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2015年9月 9日 (水)

中国抗日なんじゃら軍事パレードの隠れたボディランゲージとは  

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ヒューマンウォッチングという考え方があります。 

元々は野生の霊長類の観察をしていた人たちが、猿の仕草ってニンゲン様の行動分析にも応用できるんじゃないって、考えたのが始まりだそうです。 

動物学者によれば、しょせんニンゲンも言葉をしゃべれる動物にすぎませんから、「言葉」という目くらましを取り去ると、案外分かりやすいということみたいです。 

たとえば、腕を組んだり、足を組むというスタイルは、内心は相手をブロックしたいという意志の現れで、だから握手というのが、拳を解く、利き腕を預けて拳を解くということで友好の儀式足り得るわけです。 

そういやー、ゴルゴはぜったい握手しないもんな(笑)。 

お話は変わって、中国の抗日ナンジャラ軍事パレードです。 

144139167462588944179(写真 屁タレ顔の習。式典中、ずっとこの調子だった。おまけに左手敬礼まで仕出かしている。もう政治生命、いやほんとうの生命すら長くないのかもしれない。今年に入って既に4回暗殺されかかったという)

こういう顔を兵隊がしていたら、一発でチベット送りでしょうな。

心ここにあらずの気持ちがにじみ出ているなんてもんじゃありません。これでは14億人の臣民に君臨する帝王どころか、ただの二日酔いの初老男です。 

習が、いかに上海株の大暴落と外貨払底、そして内部抗争の激化で、心身ともに疲労のピークにあるのが分かります。 カクシャクとしていた光沢民(←誤転換。おもしろいのでこのままに)を見ると、この共産党三国志、まだ結果はわかりませんぞ。

閑話休題。こんなヘタレをよそに、この軍事パレードにはドッと中国ご自慢の新兵器がこれでもかと披露されました。 まさに弾道ミサイル大博覧会。

この中国のアブナイ飛び道具を、ヒューマンウォッチングして、チャイナの陰の声を聞いてみましょう。

まずはこのDF-15B(東風15B)です。
 

Df151153725_copy1(写真 軍事パレードの東風15。台湾攻撃用だとされている)

射程は724km、バッチリ台湾を射程に納める中距離弾道弾です。これは同時に公開されたDF-16(射程800~1000㎞)と並んで、台湾に対する凶悪なメッセージを発しています。 

市民語訳すれば、「独立なんてふざけたまねしやがったら、こいつを叩き込むからな」ということです。 

2009年ののアメリカ国防総省の推測では、年間100発以上増加し、配備数は350~400発、発射基数は90-110基とされているそうです。台湾対岸の福建省に多く配備されています。

この東風15の発展型の東風21の射程はさらに長く、下図のように日本列島もすっぽり入ってしまいます。(図 東風21の射程範囲。日本と韓国がすっぽり入る)

韓国も射程内ですが、クネさんは、「あたしこれだけつくしているんだから、習さんあたしをぶったりしないよね」と思っているんでしょう。 

これを迎え撃つはずの台湾は、3個のパトリオットミサイル部隊は台北エリアに配備していますが、迎撃できるのはわずか10キロ四方なので、どこに飛んでくるかわからない雨あられの中国弾道ミサイルの迎撃は、ほぼ不可能です。 

O0600040013356423921(写真 抗日式典の馬英九。台湾に逃げ込んできて支配階層になった外省人の末裔。香港生れ、米国で教育を受ける。顔がよくて英語が達者なだけがとりえ)

ちなみに総統の馬英九は、同日行なわれた抗日なんじゃら台湾版で、「血と涙の歴史を忘れることはできない」として、中国共産党と国民党が第3次国共合作に意欲を示しました。 

この馬政権の中国べったりは有名でしたが、特に今年に入って顕著で、読売新聞(7月5日)はこう伝えています。 

「台湾は今年に入り、16項目に上る「抗日戦争勝利」関連のシンポジウムや展示会 なども開催し、対日姿勢を強めている。日中戦争の発端となった1937年の盧溝橋事件が起きた7日にもシンポジウムが開かれ、馬氏があいさつする予定だ。日本 関係者は、馬氏の最近の言動について、『歴史問題で完全にカジを切った』と分析 する」

これまた、ヒューマンウォッチングすれば、「いえ習様、この馬めは独立なんぞめっそうもございません。そんな不逞の民進党のヤカバラは叩き潰してご覧にいれますぅ」というところでしょうかね。

それにしても、馬は台湾の学生たちの抗議の声を無視し、、台湾をいままで秘かに守ってきた日本の在日米軍の「恩」も忘れて、大陸方面に走りたいようです。まったく困った男だ。

中国という昇竜に乗りたがる韓国、台湾、そして我が翁長沖縄といった構図ですが、いまや昇竜がハリボテだとバレてしまった上に、メラメラと炎上中です。

この馬、クネ、オナガのお三方、さぁどうする気でしょうかね。ま、知ったことじゃあありませんが。 

それはさておき、中国のもうひとつの兵器によるボディランゲージのとっておきのひと品がが、このDF-21D(東風21D)です。

このメッセージは、明確に日本と米国に向けられています。

E8dbae8fs(写真 東風21。日本攻撃用と見ていいだろう。こういうパレードに出ようとしたのが、村山氏である)

この東風21は、ニュースなどで対艦弾道ミサイル(ASBM)としてとして報道されていたようですが、中距離弾道ミサイルです。

射程は、米国防総省の年次報告書などでは1,500~2,000kmといわれています。

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射程距離にはすっぽりわが日本列島が入ってしまいます。

米国議会諮問機関の「米中経済・安全保証調査委員会」の2010年版レポートには、日本に到着する脅威として、射程1750㎞以上のこの東風21Cを上げています。

配備数は、2000年代の配備数は60~80発、発射基数は70~90基と推測されていますが、いまはさらに増加しているはずです。

なお、この東風21は、米海軍第7艦隊の空母キラーとしての顔も持っていますが、詳述は別の機会ということで。

米議会年次報告書には、その攻撃対象を、韓国の烏山、群山、日本の嘉手納、三沢、横田を挙げています。

同委員会レポートによれば、中国は上記5基地に対して30~50発を打ち込み、さらにこれに加えて巡航ミサイル東海10を撃ち込むと推測されています。

その地対地巡航ミサイル「東海10」(DH10)の悪そうな顔がこれです。

Fdac88bd7de17989(写真 巡航ミサイル東海10。なんか鉄道みたいな名だが、GPSに従って、低空で正確に飛翔してくる)

射程は1,500~2,000kmで、これも日本列島を完全に射程に納めます。これは、地上発射も爆撃機からの発射もできるようです。この保有推定数は350発です。

ランド゙研究所は2011年の『21世紀における中国空軍の行動概念』のなかで、中国は台湾に対する攻撃に先立って、日本の嘉手納、普天間、那覇基地を、東風21は東海10で攻撃すると予測しています。

もちろん軍事的ターゲットを潰せば、お次は日本の政治経済中枢の番です。

というわけで゛習は顔は屁たれていても、ボディランゲージでは、こう言っているのです。

「わかったかぁ、ナロー。アジアの帝王は俺様なんだ。逆らったら弾道ミサイルぶちこむぞ。米国と手を切って俺様の舎弟になりやがれ!」

Plt1509010015p1(写真 駐日中国大使館での抗日70周年に駆けつけた政治家の皆さん。日本共産党の穀田恵二国対委員長、公明党の山口那津男代表、民主党の赤松広隆民主党議員・前衆院副議長、村山富市元首相 産経新聞より)

それにしてもこんな式典に出ようという元首相がいたのは、さすが私も驚きましたね。まぁ、うまい時に持病が出たようですが、

自分の国の安保法制には大反対、自分の頭の上に照準されているチャイナ・ミサイル大博覧会には大喜びで駆けつける・・・、まったくなんともかとも。

この人たちは人だろうか。いかん、言ってはならない約束でした。

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コメント

最後の写真の公明党は、どうするんでしょうね。
安保反対の突き上げを喰らったようですが。
自民党に対して一回だけ使える自爆装置をいつ使うのか。
今回は維新橋下派が「抑止力」となりそうです。

赤松か、この顔をみると相変わらず むかむかしますね。秋田県知事をして「民主党政権というものが初めからお話にならない」ということを知らしめたこの人、まだ健在なんですね。ダメなはずだ。

穀田、山口、赤松そして最後にトンちゃんですか(笑)
これって呉越同舟?それとも同じ穴の狢と呼ぶべきでしょうか。
この人たちの謳う「平和」が如何にいかがわしいものかを
窺い知れる貴重なフォーショットですね。

仙さん、おおあの赤松!ほんとうに忘れたくても忘れられませんよ。このブログができたばかりでしたが、あの口蹄疫でひどい無能ぶりをさらけだしましたね。
傲慢な上に危機対応能力ゼロ。
思えば首相は鳩山氏、知事はそのまんま東でした。
もう笑うっきゃない最凶の布陣。

唯一救いは農相に山田正彦氏がなったこと、現地対策本部長に(嫌いだけど)篠原孝氏がなったことですか。
山田氏は今でもよくやったと思っています。

それと、よくあそこの宮崎東部だけの狭い地域でくい止めました。日本畜産の底力を知りました。韓国、中国を見て下さい。慢性的畜産伝染病大国ですよ。

プーさん。公明は与党の甘い蜜を吸いすぎました。もう学会がなんと言おうと、自分から離脱はしませんよ。
維新にはある意味、淡い期待はしています。そのうち書きます。

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