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2015年4月26日 (日)

官邸ドローンテロ容疑者のサイト 「テロの平和利用」だってさ

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読者の方から、提供いただいた山本泰雄容疑者のサイト『ゲリラブログ参』です。完全にイッちゃっています。
http://guerilla47.blog.fc2.com/

反原発派で間違いないようです。この男が支持していたという共産党は大変に迷惑でしょう。おそらく組織的裏はないと思われます。あったら、たいへんです。

ちなみに、このサイトでは参考文献としてこんなものを挙げています。

・「ゲリラ戦争」チェ・ゲバラ
・「原発の倫理学」古賀茂明
・「日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか」矢部宏治
・「原発ホワイトアウト」「東京ブラックアウト」若杉 冽
・「機動警察パトレイバー2 the Movie」押井守
・「原発のウソ」小出裕章
・「官邸崩壊」上杉隆
・「天空の蜂」東野圭吾
・「逆転力指原莉乃
・「NO.1メンタルトレーニング」西田文郎
・「若者奴隷時代」山野車輪
・「関西電力「反原発町長」暗殺指令」齊藤真

2015042201s                (写真 容疑者のサイトより ドローン)

読書傾向から推察すれば、40すぎのルサンチマン男が、上杉、古賀などの電波系原発情報にをたっぷり吸収して、東野圭吾の小説にヒントを得て、押井守の世界を夢見て、処罰規定がないことを知った上で、安全地帯からお騒がせプロパガンダをやらかした、というわけです。

精神年齢としては、少年鑑別所送りが相当ですな。

2be458f4                     (顔はおっさん。心は幼児)

どうも、この男の計画では、福井県知事選前に実行する気だったようです。(サイト記事2参照)

天候不良で翌9日へずれ込むという不運。おまけに、あろうことか、警察が発見してくれない(笑)。

発見されたのが実行日より2週間後で、その時には、福井県知事選も西川氏の圧勝という二重の不運。

この男は、こんなテロが知事選で有利になると考えているのです。

す、すまん。お腹の皮が痛い。なんというピンボケ。真逆だろう。

そして実は、これが初回の計画ではなかったようです。

官邸ドローン・テロの初回計画は、2014年12月24日の第3次安倍内閣発足にあわせて、新閣僚とマスコミが揃う官邸中庭に汚染土積んだドローンを落す計画でした。

ところが、その計画の「壮大さ」に比して、自分の手持ちの「武器」のショボさに自己嫌悪になり中止。ワ、ハハ、ゲバラの「ゲリラ戦争」読んでいて、これかい。

さて私は、某過激党派を背景にする山本太郎氏が出てきたあたりで、そう遠くない将来に、原発施設や人を標的としたテロが起きると予想していました。
※関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-2a8d.html

反原発派の中で、下の山本容疑者のような声かならず出ると思ったからです。

山本容疑者は、サイトでこううそぶいています。

デモ 3.11後は盛り上がってた・・・それでも大飯は再稼動した。デモは各地で続いてる・・・らしい・・・マスコミも取り上げなくなった。デモで再稼動は止まらない・・・暴動にもならない再稼動まで時間ないからデモは一旦パス・・・再稼動に反対する活動ではなく再稼動を止める活動をしなくては」

「再稼動を止めるためにはテロをも辞さない。
再稼動すれば加害者・・・なら再稼動を止めて加害者のほうがいい」(2014/07/19 )

この男はこう言いたいようです。

「デモみたいな平和的なことをやっている場合じゃないだろう。
それにデモだってどんどんショボくなっている。4年前の盛り上がりは夢のまた夢だ。
こんなことをしているうちに、実際にアベは、再稼働をどんどん決めているぞ。今は、直接に再稼働を止める行動に出るべきだ。
そのためにはチンタラデモじゃなくて、原発そのものか、政府中枢を破壊せねばダメだ!」
 

これが運動の定向進化という奴です。ほとんどの反権力運動は、大衆的基盤を失っていくにしたがって、ふたつの道を辿ります。

ひとつは、左翼政党の草刈り場になって、党派化が進むことです。

今、反原発運動は、日本共産党と、某過激セクトが支配権を拡大しています。

そしてもうひとつが、従来の合法的な穏健的手段に疑問を持つようになり、より直接的暴力を選択する道を選ぶ者が出現することです。 

かつては70年安保闘争の行き詰まりから、1974年7月には、三菱重工本社を狙った爆弾テロが引き起こされ、死者8人、重軽傷者370人を出す大惨事になりました。

_(三菱重工爆弾テロ。70年安保闘争は権力によって壊滅したのではなく、連合赤軍事件と、この爆弾テロによって国民から激しく嫌悪されることにより、自滅した)

今また、同じように、反原発運動の行き詰まりの中から、この山本容疑者のように、化学テロやバイオテロまで研究するような者が登場しました。

具体的に何をするか・・・何ができるか・・・サリン風の液体や炭疽菌風の粉末をを郵送・・・」

次回は、もっと直接的なテロを用意する者が出るかもしれません。いや、そうとうの確率で、出るでしょう。

そして次回は、このようなローンウルフ型ではなく、少人数の組織されたテロとなると思われます。ちょうど、三菱重工事件を起こした「反日武装戦線」たちのように。

連合赤軍時代の経験者としてひとこと言えば、こういう奴が出るようになったら、もうこの運動は末期です。

反原発派の皆さん、ただちにこの事件について厳しい批判をしないと、一緒にされますよ。

原発テロの基準が甘いといって政府を批判するやいなや、仲間うちが「テロの平和利用」を起こしちゃ世話はない、と世間は見ますからね。

サイトには、熱烈な古賀氏へのエールがあって失笑します。

容疑者からラブコールをもらった古賀氏などは、「方法は間違っているが、その意思は正しい。政府は再稼働への怒りが、ここまで来ている現実に耳を傾けるべきだ」などと言いそうですな(笑)。

なにせこの人、ISすら「反米しているから、一理ある」とやった人ですから。彼のような愚かな知識人が、このような狂人を生むのです。

以下、引用。しかし、じっくり読むと相当に気色が悪い。

                   ~~~~~~~~~

サイト記事1 2015/04/24

■ タイトル「第1の矢」に関してはフィクション
高浜町への汚染土の埋設はしてない
前に書いたけど官邸汚染土ドローンで報道を引き付けた後
自治体間の抗争を演出して官邸から福井知事選に注目を移動するための手段・・・
選挙後(4/12 20:00)にブログを予約更新して「第1の矢」のフィクションを明かす計画・・・
選挙とっくに終わって意味無くなった・・・
官邸を狙うときは2週間前に飛ばさないといけないのか・・・難しい・・・
現状福島の汚染土は持ち出し放題だから・・・脅迫はどこにでも通用する・・・
目に見えない放射線は風評だけでも充分・・・だから汚染土も必要もない・・・
官邸も守れない、汚染土も管理できない国が原発を・・・てのは多分マスコミが言ってくれるか・・・
ドローンに積んだ汚染土は99gでもなく101gでもなく100g
テロにセンスとかコダワリとかはタワゴトだけど・・・
使用した汚染土はこれが全て・・・ここが今の倫理のリミッター・・・
去年退職してからずっと大きな迷いの中・・・
前例ない道を1人で歩くのはシンドイ・・・
核の平和利用vsテロの平和利用・・・
再稼動の進行にあわせてリミッターを解除していけばイスラム国と変わらなくなる・・・
自分の無能さが悲しい・・・

官邸の警備も無能で悲しい・・・歴史が歪んだじゃないか・・・
ドローン1機で右往左往・・・証拠処分してしまえば捕まらないな・・・もう一回やるか・・・
警備を強化した官邸に更に汚染土積んだドローンを落として・・・
そんなことしても再稼動は止まらないしな・・・
でも面白そうだな・・・やるか・・・イヤ・・・やらない・・・
100gのままでいい・・・

■サイト記事2 2015/04/10

計画
4/8 官邸にドローン墜落・・・マスコミ報道
4/9 ブログ公開、警察に出頭・・・ここが選挙3日前
4/12 混乱の中で選挙を迎える
全国から注目される中で12日投開票・・・投票率、票の行方がどうなるか・・・
・・・という投票率アップの特効薬になる計画が頓挫・・・
スケジュールがタイトで修正できなかったのは痛い
ただニュースの寿命は2~3日・・・このタイトさこそが勝算・・・
予備のドローンを用意しておくべきだった・・・ヤスプレイでも敷地内には充分届く・・・
クリスマスに続き自己嫌悪・・・
成功する良いイメージばかり先行して失敗するリスクの洗い出しができていなかった
ある程度の勢いがないとこんな事できんけど・・・計画時の冷静さが欠けていた・・・
・・・とはいえ・・・飛ばせた事でメンタル面はクリア
グリフォンはどこに・・・

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コメント

いっそドローン本体に「I am not ABE」のステッカーでも貼ればよかったのに。
そうすりゃ世間から総スカンを食っても、古賀氏からは絶賛されたかも。
それにしても二週間も気づかれなかったとは・・・
かなり出来のいいコントですな。(笑)

こういう手合い、これから増えるんでしょうねえ。勘弁して欲しいけど。

40で中二病のテロリスト、しかも元自衛官って…最悪だな。

自衛官上がりで心身がマトモなら仕事には困らないだろうに。

今後、より過激で実害のあるバカが出てきそうで厭な気持ちになりますね。

>グリフォン
なので、たぶん押井守の世界の悪役の方でしょう。
現実と創作の区別もつかなくなっていますね。

しかしこのような手合いは、テロリストとしても出来損ないで。
脅しながら実行せずに要求を通すが腕の見せ所だろうに。
逆にやるなら一撃で仕留めなくては。
かえって当局の規制を促すという、本物から見ても迷惑な存在ですね。

陰謀論だといって一蹴されそうですが,
反原発論者にとって,この件で得をしたのはいいったい誰なんだ,推進派のやらせということにしておきましょう,という感じじゃないんですかねえ.

陰謀論は好きですよ。
確かに、「推進派」の利益となった事件ですからね。

ただ、そういうことを考える場合に、犯人が急に思いついたのか、前々から考えていたのか、というのも重要と思っています。
前者なら、「推進派」から金を貰ってやった説が有力になります。

でも本件は後者でしょう。
彼の愛機「グリフォン」ですが。
出典は機動警察パトレイバー(原作)。
軍産複合体の一課長に、革命でも破壊でもなく、破壊のプロセスを楽しむ変態がいて、
彼の指揮で開発された強力な戦闘ロボットは、主人公達を度々苦しめました。
そんなものに憧れて愛機に命名するような男ですから、国家権力に迎合なんてしないでしょう。


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