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2015年3月14日 (土)

土曜雑感 メルケルさん、自己欺瞞から醒めて「歴史と向き合い」なさい

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メルケルという御仁を、どうにも好きになれない日本人は多いのではないでしょうか。

この私もそのひとりです。メルケル女史は、こんなことを日本でくっちゃべっていきました。

「メルケル首相は講演で、ヴァイツゼッカー独大統領(当時)の1985年のスピーチ「過去に目を閉ざす者は、現在に対してもやはり盲目となる」を引用。ドイツは戦後、かつての敵国とどのようにして和解することができたのか、との質問に対して「近隣諸国の温情なしには、不可能だった。ただ、ドイツ側も過去ときちんと向き合った」と述べた」(ロイター3月9日)

あのね、自分の国がどうやってようと知ったことじゃないが、他人様の家に来て自慢たらしく、説教垂れるんじゃないよ、余計なお世話だ、つうの。

国や朝日が、また勘違いして喜ぶじゃないのさ。

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(写真 アンゲラ・メルケルドイツ首相。自国の支持率7割なわりに、ギリシア人からは好かれていない)

ドイツは戦後、西と東に別れた分裂国家となりました。そのために正式の講和条約はドイツ統一まで待つという理由で、国家間の賠償は行なわれませんでした。 

また、ドイツは、自由主義陣営にとっても、共産主義陣営にとっても重要な前線国家だったために、賠償を課すことをしなかったともいわれています。 

このような歴史条件があったために、ドイツの戦後賠償はすべてがナチスに迫害された人達への個人補償の形を取らざるを得ませんでした。 

ドイツ連邦補償法は補償対象をこう定義しています。 

「ナチス迫害により、生命、身体、健康、自由、所有物、財産、職業経済上の不利益を被った者への補償」 

そして同法に基づいて、710.5億マルク(現在換算約3兆5951億円)が支払われました。 

ベルリンを分割した連合国主要4カ国は賠償を放棄し、あとの諸国については各種の二カ国間協定で処理していったようです。 

今回のギリシアもこのケースです。 

一方日本はドイツのように分割されることなく、1951年にサンフランシスコを締結し、55カ国中44カ国と講和しました。 

その結果を踏まえて、それらの国々とは二国間協定で賠償を行いました。 

総額で借款含めて、6523億円(現在換算20兆971.42億円)支払っています。これは当時の国家予算の3割に達しています。 

ちなみに韓国は、当時は日本であったために、別枠で1965年の日韓基本条約として処理されています。 

これをドイツと比較すれば、その置かれた歴史的条件は、むしろ第1次大戦後の賠償に似ているといえます。

ですから、単に当時の日本がドイツと同盟を組んで戦争をした(大失敗でしたが)ということだけを抜き出して、日独を安易に比較するのはナンセンスです。

しかし、どうもドイツ人という人達は、なにかにつけて日本より道義的に優れているぞ、と言いたいようだから、実にうっとおしい。

メルケルさん、日本の慰安婦問題や南京事件を、ドイツのホロコーストと同罪だと考えているなら、以下の問いに答えねばなりません。  

日本のいわゆる朝鮮半島における「植民地支配」が朝鮮民族絶滅のためのホロコーストでしたか? 

日本の中国戦線における南京事件などが、計画的・合理的に中国民族の絶滅を図ったホロコーストでしたか? 

慰安婦はアウシュビッツのユダヤ人と同じ境遇だったのか、またそれは、ドイツのような計画的な朝鮮民族絶滅政策だったのですか? 

これらをひとつひとつ、歴史検証のふるいにかける必要があるにもかかわらず、安易に同列に扱って、説教を垂れないで下さい。

日本の戦争は、おたくの国のように、ヨーロッパ全土の主権国家を軒並み侵略したあげく、自国民のはずのユダヤ系ドイツ人を絶滅しようとしたのとは、訳が違うんですよ。

日本が侵攻したのは、中国を除けばすべてが、欧米の植民地でした

だから、あくまで結果としてですが、日本はアジア民族を白人植民地主義から解き放った「解放者」になってしまったのです。今でもアジア諸国から多少は感謝されています。

念のために言い添えますが、右の人たちがよく言う、「大東亜解放」は日本の宣戦布告文に入っていません。

戦争の途中から言い出したもので、あくまでも日本は欧米列強の経済制裁から逃れるために「自存」(自らの生存)のためにアジア地域に侵攻したのです。

それはさておき、ドイツはなにかの「解放者」になったのでしょうか。いえ、極端なまでの破壊者でしかなく、世界史に残る壮絶なまでの大虐殺者でしかありませんでした。

このようにそれぞれに違う形の戦争をしたい以上、あたりまえですが、戦争の形が違います。

したがって、その敗北による戦後賠償も異なるのは当然です。 

ドイツ人は3兆円もの個人に対する戦後補償をしたと称賛されますが、それはあくまでもユダヤ民族に対するホロコーストの罪に対してであって、日本の戦後賠償と違って軍事占領した国々に対してはまったく支払われていません。 

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(写真 ソ連軍が撮影したアウシュビッツ収容所の子どもたち。彼らは労働力にならないとされ、虐殺を待っていた)

また、ドイツ人は「歴史の罪は背負う」と言いながら、「集団の罪」は否認し続けて、一切の罪をナチスにのみ被せています。 

なぜなら、それを認めてしまうと、ドイツ人が世界に存在を許されなくなりかねないほど巨大な「悪」だったからです。  

だからこそすべての罪をヒトラーやヒムラーに、あるいはSS(武装親衛隊)に被らせてしまったのです。  

そしてドイツ人全体や、国防軍は「ただの戦争をしただけで、むしろヒトラーの被害者だった」という新たな神話を作ることで、「集団の罪」から逃れようと企てました。 

国防軍も、ソ連領内やバルカン半島などでいくつもの虐殺事件など一般的な戦争犯罪をしているのですが、これを免罪してしまって、悪いのはSSだけとしたのです。

仮に、日本がしたとされる南京事件も、これら国防軍がした一般的戦争犯罪と同じです。

ドイツがしたことは、戦争においてありえる戦争犯罪一般ではなく、ひとつの民族を計画的に抹殺する絶滅計画だったのです。一緒にしないでくれ、と言いたい。 

とてもではないが贖い切れない罪です。もしまともに償ったら、、当時の国防軍に従軍したドイツ国民までもが、すべて「集団の罪」に該当してしまうからです。  

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(写真 ワルシャワのゲットー英雄記念碑の前でひざまずくブラント首相。元ユダヤ人ゲットーであることに注意。彼はあくまでもユダヤ人に謝罪しているのだ)

そのために作られた演劇的演出が、この「高邁」で、内容空疎で、しかも責任逃れそのものの、しかしドイツ文学的カッコイイ修辞にまみれた、ヴァイツゼッカー演説でした。  

そして、皮肉にも一番ダマされているのが、他ならぬドイツ人自身だったというのがお笑いです。

ヴァイツゼッカー演説は、自己催眠の一種ですかね。
※関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/post-d286.html

そして図々しくも、彼らはいまだに日本に対して道徳的優越があると錯覚しているようで、うるさいこと、うるさいこと。  

それはともかく、中韓や、日本の左の人達が安易に使う「歴史修正主義」というレッテルは、元々がナチスのホロコーストに対して使われた用語だということを明確にせねばなりません。  

そしてそれをまったく次元が違う慰安婦問題に適用すること自体、そもそもまったくナンセンスなのだと言わざるを得ません。 

それはかえって、ホロコーストを矮小化することであって、真実を見る眼を曇らせることになるのです。 

常識的に考えてみて下さい。どうして600万人ものユダヤ民族虐殺と、戦時娼婦が同列になるんですか。実際に、ユダヤ人の人達が、この混同を怒っていると聞きます。

なるということにしているのは、それがあくまで日本軍か奴隷狩りのようにして強制連行したからだと言われたからです。そしてそれは根も葉もないウソだと、バレてしまいました。

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(写真 ギリシア文化の象徴であるアテネのアクロポリスにドイツの軍旗を立てるドイツ将兵。こういうまねををするからドイツ人は嫌われる)

ギリシアの過去清算要求を聞いて、他ならぬ現在のドイツ政府が直ちに拒否したことを忘れないでください。

ギリシア人からすれば、ドイツが「歴史に向き合った」のはユダヤ人のホロコーストだけだから、腹たてているんですよ。

じゃあ、お前らが罪なきギリシアを侵略したのはなんなんだってね。首相や大統領が来て、アクロポリスにぬかずいて泣きながら謝罪したのかってね。

さて、メルケルさんが日本に対して韓国に謝れ、うちの国はとっくに「歴史と向き合って」いるぞよ、とのご託宣があった慰安婦制度は、実はドイツも有していました。

日独は妙に几帳面な民族性があるので、米国のように勝手に街の商売女と遊びな、という野放し型にはなれないし、ましてやロシアのように占領地の女性は全部戦利品だ、というほど野蛮ではなかったのです。

だから、しっかりと管理して、病気や賃金の踏み倒しなどの不利益から女性たちを守ろうとして、管理売春制度を持ち込んでしまったのです。

でもこれって日弁連が言うように、「近代軍隊の中で、そのような慰安婦制度を置いたのは日本だけであり、『人道に対する罪』に該当する」(1992年7月11日日弁連シンポ資料)のでしょうか。

スゴイね、「人道に対する罪」ですと。まるでナチスが裁かれた、ニュールンベルク裁判です。日弁連の赤い弁護士さんたちは、意図的にナチスと日本軍を混同させています。

語弊があるのは承知ですし、慰安婦になった女性の不幸には深く同情しますが、この日独の戦時管理売春制度って、合理的で、女性にとっても利益だったのではないでしょうか。

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(写真 フランスのブレストで慰安所に手を取り合って入るドイツ軍兵士たち。1940年。建物は、おどろくべきことに、以前のユダヤ教施設を使っている。慰安婦もユダヤ人や占領下の女性たちだった)

ドイツはなにを恨んでか知りませんが、慰安婦問題が異常にお好きなようで、「日本人は戦争についての加害者意識が欠落していて、未だに謝罪を拒んで戦後補償もしていない」というテーマに引きつけて、慰安婦問題を繰り返し報道しています。

たとえば、ドイツのフランクフルター・アルゲマイネ紙は、1995年7月28日付けで、このように書いています。

「旧日本軍の参謀本部がいわば売春宿のヒモとなって組織していた犯罪」(略)たいていは未婚の朝鮮人女性が、嘘っぱちの約束に釣られ、身代金で買われるか、あるいは誘拐されて、強姦凌辱の限りを尽くされた。(略)結局は、関係省庁の文書庫の中に、大量の証拠書類が見つかった」

あのね、ドイツのブン屋さん、きみたちの国にも日本とほぼ同一の慰安所があったんだよ。それくらい知らないのかい。

「国防軍慰安所と親衛隊(SS)用の慰安所は占領地に開設され、地区司令官の監督下て、前線の中隊長が軍医と相談して運営した」
(『売春・同性愛、自己毀損-ドイツ衛生指導の諸問題1939年~45年』) 

衛生管理、軍医による検診、アルコール類の持ち込み禁止、料金の統制、慰安婦の登録制度、避妊具の使用の強制、暴力の禁止、憲兵による監視など、日独はまったく同一と言っていい型式をとっています。

しかもドイツは、日本軍のように現地部隊指揮官レベルではなく、はるかに上位の地域司令官がそれを管理していたので、「国家関与」の度合いはドイツのほうが強いとすらいえます。

歴史家の秦郁彦氏に、「どちらかが見習ったのではないか」と言わしめたほど酷似しています。

ドイツ占領下で500カ所あったと言われる慰安所が設立されたのが1939年で、日本とほぼ同年代ですので、本当になんらかの影響関係があったのかもしれません。

わが国の慰安婦運動家の常套句に、「ドイツを見習え」というものがありますが、確かに日本はドイツに「見習った」のかもしれません(笑)。

メルケルさん、自分の国の慰安婦事情も知らないで、発言しなさんな。そのうち、占領地域の慰安婦だった女性から「性奴隷国家」として訴えられるよ。

ドイツ人の皆さん、いいかげんに自己催眠から醒めて、「歴史と向き合い」なさい。

メルケルさんは、ヴァイツゼッカー演説の、「過去に目を閉ざす者は、現在に対してもやはり盲目となる」を今回も使ったようですが、そっくりそのままあなたにお返しします。

脱原発についても自慢たらしくしゃべっていましたが、失敗寸前なのにヨー言うよです。あんた(←とうとうアンタになってしまった)の国がどれだけ、脱原発で周辺国に迷惑かけているのか知っているのかしら。

ま、これについては、別の機会に。

おーい、塩撒け、塩撒け!琴奨菊ぐらい撒いておけ!

追記 笑えることに、メルケルの慰安婦発言について、そんなことは言っていないと独外務省が否定したようです。岡田さん、耳鼻科行ったら。幻聴が聞こえるようになると、かなり重症。いや耳というより、その内側の部位かな。

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「ドイツ政府のザイベルト報道官は13日の記者会見で、メルケル独首相が民主党の岡田克也代表との会談で「(日韓関係は)和解が重要」と促したとする報道について「正しくない」と否定した。
ザイベルト氏は、メルケル氏が日本で質問に答える形で、ドイツがナチス時代の過去とどう向き合ってきたかについて発言したと説明。日本での記者会見で「(過去との向き合い方を)助言するために日本に来た訳ではない」との立場を表明したとし、岡田代表との会談でも同じ「表現を用いた」と強調した」
(共同3月13日)

 

 

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コメント

ヴァイツゼッカー演説は、さすがに論理矛盾してることが分かってきたので、日本の左翼さんも最近はあまり引用しなくなってきたのに…
本家ドイツのトップがこんな調子かよ。
もしかしてメルケルさんもルーピー?

メルケルさんとジャスコ岡田とザイベルト報道官、誰が嘘をついているのでしょうね。

論理クイズになりそう。

しかしこの辺りは、当該人物の過去の発言も考慮に入れないといけないので難しいです。

論理クイズですか。選択肢は
1 岡田が嘘をついた(メルケルの発言を捏造or曲解)
2 メルケルが嘘をついた(岡田は梯子を外された)
3 どちらも嘘をついた(岡田はメルケルの発言を拡大解釈。メルケルは多少は歴史の話をしたが慌てて否定。1と2の重畳)
4 どちらも嘘をついていない(通訳に問題があった)
といったあたりですかね。

それにしてもメルケル首相も色々な話をしに来たはずが,日本マスコミは歴史認識と原発以外興味なしとは何だか少しかわいそうですね。彼女の自業自得とも言えますが。

echuuさん
お付き合い下さりありがとうございます。

本命1、対抗3と思います。
2だったら大笑いしますが。

それでもメルケルなら・・・メルケルなら何か言ってくれる・・・という期待感がマスコミにあったのでしょうね。

まぁ、常識的に言って、フランケン岡田が「丸めて言った」と認めていますから、力一杯主観に引きつけたんでしょう。

メルケルがこの時期に来たのはサミット議長国として、ウクライナに対するロシア制裁のすり合わせをしたかったんでしょうが、パーのマスコミは歴史認識一色。
アホか。

ウクライナはそのうち記事に書こうと思っていますが、ほぼ完全に東ウクライナの分離が成功しています。プーチンはこれが潮時と心得ているはずで、キエフ政府をNATOに加盟させないこと、クリミアと東部の分離という目標は達成できたわけです。
後はキエフのネオナチ含有政府を不安定にし続けて、自壊を待つだけです。

ドイツと日本のプーチン・ロシアへのスタンスは似たものがあるので、メルケルさんとしては米国に対して、日本と連合戦線を作りたいという腹があったはずです。

そんなことで来ていて、うちの国のメンツを潰すようなことを外交的にするはずがないと思っていましたが、まぁ、フランケン岡田のノータリンが原因だったのかもしれませんね。

あいつ、あれでも外務大臣だったのですな。そういえば、当時の財務大臣は消費増税言い出しっぺのカンだった。
あ、首相はハトだったんだ(爆)。よく日本が持ったものです。ハト、カン、フランケン、そして党幹事長にイチロー。背筋の凍りつくような面子ですな。

なお、ドイツの戦後処理に対する私の批評は変わりませんから、記事はそのままにしておきます。


なるほど、ロシアはウクライナ問題に目処を付けつつあるのですね。
日独もうまく付き合おうとしていると。

しかし
>うちの国のメンツを潰すようなことを
したのがハトさんですね。

あの政権の負債はまだまだ沢山ありますね。

この事実を政府やマスコミは大々的に報道しないんでしょうか。団塊の連中は未だに性奴隷を韓国から連れてきた、日本人は悪い国民だと洗脳されていますよ。

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