練等といった事に金をかけるべき。

投稿: | 2014年5月28日 (水) 22時05分その他

また随分乱暴な物言いですな。
「汚染された土地」って名無しなのをよいことに適当なことを言われてもねえ。

>汚染された土地で農業をしなければいい。

あいにくと、どこに住んで何をするかは自由だし、住むのをためらうほどの状況になっていないところもありましてね。
他人にこんなん言われる筋合いはないと思いますよ。

で、仮にみんないなくなったらどうなるの?
何も考えてないでしょ。

そもそも、実は汚染された土地で汚染された作物を片っ端から検査するのに税金を使いまくっている、ってのはどんな妄想ですか?

>それをしないのは、今まで通り同じ事をして今までの
>レベルの金が入ってくれば良いと思っている人たち

うん、だからね。
「今まで通り同じ事をして今までのレベルの金が入って」と状況ではない(なかった)でしょ。だからとりあえず安穏としている場合ではないわけ。
そんな暢気なことを思っている人間がいたらお目にかかりたいですわ。

何でさっきから自分の脳内変換ばっかりなんですか。
人が何を考え、どう行動するかについての想像力無さすぎ。

>自分達の作物の安全性はどうでも良い

ほんとにそんなこと考えていたら、そもそも手間を掛けて調べる気すら起きませんよ。
(可能だとして)どっかからとっとと賠償金ふんだくること考えるでしょ。
やっぱり何にも分かってないんだ。

>ああ、ちなみ俺は全数検査のラインも見たよ。

きっと目に映ってはいたけど見えていなかったんですね。
しかし逐一突っ込むのめんどくさ。

>汚染された土地で農業をしなければいい。

こういう言い方が、特定の人間を「大衆の敵」(パブリック・エネミー)と扱っていると取られかねないことにさっさと気づきましょう。

誰かを敵に仕立てなければ済まないという極貧の品性の持ち主なら、別にどういう書き方をしてもお止めはいたしませんが。

>液シン

そうそう。とぼけたことを言うようですが、「液シン」つまり液体シンチレーションカウンターで計測したら、
・その土地は住めない
・農業なんかやっている場合ではない
と判断できるほどおっそろしい証拠(つまり放射線量が高い)でも見つかるんですか?

もしや、何とか「汚染されていることにしたい」という思いがおありではないでしょうね。
(勘繰るのは失礼ですが、こういう手合いがいたんですよね)

こまQ >H3やC14等の低エネルギー各種はGM管の膜内で停止してしまうから、GMやシンチレーションカウンターでは測定できません。液シンが液体シンチレーションカウンターである事を知っているなら、液シンがどういった測定を行う為の測定器かも理解して下さい。
また、知っていると思うけど、H3やC14は人間の体の構成要素の同位体なので、体内に取り込むと置換が非常に早く進みます。なので、食物に置いて危険性が高いと言える。

>そもそも、実は汚染された土地で汚染された作物を片っ端から検査するのに税金を使いまくっている、ってのはどんな妄想ですか?

現在行福島県で行われている全量検査は、「を片っ端から検査するのに税金を使いまくっている」事そのもであるのは理解できないのですか?

それを理解できないレベルの人間が、「測定して安全」と言っている作物なんて誰も買いません。

「世間の人が欲しいのは、安全ではなく安心です」原発立地自治体のローカル新聞幹部が公の場で言った言葉。
君ら見てると、その言葉通りだわ

福島県産米の全量全袋検査トップページ

福島県産米の全量全袋検査トップページ
です。
直前のミスなので削除して頂いて構いません。

名無しさん。
はあ、「液シン」で計測したらどんな値が出るか(出そうか)聞いたんだが分かりませんでしたか。
まあいいや。

投稿: | 2014年5月29日 (木) 00時08分

そりゃ全量検査の目的があなたの妄想どおりなら税金の無駄でしょうね。
妄想、と言って言いすぎなら、自分の勝手な前提で語らないでもらえません?

ちなみに、ネットで検索すると福島県産の農作物が数々検索できます。デパートやスーパーにもある。さすがに浜通りのは扱えないでしょうけれど、福島中通り産コシヒカリ、野菜、果物、ジャム、牛肉から日本酒などもあります。むろん、原発事故後生産された物です。
これらには全部、実は残留放射性物質があるのでしょうか。そりゃあ大変だ。

でも、一定数の買う人がいなければネットで検索できるはずはないし、値段もつくはずはないですよね。
むろん、買う人は福島県が原発事故の被災地だということくらい承知しているはずですよね。

そういう少なくないであろう人たちの存在を無視して、

「汚染された土地で農業をしなければいい」

繰り返しますが、えらい暴言吐きますねんな。
口にする人たちがいたら、手間ひまかけても検査しようとする良心のある人がいることくらい、分からないんですか。
分からないんでしょうね。

「誰も買いません」
あ、そう。別に人様の好みは千差万別だからご勝手に申し上げるしかありません。
しかし自分の方針をもって、他人も口にすべきではないなどと、ゆめ言わないようにね。

実はあなたの言い方はね、
他人の食っているものに毒があればいい、とか言っているのとおんなじなんですよ。

つ~わけでこれでおしまい。
何か良く見るとさ、放射性物質と計測器の小賢しい知識を振りかざしただけで、他人の質問に答えていませんよね。
なめた口利くんじゃねえ、とか言わないで下さいね。
頼みもしないのに、横柄に書き込んできたのはあなたですよ。

訂正です。
このブログ、書いたら書き直しできないんですね。

「別に人様の好みは千差万別だからご勝手に申し上げるしかありません。」

ですが、ご勝手に「、と」が抜けていましたので、訂正します。

度重なる連投など荒れてきましたので、この記事に関しては投稿を受け付けるのを中止します。

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