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2014年5月15日 (木)

「美味しんぼ」問題 大阪の鼻血の原因は中国のPM2.5

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 美味しんぼ」に登場する岐阜環境医学研究所というもっともらしい肩書で登場する松井英介医師は、瓦礫処分場周辺で鼻血、呼吸器系障害なが多数たと言っています。

ちなみに松井氏の「岐阜環境医学研究所」は科学機関ではなく、個人経営の「呼吸器疾患」「止煙相談」「漢方相談」のお店のような所だそうです。

この松井氏は「大阪おかんの会」の原データも示さずに、なんと「1000人調査して800人」ですから、率にして8割、もうほとんど全部ですね。

前回、瓦礫焼却から出る放射性物質とは関係ないことをお話しましたが、ならば鼻血や急性呼吸器病と言うくらいですから、呼吸器病と密接な関係のある空気汚染物質と関連づけるべきでしょう。

Photo_4                    (「美味しんぼ」23号)

現時点でもっとも疑われる最大の空気汚染物質はいうまでもなく中国から飛来するPM2.5です。
(下図大阪気象台による)

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今年になって中国の大気汚染はもはや、「人が住めない」とまで中国人自らが言うまでになってきています。

上図をみると、PM2.5は2月、3月になると上昇に転じているのがわかります。大阪市が瓦礫処理をした3月は最高値です。

その上昇に転じる時期の2014年2月29日の中国大陸の衛星写真です。

完全に地形が判別できないまでに厚いスモッグの下に中国大陸が沈んでいるのがわかります。

2014030200033162roupeiro0005view 

この中国から発生したハンパでない厖大な微粒子PM2.5スモッグは、2月25日午後から日本各地に現れています。

下図は環境省のグラフてすが、中国の空気汚染がわが国に大量に流入しているのが分かります。列島は黄色とオレンジ色に染め上げられています。

20140223 

25日午後6時の時点での環境省が出したPM2.5警報

・注意喚起レベル超・・・26地点
・環境基準超・・・474地点(全国測定基地の4割)

※・注意喚起レベル・・・PM2.5が大気1立方メートル当たり85マイクログラム
  ・環境基準    ・・・同35マイクログラム。85マイクログラム

・環境基準を超えた地点・・・富山・石川・福井・兵庫・大阪・島根・福岡
最高値・・・大阪・柏原市内147マイクログラム
・2位・・・島根・浜田市106マイクログラム

当時の汚染拡散状況は環境省「PM2.5まとめ」にあります。

画像

黒が注意喚起レベル超えで山陰地方、島根県に見えます。赤が環境基準超えを表します。

環境基準超え地点は増え続けて、2月26日午前0時で601地点と全国測定ポイント1124の半数を超えています。

ここで、大阪のPM2.5汚染が常に環境基準を上回っていることにご注意ください。

このように、瓦礫焼却をした2013年3月は、大阪は全国有数の濃いPM2.5汚染に見舞われていたのです。

ではなぜ大阪が空気汚染度が高いのでしょうか。それは大阪の地形は、中国から近畿にかけての大気汚染物質を集めやすい地形となっているからです。

大阪の場合、空気汚染物質は日本海側から山越えして来る風よりも、壇ノ浦沖あたりで発生した上昇気流に乗って飛んで来て、大阪めがけて吹き下ろします。

その時に中国大陸からのPM2.5を運んでしまうのです。

その上、大阪平野は奈良や滋賀、兵庫などの山に阻まれているためにいっそう濃度が上昇することになります。

このように中国での野放図な大気汚染の深刻度は減るどころか増大する一方で、2013年10月17日、WHO(世界保健機関)の専門組織「国際がん研究機関」はこのような重大な指摘をしています。

今までのガン・リスクにあった、ヒ素、アスベスト、プルトニウムと同等の最高レベルに、PM2.5などによる大気汚染の脅威を位置づけたのです。

憂鬱な気分になりますが、わが国にはプルトニウムに並べられるガン・リスクのある空気汚染物質があの迷惑大陸から大量に飛来しているというわけです。

特に肺ガンや呼吸器障害が発症し、その前兆として鼻血が出ることは中国においても多数報告されています。(※中国ではクロム公害などとの複合汚染が考えられています)

というわけで、もしこの大阪市の瓦礫焼却で、なんらかの呼吸器病が生じた場合、真っ先に疑われるべきなのはなんなのか改めて書く必要もないでしょう。

震災瓦礫か、PM2.5なのか常識で判断してください。

百歩譲って瓦礫焼却場から放射性物質が漏れ出ていたとしても、この凄まじい大気汚染物質の前にはノイズ程度の意味しか持たないでしょう。

震災瓦礫の放射能を騒ぐのは自由ですが、親としては現実に今あなたの子供の頭上に毎日降っている桁違いの量のPM2.5に対して、守りを固めたほうがいいと思います。私はこのように呼吸器病との因果関係が明確にPM2.5と判明しているのに、まだ瓦礫焼却と結びつけようとしている一部の脱原発運動家や、それに乗って影響力の強い「美味しんぼ」にそれをそのまま載せる雁屋氏とスピリッツ編集部の常識を疑います。

福島民報(5月15日)はこう述べています。雁屋氏と小学館はよく聞くがいい。http://www.minpo.jp/news/detail/2014051415643

「5月12日発売号では元町長が鼻血の原因を「被ばくしたからですよ」とし、福島大准教授は「除染をしても汚染は取れない」と話している。
 個人的見解を取り上げたことで、本県の実情が誤って伝わる恐れが生じている。復興への努力を台無しにしかねない。風評という暗黒の海に投げ出され、光の見える海面近くまで懸命に浮き上がってきたところを金づちでたたかれたようなものだ。12日に県が科学的な根拠を示して反証し、偏らない客観的な事実を基にした表現とするよう強く申し入れたのは当然だ。
 そもそも作品の意図が分からない。編集部は議論を深めるためと説明する。県民と支援者の心を傷つけ、復興に使うべき貴重な時間と労力を抗議や反論のために浪費させて何が議論か。」(太字引用者)

※関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-943f.html
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/.          .

■南相馬病院 坪倉正治医師の「内部被曝通信」http://apital.asahi.com/article/fukushima/2014051200007.html

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コメント

鼻血や体調不良を「フクシマの放射能のせい」と断言してしまうのは、真の原因から目を背け、解決や予防の妨げになる可能性が高いですね。

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