私の定位置
当地は毎日雨です。それもドドっと降るのではなく、シトシトピッチャンという奥ゆかしい梅雨型です。
気象庁も地震や噴火で忙しいと見えて、梅雨入りをだしませんが、気分は梅雨です。
夏入りのこの時期は家業がいちばん忙しい時期で、毎日泣きながら書いています(オーバーな)。
さて、とうとう沖縄に戻ってしまったのか・・・、という嬉しくもあり、ちょっと重~い気分です。ちょうど今の天気みたい。
私にとって沖縄は、今の私の出発点のようなもので、だから他のテーマと違って、私自身の「情」が絡んでしまいます。
突き放して見れないことを、白状しておきます。
だから、妙な思い入れをしている昨日書いたような連中に遭遇すると、まさにカネヒラさんではありませんが、ワジワジします。
私は「運動」とか、「闘争」というものは生活人にとって、やりたくてやるものでは無いと思っています。
時間は取られる、家業はおろそかになる、子供は泣く、嫁はどなる、米びつはカラッポ、ということを覚悟せにゃならんのが「闘争」というものです。
普通の人たちが、普通の生活を破壊されそうになって、初めて心底怒り、切羽詰まって生活をかけてやるからこそ強いのです。
そんなことをけしかけにわざわざ遠い沖縄まで来るな、おめーはテレビ局の重役で何千万もらっているかしらねぇが、けしかけられるほうは身銭だ。
赤い貴族が「お仕事」で騒ぐな、ましてや年金もらってから暇潰しに「闘争」に来るな、というのが、ただの生活人としての私の気分です。
今回の辺野古の騒動(あんなものを「闘争」とは呼びたくない)を見ていると、そんなあたりまえの生活人の顔が浮かんできません。
カヌーで海保に突っ込みたかったら、同じ沖縄でも石垣市尖閣で中国海警相手にやれよと揶揄したくなります。
ましてや、島のエリートの県役人で喰ってきて、しかも組合専従などという赤い貴族でいて、なにが「平和センター」で不当逮捕だってぇの、チャンチャラ可笑しいぜ、と毒づきたくなります。
フツーの生活人は逮捕などされたら食い上げだし、職場もクビになるので、あんなことはしませんって。
だいたい、あんなウィークデイに、どうして生活人が「闘争」になんかに行けますかってんだ。
それをちょっと考えれば、まともに汗して働いている人たちじゃないってわかりそうなもんです。
辺野古で生活人を探すなら、漁協の河岸にでも行くのですね。あるいは、地元のスナックにでも行けば騒動のうるささから逃れた地元の一般の人が、たむろしています。
それを見もしないで、どこから来たのか分からない外人部隊と、赤い貴族たちの海保との衝突を報じて、あろうことか「住民の抗議をつぶす海保」などと報じるのですから、ちゃーならんさ。
あ、「ちゃーならんさ」は、どーにもならねぇよな、くらいの意味です。実感あるでしょう。
沖縄弁って泥臭くって、汗臭くって、だから好きで、本土でも使っちゃいます。
私の沖縄問題の定位置は、いたってシンプルです。
私と同じ、飯を食い、家族を養い、子供を育て、夕飯のビールの一缶を楽しみにする人の側にいます。
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