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2015年1月14日 (水)

パリ風刺週刊誌テロ事件まとめ

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おおよそ文明国の人間ならば、誰も絶対に許すことのできないテロ事件がパリで起きました。 

まず、この襲撃事件で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。 

さて、まだ全容の詳細は分かっていませんが、同時に3カ所が襲われ、17名もの人が殺されました。 

ひとつは、パリ11区のシャルリ・エブド本社を襲撃され、合計12人が死亡、11人が負傷(うち4人が重傷)しました。 

Photo                      (写真 パリ11区Google Earth)

編集会議で居合わせたステファヌ・シャルボニエ編集長と編集者、経営者、風刺画家の10名が殺害され、駆けつけた警官2名も射殺されました。
 

この犯人の銃撃は、執拗にカラシニコフを5分間に渡って乱射し続けました。 

襲撃した2名の男は黒い戦闘服に防弾チョッキを着て、バラクラバ帽(覆面)で顔を隠し、、「アッラーフ・アクバル(アラーは偉大なり)」、「予言者モハメッドのために復讐した」と叫んでいました。

極めて正確に編集会議をピンポイントしたこと、その手際の良さから、彼らは軍事訓練を受けていたと思われています。 

目撃した人々は、まるで特殊部隊の訓練のようだったと言っています。この二人は兄弟で、アルジェリア系移民の2世であるサイド・クアシ(34)とシェリフ・クアシ(32)の兄弟です。 


(写真 クアシ兄弟 左が兄のサイド、右が弟のシェリフ)

犯人の逃走経路の位置関係と経過は以下です。 

96958a9e93819691e2eb9ae2828de2ebe2e                      (図 日経新聞1月10日)

犯人2名は、同9日、パリ・シャルル・ドゴール空港から約15キロ北東のダムマルタン・アン・ゴエルの印刷所で人質を取り立てこもりました。
 

Photo_2             (写真 ダムマルタン・アン・ゴエル Google Earth)

8日にはパリ東部のモルタージュで警官2名が襲撃され、1名が死亡しました。亡くなったのは女性警官で、イスラム教徒でした。なお、遺族はイスラム教とテロを混同しないでくれと訴えています。

犯人はアメディ・クリバリと確認され、クアシ兄弟との繋がりは当初ないとされましたが、翌日にあるとされました。 

 (写真 ネットで週刊誌襲撃事件への連帯を表明するアメディ・クリバリ)

 その後逃走していたクリバリは、9日13時、パリ東部のポルト・ド・ヴァンセンヌにあるユダヤ系食料品店Hyper Cacherに人質を取って立てこもりました。 

この際、クリバリはクアシ兄弟の解放を要求していており、同時多発テロだったことが分かります。 

Porte_de_vincennes                  (写真 ポルト・ド・ヴァンセンヌGoogle Earth)

1月9日1時00分、 印刷工場、スーパーマーケットの両方にGIGN(
国家憲兵隊治安介入部隊)やRAID(フランス国家警察特別介入部隊)などの特殊部隊が強行突入し、それぞれの容疑者を射殺しました。 

10日には、この残虐なテロに犠牲者追悼とテロリズムに対する抗議する370万もの大デモが行われ、フランスのオランド大統領と共に40を超える国や機関の首脳らも参加しました。

ドイツのメルケル首相やイギリスのキャメロン首相のほか、イスラム諸国からヨルダンのアブドラ国王も参加しています。

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また、ふだんは対立する立場のイスラエルのネタニヤフ首相と、パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長の姿も見られました。

そして 今週号のシャルリ・エブドは下の表紙を掲載すると予告しています。

例によってこの雑誌の戦闘性は変わらず、予言者ムハンマドが顔を出したままで、「私はシャルリ」と言って涙を流しています。B7lxsykcmaelnv8
駆け足で事件の経過を見てきました。 次回からその背景を探って行きたいと思います。   

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    コメント

    今回の出来事、まだまだ全容が見えてきませんが、
    テロという暴力は絶対に許容すべきではない!という大前提は支持します。

    しかしどこまでが表現の自由で「風刺」や「皮肉」で笑って受け流せるのか?
    相手側にとっては「侮辱だ!差別だ!」「冒涜だ」と感じることでしょう。

    「言論の自由を守れ」が世界的な運動になっていますが(なんだか裏で煽動されているような…)、もちろん思想は自由ながら社会的・宗教的背景は人それぞれ違います。
    線引きが難しいところですが、無制限に自由なのであればイスラム国の原理主義や日本の在特会、はたまたホロコースト批判やネットで「死ね!」を連発する行為でさえ当然許容されることになります。

    襲撃された新聞社は、あくまで「我々はムハンマドに拘ったわけではなく、バチカンや政府も満遍なく風刺している」と居直りとも取れる主張をしておりますが、
    4年前の震災直後に、日本代表ゴールキーパー川島が放射能の影響で腕が4本になってスーパーセーブ連発!
    なんて、悪趣味にもほどがあるイラストを掲載しました。実に不快。

    あんな調子で年中やってたら、そりゃ世界中あちこちから恨みを買って当然でしょう。

    しかし、テロはいかん!

    これだからサヨクは・・・とか言うと、そっちからは牽強付会だと反論されそうですね。

    「私はシャルリ」の意味がちょっと分かりません。感性が違うのか。私(ムハンマド)はシャルリのような言論の自由を望んでいるんだ、とか??

    政府と過激派を対立させて喜ぶのは誰か、とつい考えてしまいますが、犯行に使われたAK-47を分解すれば黒幕が割れたりして・・・?


    プーさん。

    まさか(というほどでもないけど)、ノリンコ製か?

    まあ、いまの欧州情勢ならオリジナルワサビ(違う)ニコフだとしても、有り得るかと思いますが。

    山形さんありがとうございます。

    その分野は素人ですが。
    かの国が関わっていてもいなくてもおかしくない、ということで良いでしょうか。

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