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2016年1月25日 (月)

「オール沖縄」の悪い夢から覚める第1歩が始まった!

097
よかった、ほんとうによかった! 

宜野湾市長選は現職の佐喜真市長が再選されました!心から佐喜真氏と、それを選んだ宜野湾市民に敬意を表します。 

おめでとうございます。皆様方は賢明な選択をされました。

■宜野湾市長選挙
佐喜真淳氏 (無・現) 2万7668票【当選】
志村恵一郎氏(無・新) 2万1811票

投票率68.72%(前回を4.82ポイント上回)
※訂正しました。

002(日本テレビ1月25日ニュースより)

 「アメリカ軍普天間基地の移設が最大の争点となった沖縄県宜野湾市の市長選挙は24日に投票が行われ、辺野古沖への移設を進める安倍政権の支援を受けた現職・佐喜真淳さんが当選した。
 当選した佐喜真淳氏「普天間の固定化は絶対あってはならないという民意が出たと思います。政府や沖縄県に対しても、普天間の一日も早い返還に向けて取り組むよう要請をしてまいりたい」
 佐喜真さんは、移設を進める安倍政権の支援を受け、移設の是非には触れず、基地の早期返還と危険性の除去に取り組むべきと訴えてきた。佐喜真さんは、「移転先は日米両政府が決めることで言及する立場にはない」とした上で、「普天間基地の返還の実現を目指し、政府に訴えていきたい」と述べた。
 翁長知事の支援を受け移設反対を訴えた新人・志村恵一郎さんは、敗れた。
 沖縄県・翁長知事「私たちが今日まで主張してきたオール沖縄の意見は高まりこそすれ、これが静まることはないというふうに思っています」
 翁長知事はこのように述べ、引き続き辺野古移設に反対していく考えを示した。」
(日本テレビ1月25日ニュース)

佐喜真氏の勝因は、今までの子育て支援などの福祉重視の政策が支持されたこと、そして何より「基地フェンスをなくす」というリアルな訴えが、市民の心に直接に響いたのだと思います。 

一方、敗れた「オール沖縄」の志村氏は、選挙期間中の公然たる翁長氏との選挙違反に加えて、その主張の「分かりにくさ」が敗れた原因です。 

034_2(NHKニュース1月20日)

敗れた志村氏の主張は、大変にわかりづらいのです。 

志村氏たち「オール沖縄」の論理はこうです。

①沖縄に対する基地負担は大きすぎるから、軽減すべきだ。
②普天間基地は「世界一危険な基地」だから、撤去すべきだ。
③政府は普天間基地を移設しようとしているが
、断固反対だ。
④その理由は「新基地」だからだ。

①②はそのとおりです。反対する人は、まったくといっていいほどいないでしょう。 

では:移転するしかないですよね。どかさないことには、危険性の除去にはなりませんからね。 

ですから、佐喜真市長はこうストレートに主張しました。 

003(同上)

 「基地のフェンスをなくす」「普天間の固定化は絶対にあってはならない」、小学生が考えてもこれしか解決案は思いつかないはずです。 

「基地があるために迷惑しているから、どいてくれないか」、そう思ってあたり前です。 

ところが驚いたことには、「オール沖縄」の志村氏は違います。なんと「翁長知事とともに移設反対」なのです。 

とりあえず翁長氏は、なんやかんや言っても、今まで基地には無縁な那覇育ちでしたから、いいでしょう。 

翁長氏はしょせん、基地の爆音の腹に響く爆音も、頭上すれすれを通過する航空機の気味の悪さも知らないのですから、「基地」に対して観念的であってもしょうがありません。 

しかし、志村氏は普天間基地と寄り添ってきた宜野湾育ちの候補です。基地がいかに負担になってきたか、あれがなければと何度も骨身に染みて思ったはずです。 

そうでなければ、宜野湾市の市長になど立候補すべきではなかったのです。 

012(TBS系(JNN) 1月25日より) 

ところがその志村氏が、「移設反対」だという奇怪なことを言うのですから分かりません。その理由が④です。 

「オール沖縄」に言わせれば、辺野古に政府が作ろうとしているのは「新基地」だから反対なんだそうです。 

あれが「新基地」かどうかの問題は、今は置きます。(単なるシュアブの増築です) 

大事なことは、今回の選挙で問われているのが、あくまでも「宜野湾市民の声」だということです。 

宜野湾市民は、普天間基地に出ていってほしいのか否かを問われていたのです。引っ越し先を問われているのではありません。 

その引っ越し先を決める権限は、わかりきった話ですが、宜野湾市長にはありません。

008(日本テレビ1月25日ニュースより)

上のニュースで佐喜真市長が言うとおり、「移転先は日米両政府が決めることで(市としては)言及する立場にない」のです。

「オール沖縄」応援団のマスコミは、「移設先隠し」なんてわけのわからないことを言っています。代表例は、毎日新聞(1月24日)です。

「普天間飛行場の移設問題について佐喜真氏側が「辺野古移設」に言及しなかったのは、明らかな争点隠しだった。この勝利で政府が「移設問題で民意を得た」とするならば、それは誤りだ。政府が辺野古移設を強行すれば、沖縄の強い反発を生み出すだけだ。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160124-00000080-mai-pol

なぁに言ってんだか。

地方自治体の首長が地方自治法に定められたこと以外を、選挙の争点にすること自体が異常なのです。

そもそも本質的には安全保障政策に関わることですから、政府専管事項ですし、平たく言っても、宜野湾市が他の市町村に対して、「ここが移設適地みたいだから、ひとつよろしく」なんて言ったら、あちらの方から「ふざけるな」って袋叩きにされますよ。

そういう市の権限外のことは、国が決めることなのです。 

ですから、政府は17年もかけて、本土まで含めた移設先探しに苦しんできたのです。

そして20いくつかの候補地が全部ダメで、結局、消去法で辺野古しかなかったのです。 

これで辺野古の住民が反対ならしょうがないでしょう。ところが、ほぼすべての住民が受け入れ容認なのです。

名護市が反対しているって?あれは基地が出来てもなんの影響もない旧名護市の人たちです。現地の旧久志村は容認派です。 

ならば、話は簡単です。宜野湾市民は出て行ってほしいし、受け入れ側の辺野古住民も「しょうがないなぁ。来てもいいよ」と言っているのです。

ならば、出ていって欲しい方と受け入れ側の「民意」が整合したのですから、これで決まりです。 

ね、元来、話は至って単純なんですよ。

ところが、「普天間基地反対・移設反対」なんて言い出すからややっこしくなる。これでは「オール沖縄」どころか「オール反対」です。

自分で自ら解決の扉を閉ざしていては、永遠に解決しません。

解決されない以上、普天間基地はズっとそこにいつまでも居続けます。

「オール沖縄」というのは建前は、沖縄の革新と保守が手を組んだものだと称しています。

翁長氏も志村氏も、自称「保守」だそうです。

革新は永遠に反安保の夢を追ってくれればいいのですが、保守ならば住む土地の利害に合致せねばならないのは当然です。

その当然のことを主張したのが佐喜真市長であり、分かりにくいネジれたことを言って敗れたのが、志村氏たち「オール沖縄」なのです。

今回、宜野湾市民の皆さんは目の前でごらんになったと思いますが、「オール沖縄」とやらの選挙マシーンは共産党、社民党、そして官公労でした。

あれだけたくさんの数の運動員を動かせるのは、共産党と労組しかいませんから。

また志村陣営の選対委員長代理には、かの高名な左翼運動家の伊波洋一氏が座っていたほどです。

お分かりになりましたか。「オール沖縄」は、表看板だけに保守変節組を置いて、その内実は旧態依然たる沖縄左翼陣営そのものなのです。

さぁ、新しい「民意」が誕生しました。「オール沖縄」の悪い夢から覚める第1歩が始まったのです。

●追記 公職選挙法を白昼堂々と踏みにじった、翁長氏と志村氏は当然捕まえるんでしょうね、県警さん。

 

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コメント

佐喜眞市長、再選おめでとうございます‼
やりましたね‼宜野湾市民‼
沖縄の民意しっかり示していただきました‼

何時もなら尻の重くなる悪天にもかかわらずの投票率でした。皆さんの願いが届いたのだと思います。

「オール沖縄」の悪い夢から覚める第1歩が始まった!管理人さんのタイトルにも感動しています‼
沖縄県民の意識は確実に変わりましたよ。

私もようやく新年を迎えた気分で、良い寝覚めをさせて貰いました♪


とりあえず安堵です。
志村氏がもし当選していれば、移設問題もややこしくなるところでした。
安倍首相の「この勝利は大きい」という短いコメントもそれをあらわしていましたね。

この六千票差をどう見るか?いろいろ分析も出る事でしょう。
公示直前までの志村陣営のなりふりかまわない運動ぶり、現職よりも資金が潤沢で、さらに組織だった戦い振りから見ると本当に奇跡的とも言える勝利だったのかも知れません。
「一地方選挙で移設問題が左右される事はない」と言った、統治意思をはっきり示す政府のコメントもよかった。
あれで、
>そういう市の権限外のことは、国が決めることなのです。
という事実に目が覚めた有権者も少なからずいました。

さて、これから天王山、沖縄二紙が目の仇にする島尻氏の参議院戦になります。
これは宮古市民である私も有権者の一人として、相当やるつもり。
しかし自民県連は、相手が連敗中の伊波氏である事もあって気がゆるんでいる。
そのころには法律戦では決着済みでしょうが、負けた事にすなおに納得する連中ではないので、逆に今よりも島尻陣営にとって逆風となっている可能性がある。
翁長氏は訴訟の軒並みの惨敗をうけて、次に何を仕掛けてくるか、まったく予断を許しません。
狂った知事を頂く県民の不幸は、まだまだつづくのです。

投票率49.09%となってますが

>投票率は68.72%で、前回を4.82ポイント上回りました。(NHKニュース)

だそうです。(期日前分?)

良かった!
本当に良かった!
後は選挙違反を。
相変わらず、どのマスコミも取り上げませんね。
こちらのマスコミとオール沖縄、翁長陣営(志村陣営は影に隠れて見えません)は、佐喜真陣営の違反探しに躍起になっているようですね。
参院選、是非とも島尻さんに頑張っていただきたい
益々基地反対の連呼だけが騒がしく聞こえてくるのでしょう。

しかし昨日のあの寒さの中の選挙。投票数高いと思います。
沖縄県民天気悪いと動きませんから(笑)

投票率が高いですね、昨年夏の地元市長選挙は29.2%…関心の薄さ(笑)

今回は負けたけど県民の民意は辺野古反対(市民生活向上とは解離だべ)で変わらないと、民意もその時々で変化すると思います。

毎日新聞等の記事には気色悪さをかんじますね。正に予想通りな「民意」という旗印の濫用。

これからは選挙という民意に従って、歩みはゆっくりでも普天間撤去に向けて進んで行く宜野湾市民の皆様に期待しています。
辺野古移設?それは宜野湾市外のことで、日本とアメリカ政府で進めるだけですから。拗れてダメになったら…。前から言ってきてますが普天間の恒久化に繋がるだけです。最悪ですね。

翁長さんは繰り返し「無理矢理2択問題にして沖縄を馬鹿にしている。沖縄差別だ!」と言ってましたが、代案などないのですよ。鳩山さんの迷走ぶりをもう忘れたのでしょうか?服案とやらも無いんでしょうに。
もう、10数年前から「2択」なんですよ。
混乱させ続ければひたすら頑な「移設反対陣営」さんには大切な飯の種が残るだけ。地元大迷惑がいつまでも続くだけです。
そんな地域社会を望む「現地の住民」は少ないと思いますがねえ。

何故かマスコミは、ヤンバルの自然と共に静かに暮らしたい人々なんてのばかり積極的に取り上げますねぇ。まさに視野狭窄のことばかり。
昨夜の放送開始直後に「佐喜真氏当確」を打ったNHK「新・映像の世紀」でも、ベトナム戦時代のジャングル戦闘訓練風景のフィルムなどを今更出してきたし。
偏ってるのはむしろNHK。

オール沖縄って言葉が大嫌いです。沖縄で生まれ育ち、沖縄に生活基盤置いて、普通に暮らしてきた市民の方々を扇長と反対の立場をとっただけで、よそからきた人間共に暴言吐かれ、オール沖縄という穢らわしい言葉からつまはじきにしようとする。
こんな平気で他人の人権踏みにじる、暴力的排外的差別主義である奴らのどこが、リベラル中道派平和主義者なのか。

沖縄が日本に復帰して以来、官公労、左翼政党、地元紙がスクラムを組んで反自衛隊闘争に明け暮れ、那覇市では自衛官の家族に住民登録を拒否するという人権侵害が行われるほどだったのに、それを黙認するのか、それとも自由にものが言えない空気があるのか、左翼陣営が力を持ち続ける沖縄に自由はないのか、と正直言って沖縄という土地に1973年以来ずっと恐怖感を持ち続けていました。

お恥ずかしい話、2006年に初めて那覇空港に降り立った時は敵国に来たような気がして緊張しっぱなしでした。自衛隊は日本の軍事組織なので、自衛隊からみた内国民は治安出動でもない限り敵ではない、その自衛隊を日本軍だと言って拒否する沖縄は日本ではない何かなのか、沖縄ではなく琉球になりたいのか、それがずっと恐怖感の原因でした。

しかし、この選挙の結果は、沖縄にはオール沖縄という公式イデオロギーにNoと言える自由があるということを示し、台湾の馬英九総統よりも危なっかしい翁長知事の暴走に歯止めをかけ、安全保障の綻びを回避したという点で大変喜ばしい結果で安堵しました。この選挙結果をもたらした宜野湾市の有権者に感謝します。

そして、このサイトのおかげで、沖縄も普通に暮らす普通の人々の集まりだと思えるようになり、沖縄恐怖症も相当程度克服出来そうです。ありがとうございました。

>マチュピチュさん

全く同感です。自衛官の子供が1970年代に受けた攻撃と変わりがないように思います。彼らの本質は全く変わらないようですね。リベラルという言葉の意味が日本ではおかしくなっていると思います。

今回の選挙は、翁長知事に対し、勇気を
持ってNO を突き付けた、これからの沖縄にとって大変大事な選挙でした。
翁長知事の矛盾の気づき意見を言う、当
たり前の事を言い合える空気に変わった
選挙結果です。
 「今回の選挙結果は、辺野古に反対するオール沖縄の候補者選考から選挙戦まで、翁長雄志知事が前面に立った以上、翁長知事への審判と取られることは避けられない」(佐藤学沖縄国際大教授、25日付沖縄タイムス)

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