• S-026_20241214013201
  • S-027_20241214013301
  • 20241213-153622
  • 20241213-154411
  • 20241213-160832
  • 20241212-235901
  • 20241211-032939
  • 20241211-154712
  • 20241211-160322
  • 20241210-023508

« 翁長知事の革命外交 「オレは約束は守らないが、お前は守れ」 | トップページ | 日曜写真館 櫻堤の朝 »

2015年4月 4日 (土)

土曜日雑感 原発事故でガンは増えたか?増補版

335
いまなお、福島でことあれかしと祈っている困った人が絶えません。

この人たちは、恐る恐る福島に来ると、「ヒロシマ・ナガサキ・チェルノブイリ・フクシマ」と叫んで、空気と土に触れないように駆け足で帰っていきます。 

この人たちは差別的にも、かならず「フクシマ」と表記します。

どうか福島県が「ヒロシマ」のようであって欲しい、チェルノブイリのようであってほしい、という願いが込められているようです。

マッターの殿堂入りを果たした岩上安身氏などは、つい本音が出て、「お待たせしました、奇形が出ました」というツイッターを出した経歴があります。

岩上氏のツイッターの現物を添付しておきます。

Ab67eb65s

反原発原理主義者は、まるで「フクシマ」がなくなると困るかのようです。

2011年当時は切実な危機感があって一般市民も多く駆けつけましたが、今でもこんなとをしている人たちは、もはやある種の「プロ」になってしまっています。

最大のデマッターのひとりで、私自身この男だけは永遠に許さないと思っている、武田邦彦氏の講演ビデオ写真を添付しておきます。 

Hqdefault
武田氏は、2012年04月27日ブログ゙で、こう言っています。

若干の内部被曝なども加味して、三重県の外部からの被曝が15ミリになるのは、20121月から34ヶ月後となります。つまり、201541日になると、三重県には住めなくなるという計算結果です。(中略)
三重県はほぼ日本の平均的な線量率ですから、ほぼ日本に住めなくなることを意味しています。このブログでも再三、書いてきましたし、国会の委員会でも参考人で述べましたが、「福島の除染、汚染された野菜、瓦礫の運搬」を続けていると日本はすめなくなります。福島原発から漏れた領が80京ベクレルであることから、これは日本に拡散したら日本は住めなくなる数値である
http://takedanet.com/archives/1013802442.html

同様に早川由紀夫氏は、こうツイッターで発信しています。

「セシウムまみれの水田で毒米つくる行為も、サリンつくったオウム信者と同じことをしてる。福島の農家が私を殺そうとしている」
「貧乏人は福島の米を喰って死ね」

もはや常人の発言ではありません。このような人間が、大学教授の肩書のまま、いまもなお社会的に断罪されていないほうが不思議です。

Bnt1qveam1fjq_2


あるいは、これも「高名」な竹野内真理氏はこんなツィートを出しています。被曝が遺伝するという学説は存在しません。

Info_fukushima

このようなハッタリじみたデマゴギーがはびこったのが、2011年から丸々2年間でした。

それが治まったかに見えた去年、再び出てきたのが、雁屋哲「美味しんぼ」(「福島の真実」)でした。

彼についてはそうとうに書いたので漫画のコマを貼るに留めますが、雁屋氏は「参戦」が遅すぎたのです。

彼が「福島の真実」と銘打って登場した時には、既に日本国民の多くは正しい情報を理解する時期になっていました。

これが4年前なら、武田、早川、岩上、上杉などといった小物とは、比較にならない負の影響を与えたでしょう。

しかし、1週遅れのトップランナーの悲しさ、福島県、双葉町などから猛烈な抗議を受けて、オーストラリアの安全地帯に逃げ帰ることになったのは、記憶に新しいところです。

Photo

Photo_2

Photo

彼らが流すデマが拡散されることによって、なにがほんとうに起きたのか、そして今はその影響がどれだけ残っているのかについて、正しく判断する基準が狂ってしまいました。

それは放線防護や放射線医学の専門家が、一括して「原子力村」としてパージされてしまったからです。

今日、この記事を書くに当たって参考にした中川恵一医師などは、ネット上のすさまじいばかりのバッシングと、治療している病院にまで妨害行動をされた経験があります。

そのために、大部分の放射線の専門家は、黙り込み、状況を傍観することになります。

そこでできた「科学の空白」に登場したのが、「反原発村」とでも呼ぶべき非専門家のアジテーター集団でした。

彼らの影響力はメディアをつけているだけに強力でした。様々な地域で、特に主婦を中心とする勉強会が作られ、1000人以上といわれる自主避難者をだしています。

結果、多くの人々の行動が、理性に基づかないものになっていき、政策すらもがおかしくなっていきました

※お断り 以上の部分は、コメントで品がないと指摘された部分を修正し、岩上、武田、早川各氏の言動の記録を添付して、加筆しました。以下はそのままです。

                      ~~~~~~~

さて、現状に話を戻しましょう。

福島県で、小児甲状腺ガンが「激増」していると言う者がいます。確かに福島県の小児甲状腺ガンは、数値上は「増えて」います。

福島島県の県民健康調査では、事故発生時に18歳以下の37万人を定期的に調査していますが、受診した約30万中86人で甲状腺ガンが見つかっています。「疑い」を含めると109人になるそうです。

こういうことが発表されると、必ず反原発原理主義者の人達は、お約束でなぜか嬉しげに「福島はガンだらけになっている。政府はもっと悪いデータを隠しているんだ。福島はもう人間が住めない。逃げろ!」と絶叫します。

こういう人達に、落ち着いてこの数値を考えてみたら、といっても無駄です。もはや一種の「信仰」と化してしまっていているからです。

さきほどの約30万人中86人という数値が、福島第1の事故と関係あるのならば、その事故時の被曝線量と相関関係していなければなりません。

被曝線量が高ければ、沢山ガンが発症し、少なければ発症が少ない、という関係が成り立ちます。

あたりまえですよね。相関関係が認められれば、このガンは原発事故が原因なのです。

避難区域、浜通り地方(いわき市)、中通り地方(福島市)では、いずれも35人で推移しています。

はい、このとおり相関関係はありません。増えたというのは、検診の頻度が増えた為にすぎず、専門医が「自然発生型」に分類するタイプです。

これは、原発事故とは関係なく、成人になってからも発症する可能性があったものが、早期に出てしまっただけのものです。

たとえば、小児甲状腺ガンが「激増」していると言う者がいます。確かに福島県の小児甲状腺ガンは、数値上は「増えて」います。

これは、福島のガンのタイプの遺伝子変異のタイプを見ると裏付けられます。

チェルノブイリでは小児癌が多発しましたが、その遺伝子タイプと、この福島の検診で見つかったガンの遺伝子タイプに相似性があれば、原発事故との関連が疑われるからです。

調査した福島医科大学は、検診で見つかったガンは、大人の甲状腺ガンと同じタイプだと結論づけました。

つまり、自然発生型なのです。

甲状腺がんは、若い世代に多いのが特徴です。高校生くらいでも見つかるのは珍しくありません。

年寄りには、検診すればほぼ全員がなんらかの甲状腺ガンを持っているといわれますし、別に手術して取り除かなくてもいいケースが大部分です。

むしろ慌てて切除すると、以後一生甲状腺ホルモンを飲む必要が出てしまいますから、医師は切らないで、自然消滅を待つ選択をすることも多いそうです。

ちなみに、韓国は、日本の農水産品を輸入禁止にしていますが、自分の国では1993年から2011年までに甲状腺ガン患者が15倍に激増しています(笑)。

ひと頃ネットでは韓国のケンチャナヨ原発がとうとうボンっといっていたのを隠していたからかと騒がれました。

そうであっても、ちっとも不思議じゃないのですが、そうではなくて、予算がついたので検診回数と調査母集団を増やしたからです。

ね、このように統計数字というのは、その背景を知らないと、印象操作になってしまうという例です。

小児ガンの5年後生存率は100%です。膵臓ガンの生存率が2%なのに対して、いかに大騒ぎする必要がないガンなのか分かりますね。

福島県は県民健康調査で、2011年から3年間の新生児の先天性奇形やダウン症、早産、低体重を調査しましたが、全国の発生率と変わりがありませんでした。

同じく、県内の地域ごとのばらつきもありませんでした。

I320

..                        (図 東海村ガン検診資料)

放射能によるガンは、4年から5年以上たたないと発生が見られません。

現時点では、気の毒というのもなんですが、反原発主義者の大きな「期待」を裏切って、「40万人がガンで死ぬ」というバズビー尊師の予言は、まったくはずれたようです。

県沿岸部の海中のセシウム濃度も、事故前に戻ってきています。(欄外参照)

これでもなお、「福島の真実」で「鼻血はでているんだぁ」と今でも叫んでいる雁屋哲氏に対して、日本放射線影響学会は抗議文を出しています。

反原発原理主義者の皆さん。あと1年以内にガン発生のラインが上の表のように90度で垂直上昇しなかったら、もう手仕舞にしたらいかがでしょうか。

あなた方こそが、福島復興のもっとも大きな障害物になっているのですから。

・参考 東大病院放射線科准教授・中川恵一「ガンの練習帳」(←中川氏と聞いただけで、失神する原理主義者の人も多いでしょうね)

 

                   。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚ 

■海水セシウム事故前水準に 第一原発の周辺以外 福大研究所報告
福島民報 3月20日 

福島大環境放射能研究所の第1回成果報告会は19日、福島市の同大で開かれた。研究所の青山道夫教授は、東京電力福島第一原発周辺部以外の海水中の放射性セシウムが、原発事故前の水準に戻っているとの調査結果を示した。魚の筋肉への放射性セシウムの移行が、ほとんどの魚種で濃度低下していることも明らかにした。

 青山教授はフランス放射線防護・原子力安全研究所、金沢大、電力中央研究所、県水産試験場などと進めている県沿岸部の調査、研究成果を説明した。 

 ウクライナの計算機・計算システム問題研究所環境モデリング部長から福島大環境放射能研究所特任教授に就任したマーク・ジェレズニヤク氏は、放射性物質の水系への移行予測モデル開発について発表した。チェルノブイリと本県との環境の違いを説明し、長年の研究から得た知見を本県の除染推進に生かしていく考えを示した。 

 成果報告会では、高橋隆行所長があいさつした。14件の研究報告の他、特別講演が行われた。 
 研究所は原発事故後の森林、河川、海洋などへの放射性物質の動態研究を目的に、文部科学省国立大学改革強化推進補助金の支援を受け、平成25年7月に設立された。 
 

福島民報社 

■「美味しんぼ」福島の真実編へのコメント
                                      日本放射線影響学会

http://jrrs.kenkyuukai.jp/special/index.asp?id=13900 

「週刊ビッグコミックスピリッツ」4月28日及び5月12日発売号に掲載された「美味しんぼ」の放射線による身体的影響に関する内容について、日本放射線影響学会有志の見解を示します。漫画雑誌に掲載された内容に関して、学術団体がコメントすることの是非に関する議論もしましたが、当該週刊誌の発行部数が直近の2014年1~3月において188,385部(一般社団法人 日本雑誌協会)と多いことと表題が「福島の真実(・・)編」であることから社会的影響が大きいと考え、表明するものです。

 「美味しんぼ」では、低線量放射線の身体的影響に関して、以下のように描かれています。まず、登場人物が東京電力福島第一原子力発電所を視察した後に、鼻からの出血や疲労感を訴える場面が描かれています。また、大阪府・大阪市が実施した岩手県の震災がれき焼却によって身体的不調を訴える人が大勢いたことを専門家が説明する場面も描かれています。

 低線量放射線の身体的影響については、これまでに数多くの学術研究が行われており、以下のことが明らかになっています。
 放射線被ばく後、数週間以内に現れる身体的な異常を放射線による早期影響といいます。放射線による早期影響は、ある一定の被ばく線量を超えると現れます。被ばくした100人に1人以上の割合で影響が現れる最低線量をしきい線量と呼び、これまでに数多くのしきい線量に関するデータが蓄積されてきました。成人で最も低い線量で現れる影響は、睾丸への被ばくによる一時的不妊で、しきい線量は100 mGyと推定されています(国際放射線防護委員会2007年勧告, ICRP Publication 103)。これより低い線量の被ばくでは、鼻血や全身倦怠を含めて臨床的に観察可能な放射線が直接原因となる身体的影響は報告されていません。

 残念ながら、作品中では登場人物の被ばく線量に関する記載がありません。もし、これはフィクションであると言うのであれば、「福島の真実(・・)」という言葉は不適切ということになります。もし、実測値があるならば公表すべきですし、今後の放射線防護のためにも正確な状況の記述が重要です。

 震災がれきは岩手県由来のものであり、福島県のものではありません。がれきを焼却した焼却工場周辺において、住民の被ばく線量が焼却以前に比べて高くなるような測定値は存在せず、大阪市・大阪府は発行元の小学館へ正式に抗議しています (http://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000266273.html)。したがって、作中で描かれた放射線の身体的影響に関して、これまでのところ、これらを支持する学術研究結果はありません。

 私達、放射線影響学会員は、放射線の生物影響を遺伝子、細胞、動物、及びヒトなど様々なレベルで研究しています。偶然ではなく、再現性をもって放射線が原因となる生物影響とそのメカニズムを明らかにしようと不断の努力を積み重ねています。しかし、生物影響の現れ方は多様で、動物実験が困難な研究もあります。そのため、放射線の人体影響については、未知のことが多く残されています。作中では、放射線がフリーラジカルの生成を通して身体を構成している細胞にあらゆる悪い作用を及ぼすような描写があります。しかし、被ばくして直ぐに生命に関わるような影響でない場合、影響が明らかになるまでに人体では十年単位の長い時間がかかります。したがって、放射線によるフリーラジカルの発生だけが生物影響を及ぼすということでは片付かないことは明らかです。
 事実(・・)と真実(・・)は、明確に分けて描くべきであり、事実を描くのであれば、どのような状況でどのようなことが起こったのかについてできる限りの丁寧な表現をする必要があります。
 「真実」と言う言葉は極めて重く、安易に使うべきものではありません。今回の漫画作品での取り上げ方から、放射線の生物影響を解明することは、私達、日本放射線影響学会員への付託と重く受け止め、今後も益々研究に精進する所存であります。

日本放射線影響学会員有志
同 代表
  福本 学

« 翁長知事の革命外交 「オレは約束は守らないが、お前は守れ」 | トップページ | 日曜写真館 櫻堤の朝 »

原子力事故」カテゴリの記事

コメント

かつて原爆投下で大量の急性被爆者を出し、60~70年は草木も生えないと言われた広島が、実は現在は長寿県であることと共通しますね。
大規模な検査体制とケア。

岩上、もう随分前になりますが、こりゃやっぱり酷い(苦笑)
「ウソだというなら証明してみろ!表に出てこいや!」と恫喝しまくる自称ジャーナリスト、もはやガキのレベル。
今回の報ステ騒動でも、初めから古賀氏と打ち合わせて仕込んでたくらいですから、自ら記者クラブを否定(この記者クラブというシステムは、私も議論の余地があると思います)して飛び出したら食えないのか、やたらセンセーショナルな大衆ウケしやすい「スクープモドキ」ばかり。
上杉隆も同様だな。
揃って「オレたちは権力と大手メディアの被害者。自分は真実を追求する」と言いながら、やってることはキチガイサヨク同調。都合の良い発言者のインタビューばかりで、反対意見は徹底排除の論理。
正にそっち系の人間だと言わんばかりです。もう飽き飽きです。

まったくですね。
岩上安身のトンデモぶりはつとに有名で以前から承知はしていましたが、
寡聞にしてこの一件は知りませんでした。殆どゴロツキレベルですね。
こういう人達が質の悪いのは散々デマや嘘を拡散しておきながら、
叩かれ出すと急に居直ってケツを捲るところでしょうか。
植村隆然り古賀茂明然り・・・
もはやイデオロギー云々を超えてます。

ちょっと補足させて下さい。

甲状腺癌が増えたと言い切るには、被曝地域以外での調査を並行して行って比較する必要があります。

また、検診内容は、超音波検査での腫瘤の検出です。
確かに正確な検査ですが、従来は行われてこなかったので、やはり比較検討が難しいです。

その面で、確かに政府の調査は不十分、とも言えるのですが。

しかしこの2点を満たす比較対照が存在し、それがソウル市、というところが不謹慎ですが笑いのツボです。
これを指摘されるとサヨクの人達も黙るしかないのではないでしょうか。

福島県立医大からの報告書が閲覧できます。
ご参照ください。

http://fukushima-mimamori.jp/outline/report/media/report_h26.pdf

取りすがりで記事を拝見させて頂きました。

内容は置くとして、あまりにも恣意的で品のない表現にショックを受けました…

あなたがいくら反原発派の人に良い印象を持ってないにしても、彼らが「チェルノブイリのように沢山ガンの子供が出てほしい、できれば奇形児も生れてほしい」と願う人々のように表現するのは、あまりにも感情的で悪意に満ちた表現です。

岩上氏のTwitterの引用もひどい。
「お待たせしました、奇形がでました」と氏がTwitter上で発言したとも受け取られかねない紹介の仕方も首を傾げざるをえません。
確かに実際に彼のTwitter上の発言は軽率ですが、かように穿った見方で表現を歪めて紹介する必然性が一体どこにあるのでしょうか?

管理人様が、一部の反原発派の人々の無責任な方言に苛立ちを感じているのは記事の文章から痛いほど伝わってきます。
しかし、政府や東電は原発事故に対して今まで十分な説明や対応を行ってきたのでしょうか。

批判すべきは哀れな放射能パラノイアではではないと思いますよ


青二才さん。当時いくつだったかしりませんが、すさまじいばかりデマは、私たちのような「被曝地」住民や生産者を押しつぶさんばかりでした。

「農業やっている奴は毒を撒くテロリスト」「食べたら死にます」「福島から逃げろ」「福島には行くな」「2015年3月15日までに日本は住めない場所になる」・・・、エトセトラ。

彼らに対する私の感情は、あんなていどでは済まないですよ。ただし、今回は彼らを批判するためのものではないので、刺激的部分は修正しました。

岩上氏に関しては当該のツイッターを添付します。

政府・東電の対応はいつのものでしょうか。2011年当時はともかく、いまは、リアルタイムに近く、無編集・無解説で情報がでてきています。それがかえって不安を拡げる結果にすらなっています。

今は電力会社が情報隠蔽できる余地などまったくないんだよ。

事故当時の情報の出し方には、私自身強い批判があります。それはかつてから一貫して書いてきています。
そしてそれをまったく反省どころか、いま、反原発を叫ぶことが免罪符になっていると勘違いしている当時の首相、官房長官、経産大臣などは、批判されてしかるべきです。

とまれ、前半を大きく書き換えました。それにしても、あの程度でこういうコメが来るのが、この放射能の世界だと、改めて思い至った次第です。

いわゆる「自主避難者」、沖縄にもたくさん来ましたよ。今もいます。
で、福島の風評被害ばら撒きコンサート開いたり迷惑千万。
ひどい時には毎年恒例の「青森の雪を子供達にプレゼントする」イベントにすらイチャモンつけて止めさせましたからね。
彼らは反辺野古活動と親和性あるから余計に手に負えない。
宗教がかっているようで、怖くて近く気にもなれません。

管理人様

コメントに対してご返信頂きありがとうございます。

震災時に飛び交った原発事故関連のデマに対する管理人様のお怒りはごもっともです。
以前からお書きになられている悪質なデマを正す一連の記事は素晴らしいと思いました。

ただ、東電に情報隠蔽をする余地がないとのことですが
今年も汚染水が外洋に流れていると知りながら公表しなかったことが話題になりました。
確かに結果的に東電は隠蔽はしていませんがこの有様では信頼を得ることは難しいし、逆に不信感を高めるでしょう。
実際、周辺地域の漁協と議論を進めていたサブドレン計画はこの件を受けて凍結しています。

悪質なデマは原発事故の復興に対して大きな妨げになりますが、上記にあげた東電自身の対応も復興に暗い影を落としていると思います。
政府はこのような状況で原発の再稼働や新設を目指していますが私にはあまりにも性急に感じられます。

長々と書きましたが、東北の食べ物が安全であることは紛れもない事実ですし至極当然であることを訴えていかねばならない生産者の方々の苦労には頭が上がりません。
悪質なデマや色眼鏡を吹き飛ばして、東北の食べ物の名誉が完全に回復する日がいち早くくることを願います。

青二才さん。

当然ながら「東電のバカヤロー!」ってな気持ちと不信感は、福島や東北の人間ほど強いわけです。当初の対応は時の政府共々酷いものでしたし。

うん、だからこそね、今では先日のような「公表遅れ」なんかあればボコボコにされるわけですし、隠そうとしたところでたちまち暴露されて更なるバッシングを受けるのです。つまり逃げられないってこと。

政治や電力会社への不信は、当然ながら深刻な実害を受けた被曝地ほど激しく根深いものです。その点は是非ご理解下さい。

あなたの最後の文には救われる思いです。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 翁長知事の革命外交 「オレは約束は守らないが、お前は守れ」 | トップページ | 日曜写真館 櫻堤の朝 »