日曜写真館 蘭たちの朝
まだ、蘭の世界を3分の1も紹介できていません。なにせ2千枚近く撮って、それか自分でいうのもナンですがハズレが少ないというミラクル。
別に私が突然うまくなったのではなく、原因は光線です。この日の筑波実験植物園の蘭展に、一番乗りしたのはこの私です(笑)。
朝、いい歳をこいて、開門と同時に飛び込み、あのメタセコイアの巨木のプロムナードを抜け、光り輝く熱帯棟に入った時の、あのむせかえるような蘭の香り。そしてきらめく朝の光。
ヤッターぁ、てなもん。
写真はひとえに光と影の賜物です。風景は曇天は曇天の良さがあります。むしろ私の湖の写真は、今も降り出しそうな曇天ばかりです。
しかし植物は晴天にかぎります。それも午前中の斜めに差し込む光線。さらに出来れば、朝露に濡れていたりすれば言うことかありません。
それらの光と水滴が、花々をまるで神の恩寵を受けた少女(←なんつうダメな表現)のように引き立ててくれます。
透き通った花びらの衣をまとい、朝の明けやらぬ暗がりから花弁をもたげる蘭たちの美しさは、壮絶なまでの美しさです。
うまく比喩の言葉が見つかりません。
それをほとんど独占してしまえた嬉しさを、おすそ分け致します。
お土産に蘭の鉢をふたつ買い込み、早くPCのディスプレイで見たいと、またまた早足で帰る私でした。バカだねぇ。趣味人だねぇ。
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