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選挙結果寸評 「風」に頼らない安倍氏の勝利

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選挙結果はご承知の通りです。私は眠い(笑)。なぜか、選挙とオリンピックは深夜までみてしまうんですね。

ま、ひとことだけ感想を言えば、どこにも「風」は吹かなかったということです。逆に言えば、安倍氏は「風」に頼らずに勝利したことになります。これで、安倍氏は賭に勝利し、手堅くアベノミクスへの信任を確保しました。

「大義なき解散」とやった後に、手のひらを返したように自民300超えなどという「もう選挙いかなくても同じだから」という情報を撒き続けた財務省別動隊のマスコミに打ち勝ったという意味では評価できます。

ただし、あくまでもこれは低投票率の中における消極的選択の結果の薄氷の勝利であることを忘れないほうがいいと思います。

景気が回復せずに、第1次安倍政権のような保守理念先行になった場合、次回は必ず惨敗します。

アベノミクスは、4月増税でリセットされてしまっていますから、4月増税でヘコんだ分の景気回復のための補正予算と次年度予算作りを通じて再構築せねばなりません。

代表が落選した民主党は議席数こそ伸びていますが、第3極からの緊急避難で水ぶくれしただけで、いっそう雑煮状態が進行しただけです。

頼みの野党選挙協力も、内実はまったく理念の違う維新などとの協力にすきず、有権者にそのいいかげんさを見破られてしまいました。

この党特有の、立党の根本理念なき政局主義が破れたわけですが、たぶんまたそれに気がつかないままいくのでしょう。まぁ気がついたとしても、どうにもなりませんが。

渡辺氏の落選、橋下氏の不戦敗に象徴されるように、第3極は基本的に終了です。

特に維新の党は、まったく政策と理念が違う橋下氏と江田氏との野合の産物ですから、この敗北で再分解となるのかどうかだけが注目です。こういってはナンですが、あってもなくてもどうでもいい党です。

共産党の伸びは驚異的ですが、これは直接には分解消滅過程に入った第3極、特に次世代の票を喰ったためと、本来、野党第1党に流れ込むべき票が共産党に行った結果です。

今のように自民に対する明確な対立軸がない状況では、政権参画という選択肢を断った共産党の原理主義的な主張が評価されたのだと思われます。

他党では必ず言われる「対案を出せ」という台詞も、この「革命党」には言っても無意味です。

だから有権者は民主あたりの出来の悪い対案よりもストレートのウイスキーを呑む気分で、共産党に入れるわけです。スカっとしますもんね。

だから入れた人も、実は共産党の政策などよく知らないわけです。悪酔いにご注意くださいね。

民主、第3極の停滞は、この「永久の批判者」を光らせる結果になったということです。ただ志位さん、これで自共対決時代がやって来たなどと舞い上がらないようにね。違うんだから。

沖縄の自民全滅は翁長知事の誕生の延長ですから、想像の範囲内とは言えますが、これまた極端な振れ方をしたものです。正直、やれやれといった気分です。

私の持論でいえば、これで普天間固定にまた一歩近づいたことになります。

安倍首相の堅調にショックを受けた習近平が、沖縄の選挙結果を見て精神の均衡を取り戻す様子が目に浮かびます。正直言って、今は論評する気にもなれません。

論評する気になれないと言えば、政界一のハレンチ男、菅直人氏。またまた落選で、比例ゾンビ゙復活。よー、性懲りもなく。2回落選してもなお「民意」が分からない鉄面皮。ほとんど人間離れしています。

あ、ひとことのつもりが長くなっちゃった(笑)。またそのうち落ち着いたら書きます。

■お断り 植村手記については割愛して、明日に掲載し直しました。

 

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コメント

安倍さんは増税延期の話を争点としてもってきたつもりなのだろうけど、戦後レジームの脱却や防衛などもっと肝心なことを言って欲しかった。
2年前の選挙であれだけ国家の自立を訴えてきたにも関わらず、英語の早期教育や電力自由化など新自由主義的なことをやろうとして、本来の意義から迷走していると見受けます。
そのことをもっと国民的議論の中から指摘してほしかったですね。

投稿: | 2014年12月15日 (月) 13時18分

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