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2014年9月 5日 (金)

池上彰氏に平伏した朝日新聞の醜態

012
池上彰氏のコラムが復活しました。 

まったく冗談のような展開で、「天の声」の代弁者を自負する朝日新聞が、「人が語る」ことに屈してしまったようです。醜態の極みです。  

この池上コラムは朝日のデスク段階では問題なく通ったものの、その後におそらく木村社長直々の「天の声」で潰された模様です。 

このことによって朝日は、保守から中道左派までまんべんなく敵に回したことになり、落城まで一歩手前でした。  

これは池上彰氏が日本でも有数のニュース解説者であり、政治スタンスとしては朝日と政治信条が近い人だったために、朝日にとっても池上氏の連載打ち切り通告はひどくこたえたようです。 

愚かしくも、このボツ事件によって朝日が自らのメンツを守るためには、「言論の自由」すら踏みにじって平気であるということを満天下にさらしてしまうこ結果になりました。 

これは報道機関としては自殺行為です。 

ここに至って、今までは表面に出てこなかった朝日の現場記者の不満が複数噴出してきました。

彼らからすれば、「朝日のことをこれだけ心配してくれている池上さんの厚意を無視して、このバカ社長め」といったところですか。 

テヘラン支局長など「はらわたが煮えくり返る」とまで発言していますが、築地に帰ってきて同じことをいえるのかどうかは別ですが。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140903-00000002-jct-soci&p=1 

昨日の文春にリークした木村社長社内メールなどは、社員のID・パスワードでしか閲覧できず、プリントアウトすればした人間が特定されるという秘密指定文書でした。 

これを社外に持ち出したのは、反木村派の社員以外考えられません。たぶんこのような木村社長の対応に怒りを貯めている記者が多く社内には存在すると思われます。 

木村社長の行動は、重大欠陥商品製造元がリコールもせずに32年間放置し続けた企業のトップとして極めて異常であり、企業統治ができなくなってきていると思われます。

これで経営陣と社員がなんの危機感も持たなかったら、こちらのほうが異常ではないでしょうか。

かくして朝日は平伏して、「どうぞ池上様、記事を復活させ下さいませ」と哀願したようです(笑)。

しかしこのようなことを、世間では恥の上塗りと呼びます。

さて、改めて「復活」した池上コラムを読むと、さすがに押えるべき点は押えてあります。  

池上氏はこう書いています。

「この証言に疑問が出たのは、22年前のことでした。92年、産経新聞が、吉田氏の証言に疑問を投げかける記事を掲載したからです。
こういう記事が出たら、裏付け取材をするのが記者のイロハ。朝日の社会部記者が「吉田氏に会い、裏付けのための関係者の紹介やデータ提供を要請したが拒まれたという」と検証記事は書きます。
この時点で、証言の信憑性は大きく揺らいだはずです。朝日はなぜ証言が信用できなくなったと書かなかったのか。今回の特集では、その点の検証がありません。検証記事として不十分です。
検証記事は、「慰安婦」と「挺身隊」との混同についても書いています。「女子挺身隊」は、戦時下で女性を労働力として動員するためのもの。とは別物です。91年の朝日新聞記事は、女子挺身隊とを混同して報じたものだと認めました」
 

池上氏は朝日の検証記事が報道のイロハのイである取材の裏取りをしていないことを指摘しています。

朝日は、吉田清治証言をまったく裏取りすることなく記事にしています。 

これは元朝日ソウル特派員だった前川恵司氏が「川崎支局の1980年頃に吉田氏と接触して、連行した女性の数がその都度大きく違うのでこれはニセモノだと感じて取り上げなかったにもかかわらず、大阪本社が記事にしてしまった」という証言と符号します。

ちなみに今回の慰安婦誤報問題で、大阪本社は一貫して先走っており、吉田証言も東京で扱う以前に記事にし、植村記者も大阪本社社会部出身です。

それはさておき、この吉田証言の捏造を92年に秦郁彦氏の現地調査に基づく産経報道によって指摘されたにもかかわらず、「産経ごとき右翼三流紙に何が分る」とばかりに、その時点での裏取り調査を怠りました。 

先の前川元記者によれば、植村記事は「当時挺身隊がではないことは常識だった」ことから掲載直後から社内でも疑問が出ており、吉田証言すら怪しむ声があったのですから、ここでしっかりと裏取りをすべきだったのです。

にもかかわらず、朝日は訂正記事は恥とはかりに、そのまま口を拭ってしまいます。

そして裏取りするどころか、居直ったようにむしろ戦線を拡大し、ありとあらゆる場所で問題を使い始めます。

見方を変えれば、既に韓国政府はこの朝日報道を基にして謝罪と賠償を求めており、クマラスラミ報告書などによって国際的に認知されてしまったために引っ込みが突かなくなったのでしょう。 

この92年の秦氏の済州島での吉田証言調査は、いわば先の大戦における「ミッドウェイ」に相当する転換点の事件のようなものでした。 

朝日は、開戦劈頭の吉田証言と植村記事、そして吉見「軍関与資料発見」の三本立て攻撃が、想像を越えて日本政府を追い詰め、河野談話という政治的戦果を上げたことに狂喜していました。 

そしてこの「一報道機関の良心的報道が政府と国際関係を動かした」という満足感を損なう、秦氏の吉田証言調査と産経報道などは無視を決め込んだのです。 

それは朝日が吉田証言と植村記事に頼らなくても、河野談話が作り出した「女性たちは好んでになったわけではないのだから、それは広義の強制性に当たる」という論理で充分に対応可能だと考えたからです。

なお、 この「軍の強制性」を「戦時における女性の人権侵害」にすり替える論理こそ、検証記事において朝日が使ったロジックです。

しかしいうまでもなく、日本の制度が問題視されたのは、「軍が奴隷狩りのようにして韓国女性を連行してにした」ということに国際社会が驚愕したからです。

どこの国、どの時代にも似たような戦時娼婦はいましたが、「日本は軍を使って狩り集めていた」ということを批判されたのです。

その肝心な争点が破綻すると、誰も反論できない絶対的真理とでもいうべき「女性の普遍的人権」を担ぎ出したというわけです。

それゆえ、92年以降、基本である吉田・植村論理が破綻してたことを知りながら戦線を拡大し続け、朝日自身のカウントでも16回にわたって吉田証言を引き合いに出しています。 

かくして問題は、朝日にとってこれをかざせば必ず勝利できる万能の攻撃兵器と化していました。 

たとえばつい最近の14年1月にもNHK籾井会長に対して、問題を踏み絵に使っています。これなどは非常に悪質なものです
※朝日デジタル1月25日tp://www.asahi.com/articles/ASG1T5TK2G1TUCLV007.html 

朝日:2001年の番組改変問題があった。を巡る問題についての考えは。
籾井:コメントを控えたい。いわゆる、戦時ですよね。戦時だからいいとか悪いとかいうつもりは毛頭無いが、このへんの問題はどこの国にもあったこと。違いますか。
(略)
朝日:先ほどの発言から、は戦争していた国すべてにいた、というふうに取れるが。
籾井:こっちから質問ですけど、韓国だけにあったことだとお思いですか。
朝日:どこの国でも、というと、すべての国と取れる。
籾井:戦争地域ってことですよ。どこでもあったと思いますね、僕は。
朝日:何か証拠があってのことなのか。
籾井:この問題にこれ以上深入りすることはやめたいのですが、いいですか。そのものが良いか悪いかと言われれば、今のモラルでは悪いんです。じゃあ、従軍はどうだったかと言われると、これはそのときの現実としてあったということなんです。私はは良いとは言っていない。ただ、ふたつに分けないと、話はややこしいですよ。従軍が韓国だけにあって、他になかったという証拠がありますか?
(略)

朝日:今のところ、「会長としての職はさておいて」というが、ここは会長会見の場だ。
籾井
:失礼しました。じゃあ、全部取り消します。
朝日:取り消せないですよ
 

この会見で朝日は慰安婦問題をトラップにして、拒む籾井氏に執拗に絡んで、籾井氏の否定的見解を引き出すと鬼の首を取ったようにして会長不適格と報じました。 

池上氏も朝日がこの「挺身隊」誤報を当初から知り得ていたと見ているようです。 

この指摘は、池上氏が言うように、検証記事の中にはしなくも「93年以降、両者を混同しないよう努めてきた」という言い訳との矛盾に現れています。

混同しないように勤めてきた」のなら、その誤りを知っていたはずなのに、なぜ92年に訂正しなかったのでしょうか。「これについて「読者のみなさまへ」というコーナーでは「当時は、問題に関する研究が進んでおらず、記者が参考にした資料などにもと挺身隊の混同がみられたことから、誤用しました」と書いています。
ところが、検証記事の本文では「朝日新聞は93年以降、両者を混同しないよう努めてきた」とも書いています。ということは、93年時点で混同に気づいていたということです。その時点で、どうして訂正を出さなかったのか。それについての検証もありません」

そして、32年間朝日新聞は、わが国と韓国、国際世論をミスリードし続けてきました。当初からの報道が誤報だと分かっているに関わらず、です。 

これによって日韓関係は史上最悪になり、米国までこの誤報の影響下にあります。 

そして日本国民は度を越えて執拗な韓国の反日攻撃に嫌悪を募らせています。

この空気を醸成したのは在特会などではなく、ひとえにその原因を32年間に渡って作り出してきた朝日新聞です。 

朝日が読み損なったのは、今回の問題で欺かれていた国民の怒りが朝日が想像するより百倍も大きく、今や「国民的憎悪」の対象にすらなっていることてす。

今回の池上事件は、先の大戦の例えで言えば、朝日が営々と32年間守ってきた「絶対国防圏」の陥落を記すものです。

にもかかわらず、朝日大本営・木村参謀総長閣下は、いまだに「けじめをつけたうえで、反転攻勢に撃って出る体制を整える」(木村社内メール)という、「これは後退ではなく戦略的転進である」と叫んでいるわけです。

正気の沙汰ではありません。まさに昭和20年のわが国の大本営そのものです。 

もはや単なる社長の謝罪ではすまされないでしょう。誤報を利用して朝日がしてきたことの検証、世界、なかんずく韓国の「反日教」への影響も含めて、第三者機関に委託して真実を国民の前に明らかにするべきです。 

まぁ、こういう言い方は朝日の十八番ではありませんか。それとも自社だけは例外ですか。

皮肉はさておき、木村社長は絶対に謝罪会見などしないつもりでしょうから、早くクーデターを起こして彼を辞任に追い込み、もう少しまともな人間を社長に据えることです。

さもないと、10月の臨時国会で自民は木村社長を証人喚問しますよ。

法務大臣に松島みどり氏という朝日政治部記者上がりを据えたのはそのシグナルですから。

※追記 池上氏は連載継続を了解したわけではなさそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140906-00000003-tospoweb-ent
■池上彰氏 朝日に最後通告「猶予は1か月です」

(略)「まだコラムを継続するとも、打ち切りとも今日の話し合いでは決まっていません。『白紙です』とお伝えしました」
コラムの掲載拒否については朝日から謝罪を受け入れたが、本意はそこではない。
池上氏がコラムであくまで主張したのは「報道に過ちがあったにもかかわらず、読者に対して謝罪の言葉がない」こと。つまり、次回の掲載までに読者への謝罪がなければ、池上氏のコラムはなくなることになるだろう」(略)

                 :;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

■(池上彰の新聞ななめ読み)報道検証
朝日新聞2014年9月4日
 

過ちがあったなら、訂正するのは当然。でも、遅きに失したのではないか。過ちがあれば、率直に認めること。でも、潔くないのではないか。過ちを訂正するなら、謝罪もするべきではないか。  

 朝日新聞は、8月5日付と6日付朝刊で、「問題を考える」と題し、自社の過去の報道を検証しました。これを読んだ私の感想が、冒頭のものです。  

 6日付紙面で、現代史家の秦郁彦氏は、朝日の検証について、「遅ればせながら過去の報道ぶりについて自己検証したことをまず、評価したい」と書いています。これは、その通りですね。 

 しかし、今頃やっと、という思いが拭い切れません。今回の検証で「虚偽」と判断した人物の証言を掲載してから32年も経つからです。  

 今回、「虚偽」と判断したのは、吉田清治氏の証言。氏が自らの体験として、済州島で200人の若い朝鮮人女性を「狩り出した」などと証言したと朝日新聞大阪本社版朝刊が1982年9月2日に報じました。その後も朝日は吉田氏に関する記事を掲載しました。  

 これについて今回、「読者のみなさまへ」と題し、「吉田氏が済州島でを強制連行したとする証言は虚偽だと判断し、記事を取り消します。当時、虚偽の証言を見抜けませんでした。済州島を再取材しましたが、証言を裏付ける話は得られませんでした」と書いています。裏付けできなければ取り消す。当然の判断です。  

 ところが、この証言に疑問が出たのは、22年前のことでした。92年、産経新聞が、吉田氏の証言に疑問を投げかける記事を掲載したからです。 

 こういう記事が出たら、裏付け取材をするのが記者のイロハ。朝日の社会部記者が「吉田氏に会い、裏付けのための関係者の紹介やデータ提供を要請したが拒まれたという」と検証記事は書きます。この時点で、証言の信憑(しんぴょう)性は大きく揺らいだはずです。朝日はなぜ証言が信用できなくなったと書かなかったのか。今回の特集では、その点の検証がありません。検証記事として不十分です。  

 検証記事は、「」と「挺身隊(ていしんたい)」との混同についても書いています。「女子挺身隊」は、戦時下で女性を労働力として動員するためのもの。とは別物です。91年の朝日新聞記事は、女子挺身隊とを混同して報じたものだと認めました。 

 これについて「読者のみなさまへ」というコーナーでは「当時は、問題に関する研究が進んでおらず、記者が参考にした資料などにもと挺身隊の混同がみられたことから、誤用しました」と書いています。  

 ところが、検証記事の本文では「朝日新聞は93年以降、両者を混同しないよう努めてきた」とも書いています。ということは、93年時点で混同に気づいていたということです。その時点で、どうして訂正を出さなかったのか。それについての検証もありません。  

 今回の検証特集では、他紙の報道についても触れ、吉田氏の証言は他紙も報じた、挺身隊との混同は他紙もしていたと書いています。問題は朝日の報道の過ちです。他社を引き合いに出すのは潔くありません。  

 今回の検証は、自社の報道の過ちを認め、読者に報告しているのに、謝罪の言葉がありません。せっかく勇気を奮って訂正したのでしょうに、お詫(わ)びがなければ、試みは台無しです。  

 朝日の記事が間違っていたからといって、「」と呼ばれた女性たちがいたことは事実です。これを今後も報道することは大事なことです。  

 でも、新聞記者は、事実の前で謙虚になるべきです。過ちは潔く認め、謝罪する。これは国と国との関係であっても、新聞記者のモラルとしても、同じことではないでしょうか。 

■池上さんと読者の皆様へ
 今回のコラムは当初、朝日新聞社として掲載を見合わせましたが、その後の社内での検討や池上さんとのやり取りの結果、掲載することが適切だと判断しました。池上さんや読者の皆様にご迷惑をおかけしたことをおわびします。  

■池上さんのコメント
 私はいま、「過ちては改むるに憚(はばか)ることなかれ」という言葉を思い出しています。今回の掲載見合わせについて、朝日新聞が判断の誤りを認め、改めて掲載したいとの申し入れを受けました。過ちを認め、謝罪する。このコラムで私が主張したことを、今回に関しては朝日新聞が実行されたと考え、掲載を認めることにしました。 

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コメント

朝日新聞も「大企業」で、下っぱの記者→デスクや支局長→役員と出世していくので、当時の記事を出した連中が上に行って、下が文句を言えない体質のままだったからこんなに長いことになったのかと推測しています。

支局長や記者がツイッターで怒りの発信をしているようですが、社内で「禁止令」みたいな締め付けにならなければいいなあと…。
社長がこの調子ですから、もしかしたら「社内クーデター」でも起こって、解体的再出発をしないとダメかもしれません。

いずれにせよ今後も注視ですね。

池上さんも前は朝日寄りでしたね。
最近、右旋回したように思えます。

なので、池上さんの言うことを鵜呑みにするつもりはありません。興味があるのは彼が転向した理由・背景です。
安倍政権が朝日潰しに本気なので、朝日以外のマスコミや知識人も乗ってきた、というところなのでしょうか。


プーさん。
右傾化とか左傾化という表現はよく使われますけれど、それってあくまで「相対的」なものですので、今回の件でどうこういうのはあまり意味が無いと思います。

ただ、池上彰さんが絶好調だった時期にテレビ朝日の番組で「麻生太郎総理は学生と居酒屋で話し合いしたけど、帰りにまた帝国ホテルのバーに行っちゃった」
雛壇芸人(劇団ひとり等多数)「うわー、ひどいなぁ~」「なにやってんだこのオヤジ」
なんて演出をしたテレビ朝日みたいなのがおかしいのです。

確かに麻生さんは口の悪い政治家ですが、1国の総理大臣が高級ホテルのバーで何を飲もうと勝手なわけで。
テレ朝関係者は、そこからも遠ざけられていたのかと。一流の記者なら信頼された上でそこに潜り込んで「本音」を伝えるでしょうから。

金持ち坊っちゃん上がりの総理大臣に、庶民感覚がまるで無いなんて、当たり前でしょう。総理なんか、全体を見て国政を導くのが仕事ですから、カップラーメン1つの値段がいくらかなんて知ってようと知らなかろうとどうでもいい。

当時の国会の無駄な論議も含めて、民主党連中とそれに加担したメディア(池上さんの番組を含みます)が狂っていました。


ついに政権交代した鳩山なんか、それこそ庶民感覚なんかゼロだったでしょ。


日本人、新聞・テレビといったメディアに踊らされすぎでしょう!

プーさん。あいにくですが、私は池上さん個人にはあまり関心がありません。
右転向しようと左転向しようと、私は右、左という価値観自体を信じていないので気にしません。右でも左でも正しければ正しいし、間違っていればいるだけです。是々非々です。

私はそのような価値観ではなく、リアルに何がいまもっとも適切なのかを、むしろ消去法的に考えています。それについてはそのうちゆっくりと。

今回の場合、「あの」池上氏が「あのていど」の批判コラムでボツを喰ったということ、それがこの時点で起きたことが問題です。

おそらく池上氏は都知事選に出ていれば楽勝で舛添氏を破った人です。彼をどう評価するかは別にして、日本社会に対して大きな影響力を持ちます。
その池上氏に朝日が「謝罪すべきである」として、その論証を丁寧にされたということが問題なのです。
この影響は、深刻な衝撃として朝日中枢に響いたはずです。

朝日はひょっとして池上氏が江川紹子さんのように「廃刊とかいう極端な論議はかえって言論機関の自浄を妨げる」ていどの援護射撃が欲しかったのではないでしょうか。
しかし、真逆でした。おそらくいま朝日がまともな会社ならば、木村下ろしが進んでいると私は思います。いないなら、この会社は報道機関ウンヌンの前にひとつの企業としてお終いです。

お二人ともありがとうございます。右左ではなく現実ですね。

>山形様
2009年あたり、マスコミは本当に酷かったですね。
麻生さんには「庶民感覚がない」と批判しながら鳩山さんの1万円ランチは「首相に相応しいセレブ」と持ち上げていましたね。

>管理人様
管理人様の冷静に現実主義なところが素晴らしいと思っています。


さて、そんな朝日始めマスコミですが、自浄作用を持っていないならば、どうしたら良いでしょうか。

第二次安倍政権は、テーマや的を絞って、それ以外を味方にして各個撃破を行っているように思います。
広島の土砂崩れの時に安倍首相はフジの日枝会長とゴルフしていたと報道されていましたが、朝日にとっては妬ましかったと想像します。

我々レベルでは、地道な情報発信なのかな、と思います。管理人さんの、確たるデータに基づいた考察は本当に勉強になります。


こんにちは。いつも興味深く拝読しています。毎日これだけの内容をアップし続けていることに敬服しています。
さて、今回の池上さんの問題、言論の自由の問題と言う人が多く、朝日の記者もそんな文脈でTW上で身内の批判をしてますが、ちょっと違う気もしています。
どの新聞にも社の方針はあって、社の方針に合わない投稿は掲載されませんから、今回の問題は「何を書いても良い」と言っていたのに内容の修正を求めてきた、という約束違反の問題に過ぎないのではないかと。
だから、朝日の記者が言論の自由を実名でTWで呟き、それを評価する意見があったりするのも違和感を覚えます。
今回の問題は「吉田証言」についていえば、20年前には(おそらく)誤報と気付いていたものを放置し、その結果外交関係をぐちゃぐちゃにした当事者意識がないことであり、「吉田調書」については、責任を問うためのものではない前提の調書をリークした結果、恐らく今後設置されるであろうあらゆる事故調査の前提を破壊したことだと思います。その結果朝日が何を成し遂げたかと言えば、当時の現場にいた人の名誉を国際的に貶めただけ。
命令違反は命令違反だと強弁する向きもありますが、吉田所長の証言から推察するに、所長の意識が1F近くで待機であると認識した部下が「2Fに退避の方がよい」と進言していたら、所長はその進言を受け入れたであろうことは容易に推察できますから、逃げたと評するのは少なくとも無理だと思います。
記者たちも池上さん問題ではなくて、二つの吉田問題に向き合ってほしいと切に思います。

プーさん。
柔軟にご理解いただきうれしいです。

マスコミ(やはりテレ朝でしたが…)、選挙当日に阿部総理は3800円(すいません、記憶が曖昧で正確な価格は失念)もする高級カツカレーを食べていた!
またまた庶民感覚が無い。との批判をしておりました。

「勝負メシ」で自腹で何を食おうが勝手でしょうに。
ちなみに、当日の私は380円のコンビニ弁当でしたが(笑)
別に腹を立てるようなことでもないですし、こういう報道こそが悪質な印象操作なのです。

マスコミ報道にはそんなことがいまだに蔓延っていますから、慎重に見極める努力を続けるしかないですね。

また、これらも右も左も無いです。
右寄りとされる産経は政治には正論を書くけど、軍事関連は恥ずかしいほど無知すぎるわ、日本の贔屓の引き倒しがやたら多いし…。
逆に極左の赤旗は、軍事情報には最も詳しいですが、あくまで「結論ありき」でやるから誘導記事がちゃらんぽらんになります。

難しいですが、常に慎重に向き合うしかないでしょうね。

連動ごめんなさい。

千葉県民さん。

貴方のような意見が大切です。
つまり、『物事は多角的にとらえるべき』であること。
思想や主義云々ではなく、冷静に捉えるコメントには共感しました。


恐らく今後の舵取りが難しくなるであろう我が国に生かして行くべきことですね。

山形様
ありがとうございます。

>逆に極左の赤旗は、軍事情報には最も詳しいですが、あくまで「結論ありき」でやるから誘導記事がちゃらんぽらんになります。

笑ってしまいましたが、まさに先日まで粘着していた人のことですね。
数多の情報の中から自分の結論に合った記事だけ集めて紹介するという。

騙されないためには、多くの情報に触れてしっかり考えることが必要ですね。


管理人様

瑣末な指摘です。法務大臣は松島みどりさんですね。修正したらこのコメントも消してください。

いつも興味深く読ませて頂いております。

ところで本記事、「慰安婦」という表記が一つも見当たりませんが、黒塗り検閲されてしまっているのでしょうか…

ほんとうだ(爆笑)2カ所入れておきました。ありがとうございます。
この間、築地方面からのフィルタリングのせいか、「慰安婦」という字句がその部分だけ抜ける事故が多発しています。
いやホンマ、なぜぇ~?

種子さん、おさひしぶりです。なんか旧友にあったようです。

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