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« 「0.6%の土地に74%の米軍基地」というトリック数字 | トップページ | 翁長氏の縁故資本主義とUSJ沖縄 »

2015年6月11日 (木)

米軍専用だろうが、共用だろうが、面積だけ較べても意味がない

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(昨日からの続きです) 

翁長氏陣営が「沖縄差別」の根拠数字として掲げる「74%」は、実態にそぐわないことを見てきました。

ではもうひとつの数字に、ご存じのように、「22%」という数字もあります。これは日米共用も含めた負担割合の数字です。

これは沖縄県も知っています。

●「沖縄の米軍及び自衛隊基地(統計資料集)平成26年3月/沖縄県
(オ)米軍施設・区域の全国比
・全国の米 軍 施 設 ・ 区 域 :132施設 1,027,153千㎡
・本土の米 軍 施 設 ・ 区 域 :99施設  795,393千㎡
・沖縄の米 軍 施 設 ・ 区 域 :33施設  231,761千㎡
・全国に占める本県の比 率  : 25.0%  22.6%

では、こちらこそが「正しい」のでしょうか?私はそうも思いません。

というのは、こちらの日米共用の数字もまた、<面積による比較>という呪縛から自由ではないからです。

私は、米軍専用であるか共用であるか、その面積が広いか狭いかなどという議論は、本質から離れた議論だと思っています。

日米共用で取ると、米軍基地面積比率は北海道のほうが上回ってしまいますが、その実態は、大阪市の4分の3もあるだだっ広い矢臼別演習場があるからです。実態はこんなもんで、実にのどかなもんです。 

2105(写真 矢臼別演習場。総面積約16,800haにも及ぶ。 自衛隊では最大規模の演習場で、大阪市の4分の3に相当する面積である。米軍も共同使用する) 

一方、沖縄全体の基地面積は、231平方キロで、ほとんどが米軍専用ですが、その33%は、北部訓練場というただのジャングルにすぎません。

この中でマリーンのお兄さんたちが、泣きながら泥まみれになっています。

01northarntrainingarea(写真 沖縄北部訓練場。ひとことでいえばただの山。米軍がジャングル戦の訓練をしている)

矢臼別演習場のほうがより「広い」から重要で、沖縄北部訓練場はより「狭い」から意味がないというのは、やはり変な議論ですね。

ましてや、この北部訓練場は確かに広くて米軍専用ですが、横須賀軍港よりも「広い」から重要だといったら、大笑いになります。そんな訳がありません。

しかし、現実に、翁長陣営はそのような言い方をしているわけで、、これは明らかにおかしいでしょう。

このように経済性が薄い土地を比較して、しかも、基地の本質である軍事的役割を見ないで、オレは74%だ、いや22%だと言い合ってもまったく無意味です。
 
ほんとうに比較するなら、その基地や施設の果たしている軍事的機能を比較検討するべきです。
 
というわけて、昨日はお退屈様でしたが、長々と世界最大の艦隊の母港である横須賀軍港と、その艦載機のための厚木飛行場についてみてみました。
 
この両基地と佐世保軍港、三沢基地こそが、日本でもっとも重要な米軍基地であり、したがって日米安保の真の大黒柱だということを、多少実感いただけましたでしょうか。
 
さて、これで終わりではありません。国道16号沿いの狭いエリアには、この巨大基地の臓器とでもいうべき支援施設群がたくさんあります。
 
米原子力空母を修理するドックは世界で4カ所しかありませんが、そのうち2カ所は米国内、そしてあとの2カ所は日本にのみ存在します。   

これは横須賀第6ドックと佐世保第4ドックですが、大和級巨大戦艦を建造したドックですので、世界中探しても米本国と日本以外にこのようなドック自体が存在しません。 

Photo_4(写真 横須賀第6ドックで修理される米空母キティホーク。このような巨艦を修理できるのは、海外ではここ横須賀と佐世保だけ) 

佐世保は艦船の電子装備の修繕において、米本土以上に優れた能力を有していますし、横須賀もまた、米本土以上の船体メンテナンスが可能であると言われています。  

米国防総省が自らが「ペンタゴン最大のオイルターミナル」と呼んだ、在日米軍燃料タンク施設は、鶴見、佐世保、八戸にあります。  

神奈川県鶴見貯油施設、小柴貯油施設には、国防総省管内のうち米本土まで含めて第2位の備蓄量で、第3位は佐世保、八戸(航空燃料)と合わせると、実に1107万バレルを備蓄しています。  

01_big(写真 鶴見貯油施設。米軍最大のオイルターミナルである。国民の大部分はこんなものがあることすら知らない)

これは第7艦隊全体の10回分の満タン量に相当し、米海軍は日本の高い技術力と、本土に蓄えられた燃料・弾薬、装備に支えられて初めて展開可能なのです。
 

また、横須賀軍港に隣接した浦郷弾薬庫は、日本最大の弾薬庫で、嘉手納と辺野古弾薬庫の備蓄量を凌いでいます。  

110801perry1(写真 沖合いの錨地に停泊した弾薬補給艦マシュー・ペリーから降ろされた弾薬を積んで浦郷弾薬庫に向かう大型バージ) 

横浜ノースドックは、横浜港の一角にあり、米陸軍の専用埠頭になっています。  

朝鮮戦争、ベトナム戦争時代にはフル稼働し、相模補給廠で修理された戦車や装甲車が毎日、戦地に送られました。  

いまはグアムから海軍補給センターが移転してきたり、沖縄における砲撃演習が東・北富士演習演習場に移動したために、その玄関口になっています。 

Ndphoto(写真横浜 ノースドック。陸軍関係の補給物資はここで陸揚げされる。現在は海軍補給センターも移転して同居している)  

その他に、第7艦隊のための情報を収集する上瀬谷、深谷の通信基地があります。 

ちなみに、これら支援施設は米軍単独の施設ですので、、こんな小さな施設のみしか「米軍基地」として計算されないことになります。

485427_863877_misc(写真 上瀬谷、深谷の通信基地。返還予定になっている) 

米軍施設ではありませんが、横浜港の本牧埠頭は、湾岸戦争の以前から、米軍物資の輸送コンテナを取り扱っています。  

湾岸戦争時には、相模補給廠から出たコンテナ便が本牧埠頭経由で、ペルシャ湾まで送られています。  

沖縄と違って、軍事物資の輸送手段は本土では日本の民間業者のトレーラーが担っているために、沖縄の国道58号のように、海兵隊の軍用トラックが頻繁に行き交うような風景は見られません。  

おそらく国道16号を走る米軍事物資の輸送量は、沖縄をはるかに凌ぐはずですが、沖縄のほうは迷彩色の軍用車両 で運んでいますから、やたら目立つだけです。 

沖縄米軍は、もう少し県民感情に気を使うべきだと思いますが、弾薬や大砲も同様で沖縄では軍用車両が搬送しています。

たとえば、国道で海兵隊が無神経に105ミリ砲をハンビーで牽引して移動したりしていますから、それを見るたびに県民は「74%」神話をかみしめ、観光客で行った本土人も「基地沖縄」をかいま見た気になります。

As20150605004907_comm(写真 宜野座を走る軍用車両。私もアツギの少年だったのでわかるが、だいたい子供はミリタリー・メカが好きである。胸が潰れる気分になるのは親のほう。本土では民間がやっているので、このような風景はない)

一方本土では、たとえば広島の秋月弾薬廠から弾薬を、神奈川の浦郷弾薬庫、厚木、座間、横田に搬送される場合、すべて民間の業者が行なっています。  

さて、ここまで読まれて、私が沖縄の基地群より、質量ともにはるかに大きいものを、米軍がこの国道16個号沿線の一角の狭い集積しているのがお分かりになったことと思います。 

実は、これでも、まだリストの半分にすぎません。これに米陸軍と空軍関係がこれに上乗せ;されるからです。  

簡単に書いておきます。  

キャンプ座間は相模総合補給廠に隣接し、在日米陸軍司令部の置かれる基地です。有事には、応援部隊の司令部になります。 020919sgm (写真 相模総合補給廠。倉庫からキャンプセットのコンテナが引き出されてコンテナ輸送される。今は民間業者が請け負っているので外眼には分からない) 

国道16号を東京に越えて20キロ、約1時間ほどの距離に米空軍横田基地があります。  

Yokota120605g798(写真 米空軍横田基地。有事にはここに、大量の空軍機が米本土から飛来して満杯になる。空軍型オスプレイも常駐する予定。) 

横田基地を説明しだすと長くなるので、別の機会にしますが、ここにも空軍型のオスプレイが配備される予定です。

オスプレイが配備されるのは「沖縄差別」があるからじゃありませんよ、琉球新報さん(笑)。

この横田基地には在日米軍司令部と国連軍後方司令部が置いてあります。 

国連軍司令部があるということは、すでに日本は集団的自衛権を行使していることになりますが、野党の方はお忘れのようです。 

それはさておき、通常はC130中型輸送機と、オスプレイ(予定)ていどしか置いてありませんが、横田基地の真の意味は有事に発揮されます。 

それは、有事において米本土から大挙して飛来する大量の空軍機(おそらくは500機を越える)を受け入れるのが、この横田基地と沖縄の嘉手納だからです。 

ちなみに横田は日米共用で、嘉手納は米軍専用ですので、ここの横田も「74%」にはカウントされません。

さてこれまで見てきたように、神奈川県と東京都には米軍司令部機能と、その海外最大の軍事拠点が存在しています。 

質的には、沖縄は本店がある神奈川・東京のいわば「支店」にすぎません。普天間飛行場に至っては「出張場」程度の重要度です。

ですから、現時点で沖縄基地がなくなれば、米軍は非常に困るでしょうが、長期的には沖縄には一部の部隊を残して撤収することになると思います。 

ただ、それが中国が狂ったような軍事膨張している、「今」ではないことです。 

今回は神奈川と東京のみを検証しましたが、この他にも本土には、佐世保軍港、岩国飛行場、三沢飛行場など、重要な施設が目白押しです。 

これらの米軍施設は、日米安保の前提が「日米共同防衛」のために、共同使用が前提なために、多くは「74%」というマジック数字にカウントされないにすぎません。 

この事実を、沖縄県民は、子供の時からまったくといっていいほど教えられてきていませんでした。これでバランスの取れた認識が得られるはずがありません。 

このように「0.6%の土地に74%の基地が乗っている」という表現は、うそではありませんが、ほんとうのことは何も伝えていないという印象操作にすぎないのです。

0.6%という沖縄県の全国に占める比率も、本土の場合、東京都と神奈川県に股かっていて、その上、国道16号線の西側60キロの南北に密集しているために、比較が困難です。

Photo_3

あえて比較するなら、たとえば100キロ半径で見るしかありません。

やってみないとわかりませんが、その場合、沖縄と神奈川・東京の国道16号沿線は量的には互角、質的には16号のほうがはるかに重要度が高いと言えると思います。

それを今回の菅-翁長会談では、なんと菅氏のほうからその誤ったプロパガンダ゙数字を大前提にして会談してしまっています。

「菅官房長官:政府としては国土面積の1%に満たない沖縄県に約74%の米軍基地が集中していることについて、沖縄県民に大きなご負担をお願いしていることについて重く受け止めている。
翁長知事:沖縄は全国の面積のたった0・6%に74%の米軍専用施設が置かれ、まさしく戦後70年間、日本の安全保障を支えてきた自負もありますし、無念さもあることはあるんですよね」(沖タイ4月6日)

こういう会話を読むと、心底うんざりします。いいかげん、沖縄県民と本土政府は、共に「74%」神話という思考停止モードから離れて頂きたいものです。

追記。横田は、「74%」にカウントされます。横須賀軍港、佐世保軍港、岩国飛行場、三沢飛行場も、すべて「74%」にカウントされます。
防衛省は、便宜上(計算や仕分けの困難さ)から、これらを「米軍専用基地」に含んで計算しています。

 

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コメント

菅さんも神奈川選出なのに…
何やってんでしょうねぇ、て感じです。

今日の記事を読んで、ふと疑問に思ったのですが、昨今国会で議論になっている集団的自衛権の問題です。管理人さんは、国連軍の司令部があるのに今更と言われていますし、私もそう思うのですが、一般的な日本人の感覚として、いまいちピンときてないのも事実かも。前置きはこれ位にして、疑問に感じたのは、自分が米国と敵対する国の司令官なら、第一の攻撃対象として、横須賀や佐世保の米軍基地を叩くと思うのですが、その際、そこは日米共同使用地なので、その攻撃は日本に向けられたものと判断でき、自衛権発動の根拠となるのか?沖縄の米軍基地に対する攻撃は、日本に対する攻撃でなく、集団的自衛権が認められていない現在では、日本の自衛権は発動できないのか?ただ、沖縄は日本の領土ですので、自国領への攻撃として自衛権発動となるのか?そもそも論でいけば、自衛権に集団も個別もないことは国際常識ですが、沖縄に専用米軍基地があろうがなかろうが、日本への攻撃がある可能性は十分すぎるくらい存在するのに、そこに目を向けずにいる人(あるいは知っているけど、あえてそこは伏せている?)が多いのでしょうか?菅さんの場合は、恐らく、あえて伏せている派の方ではないかと思います。

米兵による犯罪が無ければ基地があっても仲良くやれる。
米兵の犯罪を日本では裁けない理不尽な地位協定、沖縄の人の基地反対の本質はここなのでしょうね、それを本土からの左翼活動家が反政府に結びつけややこしくしてる。


小学生の写真を見て子供の頃を思い出しました。
私の場合は街中を走る自衛隊の車両ですけど、トラックの後ろの幌内に自衛隊員がずらっと並んで座ってる姿を見て興奮しました。
中学は駐屯地正門前を通り、休み時間は駐屯地内を廊下から眺めたりしてました。

私は沖縄や相州16号線沿いに住んだ事はなく、現住所
もタマに自衛隊ヘリが頭上を飛んで行く位の所です。

なので実感が湧かないのですが、もしココが仮想敵国
のDデイにされそうな地勢なら、米軍や自衛隊のマイ
ナス部分も含めて受け入れないとイカンね、と思うの
です。

人間でもケガの起きやすい部所は頭部と末端で、靴の
つま先には鉄板、手にはごっついグローブ、頭にはメ
ット、脊椎にはパッド。蒸れて水虫がイヤとか、かさ
ばって動きにくい、カッコワルイとか言っておれませ
ん。

今の私の認識なら、もし沖縄や16号沿に住んでいたら、
最前線近く及び首都近くという事で、ぜひ米軍・自衛
隊に守って欲しい! そりゃ人間の組織のことだから、
ロクでもない奴もいるし、事故リスクもあるんだろう
けど、それはしゃーないわ。と思うのです。共産党の
独裁国に支配される事を思えば、保険代金です。

その地域の平凡な一般的な住民は、実際にどう思って
いるのですかねぇ?私はお金持ちでもないけど、キョ
ーサン主義って人類史上最悪の社会制度と思うけど・・


ご丁寧な解説ありがとう御座います。でわ、北海道方面の演習場は「米軍施設」と言う事で宜しいですね?私は米軍の一時使用が許された「自衛隊施設」と解釈してましたが、管理人様の主張しいる事は防衛省が公表しているデータとは相違がありますね。公表資料で日米地位協定の解説付きで注意書きまでされてますが? あなたの解釈と政府がおっしゃってる事とどちらが正しいのですかね?
米軍基地に対する思いや考え方は地域により様々ですが、一部地域に対して誹謗、中傷にも似た表現で公にする前に「勉強しては」と言ったまでです。
ご気分を損ねたのたら申し訳ありません。

けんすけとかいう人。
私の記事のどこを読んでいるのか。私は「面積の呪縛から離れろ」、と書いてきわめて詳細な説明をした。
また、面積と共同使用か否かという振り出しに戻すつもりのか。いいかげんにしろ。

言葉づらだけは丁寧だが、礼儀知らずな奴だ。もう二度と来るな。

正しくは、「極めて詳細に誤った解説をした」ですね。一応沖縄基地問題を語る上での最も重要な根幹部分です。あなたがカウントされてないと勘違いなされている厚木海軍飛行場をはじめ重要な本土米軍基地はしっかり専用施設としてカウントされての73.8%という事は沖縄県は十分認識していますし、それからすると勿論本土の基地負担の事実も理解してるのは明白ですね。あなたの主張している事は、根幹部分から間違えと言う事です。
あなたが記事にて批判する事ははあなた自身にもよく当てはまる気がします。

物事は一部分だけ切り取ってクローズアップするとミスリードできる、というのは、管理人さんが過去に述べたことではありますが。

管理人さんは、間違いはあっても基本的に愛国で振れないから、自分達はずっと支持しているんですよ。
それに対してあなたは何なのですか。
「根幹」って言うけど、日米中関係のレベルで考えたら、あなたの言うことこそ「枝葉」ですよ。

自分の言うこと信じろというなら、あなたの大局観を教えてくれませんか。
あなたのHP、最低でも応援する人のブログとか。
主張自体は正しくても、大局観が合わなければ、批判のための批判でしかないですよ。

うーん、ゴキブリホイホイ並みの粘着力や。

けんすけという人から、再三の警告にもかかわらずコメントが入っています。厚木基地が「米軍専用基地」だそうです。あまりにくどい上に、勝手に勝利宣言をあげられるのも困るので、ひとこと答えておきます。

厚木基地は、別名「海上自衛隊厚木航空基地」という正式名称も持っています。そこには航空群司令部、第4航空群が所属しています。公式サイトもありますから見て下さい。http://www.mod.go.jp/msdf/atsugi/

いちおうウィキも見ておけばこう書いてあります。
「厚木海軍飛行場は、神奈川県綾瀬市と大和市にまたがる飛行場で、アメリカ海軍と海上自衛隊が共同で使用している軍事基地。県内で唯一、固定翼ジェット機が離着陸できる航空施設である。航空管制は海上自衛隊が行なっている。」

私は何度も書いて恐縮ですが、厚木基地周辺住民でした。私の頭上を飛んでいたP2JやP3Cは皆、私の幻だったのでしょうか(笑)。
別に厚木(正確には綾瀬市と大和市)に「米海軍厚木航空施設」と別にもうひとつ基地があるわけではなく、同じ滑走路を使い、共同使用しています。

ちなみに私は沖縄に住んでいたときに、普天間も嘉手納も年中行っていましたが、あそこには自衛隊の姿形もありません。名実共に「米軍専用施設」でした。

このコメント氏も、自分に都合いい資料を引っ張りだしてくるのも結構ですが、少しは自分の足で歩いて、自分の眼で見てから発言してください。
厚木基地は、相模鉄道本線相模大塚駅より 徒歩23分だそうですから一回行ってみたら。海自のP3Cが飛んでいるから。

ついでに、それ以外の重要な施設も「米軍専用施設」でカウントしているそうですから、もう少し足を伸ばして横須賀軍港にも行ってみたらいかがでしょうか。海自の護衛艦がたくさん見られますよ。あれもマボロシなんでしょうかね。

私は別にここが米軍専用施設とカウントされようがどうでもいいことです。面積が沖縄が広くても本質的議論ではないと言っています。
というか、それこそがこの記事のテーマでした。この人はこれについて一切答えていません。
たぶん、これを議論しだすと確実に負けると思っていてスルーしています。姑息なことよ。

沖縄には、米軍専用施設が集中しているとはいえますが、日本全体で見た場合、米軍の重要な機能は本土に集中しており、なかでも16号沿いに展開しているという事実を指摘したまでです。

はい、これで説明はお終い。以後、「けんすけ」とやらの投稿は 無条件で削除対象とします。

蒸し返すようでごめんなさい。
けんすけさんの発言に興味が湧いたので米軍施設を初めて調べてみました。

施設は次の三種類

A 在日米軍が専用で利用している施設
B 日米地位協定2-4-(a) に基づいて日米で共同使用している施設
C 日米地位協定2-4-(b) に基づいて米軍が一時的に利用可能な施設

Aは上瀬谷、鶴見、嘉手納、普天間など
Bは三沢、厚木、横須賀、横田、岩国、佐世保など
Cは北海道の演習場をはじめ千歳や百里などの自衛隊の施設


防衛省にある資料の在日米軍施設・区域(専用施設)都道府県別面積
専用施設と銘を打ってますが実はA+Bでした、そのうち沖縄の割合は74%。
分母にCを加えることで22%に下がります。

独自にAだけを拾って沖縄の割合を計算しましたら約87%でした。
ちなみにAに占める北部訓練場の割合は約53%。

防衛省資料は誤認させるような表示をしています、これはほとんどの方が騙されますね。
Aだけの表示は敢えて出していないようです。


管理人さんは面積での比較はナンセンスとのお考えなので基本的な部分は問題ないです。
しかし一般的に出回ってる情報は米軍専用が実はA+B、専用+共用と思っていたものが実はA+B+Cだったということです。
ほとんどの方が誤認してると思います。(私もですけど)

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E9%81%93%E5%BA%9C%E7%9C%8C%E5%88%A5%E3%81%AE%E5%85%A8%E3%81%A6%E3%81%AE%E7%B1%B3%E8%BB%8D%E6%96%BD%E8%A8%AD%E8%A6%8F%E6%A8%A1%E3%81%A8%E9%83%BD%E9%81%93%E5%BA%9C%E7%9C%8C%E5%88%A5%E3%81%AE%E7%B1%B3%E8%BB%8D%E6%96%BD%E8%A8%AD
防衛省・自衛隊:在日米軍施設・区域別一覧

ガラケーの私が参考にしたサイトです、少し古いですがABCが分かりやすくなってます。
末尾リンクから防衛省資料へ行けます、こちらは今年3月のデータです。

リンクしないのようなので、コピペして下さいm(__)m
お手数かけます、連投すみません。

多摩っ子さん。ありがとうございます。丁寧に整理していただいて恐縮です。
そのとおりてす。自分にとって有利な数字を出すための手練手管がわかりますね。

①沖縄の負担を多く見せたければ、「米軍専用」だけカウントして、北部訓練場で膨らます。
②沖縄の負担を少なく見せたければ、「米軍の一時利用」まで入れて、北海道や百里まで算入して膨らます。

①だと、なんと87%(これはびっくり)
②だと、たった22%。

①は「沖縄差別論」者の皆さんの御用達。本土政府公認。
②は、いわゆる保守系の御用達。

これで議論がかみあうはずがありません。しかし、簡単に考えても「74%神話」がヘンなことは子供でもわかりそうなもんです。

沖縄の普天間+嘉手納の2基地が7割で、本土にある、横須賀+厚木+相模原+横田+佐世保+岩国+三沢という主要7基地の面積の合計が、残り3割。
どれだけ普天間と嘉手納が広いんだつうの(爆)。普天間は横田の2倍以上あるのか(笑)。

だから、やたら広い演習場はとりあえずカウントするのを見合わせないと、やたら面積ばかり大きくなります。
多くの国民は、「沖縄の基地」といわれてジャングルを思いだす人はいませんし、一方、「本土の基地」といわれて、北海道や富士山麓がいくら米軍が利用しているからって、それが見せかけの数字を押し上げているなんて、思いもしませんもんね。

だから私は、単純な面積での比較は意味がない、その果たしている機能と重要度で量るべきだと思うのです。

ま、そもそもちゃんと説明しない防衛省がいかんし、丸のまま言っていて沖縄県にこびる本土政府もおかしいのです。
きちんとした前提数字をすりあわせないで、「本土が負担していない。全部沖縄だけの重荷だ」というのもヘンですし、それをオウム返しにして、「負担をおかけして平にご容赦を」と簡単に言ってしまうのもヘンなのです。

多摩っ子さんのごくろうに、深く感謝いたします。

日米地位協定第2条第4項(b)がまた曲者ですね。
平時は自衛隊などが維持管理使用する施設でありながら有事の際には米軍との共用施設として使用できる。(一時的にaに変わるようなもの)

結局、広義の意味で米軍施設はここまでを含むため沖縄は全体の22%となる。
狭義なら74%でいいかも(^o^;)

防衛省のいう米軍専用施設の意味は米軍が常時使用する施設(狭義のもの)となるんですな。

基本的にアメリカが希望すれば日本のどこにでも米軍施設を置くことが出来るのが地位協定か〜。


読んでる人は混乱してるかな、調べてみて自分なりには理解できました。

管理人さん、けんすけさん調べる機会をありがとー。

突然でもうしわけないですが、確かに沖縄本島北部(以後ヤンバルと書きます)の基地はジャングルばっかりです。
しかし、沖縄のおもな産業である観光業にとってはヤンバルの自然というのは大きな資源であるので、ただ、人里離れてるからいいという点は理解していただきたいです。

沖縄人さん。私もヤンバルの森の中に住んでいましたから分かっています。

私もこの北部訓練場は早期に全面返還するか、大幅に縮小されるべきだと思っています。狭い島にあれだけの大面積を占有するのは馬鹿げています。
ジャングル戦の訓練などは、フィリピンでやればよいのです。

ただし、返還された場合、果たして紀一依存度が高い地元自治体が財政的に耐えられるでしょうか。そこが問題です。

また、返ってきてもしっかりとした利用計画を策定しないと、乱開発されてしまいます。
皮肉な話ですが、いまなおヤンバルの自然が原形を保っているのは、あそこが軍用地だからという側面もあるのです。

もうひとつ。神奈川育ちとしてみれば、神奈川の16号沿いのおそらく全国でも有数の地価が高い地域と、ヤンバルを比較することにはそうとうな無理があります。

そのへんも含めて沖縄と神奈川・東京の16号沿いを比較していただければありがたいと思います。

「面積の呪縛から離れろ」には賛成ですが、
デマだけは訂正しておきます。

横田は、「74%」にカウントされます。

横須賀軍港、佐世保軍港、岩国飛行場、三沢飛行場も、すべて「74%」にカウントされます。

防衛省は、便宜上(計算や仕分けの困難さ)から、これらを「米軍専用基地」に含んで計算しています


多摩っこさんの解説をもう一度読んで、<本文の訂正>をしてください。
多摩っこさんは、なぜ指摘されないのでしょう。

あらら、まぁコメント読めば分かるかなと思いましたからね、ごめんなさい。
しかしデマは言い過ぎじゃないですかね。

それでは管理人さん、私からも本文中の74%に係る箇所の訂正をお願いします。


最近わかったことは、翁長知事らは「0.6%の土地に74%の米軍基地(施設)が集中している」との発言であって「米軍専用施設」とは言ってないこと。
防衛省は意図的なのか米軍専用施設としているため、多くの方々が誤認している。
表示に「専用」があるがために「74%」の分母に三沢や横田、厚木など自衛隊と共用している施設が含まれない思い込んでしまうのです。
このことが不毛な争いを招いているのでしょう。


「面積の呪縛から離れろ」には賛成です←とても嬉しいです。

HN「デマ拡散防止」氏へ。
きみの書いたままを追記しておきました。これで満足かな。

デマ拡散という言い方ですが、私がいつ意図的歪曲情報の拡散をしたのでしょうか。
間違ったらその都度修正していますし、今回はコメント読めば、記事後の経過がわかるでしょうに。

私の意図が「デマ拡散」にあるのではなく、沖縄は十分に加重な負担をしているのだから、過剰な表現をしないように、本土の基地も視野に入れて考えなさいと言っているだけたと、どうしてわからないでしょうか。
それを「デマ拡散」とは・・!

どうしてこういう他者を傷つけて平気な表現をするのか・・・。
しかもそれをHNに使うという攻撃的で粗雑な神経がたまりません。
きみのIPは記録しました。もう一回こういう侮辱的HNを使ったら、対処させてもらいます。

おはようございます。

追記ありがとうございます。

なんでコメント削除するかな
多摩っこさんが平和な挨拶してるじゃないの
多摩っこさんにも読んでもらいたかったよ。

王様は裸だよ!と言ってくれる人に素直に耳を傾けたら同大
きみが多摩っこさんのコメントを理解しようとしていれば
私がコメントする必要もなかったわけだよ。

ともかく間違いと気付いたなら
この記事だけじゃなくて、あちこちに誤った理解を前提に書かれたものがあるから
全部訂正してください。
訂正記事の数を見て「面積の呪縛」から離れるべきは自分だと気付くはず。

普天間2小の件も訂正なり反論なりしてください。
意図的歪曲情報の拡散にならんように。

沖縄の基地問題で、いろいろ考えさせられます。
沖縄だけが基地問題の被害者という認識が広まっていると思われますが、このサイトでも首都圏の基地など問題提起されています。
青森県三沢市では市の総面積の中心部3/1が米軍基地です。天ケ森には本土唯一の航空機からの射爆場があり国道からパイロットの顔が分かるくらいの低空で飛んでいます。
そのほか、車力村にはXバンドのレイダー基地があり
航空自衛隊、陸上自衛隊のミサイル基地が林立しています。
また、下北半島東側尻労(シッカリと読みます)そこには、日本最大の砂丘がありますが、陸上自衛隊の射爆訓練場で入れませんし、地図から抹殺されています。
青森県には、陸上、海上自衛隊の射爆場があり、米軍の射爆場を加えると3軍の射爆場が存在します。
また、自衛隊も陸上は、青森、弘前、八戸、車力にあり
航空自衛隊は三沢、大間、車力、海上自衛隊は大湊、八戸航空基地、燃料基地などあります。
夏には全国の陸自特科連部隊が六ケ所村に集結します。
沖縄の知事はこういった各地の現状を認識するために
各地基地周辺の視察をお勧めします。
岩手山ふもとに陸自の演習場がありますが、沖縄のジャングルにも劣らない過酷な火山岩の演習場です。
これらのことに対して地元民の大多数は反対の意思を示しておりません。
沖縄と北海道は、特別の国からの支援金を受けていますが、青森県は大きい補助は受けておりません、が文句は言っておりません。
赤い国にかぶれることなく、有効な経済政策を推進していくことにエナルギー費やせば解決の窓口は見えるのではないでしょうか?
トヨタ自動車に工場誘致をしてみては?
東南アジア向け工場としては地理的に最適だと思います。
自助努力をしないで国に頼るのは地方首町としては失格では・・・

自衛隊の租界部隊の租界地は本当は自衛隊の基地の中にあって基地の全体が自衛隊の租界部隊の租界地ということは必ずない。

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