• 20250115-143858
  • 20250113-081014
  • 20250114-011659
  • 20250113-133232
  • 20250113-134354
  • 20250113-134844
  • 20250113-135719
  • 20250114-062849
  • 20250112-044948
  • 20250112-050804

« 「第1報を書いただけ」「挺身隊は慰安婦と呼ばれていたから」と言う植村記者 | トップページ | 朝日新聞第三者委員会報告書が出る 否定された「広義の強制連行」 »

2014年12月23日 (火)

植村氏の蒔いた種が成長して、醜悪な大木となるまで

009
慰安婦問題は、植村氏の蒔いたわずか一行の記事の「善意」の歪曲から始まっています。 

彼はせっかく名乗り出た元慰安婦の老女に、事実を根掘り葉掘り聞き出す勇気がありませんでした。だから矛盾を矛盾のままにして「第1報」にしてしまったのです。 

彼の信念は、弱者に寄り添うことこそが「善」だったからてす。  

彼の手記を読みながら、もう少し丁寧に書いたらどうだったのか、と何度か考えてみました。 

たとえば、植村氏が金学順さんがいかなる経緯で慰安婦に売られたのかを裏取り取材したらとうだったのか、当時の韓国社会における女子挺身隊と慰安婦の混同を解説する一文を添えて書き上げればどうだったのか・・・、とか。 

いや、やっぱりダメでしょうね。なぜなら当時の日韓情勢は、もはやそういう個人の問題ではなくなっていたからです。 

その状況を作ったのは、日韓両政府でもなければ、日本の野党ではさらになく、他ならぬ植村氏を韓国に送った朝日新聞という特異な報道機関でした。

当時の朝日新聞は、「従軍慰安婦」問題を、あえて宮沢訪韓の前段にぶつけることで、韓国側の反発を作り出し、それを外交懸案にすることで自民党政権に痛打を与えることを狙っていました。  

本来、国内問題である「戦時における性」の問題に外国政府を引き込むことで、自らの社論を通し、「第4の権力」として政財界ににらみをきかすことこそが、朝日新聞が戦後常に目指してきたことでした。 

南京「大虐殺」、靖国参拝、教科書問題、ことごとく朝日は外国政府に注進し、本来問題になりえないものを国際問題化することで、自国の政局を自らの思うがままに操作するというのが伝統的手法だったのです。 

もちろんそんな過度な政治への傾斜は本来のメディアの仕事ではありませんが、朝日は今に至るもそれを止めてはいません。

いや、吉田調書を歪曲し、特定秘密法では憲兵政治の復活をアジり、集団的自衛権では徴兵制復活を煽ったように、いっそう「赤旗」化の拍車がかかっているようです。

ですから朝日は、既に決まっている結論から演繹して記事を作るために、目的が正しければあえて誤報も厭わないという歪曲体質が骨がらみになってしまったのですから、読まされる国民はたまったもんじゃありません。。

さてそれはさておき、この内外の思わぬ慰安婦問題の炎上に驚いた宮沢政権の状況を、河野談話検証報告書はこう伝えています。 

「韓国は懸案化しないようにあらかじめ日本側が例えば官房長官談話」のような形で何らかの謝罪をすることがいい」(談話検証報告書) 

なんと初めに日本政府に「謝罪」を持ちかけたのは、当の韓国政府だったのです。

朝日の記事を使って、一気に力関係を有利にしようという韓国政府の思惑にまんまと乗った日本政府に対して、韓国政府はこのような誘いをかけます。

「1991年12月以降、韓国側より複数の機会に、問題が宮沢総理訪韓時に懸案化しないよう、日本側において事前に何らかの措置を講じることが望ましいとの考えが伝達された。
また、韓国側は総理訪韓前に日本側が例えば官房長官談話のような形で何らかの立場表明を行うことも一案であるとの認識を示し、日本政府が申し訳なかったという姿勢を示し、これが両国間の摩擦要因とならないように配慮してほしいとして、総理訪韓前の同問題への対応を求めた」
(同上)

そして追い打ちをかけるように朝日新聞は、1992年1月13日第1面に吉見義明中大教授が、防衛研究所で「募集に関する日本軍の関与についての新資料が発見された」との記事をぶつけます。

「日本側は、1991年12月に内閣外政審議室の調整の下、関係する可能性のある省庁において調査を開始した。1992年1月7日には防衛研究所で軍の関与を示す文書が発見されたことが報告されている。その後、1月11日にはこの文書について朝日新聞が報道したことを契機に、韓国国内における対日批判が過熱した。
1月13日には、加藤紘一官房長官は、「今の段階でどういう、どの程度の関与ということを申し上げる段階にはありませんが、軍の関与は否定できない」、「いわゆる従軍として筆舌に尽くし難い辛苦をなめられた方々に対し、衷心よりおわびと反省の気持ちを申し上げたい」との趣旨を定例記者会見で述べた」(同上)

125351d85cf9361ce52bb4b1275a3559

     (右から1991年8月植村記事、1992年1月吉見関与資料発見記事、2014年8月検証記事)

植村記事から始まった一連の朝日の記事こそが、この韓国政府が日本の「軍関与」と、謝罪を求める「契機」で、後に出る加藤・河野官房長官のふたつの談話は、日本政府側の自発的なものであったのではなく、韓国政府の介入によるものだったわけです。  

このような状況の中で、植村記事にある「女子挺身隊として強制連行して慰安婦にした」という致命的誤報は、ぐんぐんと奇怪に成長していくことになります。  

たとえば、ここにひとつの戦時中のある女教師が教え子を探すエピソードがあります。私が要約したものですが、まずはこれを読んでみて下さい。

「1944年、当時ソウルの国民学校の女性教諭だった池田先生は、担任の6年のクラスから6人の女子生徒を挺身隊員として、富山県に送りだした。翌年敗戦で池田先生は日本に引き上げるが12月に5人まで帰って来たが、ひとり帰ってこないので大変に心配した。
その後池田先生は八方手を尽くしたが消息が知れなかったが、91年にその教え子が見つかり、ほっとした」
 

この日本人女性教師は、戦後40年の間、たったひとりの教え子を心配し続けて探し続けました。心を打つ話です。  

これが、韓国・連合通信(92年1月)の手にかかると、このようなバイアスが加わります。

「12歳の小学校6年生が、女子挺身隊として強制連行された」

あながち間違いではありませんが、連合通信は植村記者と同じように、挺身隊と慰安婦を混同した上に、意図的に「富山県の工場に勤労動員に行った」の部分を落して報道しています。  

とりあえず、ここまでは、植村記事の延長です。しかし、これで終わりではありませんでした。 歪曲はなおも続きます。 ここからがスゴイ。 

東亜日報社説(92年1月15日)はこう書きます。

「本当に天と人が共に憤怒する日帝の蛮行だった。人面獣心であるのか、いくら軍国主義政府が戦争を遂行するためだといっても、このようなまでに非人道的残酷行為を敢えておとこなうことができるのかと言いたい。
(中略)
解放前、ソウル芳山国民学校6年2組に在籍中だった6人の女子生徒が挺身隊に連行された事実は本当に衝撃的だ。このうち5名が当時、年齢が12歳にすぎなかった。これまで15歳の少女が挺身隊に動員されたことは知られていた。しかし、12歳の幼い少女が連行されたことは初めて明らかにされたことだ。
当時、この学校に勤務していた彼女たちを挺身隊に送った日本人担任教師は、日帝は幼い子供たちとその父母に『皇国臣民』として勤労挺身隊に報国しなければならないと説得したのだろう。
しかし、それは真っ赤な嘘だった。勤労挺身隊という名で動員された後、彼女らを従軍慰安婦所に廻した事実がさまざまな人々の証言で立証されているからだ。(以下略)

書き写しながら反吐が出そうでした。よくもこれだけ嘘八百を書けるものです。

もはや真実の部分は学校名と教師の名、「挺身隊で動員」という部分だけで、あとはまったくの頭のネジがはずれたような妄想にすぎません。  

「さまざまな人々の証言」などの実態について、ネタ元の記事を書いた連合通信のキム記者はこう言ったそうです。

「この6名が慰安婦でなかったことは知っていたが、まず勤労挺身隊として動員し、その後に慰安婦にさせたという話も韓国内で言われているので、この6人以外で小学生で慰安婦にさせられた者もいるかもしれないと考えて、敢えて『勤労挺身隊であって慰安婦ではない』ということは強調しないで記事を書いた」

これが、植村氏が「挺身隊令でとは書いていない、当時の韓国では挺身隊とは慰安婦のことだったから、そのまま書いたにすぎない」という「第1報」の結果です。

公表された朝日新聞第三者委員会もこう指摘しています。

韓国における慰安婦問題の過激な言説を、朝日新聞やその他の日本メディアがエンドース(裏書き)し、韓国での批判を過激化させたhttp://www.sankei.com/politics/news/141222/plt1412220012-n1.html

この植村氏が蒔いた一粒の「善意」の嘘の種が、朝日新聞によって水と肥料を存分に与えられ、韓国の地で根を下ろして、醜悪な大木に成長したのです。

そしてやがて、韓国と日本の運動家たちは、それを国際社会に持ち出し、クマラスワミ報告書として育て上げて、今や仰ぎ見るような醜悪な巨木にとなっています。

地獄への道は善意で敷き詰められているとは、よく言ったものです。 

« 「第1報を書いただけ」「挺身隊は慰安婦と呼ばれていたから」と言う植村記者 | トップページ | 朝日新聞第三者委員会報告書が出る 否定された「広義の強制連行」 »

コメント

おりしも昨日ちょうど第三者委員会の検証報告書が出ましたが、江川紹子さんにまで痛烈に朝日の体制批判がされてるのが象徴的でしたね…。

韓国が自国の国益を追求するのは、方法論はともかく当然ではありますが。
日本側が種水肥料の大部分を供給した、あるいはそれを止めなかったのは痛恨です。

「第4の権力」が三権や国民主権を一方的に支配できた状況での暴走で、それこそ「ナチスの手口」でしょう。

その時代と今で何が違うのか。管理人さんをはじめとした皆さんの情報発信と、そのインフラですね。

>本来、国内問題である「戦時における性」の問題に外国政府を引き込むことで、自らの社論を通し、「第4の権力」として政財界ににらみをきかすことこそが、朝日新聞が戦後常に目指してきたことでした。

ほんとうにそうですね。読んでいて涙が出そうです。
GHQ(アメリカ)の威光をかさにきて、自分たちが他者より優位に立つというのを戦後ずっとやってきているのです。
戦時中の天皇をだしにして自分が他者を支配するというのと同じメンタリティを維持し続けていたのが朝日新聞に代表される戦後リベラルです。

>たとえば、植村氏が金学順さんがいかなる経緯で慰安婦に売られたのかを裏取り取材したらとうだったのか、

裏取りしてもしなくても、現在の歴史研究から見て植村記事に事実関係の大きな誤りはないので、何の違いもなかったでしょうね。

>当時の韓国社会における女子挺身隊と慰安婦の混同を解説する一文を添えて書き上げればどうだったのか・・・、とか。

当時の日本社会でも挺身隊と慰安婦との差異ははっきりしていませんでした。逆に、名称の違いがどれだけ認識に違いを生んだかというと疑問ですね。
だいたい読売新聞等も挺身隊と慰安婦を「混同」していましたからね。

>当時の朝日新聞は、「従軍慰安婦」問題を、あえて宮沢訪韓の前段にぶつけることで、韓国側の反発を作り出し、それを外交懸案にすることで自民党政権に痛打を与えることを狙っていました。

普通に根拠のないデマですね。
そもそも自民党政権に痛打が与えられたとして、報道内容に誤りがなければ何ら問題はありません。貴方は与党に痛打を与えてしまう時、批判をしないのですか?違うでしょう?

>南京「大虐殺」、靖国参拝、教科書問題、ことごとく朝日は外国政府に注進し、本来問題になりえないものを国際問題化することで、自国の政局を自らの思うがままに操作するというのが伝統的手法だったのです。

大虐殺が問題になりえないという文章を読んで目を疑いました。これは人間として駄目でしょう。

>なんと初めに日本政府に「謝罪」を持ちかけたのは、当の韓国政府だったのです。

悪事の責任を明らかにされても、被害者側から持ちかけられなければ謝罪しなくていいというのですか?

ほっけさん。
現代の歴史研究で大きな間違いはないから変わらない?
ええーっ、根本的に覆す検証結果なんですが。
まさか慰安婦強制連行20万人とか、南京虐殺30万人とか…客観的に明らかに「歴史研究」で否定されてますが。いったい何を言っているのやら。もちろんゼロではないでしょうけど、どんだけゴリゴリの自虐史感なのでしょうか?
どちらの国の方か存じ上げませんが、そんなに中韓の数値インフレ宣伝に加担したいですか。慰安婦像を世界中に建てたいの?
日本でいうところの真っ赤っ赤にもほどがあり、呆れております。

>ええーっ、根本的に覆す検証結果なんですが。

いつの何をくつがえす検証結果ですか?
植村隆記事の初期から、金学順が騙されて慰安婦になったことが記述されているのを知らないのですか?
貴方も言及している第三者委員会の報告でも、金学順は騙されて慰安婦になったと書かれていることが指摘されていますよ。

>まさか慰安婦強制連行20万人とか、南京虐殺30万人とか…客観的に明らかに「歴史研究」で否定されてますが。

従軍慰安婦の20万人説は日本政府も半公式的に認めている、推計数の範囲内です。
http://www.awf.or.jp/1/facts-07.html
騙して募集することも強制連行にふくめる従来の歴史研究にもとづくと、強制連行20万人は否定できません。
暴力的な拉致のみを強制連行と定義するとしても、植村隆記事もふくめて全ての従軍慰安婦が暴力的に拉致されたという記述はなく、やはり誤りではありません。

ちなみに南京虐殺30万人は日本の歴史研究では採用されていませんが、明らかに否定できるというものでもありません。
http://www.geocities.jp/yu77799/giseisha.html
そもそも朝日新聞をふくむ日本の歴史研究で採用されていないのですから、南京虐殺30万人という数字を否定することは朝日新聞と関係ありません。


>もちろんゼロではないでしょうけど、どんだけゴリゴリの自虐史感なのでしょうか?

「ゼロではない」虐殺や強制連行を「問題になりえない」と主張することが正しいと思うのですか?


>中韓の数値インフレ宣伝

数字を持ちだしたのは貴方であって私ではありません。
ちなみに南京大虐殺で最大の犠牲者説は、日本の産経の40万人説です。
http://togetter.com/li/757408
そもそも数値が推計するしかない現状は、加害者側がまともに資料も残さず調査もしていない証拠です。そのような状況で批判されるべきは日本ですよ。

>慰安婦像を世界中に建てたいの?

第三者に近い国家よりは、優先して日本に建てるべきだと思っています。
一方で、慰安婦像が世界中に建てられることに問題があるとは思いません。

あはは。ほっけさん。私ですよね。

貴方のような方は、自分の見たいものしか見ないでしょうし、思想(それは勝手ですが)は変えられないでしょうから不毛ですな。

朝日は関係ないと逃げを打っておられますが、この記事ではその朝日誤報がテーマです。
そして、昨日の検証報告を受けて朝日新聞は間違いを認め謝罪しております。

また、戦時中だから極悪非道も許されるかのような邪推を言って、人間的にどうかなどと藁人形論法を出したのは貴方です。ブログ主はそんなことは言っていませんね。念のため。

全く馬鹿馬鹿しい。
当時の南京市内の人口を上回る虐殺やら旧日本軍の兵站を考えれば、数字的にあり得ません。
慰安婦20万人を「前線へ」など、それこそ無理なのは自明のはずですが。

もちろん、無かったなどとは言いません。だから私は数字のインフレと言いました。

どうせ話の通じない方のようなので、この辺で止めておきますか。

歴史は歴然と有った。しかし、それを表現(文章化、部分抜き取り等)したものが歴史として現実化するだけ。世界史を読んでも、教科書を読んでも、その時の為政者、書かした人の都合で決まるだけのもの。

>自分の見たいものしか見ないでしょうし、思想(それは勝手ですが)は変えられないでしょうから不毛ですな。

いくつか根拠を出している私に対して、無根拠で反駁している貴方がいえる言葉ではありません。
私の思想などどうでもいいです。歴史学にそった思考を展開できるかが問題です。


>この記事ではその朝日誤報がテーマです。

だから何ですか? 朝日誤報がテーマであれば、報じていない責任を朝日に負わせなければならないのですか?


>戦時中だから極悪非道も許されるかのような邪推を言って、人間的にどうかなどと藁人形論法を出したのは貴方です。ブログ主はそんなことは言っていませんね。念のため。

私はずっとブログ主の文章を引用して問いただしています。「大虐殺」を「問題になりえない」と記述したのはブログ主であって、私ではありません。
自分の見たいものしか見えていないのは貴方です。

>当時の南京市内の人口を上回る虐殺やら旧日本軍の兵站を考えれば、数字的にあり得ません。

念のため前回のコメントでは留保したのですけど、やはり貴方の主張は日本の歴史学に反しています。
中国主張の30万人は兵士の犠牲者数もふくめており、南京市内の人口だけでは推計できません。日本の歴史研究でも、捕虜虐殺を南京事件に加えるのが一般的です。
そもそも、虐殺時の南京市内の人口の確たる資料は見つかっていません。

> 慰安婦20万人を「前線へ」など、それこそ無理なのは自明のはずですが。

こちらに記録に残る慰安所がマップとして可視化されています。
http://fightforjustice.info/?page_id=583
日本本州内にも慰安所は存在しますし、占領して民間人が入植している地域にも慰安所があり、全ての慰安婦が前線に送られていたわけではありません。
その上で、しばしば慰安婦は日本軍の艦船で移送され、日本軍の基地内で管理されて慰安を強いられていました。前線で慰安をおこなっていた慰安婦がいたことは、日米の資料で確認できます。


>もちろん、無かったなどとは言いません。だから私は数字のインフレと言いました。

増えてなければインフレではありません。
問題は、無かったわけではないと貴方も認める虐殺について、ブログ主が「問題になりえない」と表現したことです。

ほっけ様。ブログ主が述べてるのは、国際的な問題にすべきで無いものを、主観のみで問題化させた事をに対する意見だと思います
ブログ主は過去何度もこのての
問題について複数のソースを分析されて書いています。当然、貴方が提示したソースも無視してはいないでしょう。
関連記事、せめてここ一週間程度のエントリーを読み直して見られてははいかがでしょうか。

>ブログ主が述べてるのは、国際的な問題にすべきで無いものを、主観のみで問題化させた事をに対する意見だと思います

おかしいですね。
南京事件は複数の資料や国内外の証言によって裏づけられています。
朝日新聞が報道した範囲でも……おそらく初期に現地取材した本多勝一記事でも、証言収集を目的としつつ複数ソースによる裏づけがなされ、イザヤ・ベンダサンという自称ユダヤ人からの批判をいなして、逆に正体をあばいてみせました。
その百人斬り論争は後に裁判で争われ、朝日新聞側の勝利で終わっています。主観のみで問題化させたのは、むしろ現内閣です。

むろん南京事件を否定している日本の歴史学者はいません。日本政府も否定できずに認めています。
虐殺を「国際的な問題にすべきで無い」と主張するのは人間として最低だと思われます。

>複数のソースを分析されて書いています。

そのわりには、このエントリでも一次ソースではなく産経新聞を引いていますね。実際の報告書を見れば、ずいぶんニュアンスが違います。

>公表された朝日新聞第三者委員会もこう指摘しています。
>「韓国における慰安婦問題の過激な言説を、朝日新聞やその他の日本メディアがエンドース(裏書き)し、韓国での批判を過激化させた」http://www.sankei.com/politics/news/141222/plt1412220012-n1.html

はい。ズバリですな。
ほっけさん。

いきなり「だから何ですか」って。
場違い。わからないのかね。

ここはSNSではありません。もちろん貴方の独演会場でもありません。
いくら粘着しても仕方なかろうに。だから、もう止めとこうと言ったんですが。

>主観のみで問題化させたのは、むしろ現内閣です。

説明不足かもしれないので、念のため。これは百人斬り裁判で原告側だった稲田朋美大臣のことです。

山形さんへ
>場違い。わからないのかね。
ここはSNSではありません。もちろん貴方の独演会場でもありません。

それはつまり「自分の見たいものしか見ないでしょうし、思想(それは勝手ですが)は変えられないでしょうから不毛ですな」というコメントは貴方自身のことだったということですね。

もちろん、ブログはブログ管理人のものですから、ブログ主が見たいものしか見ずに批判を黙殺すしたとして、私がどうこういうことはできません。

まあ、いいや。
だから不毛だから止めようってのに。
貴方の引用した言葉も、はい鏡。ってだけだからお互い無意味でしょ。

そして、自分がどうこういうことではない、と。

じゃ、黙れ。

ほっけさん
>「自分の見たいものしか見ないでしょうし、思想(それは勝手ですが)は変えられないでしょうから不毛ですな」というコメントは貴方自身のことだったということですね。

自己紹介乙です。
あなたの仲間内とは違い、ここでは、そういうことです。

あなたは、戦後のGHや韓国や朝日新聞や日本政府の言うことを信じる割に、最近の日本政府の動きや朝日新聞の謝罪は無視しています。
百歩譲っても「どっちもどっち」です。

真実はいずれ明らかになります。


ほっけさん

>当時の日本社会でも挺身隊と慰安婦との差異ははっきりしていませんでした。

これは真っ赤な嘘です。
今年84になる私の母(頭も足腰も私よりよほど元気です(^^;) )が
あの朝日新聞の弁解記事を読んだときに
『女子挺身隊と慰安婦を混同するなんて、そんなバカな話は無い』
と力説しておりました。
終戦当時14歳で、既に看護婦の卵として看護学校に寄宿していたそうです。

言っときますが、我が母は朝日新聞の愛読者で共産党の支持者です。(^^)

根が深いですねぇ。

朝日が謝ったので、一件落着になると思っていたら、
朝日は「ミスったのは謝るけど、捏造はしてないよ」
と開き直るし、世界世論には「右の安倍サンがリベ
ラルに圧力をかけている、言論統制じゃないのか!」
なんて、東西問わず言ってるところがある。

で、片仮名サヨク連中が「チャンス到来だぜぃ」と
息を吹き返してきた。まあ、解り合える人間同志じゃ
ないから、まさに『バカの壁』ベルリンの壁より硬い。

前々から私が書いているように、政府・外務省がカス
な仕事しかしてないから永遠の0ですわ。ここに管理
人さんが、どんなに素晴らしい内容を書いたとしても、
所詮は個人ブログの域を超えられない。実働の外務省
の連中がヤル気ナシではどうしょうもない。

彼等はナニをしているんでしょうか?他国ではこんな
ことはないハズです。事実でもない事あるいはオーバ
ーなカサ上げ事で、自国民がイヤな思いをさせられて
いるというのに・・外務省は解散でかまわないですわ。

皆様、ご苦労様です。ほっけさんのは読んでいなかったんで、読んでちょっとびっくりしました。まぁ、見事にガチガチの朝日脳の人だな。40年前の私みたい(苦笑)。
しかも情報が致命的に古い。今どきホンダ勝一の『中国の旅』を全面肯定するなんて、週刊金曜日くらいだよ。
朝日だって、シカとしているが、ホンダ記事をまんま肯定する猛者なんかもういませんよ。

さて植村記事は事実関係で大きな誤りをしています。それは面倒なのでくりかえしませんか、あえて重要情報を「落した」ということです。知りながら「落した」ことも立派な捏造です。
強制連行されたというのが、当時の朝日などの主張ですが、「キーセンに40円で親に売られた」という部分は不都合だから「落した」のです。

慰安婦と挺身隊が一緒だと思われていた。なんですか、それは。当時日本国内や韓国には挺身隊に行った女性が大勢存命していました。彼女たちは、当時から「慰安婦と挺身隊はちがう」と、植村記事の直後から発言しています。私の母も挺身隊世代ではありませんが、戦中派でしたから、これは間違いとはっきりと言っていました。ちなみに、わが家は朝日の講読者で、ついでに母は共産党支持者でした(笑)。

宮沢訪韓にぶつけたということは、議論の余地がない定説です。それまでの朝日のキャンペーンの流れからみれば、それ以外にありえません。今回の朝日第三者委員会においても、当時の宮沢喜一首相の訪韓や首脳会談にも影響を与えたことは、「一定の政治的意図が働いていた、と指摘されても否定はできない」としています。

人間としてダメ」、こういう侮辱的な人格否定は止めなさい。見苦しい。
こういう感情的な言い方をするとまんまそのまま言い返されちゃうよ。

ほっけさん、世の中にはきみが単純に考えているような左右だけで出来ているんじゃないんだよ。事実か事実でないかを大事にする現実主義的立場もあることを忘れなさんな。

※意図せざる南京事件の議論に発展したために当該部分を削除しました。管理人


山形さんへ
>貴方の引用した言葉も、はい鏡。ってだけだからお互い無意味でしょ。

……?
「自分の見たいものしか見ないでしょうし、思想(それは勝手ですが)は変えられないでしょうから不毛ですな」は貴方がいいだしたことですよ。

プーさんへ
>あなたは、戦後のGHや韓国や朝日新聞や日本政府の言うことを信じる

私は、とりあえず歴史学者の通説を信じます。各種情報源については、それぞれの文脈で言及します。


右翼も左翼も大嫌いさんへ
>今年84になる私の母(頭も足腰も私よりよほど元気です(^^;) )が
あの朝日新聞の弁解記事を読んだとき

それは「当時」ではなく、今年の話ですよね?
私が指摘したのは、朝日新聞や読売新聞が挺身隊と慰安婦を混同して報じていた当時のことです。戦前を生きた貴方の母が個人として正確な認識をしていたとして、その個人の認識を必ず紙面に反映できるわけではありません。
なお、挺身隊という名目で慰安婦にされたとされる事例もありますから、全く混同しえないという考えはあくまで貴方の母の観測範囲での出来事です。

>終戦当時14歳で、既に看護婦の卵として看護学校に寄宿していたそうです。

看護婦として集められた女性が慰安婦にさせられた事例を思うと、「混同するなんて、そんなバカな話は無い」という力説の意味が、かなり切迫したものだと感じますね。

歴史はよく書き換わるものですからね。

もしほっけさんが、歴史は不変のものだ、という考えでしたら、一つ反例を示しておきます。

北朝鮮は、かつて地上の楽園と呼ばれ、アメリカの元大統領が訪問するくらいの国でしたが、拉致・核問題が明るみに出て、日米から敵国の扱いを受けています。

もし、将来日米政府が慰安婦問題の認識を変更したら、潔く従うのですよね?

管理人さんへ
>今どきホンダ勝一の『中国の旅』を全面肯定するなんて、週刊金曜日くらいだよ。

全面肯定はしていません。
(2014年12月23日 (火) 19時49分)で反論したのは、「主観のみで問題化させた」という主張に対してです。本多著作が主観以外の情報源も押さえていれば、たとえ現在の観点から誤っていたとしても「主観のみ」とはいえません。

>強制連行されたというのが、当時の朝日などの主張ですが、「キーセンに40円で親に売られた」という部分は不都合だから「落した」のです。

少なくとも読売や毎日も落としていたのですが、朝日新聞の影響力はそれらの新聞にもおよんでいた、と?
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20130724/p2
>池田氏やその支持者は勘違いしたのでしょうか? 彼らがこう考えているからです。「悪いのは女を売春婦にしたやつで、すでに売春婦になった女をどう扱おうが客の勝手だ」、と。そう考えるからこそ、親によって「キーセンに売られた」という事情は日本軍を免罪する決定的な事実だ、などと勘違いできるのです。


>南京市の当時の人口は20万人、殺したくても、そんな人口がいません。

その根拠となる資料はありません。

>30万人の死体ってどの程度の量になって、何時間かけて焼却して、どこに埋めたの?

たとえば崇善堂の埋葬隊が4月までかけて、城内と農村地区で11万2267体を埋葬した記録があります。
http://space.geocities.jp/ml1alt2/data/data8/data8-4.htm

>弾薬不足気味の前線部隊が30万人も殺す弾薬を持っていて、焼却した死体を巨大な穴に埋めたって、ムチャクチャ言っているのですよ、きみは。

他国へ侵攻している軍隊が民間人をふくめて30万人を殺す能力がない、という主張は逆に驚きです。何発の弾薬があったと思っているのですか?
全ての死体を焼却して巨大な穴に埋めたと私は主張していません。そもそも30万人説を採用はしていません。

>中国の主張が正しいのなら、日本軍は世田谷区ほどの狭い面積の中の市民、兵隊を全員殺して、無人状態になっていなければならなかった

南京自体はもっと広いです。
http://www.geocities.jp/yu77799/jinkou.html

>投降者の殺害までを虐殺というかは意見が分かれます。微妙なグレイゾーンです。

投降の意思を無視して攻撃するまではグレーゾーンだとしても、いったん捕虜にして無裁判処刑すれば虐殺ですよ。

>笠原さんだけ読んでいないで、もっとニュートラルな秦さんの『南京事件』くらい読んでから議論したらどうなの。

私は秦説を無視していませんが?

>最後に、「人間としてダメ」、こういう侮辱的な人格否定は止めなさい。見苦しい。

えっ……貴方がいうのですか?

人の意見を論破したと錯覚することで快感を得てる感がして何の発展性のない議論に感じます。極論だとは思いますが、究極、戦争そのものが一種の虐殺ではないかと思います。人類は、その歴史の中で多くの戦争をして、その度に虐殺をおこなってきたのではないでしょうか?南京大虐殺を大々的にプロパガンダしている中共でも、天安門事件や文化大革命で虐殺を行ったのでは?人数の大小が問題でないのなら、それらは批判されてしかるべきのはずですが、そこには目をつぶって南京虐殺だけを声高に言い続けるのは、やはり自分たちに都合のよい事しか言わない、人類の悲しい性に見えます。

ほっけさん、悲しいから、そういう言い方やめようね。
そもそも、今私が記事でテーマにしているのは慰安婦問題で、ミソモクソも一緒にしないでね。コメントで私が書いた南京事件に対する認識は、秦さんの説そのままですが、ほんとに読んだの?

他紙が落としていたというのは、植村手記でも言っているが、あのその言い方、「オレは間違っていたが、他人も間違っていた」っていうもので、自分の捏造はたなに上げて、問題をすり替えているだけ。
あんまりみっともない言い分なので、植村氏の名誉のためにあえてその部分をはずしていたのにね。

第三者委員会でもその見苦しさについては手厳しく、こう書かれています。
「「『狭義の強制性』を大々的に報じてきたのは、他ならぬ朝日新聞である。(略)『狭義の強制性』に限定する考え方をひとごとのように批判し、河野談話に依拠して『広義の強制性』の存在を強調する論調は、『議論のすりかえ』だ」
私もそう思います。

あのね、君らが成長しないのは、事実を事実として認めないで、すくに「他紙は」とか「広義の」とか、「知っていた」などとすり替えるからだよ。
そしてさらに詰まってくると、「南京大虐殺は中華様が言うとおりであったぁ。このとおりニッポン軍は悪なのだぁぁぁ!」と関係ないことまで口走って、自分の有利だと思う展開に持ち込もうとする。
一歩一歩いこうね、ほっけクン。

何を言ってもキミには無駄だと思う。だって、私の記事も、他人のコメントもをまともに読んでいないし、自分が有利で突っ込める場所ばかり気にしている。これではまともな議論にならないよ。
討論って、テニスのラリーじゃないんだよ。相手のアラばかり探して目を皿のようにしているキミの姿ってすごくみじめだね。

というわけで、この「議論」(だったのかな?)、これにて終了。

ウンザリする状況になってますね。

ほっけさんや。
あなたが言い出した私の引用に「あなたこそそうでしょう」と返したのは、貴方でしょうに。
だから「はい。鏡」なわけです。
お前が言ったことだ!
いやいやあんたが言ったことだろ!
となるだけで、不毛でしょうに。

独演会場じゃ無いんだから、を理解されておられたはずですが、だから「じゃ、黙れ」と言い、私も黙っていたんですがね。

何ですかこの中身皆無の独演コメント。
馬鹿馬鹿しくてまともに相手にされていないんですよ。

「言の端に食い付いては、私はそうじゃない、〇〇がそう言ったから」ばかりじゃないですか。
しかも自ら新聞報道はすべて汲み上げられる訳では無いとは…あららぁ、慰安婦報道や朝日新聞の金学順証言や、吉田証言を自ら否定しちゃってますね。
だから、貴方は「都合のいいことしか見てない」わけですよ。自分で暴露されましたね。

自分がただの荒らしになってることくらいは、一般常識で理解できると思いますが…。

私が子供の頃に見た、化石左翼そのものですな。
今では嘲笑やネタ(渋谷クリスマス反対デモ(笑))程度にしか思われませんよ。

だからもう止めましょうと。管理人にも言われてるでしょうに。

貴方の信じて止まない「歴史的事実」など、データを積み上げれば正直簡単に論破できるのですが、貴方は信じないの一点張りでしょうから(また、逆に引用返しされそうだから断っておきますが、ここまでの主張から明らかだと判断しただけです)

正に「バカの壁」の両側ですから、冒頭に書いたように、不毛だから止めよう。と言うだけのこと。

貴方は他人のブログなどにいつまでも粘着せずに、迷惑のかからないところで好きなだけ思考して主張すればいいのです。それで解決でしょうに。

あまりのしつこさにウンザリしたので、コメント入れました。
もう止めようよ。時間の無駄。

管理人としてのお断り。ほっけという人から、警告を無視した連投が続いていましたので、削除しました。以後、彼に対しての書き込みはご遠慮ください。

今まで何度かこのコメント欄のルールについて書いてきています。
①HNを付けて下さい。
②連投は、生産的な討論なら歓迎しますが、感情的やり合いはやめて下さい。
③記事のテーマに対して書いて下さい。あるていどの逸脱はかまいませんが、初めからまったくかけ離れた議論はお止めください。

とまれ、生産的な討論の場にしてください。

この記事へのコメントは終了しました。

« 「第1報を書いただけ」「挺身隊は慰安婦と呼ばれていたから」と言う植村記者 | トップページ | 朝日新聞第三者委員会報告書が出る 否定された「広義の強制連行」 »