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2014年12月25日 (木)

慰安婦各国事情 日本は慰安所をドイツに見習った?昨日の乱入の感想つき

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慰安婦問題の火付け役のひとりであった日弁連は、こう述べています。  

「近代軍隊の中で、そのような制度(※慰安婦)を置いたのは日本だけであり(略)『人道に対する罪』に該当する」(1992年7月11日日弁連シンポ資料)  

つまり、世界広く見渡しても、日本だけが類例ないほど突出した残酷な慰安婦制度を有していたという主張です。

まったくの誤りで、日弁連が何を調べてそう言っているのか分かりませんが、国内だけでなく、日本の慰安婦を報じた欧米系メディアの定番的見解にもなっています。

よく理解されていないようですが、わが国が国際的に慰安婦問題で批判されたのは、「慰安婦がいた」こと自体ではなく、「軍隊が暴力的に拉致して慰安婦にした」という朝日新聞の捏造報道が広まったからです。

少なくともきっかけはそうでしたが、とりあえず、「暴力的に強制連行した」ということに関しては、国内的にはほぼ決着がつきつつあります。

正月前後に出る、第三者委員会を受けての、朝日の回答文書でなんらかの区切りがつくことでしょう。

さて、しかしなお慰安婦問題は存在し続けると思います。それはこの慰安婦問題という悪性腫瘍が韓国という部位に転移していることがひとつ。

そしてもうひとつは、各国が自らが慰安所に類似するそれを有していた過去をコロっと忘れて、「近代軍隊の中で、慰安婦制度を持ってたのは日本軍だけだ」と都合よく勘違いしていることにあります。  

慰安婦問題をことさらに大きく取り上げて日本バッシングに励んだ国が中韓以外にふたつあります。米国とドイツです。

特にドイツはなにを恨んでか知りませんが、慰安婦問題が異常にお好きで、「日本人は戦争についての加害者意識が欠落していて、未だに謝罪を拒んで戦後補償もしていない」というテーマに引きつけて、慰安婦問題を繰り返し報道しています。

たとえば、ドイツのフランクフルター・アルゲマイネ紙は1995年7月28日付けで、このように書いています。 

「旧日本軍の参謀本部がいわば売春宿のヒモとなって組織していた犯罪」(略)たいていは未婚の朝鮮人女性が、嘘っぱちの約束に釣られ、身代金で買われるか、あるいは誘拐されて、強姦凌辱の限りを尽くされた。(略)結局は、関係省庁の文書庫の中に、大量の証拠書類が見つかった」 

突っ込み所満載で、その「関係省庁の文書箱にあった大量の証拠文書」とやらの一枚でもいいから、是非お見せ下さいと言いたいところです。

このドイツメディアは、福島第1の事故の時も、メチャクチャな飛ばし記事を発信しまくって、日本にいるドイツ人がひとりもいなくなりました。

この良きドイツ人たちに、「貴国にもわが国とほぼ同一の慰安婦制度がありましたよ。天に唾することになりますよ」と教えてあげたいですね。

実はこのドイツ人ジャーナリストが不勉強で知らなかっただけで、ドイツにも日本のそれと酷似した慰安婦制度があり、ドイツ語文献すら存在します。 

これは1977年に書かれたフランツ・ザイトラーの『売春・同性愛、自己毀損-ドイツ衛生指導の諸問題1939年~45年』という文献です。 (秦郁彦『慰安婦と戦場の性』による)

「[国防軍慰安所の設置] ドイツ本国では特に軍専用の慰安所は設置されなかった」 

わが国においても、国内(朝鮮半島を含む)においては慰安所は設置されていませんでした。 

これは戦地において、レイプなどの不祥事を避けることと、私娼を買うことによる性病蔓延を阻止するのが慰安所の目的だったからです。 

「国防軍慰安所と親衛隊(SS)用の慰安所は占領地に開設され、地区司令官の監督下て、前線の中隊長が軍医と相談して運営した」 

Bundesarchiv_bild_101iimw101907_fra(写真 フランスのブレストで慰安所に手を取り合って入る「アーリア人戦士」たち1940年。建物は以前のユダヤ教施設を使い、慰安婦もユダヤ人や占領下の女性たちだった。出典ウィキペディア)

ここはやや日独は異なります。わが国は、地区司令官レベルではなく、出先の部隊レベルで設置されていました。 

ですから、部隊指揮官が必要性を判断していたわけですが、ドイツの場合、地区司令官という最高位の司令部で管理していたために、日本以上に「国家の関与」が強まっています。 

後は、衛生管理、軍医による検診、アルコール類の持ち込み禁止、料金の統制、慰安婦の登録制度、避妊具の使用の強制、暴力の禁止、憲兵による監視など、まったく同一と言っていいでしょう。 

これを読んだ歴史家の秦郁彦氏に、「どちらかが見習ったのではないか」と言わしめたほどです。

ドイツ占領下で500カ所あったと言われる慰安所が設立されたのが1939年で、日本とほぼ同年代ですので、本当になんらかの影響関係があったのかもしれません。

わが国の運動家諸氏の常套句に、「ドイツを見習え」というものがありますが、確かに日本はドイツに「見習った」のかもしれません。

                :;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

[本文より長い蛇足]

昨日乱入してきたほっけ氏のおかげで、ひどく脳波が乱れています。この分野にもあの放射能騒ぎの時と一緒の人たちがいたようです。ため息が出ます。

最近ご訪問の方はご存じないかもしれませんが、私は福島事故の後に「正しく怖がろう」という姿勢でいたために、ほっけ氏同様の人たちのバッシング対象になったことがあります。

あの人たちに共通するのは、まずともかくマイナスの方向にエネルギッシュなんですよ。とにもかくにもしつこい。

放射脳の時は、あまりのしつこさにアクセス制限をかけると、IPアドレスを4回替えてまで絡んでこられたことがあります。

普通は、意見が違うサイトには、「ああ、こんなこと言っていやがら」ていどで素通りしますよね。いちいちそこに突入して、大暴れしてみようとは思わないはずです。

それが多様な価値観を前提に営まれている一般の社会常識です。

ところが、その人たちは自分を「真実十字軍」と思っているらしく、愚かな私たち愚昧な「右翼」の私たちを啓蒙すべくありがたくも乱入してきます。

そして論旨不明な言いがかりのようなことを言ってくるから困ります。たとえばほっけ氏ならば、記事テーマとはまったく関係ない南京「大虐殺」でイチャモンをつけてきました。私が南京事件を記事で書いていたのなら、まだ我慢できます。

ただひとこと南京「大虐殺」とカッコをつけたのが気に食わなかった、ただそれだけです。呆れてものが言えません。

「大虐殺がないなんて言うのは人間としてダメ」だそうです。おいおい、いきなり自分と意見が違うだけで、人格否定かいと驚きました。

そしてたまたま第三者委員会の引用元が産経だったので、ほら見たことか、といわんばかりで「産経からなんかから引用しているようだから」と決めつけてきます。

ああ、思い出してしまいましたよ。放射脳の皆さん方も、すぐに「東電の手先」「原子力村からカネをもらっている」、となにかとレッテル貼りをしましたね。

レッテル貼って済むんだったら、議論なんか初めから要らないのに、この人たちは気がつきもしません。

そもそも、「聖なる攻撃」をすることが目的で、まともな議論なんかする気はハナからないのです。

じゃあ、来るなといいたいところですが、それでも来るのが「真実十字軍」症候群の皆様方なのです。

「聖なる真実」の布教が、この人たちの生きがいで、ちょっとでも違う意見をみれば滅ぼすのが天命と考えちゃうんでしょうね。一種の新興宗教なんでしょうか。

ならば、初めからそう言ってくれれば、私は他人の宗教は大事にしますんで、ご教義にはふれませんが。

・・・しかし、ああ、はた迷惑。ほんとうに迷惑。死にたくなるほど迷惑。まともな討論なら喜んでお受けしますが、あんなものはディベートですらありません。

というわけで、皆様が丁寧に反論して下すってスッタモンダの連投になりました。

私も遅ればせで介入して、「違いますよ、中国の言うような30万人は物理的にも無理な誇張なんですよ」と、できるだけ狭いスペースで丁寧に答えたつもりでいると、今度は私に対して逆ギレしてきました。

あのー、私、ホンダ勝一なみたいな中国政府から勲章もらえそうな奴なんてどうでもいいんですが・・・、なぜそんな奴を巡って議論せにゃあかんねん、と情けない気分になりました。

私が打ち切りを管理人として宣告しても、なおルールを破って連投すしてくるので、その日のコメント欄は閉鎖せざるを得ませんでした。

まったく迷惑な輩です。正義病というのがいかに恐ろしい業病なのか、ひさしぶりに確認できた、ステキなクリスマス・イブでありました(笑)。ああ、くたびれたぎゃぁ~。

皆様、ほんとうにご苦労様でした。 クリスチャンじゃないけど、メリークリスマス。

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コメント

もう、理屈も何も関係無く、ひたすら日本を貶めようという日本人が多すぎます。
どれだけ同胞と子孫をけなしたいのらや。

隣の国では、もはや「反日でなければ社会的に抹殺される」という教育がされてるようですが…。


私の家には仏壇と神棚に加えて、庭にはお稲荷様までおらっしゃいますが(今でも毎朝水とご飯を上げるのが、戦中派の親父の日課)、そんな寛容さこそが現代日本人の文化ですから(苦笑)、その親父も私もクリスマスの雰囲気は大好きです。
皆様も良いクリスマスを!

本当にお疲れ様です。
あの後も粘着されたのでしょうか。暇な人、というか、そういう職業なんでしょうね。

民主主義? 自由主義? あるいは啓蒙主義? 詳しくは分かりませんが、人類の進歩のためには、「あなたの意見には反対だが、主張する権利はある」、という姿勢が必要です。
それを否定する者は、自由の濫用として排除されても仕方ないですね。

普段管理人さんに批判的な人達でも、そういうコンセンサスを持って対応してくれた、という点に社会の成熟とサヨクの凋落を感じました。


あの手の輩、久々でした。反論すると焚き火にガソリンのようなもので収まることがないんですなあ。皆々様お疲れ様でした。
あの人種はエネルギーの使い方を間違えてる。物事を建設的なものにしようという発想がないから、結果として荒らしにしか見えなくなる。
国会にしても政策実現してなんぼなのに「与党と対決!!!」しか頭にない人らのせいでろくでもない。プロレスならよそでやってほしい。
そういう意味じゃ渡辺喜美氏の手腕は兎も角、政策実現のため与党入りという発想は間違ってはないと思うのですがねえ。

初めましてHN上毛三山と申します

こちらの記事の元になった前日のエントリとそのコメント欄を拝読いたしまして
ひとつだけお伺いしたいのですが

管理人さん、山形さん、
「南京事件」「南京大虐殺」と呼ばれるときの「南京」「南京市内」は
空間的にどの程度の範囲であるとお考えでしょうか?
管理人さんは一度「世田谷区ほどの狭い面積」とおっしゃっておりますが
こちらは「南京城内」の広さで
また、「人口20万人」は「国際安全区」の人口だと把握しているのですが
私の方になにか間違いがございますでしょうか?

どちらかといえば枝葉の話題ですがお答えいただけましたら幸いです

上毛三山さん、南京事件については、今しばらくお待ちください。これはある意味慰安婦などよりはるかに込み入ったテーマで、しかも来年にはイヤでも戦勝70周年とやらで中国がテーマ化してくるでしょう。

私も書くか、書かないか、それからして迷っている状態です。どんどんこのブログが歴史認識方向に行くことは、手放しで喜べることではありません。
かといって、ホッケという人に挑発されてコメントで応酬した関係で、言いっぱなしはよくないかとも思っています。

いずれにしても、来年のどこかで書くとは思います。その時、南京事件の時期、場所、人口などは概念規定して定義していきたいと思っています。

というわけで、しばらくお待ちを。南京事件についてのコメントはとうぶん一切受け付けませんので、よろしくお願いします。

>上毛三山様
管理人様がお忙しいようなので、代わりに返答致します。

1938年2月19日および28日に
旧日本軍華中派遣憲兵隊所属の
大木繁司令官が関東軍司令部に提出した
「南京憲兵隊管轄区内治安回復状況に関する報告」によると、
南京事件の前後で同地区の人口が
113万人から34万5000人になったそうです。

>管理人様

昨日こちらに送信したコメントが
なぜか削除されていたので再度投稿致しました。

別段、削除されるような内容ではなかったと
思うのですが…ちょっと驚きました。

わたくしは中立派であり、論争する意図はありません。
間違いなら訂正して頂けるか、
それが面倒なら放置して頂けないでしょうか?

よろしくお願い致します。

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