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2015年3月16日 (月)

歴史は共有できない 

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メルケルさんの来日を、一番ドキドキハラハラして見ていたのは、韓国だったみたいですね。 

朝鮮日報(3月14日)のヤン・モドゥム記者は、こんなことを書いています。 

「メルケル首相は数日前、日本を訪れた。「鉄の女」は公開講演で「和解のためには過去に向き合わなければならない」と述べ、日本の野党代表に「慰安婦問題は解決した方がいいのでは」と述べた。歴史問題は日本を昨年訪れた韓国の血盟・米国の大統領さえ沈黙していたテーマだ」
「過去を直視しない国」と「和解する気がない国」の間で強力な発言権も確保した。フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙は「メルケル首相は日本に滞在した30時間で双方に望みのものを与えた」と書いた。勝者は韓国でも日本でもなく、ドイツだったということだ」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/03/14/2015031400884.html 

ホー、「血盟」ですか、米韓がね。そうだったんだ。知らなかった。もう、中国の冊封国になるんで、縁切りするのかと思ってましたよ。

それにしても、「血盟」ね。今どき、こんなおどろおどろしい言葉を使う人は、日本じゃあ極右だけですがね。

もっとも韓国が大嫌いな日本の極右とは、自分もウルトラナショナリストで、しかもレイシストですから、体質的には似ているのかもね(笑)。

でもだから、米大使が切られて入院している大使の病院の外で、こんなひょうきんな馬鹿騒ぎをしていたわけですか(棒)。

ついでに愛犬家の大使に、犬肉なんかも持って行ったりしてね。す、すまん、笑いが止まらない。

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(写真 大使の快癒を祈って病院の表で躍り狂う善良な韓国国民たち。寝ている病院の外で騒ぐなよ、と。こういうマネをするから、韓国人はキライになりきれない)

すべからく主観が強すぎるのですよ、あんたら。国務省高官がなにか言えば、逆上して切りつける馬鹿者まで現れ、そして今度は大怪我を負えば負ったで、大慌てで病院前で爆笑踊りを繰り広げる。

ほんとうにほんとうに、いつまでたっても大人になりきれないチャイルディシュな人達・・・!

記事の中身自体は、反論するまてもないでしょう。永遠に言ってなさい、という類です。 

韓国の言う「和解」とは、己のファンタジックな国営歴史観を100%、日本に呑ませること。そして日本に対して常に、外交的フリーハンドを握ることです。 

したがって、日本は永遠に「和解」などはするべきではないし、またそんなことはフランケン岡田や、2Fみたいな人たちが政権でも取らない限りありえないことです。

放っておきましょう。それしかありません。

むしろ、フランクフルター・アルゲマイネ紙の言う、「勝ったのはオレ様だ」という総括のほうが、私は嫌いです。 

よもや、メルケルさんが日本に来たのは、日韓のただでさえ危うい二国間関係をさらに不安定にして、韓国を中国に追いやり、中露+韓vs日米という構図を作り出しに来たわけではないでしょうに。 

日本語がペラペラで、水戸史学で博士号を取った駐日ドイツ大使は、フランケン岡田のつけ火の火消しに大変だったんですから、まったくアルゲマイネ、なぁに言ってんだかです。 

ところで、まったく同時期にファビウス・フランス外相が来て、こんなことを言っていきました。例によって、こういう理性的発言には、日韓メディアはスルーです。

B_gssouwaac9wd                  (写真 在日フランス大使館)

「■日韓は独仏と異なる
フランスのファビウス外相は14日、東京都内の仏大使公邸で記者会見し、フランスとドイツを引き合いに、日本に歴史認識での反省を求めた韓国外務省当局者の発言に関し
(仏独と)アジアでは取り巻く状況も地理的条件も異なることを忘れてはいけない」と述べ、単純に比較できないとの見解を示した。
 ファビウス外相は「仏独は(歴史上)互いを侵略したが、第2次大戦終結を機に和解した。今では世界で最も仲の良い国だ」と強調。「そこから何か感じてもらえると思う」と語った」(時事3月4日)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015031400360 

実に大人ですね。これはメルケルが同時期に来ていたことを考え合わせれば、メルケル発言の巻き起こした渦に゛フランスは巻き込まれたくないという意志表示でしょうね。

私は心底、成熟した大人の関係である仏独関係をうらやましく思います。しかし残念ですが同時に、日韓との関係が仏独のようになることはぜったいにないと諦観しています。

ではなぜ、中韓とわが国が成熟した二国間関係にならないのでしょうか?

中韓外交の特徴は、二国間関係の前提に自らの歴史認識への同調と屈伏を強要することです。

しかも、講和条約締結後も、延々と70年間同じことを言い続けて飽きることがありません。

戦争が終了して、いったん平和条約を締結すれば、歴史を遡及しないというのが、ヨーロッパにおける「戦争の掟」です。

条約締結後もなにかある度に、毎回それを持ち出しては、ゆすりたかりをするようなことをやれば、国際条約それ自体の正当性が崩壊します。

戦争とは、宣戦布告で始まり、講和条約締結で終了する状態のことです。

日中の戦後処理は、1952年の日華平和条約と、その失効後は1972年の日中共同声明で終わっています。

また日韓関係も、「独立祝い金」(←なんじゃこれ)を供与する1965年の日韓基本条約をもって完全に結着しています。

中国の場合、いまだだに続く総額3兆8千億円、年間300億円の巨額ODAの援助。そして第2のODAといわれる国際協力銀行からの借款も実に3兆円。合わせて7兆円弱。

韓国の場合、牛の涎のように与えた数知れない支援とは別に、与えた借款総額は出しも出したり、その額5兆円。

もちろん両国からお礼はおろか、返ってきた台詞は、「謝罪していない」です。まぁ、韓国も中国も、国民にまったく教えていないんだから、しゃーない。まさに砂漠に水を撒くが如き虚しさ、ですな。

とはいえ、何も知らない国際社会は、中韓の言い分を丸のまま信じているんだから、困ったものです。

その戦争状態を集結させた国際公布である講和条約を両国が遵守しないということは、とりもなおさず国際社会が前提としている近代国際法を遵守しないということになります。

言い換えれば、「オレは国際的法治主義を否定するならず者だ」、と自分のことを言っているに等しくなります。

誰が、そんな国と条約を結ぶのかということになります。条約遵守をする意志も能力もない国は、国家として国際社会に生存を許されません。

二国関係における動かしてはならない「ゴールポスト」が、この条約遵守だからです。

自分の都合や気分で、ズルズルとゴールポストを動かすようなことをすれば、条約などただの紙きれにすぎなくなります。

ですから、日韓基本条約を覆すがごとき、個人請求権などは断じて日本は認められないわけです。

一方、中韓が言う歴史認識とは、講和条約を無視し、日本が未来永劫「敗戦国」であり続けるために出されているカードのことです。

もし中韓が仏独関係のような「和解」をお望みなら、すでに締結した国際条約を遵守すればいいだけであって、すでに日本は完全に履行しています。

となると、彼らが言う「和解」とは、日本人が考える国際社会の遵守でも、和合でもなく、一方から一方への屈従の要求にすぎません。

日本はいつまでも「残虐な侵略者」でなければならない、その立場から自由になることは許さない、被害者様であらせられる中韓が気まぐれに日本を殴りたくなったら、黙って殴られていろということです。

このような、二度と日本という敗者を復活させないという「掟」こそが、彼らの歴史認識なのです。

中韓は、建国神話の中心に「国営ファンタジー」と私が呼ぶ、日本を相手とした虚構を置いてしまっている以上、残念ですが、この構図が変わることはないでしょう。

歴史は共有できないのです。共有できない以上、「解決」されることはありえないのです。

こういう構造的宿痾がある以上、それを理解できない人たちは絶えないでしょうから、プリンシパルに対応していくしかないのです。 

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コメント

儒教国の恐ろしさですわ。序列をつけないと
どうしてよいか解らないので、病的に上下の
関係を付けたがる。一種の精神の病です。

どこまで行ってもそうだから、ノーサイドや
フェアプレイの精神は理解できない。有名な
国際試合でも、平気でズルイ自国贔屓をする
わ、判定には文句を言ってスグすねる。

序列の上層でありたい自国は、序列下層にし
たい他国より優遇されるのは当然だと思う。
スポーツでもなんでも関係ありません。

管理人さんの言うとおり、協調などムリだと
思います。数千年放っておけばいい。民間で
の交流をメインにすべきです。

商人は、お金を儲けられる取引先が白でも黒
でも良いカウンターパートナーですから、イ
デオロギーにあまり振り回されませんから。

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