• 20250124-015722
  • 20250124-021155
  • 20250124-022100
  • 20250124-022359
  • 20250123-031626
  • 20250123-033832
  • 20250123-045507
  • 20250122-034332
  • 20250122-034624
  • 20250121-022941

« ドイツは一貫して「敵対国」だった? | トップページ | 日曜写真館 ジュピターのような朝 »

2016年1月16日 (土)

韓国が合意を実現するまで寝ていましょう

005
韓国とのつきあい方を考えると、一番いいのはチャランポランになることです。 

ある意味、いちばん日本人に向いていないのは百も承知ですが、「約束を守れ」から始まって、「なんだって、約束を守らないんだぁぁぁ」(エコーかけてね)」となるのは目に見えているからです。 

あ、もちろん、慰安婦合意の話です。 

韓国の伝統芸は引っ張ってウヤムヤにすることです。これを硬い表現で遷延策と呼ぶそうです。 

Photo(写真 THAADの韓国配備などが懸案となる中、4月10日に会談した韓国の韓民求国防相(右)と米国のカーター国防長官 ロイター/アフロ)

最近の例をとれば、米国の高高度防衛ミサイルシステム(THAAD)を設置してくれという米国の要求を、韓国はぬらりくらりと拒否してきました。
 

THAAD(サード)は、日本も持っている弾道ミサイル迎撃システムPAC3の隙間を埋めるために作られました。 

Photo_2https://www.defenseindustrydaily.com/thaad-reach-out-and-touch-ballistic-missiles-updated-02924/

「パトリオットPAC-3は、比較的小規模で展開しやすいかわりに、射程が短いため、高速で突入してくる中距離弾道ミサイルなどへの対処が難しく、また、迎撃に成功した場合でも地上への被害が大きくなるという問題があった。このことから、パトリオットPAC-3よりも高高度、成層圏よりも上の高度で目標を迎撃するために開発されたのがTHAADである。」
ウィキ

つまり、PAC3では射程距離が短すぎて、北朝鮮や中国が撃ってくる中距離弾道ミサイルに対抗できないケースがあるし、地上寸前で破壊するために破片が落ちてきて危ないだろう、ということです。 

またPAC-3は、拠点防衛しかできません。たとえば、首都の中心部や、重要な基地周辺ていどを守る能力しかないのです。 

あとPAC-3では、米国に向かう高高度を飛んでくる弾道ミサイルを落とせないのです。 

これでは困る、というのが米国の言い分です。 

ですから、米国は、韓国国内にTHAADを配備してくれと要求してきました。ま、同盟国ですから、当然ですな。 

米国は一昨年から、「早よう、設置させろや」と要求してきましたが、ここでもまた韓流ぬらりくらりが発揮されました。 

というのは、米国は現地調査も終えて、搬入するばかりだったからです。 

よもや、韓国から、「まー、聞いておきましょう。しかし、なにぶんこっちにも事情があるからねぇ」と言われると思わなかったようです。 

北朝鮮や中国の弾道ミサイルは韓国にとっても共通の脅威のはずですが、今回の北朝鮮の自称「水爆」実験でも、韓国民がパニックにならなかったように、韓国は自分が撃たれるとはこれっぽっちも思っていないのです。

撃たれるのは日本、あるいは米国で、兄弟から韓国が撃たれるはずないでしょう、というのが本音です。

むしろ北朝鮮が核保有すれば、やがてくる統一「大韓帝国」ができた暁は、オレたちも「核保有国クラブ」の常任理事国だぁ、などとおめでたく思っているようです。([ホント)

2http://www.lockheedmartin.com/us/products/thaad.html

自分の得にならないことはベロも出さない韓国にとって、THAADなんていう明らかに中国を意識した迎撃システムを入れれば、中国サマから何を言われるかわかったもんじゃありません。

実際、中国軍副総参謀長は正式に懸念を表明しています。

というのは、韓国内にTHAAD用のフェーズドアレイ・レーダーを設置されてしまうと、中国は米国に向けて弾道ミサイルを発射した瞬間に、発射位置や軌道がバレてしまうからです。

米国は「設置させろ」、中国からは「設置したらコワイことになるぞ」というわけです。

韓国があまりに煮え切らないために、米国は当初の防衛担当者協議から、パククネさんの訪米時に、直接話して了解をとるということまでしたようです。

これで配備決定となる思っていたら大間違い。

これに対して、中国からも中韓首脳会談において、習近平から直々にパクさんが「当然、設置しないよな。わかってるよな」と念押しされてしまいました。

やれやれ。いつまでもやっていなさい、という気分ですが、現住所と本籍にふたりの旦那を持つ身もつらいものです。 

Photo_3出所不明

そんなこんなをしているうちに、今回の自称「水爆」実験に対応して、中谷防衛大臣が「なら、ウチで設置するわ」と言い出してしまいました。

韓国と違って、わが国が導入を明らかにしたということは、もうほとんど準備が出来ている段階なのでしょう。

これでは、米国の安全保障政策にとって、韓国はただ守るだけのまったく不要な存在になってしまいますね。いいんか、コリア(苦笑)。

まぁ、このようにダラダラと引き延ばして遷延策を取るのが、かの国の伝統芸だと覚えておきましょう。

Ral(ロイター/アフロ)

さて12月28日の日韓外相会談では、正式な合意文書は作成されませんでした。

合意したにもかかわらず文書がつくられないという異例の形になったのは、ひとえに韓国国内の世論に配慮したからです。

ですから、韓国はソウルの日本大使館前の慰安婦を撤去する「努 力」はするが、あくまでも努力目標にすぎません。

韓国でいちばんエライ、挺対協のバァ様たちが「屈辱的 な談合だ」とお許しになるはずがないからです。

韓国のたくらみは見え見えです。 

バクさんの、今年4月の総選挙を有利に進めるため、日本からの謝罪と謝罪金をぶん取って、「鬼の首を 取った女傑」になるのが目的です。

韓国は10億円が振り込まれたら、まず確実になんやかんや言い訳をしながら、合意事項を引き延ばすことでしょう。

Hlsf(産経新聞12月31日)

「今日は挺対協が大反対しているから無理」「今日は若者まで加わっての座り込みをしているから無理」「今日は風水が悪くて無理」「今日は化粧の乗りが悪くて無理」と、あらゆる理由をつけて、引っ張りまくるでしょう。

そのうち「日本大使館のほうがどいてくれないか」、と言い出すでしょう(ホントにいいそう)。

そして引っ張るだけではなく、「なら、日韓スワップでさらに日韓の絆を強めましょう」などと言ってくるかもしれません。(こっちからしてもいい、などといった「政府高官」出てこい!)。

ハイ。乗ってはダメです。 

ですから、私たち日本側としては、合意が守られない限り、以後のいかなるお詫び、基金の拠出、スワップも拒むことです。

私はナショナリズム的立場で言っているのではなく、今やこれらが外交カードと化しているから、安易に使うなと言っているのです。

もちろん、国会で民主党の緒方林太郎議員の要求どおり、「パク大統領に謝ったんだから、国会でも謝罪してみせろ」など論外です。

しかし、ひどいね。かつての政権党がここまで落ちたかね。(追記 緒方氏は元外交官だった!)

それはともあれ、引き延ばしには引き延ばしを、です。

中国の画策する日米韓同盟の離間策に対しては、とりあえず手を打ったのですから、後は寝ていましょう。

念のためにつけ加えておきますが、私は韓国を好きでもキライでもありません。

類例なくヘンテコな国だとは思っていますが、対中関係という補助線を引いた場合、敵に追いやることはせずに、最低限の協調関係が取れる関係ていどには修復すべきだと思っているだけです。

 

« ドイツは一貫して「敵対国」だった? | トップページ | 日曜写真館 ジュピターのような朝 »

コメント

日韓スワップ協定、日韓共に、「相手が申し込めば」結ぶ準備が出来ているようで。
しかし実際に結んでしまったら両国の世論が沸騰します。
一方で、ハゲタカファンドにとっては「準備」だけでも抑止力です。
まさにチャランポランが丁度良い、という具合ですね。

日本から乗り換えたはずの中韓スワップが、自分を巻き添えにする鎖になろうとは、考えなかったんでしょうか? この国は。

朝日新聞社と同じ位、歴史の潮目を逆によんでいく国ですね。誠実にきっちり対応する必要は一切ないですが、面倒そうな新ネタや盛り付け捏造はスガ氏のようにいちいち瞬殺して増やさないことです。

ご無沙汰を致しております。すっかりROM専ばかりでしたが、日々勉強させて頂いております。
遅ればせながら、今年も宜しくお願い致します。
さて、小生、所謂、陰謀論なるものはネタとして楽しむタイプなのでそこをお含みおきの上お読みください。
実は、慰安婦問題なり、嫌韓運動なりは、それを陰で操る黒幕がいて、本当の標的は韓国政府で、その崩壊をもって、朝鮮半島の統一を目指しているのです。しかし、ようやくその意図に韓国政府が気付き、日本との関係を修復しないと不味いことになると慌てるも、今までの反日教育のツケで国内合意が作れないでいる。そこをついて黒幕は、一気に韓国を潰しにかかる準備に取り掛かる筈です。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ドイツは一貫して「敵対国」だった? | トップページ | 日曜写真館 ジュピターのような朝 »