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2015年12月20日 (日)

日曜写真館 初冬の朝 茜色の湖

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年末になると写真雑誌は、今年出た新型器の総括みたいなことをします。

まぁ、カメラ雑誌自体、書店でパラパラ見るていどで読んだことはあまりないのですが(だってうますぎて参考にならん)、写真って、キカイなんですかね。

いや、腕がどーたらなんておこがましいことは死んでも言いませんが、私に言わせれば、いい写真を撮れるコツみたいなものがもしあるとすれば、「そこに居ること」ですよ。

ともかくその場に居ないと話になりません。どんなに40万もするカメラを持っていても、写真学校で腕を磨いて来ても、いなきゃ話になりません。

私流にいえは、「そこに居ること」9割、キカイ8分、腕2分(当社比)。

私は腕もキカイもさっぱりですが、「そこに居る」ためだけの努力はしてきました(苦笑)。

湖なんか、我ながらよー毎日行くよと思うくらい、同じコースで、同じように、能もなく歩き回っています。

朝散歩のジィ様と挨拶し合う仲となりました。

花も、樹も、空も同じで、毎日あーでもない、こーでもない、ここから撮ったらどーだべ、この光線で透かしたらどーだべ、とシャッターを無為に押しています。

寝たり、起きたり、跪いたり、丘に駆け上がったり、我ながら好きだね。

つくづくデジタルてヨカッタ。昔みたいに銀塩だったら破産してますって。100枚撮って2,3枚いいのがあればめっけもの。

すいませーん。分かったような口を叩かないことを信条としている私としたことが。

「銀塩」って銀塩フィルムのことで、アナログ・フィルムのことです。ほら、昔、24枚撮りとか32枚撮りとかあったでしょう。アレです。

一写入魂なんて、とんでもない。言ってみたい、この台詞。

私が尊敬してやまないユージン・スミスの「入浴する智子と母 」(※)を撮った時に、彼はただ一度シャッターを押して、「これでいい」といったそうです。
※http://www.atgetphotography.com/Japan/PhotographersJ/EugeneSmith.html

私などは、永久に写真は手数です(泣く)。

と、いうわけで、今日の写真も、たまたま行ったらスゴイ空で、私以外誰でも、「そこにいる」ことができれば撮れます。

あ、クリックして大きくして見てね。まるで違うから。

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コメント

管理人様お久しぶりです。

言葉足らずの私は今後コメントは遠慮しようと思ったのですが、写真に関する管理人様の熱い思いについつい失礼します。

実は私も趣味で沖縄の何でもない風景や野鳥を撮影する趣味で中途半端なブログをやっています(笑)

やんばるには毎週末行かないと禁断症状が出るくらい「そこに居ることを」の意味がよく解ります。
昨日は所用もあって一日中、漫湖公園で過ごし300枚は撮りました。

私も最新の良いカメラを持っている訳ではありませんが、この目の前の光景を出来るだけダイナミックに切り取って持ち帰りたいような気持ちでシャッター切っています。

そして、幸いデジタルの時代ですので、写真が上手く撮れるようになるには「たくさん捨てる」ことだと思っています。

これからも管理人様と「ここに居る」週末を楽しみにしてます。

野鳥やリスを追っている友人も同じような話をしていました。
雲や日差し、そして水面が刻一刻と変わるのを私はただただ眺めるのですが、同じ景色でもファインダーから覗くとバッと変わりますね。

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