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2014年11月 5日 (水)

アジア最大のエボラウイルスの温床・中国底辺労働者層

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日本にとってエボラウイルスの最大の侵入脅威は西アフリカではありません。中国です。

今年9月以降中国では実に多種多様のトリインフルエンザが発生しています。その種類たるや、H5N1、H5N2、H5N3、H5N6、H5N8とないものはない、まるで伝染病の博物館です。 

家畜の防疫関係者は常に中国を「伝染病の暗黒大陸」と見てきました。それは、実態がわからないからです。 

遅れた防疫医療体制の上に、業者や市民の法(あったらの話ですが)を無視した無秩序が重なって、どこでなにが起きているのか、当局ですら把握していないのではないかと思わせることが度々起きたからです。 

そしてあの国特有の、国と共産党にとって不名誉なことは一切蓋をするといったお定まりの情報統制です。 

さて、私は現時点で、中国においてエボラ出血熱は発生していると思っています。それは中国という国自体が巨大な伝染病の温床だからです。  

まず第1に、前回に見たようにアフリカにどこの国より介入しています。アフリカに渡った出稼ぎ労働者の数は、最低でも80万人、おそらく100万人を越えているでしょう。  

これだけの出稼ぎ労働者がアフリカと関わりを持って往来する国は、世界にも稀です。しかも、移民ではないので、年に数回帰国します。

彼らがエボラウイルスを持ち込まないという保証はなにひとつありません。  

そしてアフリカ人もまた広州を中心にして数千人から1万人入国しています。彼らの中には不法入国者も沢山いて、闇の底辺労働者となっています。  

これらの膨大な統計に出てこない闇労働者たちには、国家による医療が与えられていません 

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(写真 移動する民工の群れ。彼らの大部分は地方出身者。毎年、春節の後に感染症か流行するのは、このような数千万という闇労働者の伝播によるといわれている。もちろん実態は不明)

闇労働者の代表的存在の民工は、農村籍しかないので出身の農村で医療を受けるしかありませんが、そもそも農村部は医療が大幅に都市より遅れている上に、帰るキップ゚代が半年分の収入なので、もぐりの医院に診てもらうしかないのです。   

この民工はまだしも中国国籍を持っていますが、アフリカ人はそれすらない最底辺の労働者たちです。  

このような底辺労働者が行くのは闇のもぐり医者です。ロイター(2013年3月27日)はこう書いています。

「中国政府が医療制度の改革を掲げる中、闇診療所は相変わらず繁盛している。北京の街の片隅、裸電球一つの粗末な「部屋」は出稼ぎ労働者である張雪方(ジャン・シュエファン)さんからすれば「一番いい病院」である。環球時報(電子版)が伝えた。
北京市民ではない張さんは市内の公立病院でもっと安い治療も受けることができず、遠く離れた故郷の医療補助金を受け取ることもかなわない。病気になった時には、北京に暮らす数百万人の出稼ぎ労働者同様、不衛生で無秩序な「闇診療所」に頼るしかないのだ」
  

このような医療に見捨てられた人々は、中国において2億3千万人潜在すると言われています。もちろん公式統計はありません。  

北京市政府の公式データによると、2010年以降、約1000カ所に上る闇診療所を閉鎖してきたが、多くは閉鎖から数日後には営業を再開しているという」(ロイター同)  

この2億3千万人の医療を受けられない底辺労働者層こそが、いまなお終結していない新型トリインフルやエボラ出血熱の火薬庫なのです。  

この階層を調査することなく、病院に入ることができる裕福な特権階層だけを調べて「ヒト・ヒト感染が確認できない」と言っているのが、今の中国当局と中国のエージェントであるマーガレット・チャン率いるWHOです。  

真に恐ろしいのは、この地下に潜っている悲惨な農民と民工階層なのです。この当局が公表しない彼らを見ないでエボラ出血熱を語るべきではありません 

エボラ出血熱の感染者数や死亡者数が、当局発表がゼロの場合は10人、10人発生と言う場合は100人、100人なら千人以上が感染していると見るべきなのです。 

中国政府は国の威信をかけた11月のAPECまで、外国マスコミの前で血を吹き出して死ぬような人が街路にころがることでもないかぎり、「知らぬ存ぜぬ、出てはおらぬ」を通し続けることでしょう。 

このような感染症の潜在的火薬庫を真横に置いているのがわが国のいわば宿命だと言うことを抜きにして、日本のエボラ対策を立てるべきではないのです。

 

                    。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚

■10月30日 東京 AFP 

 

アフリカで働く中国人が急増していることと、中国国内の感染症対策が不十分であることから、中国はエボラ出血熱の流行に「ぜい弱」であるとの見解を、エボラウイルスの共同発見者のピーター・ピオット(Peter Piot)氏が30日、語った。

ベルギー生まれの微生物学者ピオット氏はまた、空港でのスクリーニング検査はほぼ効果がないことが、過去のウイルスの流行の経験から分かっていると指摘し、世界保健機関(World Health Organization、WHO)の最初の対応が「遅かった」との批判を改めて述べた。

中国はアフリカ諸国の最大の貿易相手国で、中国当局は近年、世界第2の自国の経済を支える資源を求めて、アフリカのさまざまな地域へと外交を広げていた。

「数万人規模の中国人が今、アフリカにいる」とピオット氏は都内で開かれたエボラ熱に関するセミナーで語った。また同氏は「だからそのうちの1人が中国に帰国するのは不可能ではない。そのことのほうが、アフリカ人が中国入りすることよりも、私は懸念している」と述べ、さらに、中国の公共病院の治療の質も懸念材料だと付け加えた。

「人が旅行するのを本当に阻止することはできない。だから感染者は世界中のどこの国にでも現れうる。だが私は中国が非常にぜい弱だと思った」とピオット氏は語った。(AFP)

中国でエボラ出血熱が流行すれば、地理的に近い日本や韓国は深刻な影響を受ける。ピーター・ピオット氏の指摘は他人事ではない。

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コメント

いつも有用な情報、鋭い分析中をご提示いただきありがとうございます。
大変参考にさせていただいております。

しかし、0の10倍は0なので、そこは訂正をされた方がよろしいかと存じます。

あしからず。

わ,はは。すいません。直しました。

エボラ患者が出ても、中国では「なかったこと」にされそうですね。
「汚物は消毒だ~っ!!」
「我が国にエボラ患者はいない!」キリッ
ですね。

治療を受けられるだけ、アフリカの方がマシですね。

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