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「沖縄だけ」が犠牲を引き受けているのか?

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翁長氏の外国特派員協会の記者会見は、沖縄怨念史観の固まりのようになっています。

「今一度、万が一また、沖縄がまた切り離されるのではないか、10万人が亡くなるのではないかこういう恐怖心を持つのは沖縄の人間としては当たり前であります

これを言った時に、翁長氏は「グゥの音もでないだろう。ナイチャーの奴らめ」と思ったはずです。
きっと鼻の穴が開いていたことでしょう。

もちろん、この部分は沖縄の地上戦の被害について言っていますが、典型的な「沖縄だけ」(ウチナービケーン)論になってしまっています。 

これは、錯覚を呼ぶ表現です。なぜなら、あくまで「大戦の一般国民の犠牲者数」ではなく、「地上戦」の犠牲者数だからです。
 
数字を押えておきます。まずは沖縄県です。 
  • 「C:戦闘参加者(戦傷病者戦没者遺族等援護法(援護法)との関係で日本軍に協力して死亡した準軍属と認定された人数) 5万5246人
    D:一般住民(県の避難勧告を拒否したものが多数と証言する昭和29年生まれの沖縄県出身者もいる)3万8754人(推定)」(Wikipedia)

合計で9万4000人です。これは厚生省援護課が、戸籍数の減少から算出したものです。
※異説として24万という数字もあります。 

約10万人という翁長氏の言い方は、これが根拠です。
きわめて痛ましいもので、沖縄県民のみならず、日本人全体にとっても、ある種のトラウマのようになってしまいました。
ですから、日本人は沖縄を大戦の悲劇の象徴として戦後、今に至るも長く頭を垂れてきました。
しかし、今日、あえて私が言いたいのは、大戦の一般市民の犠牲は、「沖縄だけ」ではないことです。
Sendai_after_the_1945_air_raid(写真 空襲後の仙台市街)
 
本土空襲による市民の犠牲者は、広島、長崎に対する原爆の犠牲者24万5956人を除けば、約30万人とされています。
●空襲による、各都市の死傷者数の上位7都市
・東京都区部・・・約10万人
・大阪市   ・・・約1万人
・名古屋市 ・・・約7800人
・神戸市   ・・・約6200人
・横浜市   ・・・約4600人
 
●1千人以上の死者を出した20都市
青森市、長岡市、富山市、日立市、千葉市、川崎市、静岡市、浜松市、福井市、津市、堺市、和歌山市、明石市、岡山市、呉市、高松市、八幡市、大牟田市、佐世保市、鹿児島市
・日本全体の罹災人口・・・約1千万人
・当時の人口約7千万人の14%が家を消失

日本空襲はまさに一般市民の生活の場を破壊し、殺害だけを目的とする無差別爆撃そのものでした。 

私は非戦闘員に対する massacre(大虐殺)という表現をしても、差し支えないと思っています。 

このような日本の市民に対するmassacreの犠牲者、すなわち、本土54万、沖縄10万、総計64万人の尊い犠牲者総体の列の中に、沖縄の犠牲者も置くべきではないでしょうか。 

しかし沖縄の「平和運動」は、他県の犠牲者を切り捨ててしまい、「沖縄だけが戦争の犠牲者にされた」という言い方を好みます。 

実際に戦争を経験しない若年層になればなるほど、この沖教組の「平和教育」が浸透していで、あたりまえのように「沖縄だけが戦争の犠牲になった」という言い方をします。 

そしてこれが、復帰後も残った米軍基地の占有率74%という数字と重なって語られるために、「沖縄だけが戦争被害を被り、沖縄だけが米軍基地を引き受けている」という間違った観念を生み出しています。 

たとえば、つい最近も翁長氏と菅氏との会談を伝えて、地元紙はこう書いています。 

「翁長知事:沖縄は全国の面積のたった0・6%に74%の米軍専用施設が置かれ、まさしく戦後70年間、日本の安全保障を支えてきた自負もありますし、無念さもあることはあるんですよね」((沖縄タイムス 4月6日)

 あるいは翁長氏はこうも言って、移設による縮小はウソだと言っています。 

「翁長知事:嘉手納以南の相当数が返されると言うんですが、一昨年に小野寺前防衛大臣が来た時に「それで、どれだけ基地は減るのか」と聞いたら、今の73・8%から73・1%にしか変わらない。0・7%だ。 
 なぜかというと那覇軍港もキャンプキンザーもみんな県内移設だから。県内移設なので、普天間が4分の1の所に行こうがどうしようが、73・8%が73・1%にしか変わらない。 
 官房長官の話を聞いたら全国民は『相当これは進むな』』『なかなかやるじゃないか』と思うかもしれないけれど、パーセンテージで言うとそういうことだ」(琉球新報4月6日)
 この翁長氏の表現は間違いではありませんが、一種の詭弁です。74%は、あくまで「専用施設」のみの数字だからです。
 
ところが、日米安保はあくまで米軍と自衛隊による「共同防衛」が前提ですから、共用施設が圧倒的で、専用施設のほうが例外なのです。
Clip_image002 
私は何度も書いてきていますが、日米安保の中枢は沖縄にはありません。横須賀、厚木、横田、座間、三沢、佐世保などと、それに付帯する支援施設にあります。

その意味で翁長氏が言う、「戦後70年間、日本の安全保障を支えてきた自負」は間違いとまでは言う気はありませんが、大げさなのです。

正確に言うなら、「戦後70年間、本土と一緒に日本の安全保障を支えてきた」と言うべきです。

Haichi

これは防衛省の、以下の詳細なデータをみれば分かります。
※防衛省「別添3~5 米軍と自衛隊が共同使用している防衛施設 

お分かりのように、佐世保、三沢をのぞけば、東京、神奈川のきわめて狭い地域に密集しており、統計的には2自治体にまたがりますが、実際は数時間内のエリアに納まってしまうほど狭い地域です。 

そのエリアには、米海軍第7艦隊米軍と第5空軍の司令部と空母の母港があります。これらの施設抜きに、米国は世界戦略を展開することはできません。 

そしてこれらはすべて共用施設で、自衛隊も使用しているために「専用施設」にはカウントされていません。 

ちなみに、私は厚木基地の真横で小学校から勤め人まで過ごしました。さらに今は、百里のジェット戦闘機の旋回面直下で、先日、防音施設工事のハンコを押したばかりです。 

よくよく基地にご縁がある人生のようてす(苦笑)。 

ですから、後に沖縄に住むことになった私にとって、嘉手納は特に驚くに値せず、普天間に至っては、失礼ながら静かなもんだと思ったほどです。 

危険性ならば、普天間より厚木のほうが高いと防衛省は考えているようです。

Atsugi(写真 厚木基地。フェンスまで住宅地がびっしりと建っているのがわかる)。運用しているはジェット戦闘機と 大型プロペラ機)
0_45e(写真 普天間飛行場。同じく住宅地がフンスまで迫っている。運用しているのは、かつてはヘリと中型輸送機。現在はオスプレイ)

ただし、その苦労は非常によく理解できます。それが故に、「沖縄だけがやられた」という固定観念にとらわれないほうがいいと、申し上げています。 

それはさておき、沖縄県もそのことを公式には知っています。 

●「沖縄の米軍及び自衛隊基地(統計資料集)平成26年3月/沖縄県
(オ)米軍施設・区域の全国比
・全国の米 軍 施 設 ・ 区 域 :132施設 1,027,153千㎡
・本土の米 軍 施 設 ・ 区 域 :99施設  795,393千㎡
・沖縄の米 軍 施 設 ・ 区 域 :33施設  231,761千㎡
・全国に占める本県の比 率  : 25.0%  22.6%

共用施設まで入れた数字だと、22.6%です。74%%では実に51%も違っていますから、与える印象は天と地ほども違います。

これは、印象操作による情報誘導のテクニックを使っているためで、これだけベースになる数字が違っていては、「上目線」も何もあったものではありません。

また、翁長氏は、「73..8%から73..1%に減るに過ぎない。たった0.7%の縮小だ」という言い方をしますが、これも数字上はそのとおりですが、これもまた「嘘は言っていないが、不利になることにはひとことも触れない」という類のものです。
というのは、上の沖縄県の「全国に占める本県の比率」だけを見れば、米軍基地面積は北海道のほうが上回ってしまうからで、沖縄は第2位に転落してしまいます。
ただし、これもまた誤りです。というのは、北海道は年に数回使うだけの広大な演習場がカウントされているからです。
ほら見ろ、と翁長氏はドヤ顔をするてしょうが、実は沖縄も同じことをしています。
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というのは、広大なジャングルの北部訓練施設(演習場)が、なんと78平方キロもあるからです。
沖縄全体の基地面積は、231平方キロですから、「沖縄の米軍基地」とひと言でいっていっても、実は33%はただのジャングルにすぎません。
実は私は北部訓練施設の近隣住民でしたから、ここが雄大なやんばるの山だけしかない、ということを肌身で知っています。
この今のところ使い道がないジャングルと、普天間(宜野湾市)という副都心にしようかという一等地を比較すること自体が愚かです。
このように翁長氏の言う「沖縄だけ」(ウチナービケーン)には、自分にとって有利な数字を、有利なように加工して、不利な数字は隠して印象操作をするやり方が基本にあります。
もし、翁長氏が本気で本土政府とやり合いたいなら、事実に基づく数字を基にして議論せねばなりません。

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沖縄問題」カテゴリの記事

コメント

ウチナービケーン!?数字のトリックによる印象操作、あらためて腹が立つ。

投稿: 多摩っこ | 2015年5月29日 (金) 12時30分

管理人さんのデータに基づく説明に ただ感動し、全て同意すると共に「農と島のありんくりん」管理人さんのブログを、沖縄の若者達に是非 読んで貰いたい。そして翁長さんの、朴 大統領の様なみっとも無い行動に、一人でも多くの県民が早、く気付いてほしい。

投稿: 宜野湾市民 | 2015年5月29日 (金) 17時35分

管理人さんのおっしゃる通りです。
駄々っ子のごとく騒いでいる首長の品格やいかに。
神奈川県座間市、相模原市に米陸軍第一軍団の司令部があります。
なぜ日本に米陸軍の司令部が移転してきたか・・・

以下引用
在日米陸軍基地管理本部は相模原市と座間市にまたがるキャンプ座間に本部を置き、その他相模原ハウジングエリアや相模総合廠、横浜ノースドック(神奈川県)、赤坂プレスセンター(東京都)、車力(青森県)、呉、秋月(両広島県)、トリイステーション(沖縄県)をすべて管轄しています。
以上引用

投稿: 通行人 | 2015年5月29日 (金) 22時01分

本土に住む沖縄県人です。具体的な数値データに基づいて分かりやすく解説くださり、ありがとうございました。

翁長知事がメディアで発言する度に、ヤマトンチュー(本土の人)は沖縄への嫌悪感が増大していきます。私の周りの良識ある人がそうなので実感として感じています。沖縄県民としてとても恥ずかしい。
沖縄には日本政府から10兆円を超える振興予算が投下されています。翁長知事よ、もう振興予算はいらないと言うべきです。

この人が言っていることは常々共産党・社民党が主張していたことではないてしょうか。県知事選前からさまざまな疑念のある発言をしています。私利私欲、権力を得るためには何でもあり…。

このような知事を当選させたのは、沖縄の真実を隠蔽し報道しない自由を貫く沖縄2大紙、これらの一方的な報道が諸悪の根源です。民意、民意…と言いながら毎日捏造報道を繰り返しています。本土メディアが報道する沖縄に関するニュースも一方的な報道ばかりです。何か可笑しい…何かおかしい。これは私だけではなく県民も感じている筈です。

保守の人は本来良識的でおとなしく争いごとを好みません。この性向は沖縄県民も例外ではありませんので声をあげようとしません。

本土の皆さん、沖縄が可哀想と思う必要は一切ありません。沖縄が可哀想という空気を作っているのは地元メディアです。彼らはつねに沖縄の真実を捻じ曲げて報道をしています。沖縄の真実がどんどん表に出てくれば必ず沖縄は変わります。翁長知事を支援する沖縄2大紙と社民党、共産党などの革新勢力の暴走に待ったをかけましょう。

八重山日報5月22日版に、5月17日県民大会セルラースタジアムのウソ、という意見広告が掲載されました。「琉球新報・沖縄タイムスを正す県民・国民の会」が出した意見広告です。市井の人、一人ひとりができることから行動を起こしましょう。

投稿: haramita | 2015年5月29日 (金) 23時11分

北海道の共同施設を含めると確かに比率は下がりますが、運用の性質が違い過ぎるので、一般的な負担比率を考える場合には73.8%が正しいのは明確です。
しっかり勉強した上でこのような投稿をして下さいね。

投稿: けんすけ | 2015年6月 9日 (火) 16時39分

北海道の共同施設?運用の性質?一般的な負担比率?意味不明。数字は面積比ですよね?それも米軍専用か自衛隊と共同かの。沖縄が使う数字は米軍専用で見た数字。で管理人さんは自衛隊と共同使用な数字。で日米安保を考えた時、米軍専用だけで本当に判断すべきか?と問われていると理解したのですが。どこをしっかり勉強しろと言ってるのか理解不能。てか、自分的には、あなたがしっかり勉強したらと言いたくなるけど。

投稿: 一宮崎人 | 2015年6月 9日 (火) 17時01分

一宮崎人さんありがとうございます。けんすけさん、記事で丁寧にお答えします。

プーさん。正直、私もあの翁長という男がなにを考えているのかよくわかりません。
大きな戦略があるというより、その都度いきあたりばったりのような気もします。

今回の訪米もそうです。もし、私が彼で、真剣に移設をやめさせたいのなら、平安山氏に下ごしらえさせた米国要人の人脈にお忍びで会って、ピンポイントで秘密会談します。

落とし所も相当に練っておかねばなりません。なぜこんなややっこしいことをするのかと言えば、翁長に言わされたではダメで、あくまで米国政府の意思でなければならないかからです。

これを有効にするには、訪米前に政府となんどもオフレコで会ってどのへんなら折り合えるか探るべきでしょう。

あの男はそれを全部吹っ飛ばして、硬直した左翼運動家みたいになってしまっています。管さんと秘密の交渉でもするのかと思って見ていましたが、そのふうもありません。

明らかにやっているのは、自分に近い人脈に利権を投げ与えているだけで、それだけはやたらハッキリと見えます。

それと、もうひとつは露骨な中国との接近ですが、これも戦略あってというより、いま中国が興隆しているので、おこぼれをもらいたいというていどにしか見えません。

あるとすれば、中国の意思ですが、これはレンジがやたら長いので(極端にいえば50年、100年単位です)、今年や来年といった話ではありません。

というわけで、案外翁長という男は、ただの経済オンチで、平良や呉屋、共産党や労組に担がれた軽いバカなのかとも思いたくなっています。

たぶん、県民直接投票のカードを使って、一発逆転をねらうしか手はないのではないのではないでしょうか。

投稿: 管理人 | 2015年6月10日 (水) 02時17分

純粋な米軍基地だけ言えば。全体の74%なのは事実として、自衛隊との共用施設を含めれば22%強なのも事実。
どちらの数字でみても各県の面積に対しての日本防衛のための基地施設の面積の割合で言えば沖縄が他県に抜きん出ているのは間違いない所です。

しかし、共用施設を含めない理屈であれば、嘉手納基地なり普天間なりを自衛隊が共同使用できるようにしたら、北部演習場も、共同演習場にした占ならば、実際は何も変わらないのに数字上の面積だけが減ってしまうと言う事にもなりますね。
これも、数字のトリックですが…

投稿: 種子 | 2015年6月10日 (水) 17時26分

あらら、執着質なんだ。軽い精神病気質さんだ。で、その執着気質で。細いことが気になって仕方ないのね。可哀想に。お大事に。

投稿: 一宮崎人 | 2015年6月16日 (火) 22時12分

連投すみません。
ケンスケとか言う精神病気質さん。自分で矛盾したこと言ってるのきがついてるのかな?厚木佐世保横田横須賀が米軍施設なら、沖縄だけが負担してる訳では無いって言う管理人さんの主張に合致してるのに、何故か70何%とか言う沖縄の主張を支持してる。そこら辺、やっぱ精神病者らしいね。ww

投稿: 一宮崎人 | 2015年6月16日 (火) 23時05分

けんすけという人のコメントは削除したが、一宮崎人さんが回答していらっしゃるので、再度さらしておく。(一宮崎人さん、ありがとうございます)

このけんすけという人は、自分のことしか書かない奴だ。たまらない。かみあうはずがない。
もう一回言っておく。二度と来るな。きみはアク禁だ。

以下、「けんすけ」のコメントの再録。ながながと自分の論旨だけを書いていて退屈きわまりない。

「今朝コメントしましたが削除なされたみたいですね。なにか不適切な表現でもありましたでしょうか? 防衛省の公表資料見てもお分かりのように、日米地位協定第2条第4項(b)に基づき北海道方面自衛隊基地を「一時使用」が認められるとしてますが、区分では自衛隊基地です。
因みにあなたが記事で書かれている「厚木基地は専用施設に含まない」も間違えです。日米地位協定第2条第4項(a)に基づき自衛隊も使用が認められる「米軍施設」です。一応指摘しておきます。防衛省資料の専用施設の数と米軍使用、使用可能施設の合計の数を比較すれば誰でも分かるようになってます。横田、横須賀、ももちろん佐世保等も米軍専用施設に区分けされています。削除されるのも結構ですが、記事を拝見してみると、事実とは異なるものが多々あるようなので、修正もしくは削除なさった方があなた自身の為かと思い指摘しておきます。」


投稿: 管理人 | 2015年6月17日 (水) 02時00分

無知な私も以前はその程度の認識だったかもしれません。だけど、移住してみて正直そんな自分を恥じました。おそらく沖縄批判の人、沖縄に無関心な人ほど、沖縄を訪れたことがないし、沖縄に住んだこともないでしょう。そして、無責任な概念や数字でばかり自分の意見を正当化しようとしている人が多いことは本当に悲しい。そういう人は決して沖縄を理解しようとしないし、県民が叫ぶ声に対して聞く耳をもちません。観光目的以外で沖縄に行った事がありますか?辺野古に行った事はありますか?高江には行きましたか?いまでも操縦するパイロットの顔が見えそうなほど低空で爆音を蒔き散らす戦闘機が行き交う下で暮らしたことはありますか?県民の5人に1人が死んだあの悲劇を沖縄県民は繰り返したくないだけなのです。あなたやあなたの大切な人たちが望むように、ただ静かに暮らしたいだけなのです。それとも、もし戦争が起きたら、あなたは県民の誰かの代わりにまっさきに死んでくださるというのですか?あなたの町の各家庭に一人ずつを犬死にするために供出するようにあなたが働きかけてくれますか?沖縄は、沖縄県民はそんなことを望んでいるわけではありませんよ。だけど、いまの空気があの戦争前の空気ととても似ているのでそれをおじい、おばあは恐れているのです。しかし、あの戦争の悲惨さを知っている証人がもう大分少なくなりつつあります。どうか彼らから直接話が聞けるうちに沖縄に来てみて下さい。もちろん観光抜きで。多くの人達が焼き殺された洞窟を訪れてみてください。そこにはまだまだ多くの遺骨が拾われずにあります。あなた方が望む平和や幸せを沖縄県民が望むことがどうして許されないのですか?主さん、そして主さん以外にも同意見の人がいたら、そんなあなたたちにも伝えたい。正しい理解なく、また訪れて体験者の話を聞かずに沖縄批判はやめていただきたい。お会いした事がないけど、同じ時代を生きるものとして、ただただそんなあなたのことが悲しい。

投稿: anri | 2016年9月21日 (水) 05時06分

anriさん。
僕、沖縄の今注目の高江のそばに住んで、農業やっていました。

米軍基地のそばで育ちました。爆音が子守歌でした。基地のスクラップが遊び場でした。
相模原の戦車移送闘争で負傷しました。

沖縄戦については、オジィオバァから沢山話を聞いています。

「そんなあなたか哀しい」ですか同情されちゃった(苦笑)。
ほとんど僕のブログ記事を読まないで書いておられるんでしょうが、あまり他人を先入観でみないようにしましょうね。

僕には僕の、あなたにはあなたの沖縄への関わりがあるので、自分の体験だけを至上だと思わないようにしましょう。

投稿: 管理人 | 2016年9月21日 (水) 06時09分

anriさん

この記事のタイトルのまんまな意見ですね、あなたこちらのブログを読んだことないでしょう。

居住者でもないのに観光以外に他県からわざわざ沖縄へ行く目的があるのですか?
反基地デモに参加する予定もないです。
逆に沖縄の人は原爆や空襲のことを勉強しに本土へ足を運びますかね?
私は沖縄を知るために今の生活を捨ててまで移住するほど勉強熱心な人間じゃないな。

あなた嘉手納基地の近くに住んでるの?戦闘機のパイロットの顔が見えるっつたら相当近いよ。

あなた本土から移住のようだけど本土の基地も知らないんじゃないの?
私のとこは比較的静かだけど小中学校の窓は二重窓、小学生のころは返還途中の基地内で探検ごっこでしたよ。中学は自衛隊駐屯基地の前を通り、自衛隊員の子供も沢山通ってました。


あれから時は経ちましたが、空は米軍の輸送機や旅客機、陸上自衛隊、警視庁、消防庁のヘリコプターなどが飛び回ってます。
夜中や明け方は、ンゴオォォーオって輸送機の重低音が聞こえますね。

小さい頃から焼夷弾や機銃掃射に防空壕、家が全焼した、縁故疎開の話を聞かされ、勤労奉仕先の工場で亡くなった生徒の慰霊碑が高校にあったり、高射砲が校庭の何処にあってなぁなどの生々しい話も聞いてます。
それぞれの地に戦争の爪痕はある、それでいいのではありませんか。

投稿: 多摩っこ | 2016年9月21日 (水) 17時16分

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