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沖タイも批判 翁長氏の新たな金権腐敗構造の誕生

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翁長氏と稲嶺両氏の訪米恥かき道中はまだ続いているようです。
 

ローカル・ガーバメントのただの首長が、条約締結国を相手に「品格ある安保」を交渉するということの本質的おかしさに、マスコミはまったく触れません。 

ひとこと言ってやればいいのです。あんたら何様。 

さて、翁長氏が気分よく大物気取りで外遊している間に、お膝元に火が廻りつつあります。

つい先日、朝日で言えば天声人語に当たる沖縄タイムス(2015年5月30日 )の名物コラム「大弦小弦」に、こんな仰天する記事が乗っていました。
 

いや仰天する言っても、いつもの赤旗の左をスライスして、東シナ海を中国方向に抜けていくという意味ではなく、あまりに常識溢れるご意見なのでたまげたのです。

「県の外郭団体の人選を見ると、“オール沖縄人事”といえる。必ずしも県内の幅広い層からの起用とはとらえがたく、翁長雄志知事を当選させた「オール沖縄」陣営への選挙功労を色濃く感じる。
沖縄観光コンベンションビューロー会長に県内ホテル大手かりゆしグループの前CEO平良朝敬氏(60)を充てる
人事案に賛否が分かれる 。
観光業界を長年リードする平良氏が観光振興で手腕を発揮する期待がある。一方、知事選で陣頭指揮を執っただけに、論功行賞という批判が出るのは当然だろう。足元のビューロー内部からも批判が挙がっている。同じく知事選を支えた金秀グループからは美里義雅氏(65)が沖縄都市モノレール社長に内定している 。
翁長氏は盟友二人を副知事に据え、政府との対立などに向き合う
県政を船出した。その脈絡で考えると、適材適所はさることながら、経済界を含めて態勢を固めたい考えがあるのだろうか。
今回の知事選は従来の組織
選挙を乗り越え、辺野古に新基地を造らせないという県民の一心が翁長氏の圧勝に導いた。知事選最大の功労者は県民だ。
埋め立て承認取り消しの判断を含め、新基地建設問題は重大な局面を迎えている。大事な時期だけに、
選挙の恩義をポストで返したという疑念が生じる事態は避けるべきで、翁長知事の考えを聞きたい。(与那原良彦)」
(※引用に当たって▲は削除し、句読点を入れました)

初めて沖タイの記事で、そのとおりだと言ってしまいましたよ。沖タイって、その気になれば、フツーの新聞みたいなことも言えるんだぁ。 

翁長氏が帰ってこない間だけだったりして(笑)。

今、翁長知事が沖縄県で現実にやっていることは、辺野古移設反対という「平和運動」の影に隠れた、タダの金権構築にすぎません。 

やっと分かりましたか、沖タイさん。いや、百も承知で翁長氏という「危険人物」を担いだんだったよね。

さて、翁長氏は、訪米などというパーフォーマンスの影に隠れていますが、実は自らのまだ万全とはいえないクーデター政権の、算盤と地盤を金と権力で踏み固めている真っ最中です。 

その第一歩が、沖縄観光コンベンション・ビューロー(OCVB)会長に、県内ホテル業者かりゆしグループの前CEO平良朝敬氏を当てて、しかもJTBとANNの現地協力業者団体代表までやらせるという、観光三権を一手に与えることでした。 

平良氏は、今や本土でも知られるようになったとおり、呉屋氏と並んで知事選の陣頭指揮に立ち、企業ぐるみ選挙で翁長氏を知事に据えた人物です。 

Img53e43f92b3d64(写真 14年11月16日。翁長氏に推薦状を渡す「オナガ英雄志知事を実現する同志会」共同代表の平良氏と呉屋氏。汚いヒゲの若頭風が呉屋氏。芸能プロの社長風が平良氏。どう見ても、この3人、正業に就いている人には見えない)

この平良氏と翁長氏との癒着は、上の写真の知事選より6年前、那覇市長時代にまで遡ります。

翁長氏は、那覇市長自体から龍柱など幾つもの怪しい利益供与をしてきましたが、その最大のものが平良氏のかりゆしグループに対する便宜供与です。

Kariyushi03(写真 かりゆしアーバンリゾート・ナハ。泊港に立つのがわかる)

平良氏は、選挙前の2008年11月、大変な経済的苦境に追い込まれていました。

それは彼の率いるかりゆしグループが、那覇の拠点と位置づけた泊港の「とまりん」に立つ「かりゆしアーバンリゾートナハ」が破綻の危機に追い込まれていたからです。 

その理由は簡単。客が入らないくせに、賃貸料が高かったからです。このアーバンリゾート那覇が立つとまりんは、第3セクターである「泊埠頭開発」が持っていました。 

ね、そもそも第3セクターというところが、大いに匂いますでしょう。

だいたい第3セクターというのは、地方活性化の美名に隠れて、採算度外視、放漫経営をしたあげく破綻しては、法外な金で「民間」に転売したりする隠れ蓑に使われています。 

この「泊埠頭開発」も那覇市が噛んだ泊港再開発のための事業体で、かりゆしグループに賃貸させていたのですが、この賃貸料が高くて破綻すると、平良氏が言い出したわけです。 

そして事実、廃館となって2009年7月の再開までの8カ月間、営業は行なわれていませんでした。 

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かりゆし撤退を受けて、いったんは最高額で入札した三井不動産が落札し、かりゆしを優先交渉権者として交渉しても、なおまだ高いと平良氏はゴネ続けました。 

ここで、「天の声」が降臨します。それが「とまりん再建計画検討委員会」という那覇市がバックにいる再建委員会でした。 

この再建委員会が、三井に権利を放棄させ、かりゆしグループに破格の好条件を提示します。 

まさに、経営破綻の淵にいた平良氏にとってのお釈迦様の蜘蛛の糸です。もちろん、この蜘蛛の糸を垂らしてくれたのは翁長市長でした。 

本来、市民の大事な公的財産である泊埠頭再開発地「とまりん」を、破格な価格で貸借させるという行為自体、背任を疑われてもいたしかたないでしょう。 

平良氏はさぞや随喜の涙に暮れながら、「翁長先生、一生ついていきます!」と叫んだことでありましょう。 

さて、この疑惑に満ちたかりゆし救済劇の背景に、もうひとりの重要な小者が暗躍していました。 

それが、当時「新風会」という翁長党のボス格にして、当時那覇市議会議長をしていた安慶田(あげだ)光男氏です。

2015032401_01_1(写真 14年3月15日、辺野古工事停止を命じる翁長知事と安慶田副知事。赤旗より) 

この安慶田氏は、現在、県副知事にまで成り上がり、なんと観光担当として県の観光行政の県側元締めをしています。 

平良氏が、民間側の観光元締めであるOCVB会長をすれば、利益供与した側の安慶田氏が県側元締めに座っているのですから、なんと分かりやすい癒着構造です。 

この安慶田氏は、翁長氏の腹心で、もっぱら裏工作専門でした。 

安慶田は、「とまりん再建計画検討委員会」という表面的には、有識者と金融機関代表によって構成されているという見かけの裏で、この委員たちにロビイングをかけて、かりゆしグループに有利に事を運んだ、と言われています。

地方政治においてこのような便宜供与がなされた場合、それで得られる利益の約3割前後が、政治家の懐に転がり込むと言われています。

ただし、裏金についてはまったく証拠が残っていませんので、書きようがありませんが、平良氏が翁長党のスポンサーになったことは間違いのないことです。、

ところで、翁長氏は、この前後の時期から、仲井真前知事を葬り、自分が知事になる野心を隠さなくなります。

それは、仲井真氏が高良倉吉琉大教授を副知事に据えたことから、自分こそが仲井真氏の後継であることを疑わなかった翁長氏に、強い疑念が生れたからです。

翁長氏は、当時沖縄政局の天王山と目されていた名護市長選に、安慶田氏に命じて自民党市議団「新風会」14名を送り込みます。

え、保守系名護市長候補だった末松候補に対してとお思いならば、甘い。翁長氏は自民党員でありながら、自民党那覇市議団を安慶田氏の指揮の下に、稲嶺「反戦市長」応援に送り込んだのです。

彼ら自民党内クーデター軍団は、精力的に保守票を切り崩し、今までフィフティ・フィフティと思われていた名護市長選の力関係を、一気に革新有利に導きます。

結果はご承知のとおりです。稲嶺氏勝利の「民意」の流れは、そのままその後の沖縄県知事選に直結しました。

またこの時期、那覇市議団のクーデター軍団は、地元選出国会議員の辺野古容認に抗議し、県連役職を辞任し、知事の辺野古容認に対して批判する那覇市議会意見書と、なんと県知事辞任要求を提出し、可決にまで持ち込んでいます。

こうして、翁長氏とその一党と、それまで共に天を頂かざる仇敵だったはずの左翼陣営との蜜月が始まったのです。

これに驚いた仲井真氏側から、何回か妥協案の提示があったようですが、勝利を確信する翁長氏はこれを全面的にハネつけ、「民意」を掴むことになります。

この流れの中で、平良氏と呉屋氏は、今まで保守支持一枚岩だった沖縄経済界を二分させ「新基地反対」の美名の下に、彼らが新たな沖縄経済界の盟主となる新しい金権構造を作っていくわけです。

このテーマ、続けます。

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コメント

当然ですが沖縄のメディアの方々は知ってますよね?(笑)

投稿: 中頭郡 | 2015年6月 2日 (火) 08時37分

真偽は不明ですが、翁長氏の汚職疑惑が検察の関心事になっているとのツイートが流れてきました。多分ガセネタとは思うのですが、本当なら少し面白い事になりそうで、不謹慎とは思いながら、今日の記事の事を思い出しました。

投稿: 一宮崎人 | 2015年6月 2日 (火) 22時03分

H28年度の沖縄県議選挙に、翁長知事の取り巻き市議会議員がこぞって出馬。
議会をさらに固める上でも必要なので票田那覇市を抑えにかかっている。
そのためには、教育委員会と教師などの公務員をおさえることも重要。そのための人事の布石も打ってきている。
そして、なによりもそのために議席が空く、那覇市議狙いの下衆な中小企業の社長や団体役員、なによりもそのためにPTA会長になったようながたくさん出馬しますよ。
仮に落ちてもまた本選挙がありますから、政治家になりたい彼らからすれば知事の応援付という最大のチャンスです。
予言としてここに書き込んでおきます。

投稿: 正真実王 | 2016年4月 3日 (日) 16時05分

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