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毎日新聞社説 「美味しんぼ」擁護論 低線量と膏薬はどこにでも貼れる

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「美味しんぼ」騒動について、既に擁護論を展開している朝日新聞(5月12日)に続いて、毎日新聞社説がこんな擁護の社説(5月15日欄外参照)を書いています。
※朝日新聞http://www.asahi.com/articles/ASG5D4W9FG5DUGTB00C.html?iref=comtop_6_06
 

実は、この論説について逐条的に批判してみたのですが、自分で言うのもナンですがつまらんのですよね。だってこの社説、内容ないんだもん。

ですから、読み直して前半をバッサリ切りました。あ~、スッキリした(笑)。

で、いきなり肝にいきます。毎日新聞社説はこう書いています。

「美味しんぼ」の主人公が福島第1原発を訪れた後、鼻血を出す場面が描かれて議論を呼んだ。」

まず毎日は擁護したい「美味しんぼ」の言説を、「鼻血」に矮小化してしまいます。

違います。鼻血はあくまでも「美味しんぼ」の差別的暴言の一部にすぎません。

Photo_2

Photo                             (スピリッツ24号 )

ほんとうに福島県民が怒ったのは鼻血ウンヌンではなく、上の「美味しんぼ」のコマにあるような「福島は除染してももう住めない。危ないところから逃げる勇気をもて」という部分です。

一生懸命に復興している真最中の人々に向かって「逃げろ」とは!なんという傲慢!

これを福島差別と言わずしてなにを差別と呼ぶのでしょうか。

そして毎日社説は一見「美味しんぼ」の鼻血を「疑問だ」と書きながら、実はまったく「疑問」に感じていないのは明瞭です。それは下の部分でわかります。

「国連科学委員会の調査は、福島でがんや遺伝性疾患の増加は予想されないとしている。福島第1原発を取材で見学しただけで、放射線のために鼻血が出ることは考えがたい。しかし、長期間にわたる低線量被ばくが健康にどんな影響を及ぼすかについては十分には解明されていない。専門家の中には、心理的ストレスが免疫機能に影響を与えて、鼻血や倦怠(けんたい)感につながる可能性があると指摘する人もいる。」

この毎日論説委員は、国連科学委員会報告書をほんとうに読んでのでしょうか。 

この昨年9月に国連総会で承認され、国際的な福島事故に対する共通認識となった最終報告書にはこう記されています。
※関連記事
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-9a31.html

・「日本での住民の被ばく量は低い、もしくは「非常に」低いものであった。そのために日本の住民の健康リスクは低いものになっている」(同報告書)
・「福島の環境における生物の被ばくは、住民に対する一時的な被害さえも引き起こしそうにない」。(同)
・「事故を起こした原発の海と原発の近くにいた人間以外の生物相の被ばくは、影響が正確に分析できるには、あまりにも小さすぎた。」(同)

毎日社説は、この報告書を口先では肯定しておきながら、「しかし」でつなげて彼らがもっとも書きたいことを滑り込ませています。 

一見専門家の結論を立てる「ふり」をして、実際は長期間にわたる低線量被ばくが健康にどんな影響を及ぼすかについては十分には解明されていない」という後段こそ強調したいわけです。

小学館が下げたくもない頭を下げながら言い訳がましく編集長の弁で述べたのも、毎日新聞と一緒のこの一点でした。

つまり「低線量の長期的影響」に尽きると言っても過言ではありません。

また低線量被爆の脅威ですか・・・、私などもう耳に分厚いタコができています(苦笑)。またかい、というのが本音です 

「鼻血が被爆による」という雁屋氏の主張は、専門医と科学者によって完膚なきまでに否定されています。

しかし、どんなに論理破綻しようと最後にここに逃げ込めば勝ちという難攻不落の「要塞」があります。それこそが「低線量被爆」なのです。 

この低線量被爆に根拠を与えたLNT仮説ほど拡大解釈されて、本来の意味を失った科学概念は少ないでしょう。 

毎日新聞はこう述べています。

「専門家の中には、心理的ストレスが免疫機能に影響を与えて、鼻血や倦怠(けんたい)感につながる可能性があると指摘する人もいる。」

はい、この毎日新聞のように低線量被爆の健康被害を、「心理的ストレス」まで領域を拡げて解釈してしまえばなんでもアリです。 

つまり「被爆」健康被害概念を無制限領域拡大したわけです。いわば低線量被爆と膏薬はどこにでも貼れる、ということになります。

対象が、ゲルマニウム半導体測定器を1時間動かしても測定できるか、できないほどの「低線量」なのですから、事実上証明不可能です。

だから、専門家にホールボディウンタで測ってもらって、「測定限界以下ですから安心してくださいね」と言われても、ゼロベクレルではないから「低線量被爆による健康被害の可能性が残る」と思い続ける人、それか毎日社説が言うところの「被爆不安者」というあいまいなカテゴリーなのです。

つまり、なんの検査結果などの科学的根拠も示す必要がなく、「被爆不安者」が主観的に「自分はこう思ったから低線量被曝による健康障害だ」と言い張れてしまいます。

たとえば、「美味しんぼ」にもあったように、「元々ゼロベクレルだったんだから、ゼロベクレルが食品基準」なのである以上、政府が100ベクレルと言おうが、自治体がいくら食品の測定結果が安全だと言っても無駄です。

そして福島県が米を全袋検査した努力までを、「税金の無駄遣い」「全量焼却してしまえ」とまでいう始末ですから、もはや手に負えません。

通常は、常識で折り合いをつけていくものですが、カルトにハマった人にとってまさに「低線量被爆ディストピア・パラダイス」は永久に続くのです。

こんなことをいつまでもやっていてノイローゼになっても、それは当人の心の持ち方の問題ではないでしょうか。

自主避難者の一部に心理的ストレスが嵩じて家族離散したり、生活が苦しくなる人がいるのは事実です。

しかし、それは「低線量被爆による免疫機能低下」のためではなく、このようなカルト的思い込みが自らの心と家族を傷つけたためです。早く洗脳解除してほしいものです。
※関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-f2f9.html

あげくは、「美味しんぼ」が火をつけて火事を出したにかかわらず、まるで「美味しんぼ」批判者たちのほうがこのような「被曝不安者の孤立」を加速しているかのような「懸念」を言い立てています。

これでは「被爆不安者」への差別があるように読めてしまいます。もちろん、それは逆で、そんなものがあるかないかは、現地にくれば分かるはずです。

もしあるとすれば、今なお「フクシマから全員疎開しろ」などと騒ぎ立てる過激派をバックにした反原発派と自称する連中に、現地がいいかげんうんざりしているくらいのことです。

ちなみにあの荒木田氏の勤務する福島大学には、「カルト宗教と反原発を掲げた過激派団体の勧誘には注意して下さい」という大学の立て札があるほどです。

そして最後はお約束のように政府・東電に矛先を向けて「美味しんぼ」を免罪します。

「もともと、根拠のない「安全神話」のもと、原発政策が進められた結果が今回の事故につながった。「美味しんぼ」の中でも指摘されているが、事故後の放射性物質放出についての政府の情報公開のあり方は、厳しく批判されるべきだろう。また、汚染水はコントロール下にあるといった政府の姿勢が人々の不信感を招き、不安感につながっているのも確かだ。」(同) 

この言い方などまさに報道がやってはいけない論理のトリックです。

毎日新聞は、汚染水のコントロールと今の被爆地の健康被害調査とはなんの関係もないのに、「政府の情報隠ぺい体質から来る不安」(原発安全神話)=「低線量被爆安全神話」という印象操作をしたいのです。

原発の「安全神話」は、「事故があるとすると立地自治体に不安を与えてしまい、反対運動に利してしまう」と考えて、危機管理を甘くした政府・東電の最大の失敗です。

毎日社説はこの「原発安全神話」と、現在福島で地道に行なわれている非政府系も含めた医療関係者の検診活動までを、一括して「安全神話」と匂わすことで、あたかも、今も政府が福島県民に対して「被爆による健康被害がある危険性を隠している」と受けとらせたいようです。

なんの根拠があって、毎日社説はこのようなことを書くのでしょうか。

かつて福島県立医大がデータ隠ぺいをしていると捏造報道してみせて、その後厳重な抗議文をもらったのはこの毎日新聞でした。まだ、こんなことを言っているんですか。

「美味しんぼ」の擁護のつもりが、これでは毎日社説自体が新たな煽りになってしまっています。

原発の安全性議論はそれはそれでやったらいいでしょう。充分、かつ徹底的にすべきで、私は反原発的傾向が強い田中規制委員会委員長の仕事を支持しています。

むしろ、反原発派が、「美味しんぼ」のような非常識な発言をするのを大部分の国民は呆れて見ており、これでいっそう建設的な脱原発議論が遠くなったことを、毎日新聞は嘆くべきなのです。

本来反原発運動とこの「美味しんぼ」事件はまったく別次元だったはずでした。

ところが、福島県が絶望的状況だと叫べば、反原発運動にはずみがつくという勘違いが運動内部にはびこっているためにこのていたらくです。

福島県民は反原発運動そのものをに抗議したわけではなく、「美味しんぼ」が「福島は除染しても住めない」「福島から逃げる勇気を持て」などという差別的発言をしたから、批判をしたにすぎませんでした。

ところが、反原発御三家の朝日、毎日、東京がこの「美味しんぼ」発言を叱り、本来の反原発の建設的議論に立ち戻ろうと諭すべきなのにもかかわらず、自らも「美味しんぼ」と同じムジナであることを暴露してしまえば処置なしです。

これでいっそう反原発運動は国民感情から乖離し、下火になるでしょう。「大人の脱原発論」がないことが、この国の不幸です

もし仮に、こんなハチャメチャな毎日新聞の擁護論が罷り通るなら、反社会的人達にとって万能の弁護論になるでしょう。 

たとえばこんなかんじです。

「オレはアイドル握手会で刃物を振り回して何人も重傷を負わしたが、それはオレが低線量被爆で鼻血が出て、耐えがたい倦怠感で仕事にも行けず、もう人を殺して自分も死のうと思ってやったんだ。オレは政府・東電の被害者なんだァァァ!オレは被害者だぁ!悪いのは政府・東電だ!」

もちろんこれは冗談ですが、こんななんの科学的立証を必要とせず、主観的に「被爆による健康不安」を感じただけで「被爆不安者」なる便利なカテゴリーに入れてもらえるなら、あながち冗談とも言えなくなります。

そして毎日社説は、「原発安全神話と福島健康安全神話は一緒だ」と言うことまで言ってみせました。

「美味しんぼ」によって多くの福島県民や、私のような「被爆」地住民が傷つき、怒りました。

それは根拠なく故郷を汚されたからです。あるいは立ち上がって前に進んでいる多くの人を、「言論」という刃物によって刺したからです。

言論には言っていいことと悪いことがある、といういたって常識的なことを「美味しんぼ」作者と出版社、そして毎日新聞は知ったほうがいいようです。 

                    ~~~~~~~~~~ 

社説:美味しんぼ 「鼻血」に疑問はあるが
毎日新聞 2014年05月15日
 

「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に連載中の漫画「美味(おい)しんぼ」が物議を醸している。その中身には疑問があり、福島の人たちから怒りの声が上がっていることは理解できる。風評被害も心配だ。 

 しかし、これに便乗して、原子力発電や放射線被害についての言論まで封じようとする動きが起きかねないことを危惧する。今後、どのように福島の人々の健康不安を払拭(ふっしょく)し、被災地の復興を進めていけばいいか、議論を冷静に深めたい。 

 前号掲載では「美味しんぼ」の主人公が福島第1原発を訪れた後、鼻血を出す場面が描かれて議論を呼んだ。12日発売の今号では、実名で登場する福島県の前双葉町長が「福島に鼻血が出たり、ひどい疲労感で苦しむ人が大勢いるのは、被ばくしたからですよ」と発言。やはり実名で登場する福島大准教授は除染の経験を踏まえて「福島はもう住めない、安全には暮らせない」と話す。また、岩手県のがれきを受け入れて処理した大阪市内で、住民が健康被害を訴えたとする話も紹介されている。 

 これに対して、福島県や環境省、岩手県、大阪府・市などは強く抗議した。風評被害を広げることや除染の効果は上がっていること、がれきの放射線量は基準値を大幅に下回るものであることを主張している。 

 国連科学委員会の調査は、福島でがんや遺伝性疾患の増加は予想されないとしている。福島第1原発を取材で見学しただけで、放射線のために鼻血が出ることは考えがたい。しかし、長期間にわたる低線量被ばくが健康にどんな影響を及ぼすかについては十分には解明されていない。専門家の中には、心理的ストレスが免疫機能に影響を与えて、鼻血や倦怠(けんたい)感につながる可能性があると指摘する人もいる。 

 この問題をきっかけにして、原発の安全性や放射線による健康被害を自由に議論すること自体をためらう風潮が起きることを懸念する。 

 もともと、根拠のない「安全神話」のもと、原発政策が進められた結果が今回の事故につながった。「美味しんぼ」の中でも指摘されているが、事故後の放射性物質放出についての政府の情報公開のあり方は、厳しく批判されるべきだろう。また、汚染水はコントロール下にあるといった政府の姿勢が人々の不信感を招き、不安感につながっているのも確かだ。そして、低線量被ばくによる健康への影響については、これから長期にわたる追跡調査が必要だ。 

 求められている論点は多くある。いずれも、感情的になったり、理性を失ったりしては議論が深まらない。絶えず冷静さを失わず、福島の人々とともに考えていきたい。

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原子力事故」カテゴリの記事

コメント

毎日新聞・TBSグループは、「低線量被爆は、よくわからないから不安」を社是にしてしまったようですね。
そのほうがウケるでしょうから。
そして、社説で「心理ストレスによる云々」と自ら勇み足を踏んで墓穴を掘った。

これはもう、政府や東電を批判する資格もないメディアグループによる印象操作と言葉の暴力です。


朝日も似たようなもんですね…。

投稿: 山形 | 2014年6月 2日 (月) 06時09分

毎日立ち寄らせていただいております。
いろんな情報を見て、我ながらそれらを整理する力がなくて
なにか納得できなくてモヤモヤする時に、こちらの記事を読ませていただくと
スッキリいたします。

このタイミングでネット上のニュースに広島被爆2世の方々についての研究結果なるものが載っておりまして
いささか凹んでおります。
こういったニュースがこういったタイミングで出ることによって
近い将来、我が子が影響を受けることが予想されて
なんとも言えずいらだちを感じます。
病がどうとかという方面の影響ではなく、
そこから差別的な意識が更に根付いてしまうんだろうなと。
この研究自体は研究として大事なことなのでしょうし、
その結果もけして軽んじたりするつもりはないのですが。

本記事の内容からはずれてしまい申し訳ありません。
どこかこのいらだちを真面目に聞いていただけるところが欲しかったのです。
失礼しました。

投稿: 咲良 | 2014年6月 2日 (月) 14時59分

>咲良様
これの事でしょうか?
<鎌田名誉教授は、広島県内の11万9000人あまりの被爆2世のうち、白血病になった54人について、その兄弟と生まれた時期などを比較調査しました。その結果、父親が被爆し、被爆後早い時期に生まれた被爆2世に白血病が発生する危険性が高いことがわかりました。・・・

 「我々の50年の調査結果から、(遺伝的影響が)ないとは言えないのではないかという感触」(広島大学 鎌田七男名誉教授)


被爆2世の0.045%の54人の方が白血病になっているようですが、その54人に関してだけ(すごく少ない人数ですよね)の研究という事のようです。
被爆者以外の白血病の発症率ってどのくらいなんでしょうね?

「感触」と言われているようですが、私の「感触」では「無関係」と・・・。
凹む必要は無いと思います!!!!!

投稿: ひでと | 2014年6月 2日 (月) 17時32分

今まで被爆地の除染や福島県の除染にどれだけ人と金を費やしたか、放射能で脳みそがベクレたフクシマ人にはわからないんでしょうね。

「がん患者が増えた。奇形児が生まれた。鼻血が出た。政府が隠蔽しているがすべて事実だ」「フクシマは死の荒野になった。除染など政府のパフォーマンスに過ぎない」
地震から三年経った今ではこのようなデマを垂れ流して被害者ぶっているフクシマ人の被爆面を見ているだけで虫唾が走ります。

投稿: | 2014年6月 2日 (月) 20時14分

>ひでと様
凹む必要はないと力強いお言葉ありがとうございます。
励ましの言葉と受け取らせていただきました。
ただ、白血病発症率について『自分の子も!?』と凹んだわけではありません。
内容についてではなく、このニュースのタイトルだけを読んで、
『福島の人とは結婚しない』などと言い出す人がいるのだろうなと思い
年頃の娘を持つ親としては、いささか憂うつになった次第です。

>名無し様
『放射能で脳みそがベクレたフクシマ人』
『デマを垂れ流して被害者ぶっているフクシマ人の被爆面』・・・虫酸が走りますか・・・
ちょっと言葉がないです。
ここでも『フクシマ』はひとくくりなのですね。
確かに自分も被害者意識にはいつのまにかどっぷり浸かっていたかもしれません。

>管理人様
独りよがりな感情で、勝手にコメント欄を使わせていただき
申し訳ありませんでした。

投稿: 咲良 | 2014年6月 2日 (月) 21時51分

名無しに警告。虫酸が走るのはお前だ。そのようなデマを流しているのは極一部だということは書いてきたはずだ。
それは「美味しんぼ」への県民の反発をみれば分かるはずだ。
なにが「フクシマ」だ。この書き方自体が、福島を広島と並べて煽る反原発派の言い方と一緒だ。

アクセス禁止にする。

投稿: 管理人 | 2014年6月 3日 (火) 05時49分

>咲良さん、ひでとさん
一般に、白血病の発生率はアジア人で年間10万人あたり約7人と言われています。

投稿: 好実 | 2014年6月 3日 (火) 09時37分

咲良 様
私にも今度成人式を迎える娘がおりますので、ご心配はわかります。

>『福島の人とは結婚しない』などと言い出す人がいるのだろうなと思い
年頃の娘を持つ親としては、いささか憂うつになった次第です。

私は、『福島の人とは結婚しない』などと言い出す人と娘は絶対に結婚させません!
娘だってそんな奴好きになるとも思いません。

もし相手の方が、非常に不安に思っているようでしたら、ここのサイトで勉強してもらいましょう。
他にも、詳しく説明してくれているサイトがたくさん有ります。
それでも、「心配でしょうがない」というような、小心者との結婚は断固、反対いたしましょう。

ご家族が、健やかに幸せに暮らしていただけるよう、お祈りいたします。

>好実様
ありがとうございます。
7人ですか・・・。約8倍の発生率があるのですね。
考えさせられます。
ただ、全体からの割合でいえば高くはないですよね。

私がタバコを吸っているよりはずっと安全なのかも?
こんなこと言うと被爆2世の方に怒られますね。
でも、被爆2世の方にも明るく生きて欲しいです。

投稿: | 2014年6月 3日 (火) 11時21分

上の投稿は私です。申し訳ありません。

投稿: ひでと | 2014年6月 3日 (火) 11時32分

咲良さん。

なんなら、オレ(酒飲みでタバコぷかぷかだが)がもらってやるから(笑)

そんなやつ日本中にいっぱいいるから、心配すんなって!

投稿: 山形 | 2014年6月 3日 (火) 13時01分

皆さん、ありがとうございます。
なんだかすごく元気が出ました。
これからも硬くなりかけた頭をやわらかく保ち
いろいろ勉強させていただきたいと思います。

投稿: 咲良 | 2014年6月 3日 (火) 13時44分

>ひでとさん。

>>7人ですか・・・。約8倍の発生率があるのですね。
スケール単位が違いますよ。
一般の数字は「年間10万人」に対してのスケールですが、論文に関しての数字は単位が明確ではありません。(もし一般値を強引に50年スケールにするなばら350人になりますよ。)

論文その物を見る事が出ないのですが(内容自体は学術誌4ページほどにまとめられているようです)、調べてみると(断片をどうにか集めて総合すると)、「被曝二世の白血病発症は親の被曝状況によってどのように影響を受けているか」を主題にしているようですが、各出生年代の発生リスクそのもの数値はなく、親(男親のみ、女親のみ、両親)の被爆後、1年から10年に生まれた二世については片親の被爆よりも両親の被爆していた場合に白血病発症数が有意に多い?といいたいらしいのですが、10~20年後、また20~30年後の出生に関しては有意の差はないようです。
部分抜粋ですが
https://twitter.com/kaztsuda/status/370480075407233024/photo/1
1946~1995年末までの二世での白血病発症例は94例との事ですが、元の分母数が明確ではありません。
また、親の被爆から出生までの年数と発症リスクでは、被爆1年後の出生児の(つまり1946年5月~1947年4月生まれで)白血病を発症した方の人数を基準にして100とすると、6年後の出生児のリスクは10を切り、10年後の出生児は1を切る逆数グラフを示しているのですが…(これで「遺伝的影響がないとは言えない感触だ」いうのは懐疑的です。)

各出生年代毎の平均発症リスク値そのものが無いため、一般値と比較しようもありません。
もし、見かけた事ある方は、リンクをお願いします。(あったとしても、サンプル数が少ないから相当ブレた比較になりそうですが。)

>>NHK『被爆した両親から生まれた子供、白血病が5倍発症』(資料)
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/c3b6be77b4d0b4af8d0ce13be57c3bea
もしかして、これ絡みですか?
「100万kwクラスのギガソーラーがあれば原発一台の肩代わりができる」なんてレベルの報道なんですが…。

投稿: 好実 | 2014年6月 3日 (火) 18時01分

好実様
ありがとうございました。
んーーー完全にミスリードさせられておりました。
これだから報道って怖い。
ご丁寧な解説ありがとうございました。

投稿: ひでと | 2014年6月 3日 (火) 18時48分

ある食品の計測データです
Sr90 0.19Bq/kg Cs137 0.19Bq/kg Tl208 0.12Bq/kg Po210 0.077Bq/kg
Ra226 0.22Bq/kg Th228 0.16Bq/kg Th230 0.0039Bq/kg Th232 0.0037Bq/kg
U234 0.0068Bq/kg U238 0.0063Bq/kg (参考値K40 130Bq/kg)

さて、「可能性はゼロではない」という共通認識に大きなズレについて、理系的認識と文系的認識の差に気付かせてくれたツイートがありましたので引用しますね。

>>科学者の言う《可能性はゼロではない》は、文系的な言葉に直すと《ゼロだけど、万が一何かあっても、俺は責任取れない》って意味

>>文系と科学者ではゼロの感覚が決定的に異なるというのを、文系の人にもわかりやすい形で理解出来るようにしないと。 《可能性はゼロではない》が、限りなくゼロに近いがゼロである事を証明席ない限り可能性は存在し得るという概念であることを分かってもらえないと思う。

>>メートル(法)のネジ穴にインチ(法)のネジを入れようとしてる感じ

(生物系理系の)私には言い得て妙だなと感じました。

またリスクコントロールに関して、しきい値が理解できない方はゼロを要求しますが、しきい値でコントロールされている物は身の回りに結構多い事というか殆どだという事をを忘れないでください。食品だと消費期限(分かりやすい例えだとケーキ、クリーム中の大腸菌数の時間的変化とか)、貝毒や諸々の残留基準など、あげ始めるとキリがありません。
DHMO問題なんかはしきい値の端的例でしょうね(笑)

あるリスクを極端に下げると別のリスクが極端に増大するのですが、これが後にボディーブローの様に効いてきます。
目の前の物事にだけ捕らわれず、視点をとんでもなく広げて考察してください。(一見すると無関係に見えても実はとんでもなく影響を受けている事が多いです。)


前述の食品ですが、毎日1kg摂取していれば、早期に鼻血を体験できるかもしれません(血糖値と血圧の上昇で)。何年も続ければ肝臓ガンになるかもしれません(肝硬変の重度化による)。10数年も続ければ心臓麻痺になるかもしれません(動脈硬化に伴う)。ただみなさんが期待する放射線障害や重金属障害の発症は難しいと思います。
答えですが実は"Chocolate"です。(わざと認識を遅らせるために英単語にしました。)(;^_^A
1990年代の計測値です。
因みに1日の摂取量(5.4g)として
試料数 検出数 非検出数 放射能濃度 実効線量係数 預託実効線量
[Bq/kg] [mSv/Bq] [mSv]
Sr90 8 8 0 0.19 0.000028 0.000010
Cs137 8 8 0 0.19 0.000013 0.0000049
Ra226 4 3 1 0.22 0.00028 0.00012
Th232 4 3 1 0.0037 0.00023 0.0000017
U238 4 4 0 0.0063 0.000045 0.00000056
だそうです。(出典 食品と放射能 より)

ps.相変わらず長文になってしまい、申し訳ありません。ROMにシフトします。

投稿: 好実 | 2014年6月 7日 (土) 22時21分

《可能性はゼロではない》が、限りなくゼロに近いがゼロである事を証明席ない限り可能性は存在し得るという概念であることを分かってもらえないと思う。
>>>>
分析化学の現状では、リスクゼロの証明は、非常に、難しいというか、無理ですね。

東大の数理統計学者でも、どんなコンピューターで、計算しても、無限にありそうなファクターのうち、重要性の高いファクターのみ、選び出し、数理計算させ、しきい値以下であれば、安全とみなすと言う論法でしか、現状は、無理なんで、リスクゼロ証明は、正直、科学者の間では、そんな証明が、無くても、実生活には、問題ないと、思っているので、あらゆるものが、現状の基礎研究レベルで、商品化されているのでしょうね。

哲学的には、完全に安全とか、危険とかは、存在しえないと思えます。

表があれば、必ず裏がある。

クウェーサー、パルサーの影には、暗黒星雲やブラックホールが、存在する。
など、相対的な思考をしないまま、理解することは、実生活上、無意味なことだと、思います。

まあ、πを、3なのか、3.14なのか、3.1415926535897932、、、なのか、って、ことでしょう。

好実さんのコメントには、同意します。

第一、科学論文に書くグラフなんか、対数グラフが多いから、ベクトルを読み取るためのグラフなんで、基礎科学分析レベルでは、それだけでも、公式の発想の第1歩なので、OKなんですよね。

投稿: りぼん。 | 2014年6月 8日 (日) 14時26分

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