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2016年1月31日 (日)

テロの入り口に差しかかった「反戦無罪」の島

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今日は休日ですが、見逃せない事件が起きたので書くことにします。

辺野古の工事現場車両出口が、「市民」によってブロックで閉鎖されたそうです。

どこかうれしげに、「正義の戦い」を伝える沖縄タイムスです。

「沖縄県名護市米軍キャンプ・シュワブのゲート前では30日早朝、新基地建設に反対する市民らが基地内に工事車両が入るのを止めようと座り込んだ。市民らは工事車両入り口にブロック約1400個を積んで工事車両の進入を警戒した。
 午前8時ごろから警視庁機動隊がブロックを撤去し、約40分後にショベルカーを積んだトラックなど6台が進入した。市民らは「ブロックを返せ」「第2ゲートも封鎖するぞ」と怒りの声を上げた。  第2ゲート前には、市民らが抗議行動開始前に設置したブロック約100個が積まれている。
 午前10時現在、海上での作業は確認されていない。」(沖タイ2016年1月30日 )
Photo(沖縄タイムス1月30日より引用)

とうとう「反戦無罪」の島はここまで来たか、というのが実感です。次は更にエスカレートするでしょう。

やった当人たちはやったことの重大性の自覚なく、ただのノリでやったのでしょうが、これで反対派の活動は、軽々と「抗議活動」の枠を超えてしまいました。

彼らはこれを、自称「平和の壁」と呼んでいるそうですが、同盟国軍隊の実戦基地のゲートを暴力的に封鎖したのですから、一般的には暴力的行為をともなった「実力闘争」の範疇に入ります。

「平和の壁」という自己陶酔的なネーミングに、「反戦無罪」に酔った彼らの姿がはしなくも現われています。

法を犯すという自覚がないままに、「平和」と唱えてさえいれば何をしても許されるという姿勢そのものが、既に「甘え」なのです。

この積み上げ風景は下の反対派サイトからご覧いただけます。http://matome.naver.jp/odai/2145371467474945901

もはや客観的に見て、彼らの行動は世界標準ではテロの入り口に差しかかっています。

政府の方針は「無血」です。流血があれば、県との摩擦が増して、工事に支障が出るからです。

2出典scontent-nrt1-1.xx.fbcdn.net

上のサイトにあった写真ですが、「沖縄イジメはやめろ」と書いてあって、「辺野古で市民をいじめる機動隊の顔は、まるで旧日本軍のようだ」とあります。

思わず失笑してしまいました。この人達は、ため息が出るほど勘違いしていますね。

こと警備に関しては、この政府の「無血」方針によって沖縄は「ユルユル警備特区」なのです。

本土で、どこでもいいですが、たとえば横田基地の正面ゲートに同じようにブロックを積もうとしてご覧なさい。30分以内に全員が即時検挙の憂き目に合います。

外国でこんなことをしたら、生命の保証はしかねます。撃たれても文句が言えません。

「沖縄だからイジメられている」のではなく「沖縄だから許されている」のです。

自分たちは「虐げられているから何をしてもいいのだ。何をしても許されるべきなのだ」ということを言うのが、この「反戦無罪」の島の反対派の人たちです。

反対派は、ちょうど瀬踏みをするように、一手一手戦術をエスカレートさせています。

初めは合法デモと集会、カヌーデモ、常駐者による日常的嫌がらせ、そしてゲート前の座り込み、そして今回の「実力闘争」です。

彼らは政府の「無血」方針を知り抜いていますから、ちょうど猫が獲物をいたぶるように、合法スレスレの所で、政府側を挑発し続けているわけです。

そしていったん流血事件が起きれば、得たりとばかりに「機動隊の暴力で市民が傷ついた」と宣伝する予定です。

警察もそんなことはわかっていますから、その手に乗らないだけです。

彼らは、合法と非合法の間をゆっくりと、しかし確実に非合法の域へとなだれ込んでいます。

もし、流血事件が起きればそれを口実として、彼らの中に紛れ込んだ過激派による、ホームメイド武器による暴力闘争が始まります。

ただし、こんなことは、彼らの「平和運動」の終末を意味します。

復帰運動は、過激派による1971年11月10日に起きた警察官虐殺事件で事実上終わってしまったことを、中年以上の方は覚えておられることでしょう。

この警官は、過激派によって頭をこん棒で叩き割られ(死因は脳挫傷)、火炎瓶を投げられて火達磨になって亡くなったのです。享年48歳。家族がいました。

デモ隊の中にも救助しようとした人が多くいたことが、救いです。遺体にかけられた赤旗は、消火のためにかけられたものです。

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さて、この人たちがしているのは、ただの「抗議」ではありません。法的に見てみましょう。

今回は、ギリギリ柵の外でしたが、もしブロック積み行為の最中に米軍基地内に侵入すれば日米協定第2条「施設又は区域を侵す罪」に該当します。沖縄平和センター」の山城氏が捕まったやつです。

「●施設又は区域を侵す罪
第二条 正当な理由がないのに、合衆国軍隊が使用する施設又は区域(協定第二条第一項の施設又は区域をいう。以下同じ。)であつて入ることを禁じた場所に入り、又は要求を受けてその場所から退去しない者は、一年以下の懲役又は二千円以下の罰金若しくは科料に処する。」

警察がその気なら、道路交通法、威力業務妨害、撤去するのを妨害すれば公務執行妨害などと色々つけられるでしょうね。 

ただし、「道路にブロック塀を作って封鎖する」という事例は、本土では起きたことがない事例なので、判例が見当たらないのです(笑)。 

いかに非常識なことをしているのか、あの人たち、わかってやっているのでしょうか。 

繰り返しますが、反対派の皆さんは、県と揉めたくない政府の「政治的配慮」でお眼こぼしに預かっているにすぎないのですよ。

積み上げている最中に、機動隊が手出しをしなかったのも、「政治的配慮」で泳がされていただけです。 

それにしてもこんなことを安易に続けているようだと、次の段階の指標は本格的な手作り「武器」の登場か、あるいは政府要人に対するテロでしょう。 

何をしても、動機付けに「移転阻止」が入っていれば、地方紙2紙は「平和のためにやった。えらい」と褒めてくれますからね。

彼らは、「反戦無罪」の赴くままに止まる所を知りません。 

県民の皆さん、反対派は「平和」という美名の下で流血を求めています。

抗議活動なら、法律の枠内で平穏に行えばいいのです。言論も保証されているわが国で、このような過激な「実力闘争」に走る理由はありません。

流血事態となる前に、どうか止めて下さい。 今なら、まだ引き返せます。

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コメント

辺野古ゲート前や、普天間ゲート前で
常駐あるいは定期的に活動している人達
は、筋金入りの左翼と彼等に洗脳され
た老人達と、仕事もせず現場をニコ生中
継している 一部の若者です。それと、沖
縄二紙及びテレビに煽られ 、週末に自費
にてバスで参加している 良識ある僅かな
県民なのです。
辺野古移設賛成、反対に関係無く 多くの
県民は違法テントや、ゲート前、海上での妨害然り、沖縄県警及び機動隊の老人
への配慮は理解しますが、トラックの前
に寝っ転がったりブロックを積んでの妨
害等には絶対賛同していない。
無法地帯になる前に悪質な違法者は、容赦無く検挙して貰いたい。
沖縄は、日本国の沖縄県であり、決して
特別区では無い。
昨年末、辺野古反対派のリーダー山城氏
が、機動隊宿泊先であるカヌチャリゾー
トホテル敷地内ゲート前にて反対派 数十
名を引き連れ、言いたい放題の営業妨害
をしても 逮捕されるどころか、新聞にも
出ないので 県民は殆ど知りません。

悲しい事です。
今日は小学生を連れてブロック積みをするらしいです。
沖縄は平和の島を小さい子供も望んでいる、をアピールするらしいです。
この行為のどこが平和の為の行動なのでしょう。
子供に犯罪を加担させ、年寄り、子供に暴力を振るう日本を演出するのでしょう。

先週の宜野湾市長選挙翌日のNHKで全国放送のシブ5時ですらあんな内容でしたからねえ。
高校生相手に悪の米軍基地があっていいのか?というだけのどうしようもない中味の無さでした。

沖縄マスコミなんか、そりゃあもう…ご愁傷さまです。
踊らせれる沖縄県民が不憫に思えてきます。
ブロック積みなどの犯罪行為は厳しく取り締まって然るべきですね。当たり前でしょう!

物を置いて道路を塞いだといえば昨年大阪で私道を植木鉢等で塞いで逮捕された老夫婦と同じ往来妨害罪は成立しないのでしょうかね?
あと積んだブロックの出所は全国からの支援だと沖縄の2紙を含む多くのマスコミがまるでよいことのように書いてますが、違法行為もそれを助長する行動も賛美するような報道は慎んでほしいものです

去年の今頃でしたが、辺野古前のある薄汚いテントの中で泡盛の古酒にストーブのやかんから湯をそそぎ、「どうしたら辺野古新基地を阻止できるか」という話題に盛り上がっておりました。
弛緩した雰囲気のなか酔いもあり、求められるまま「あそこで2、3人焼身自殺してみたまえ。必ず工事は出来なくなるぜ」と冗談話をしました。
しかし、これまでの闘争とちがい(辺野古移設により)土地を奪われた者がいるでもなく生活を脅かされる人間が出るワケではないので、そこまでやろうという人間がいるはずがないだろう、という結論に落ち着きました。
あの場所は去年はまだ少々考えが相違しても気軽に迎えてくれ、そうした馬鹿話をする雰囲気も余裕もありました。
今はもう徐々に現場の空気が剣呑になってきて、本土から先鋭化した新しいメンバーが入り主導権を発揮しているの如くです。

具体的にブロック積み事件については、私に何の情報もありませんが不特定多数の協力者が見込めた昔の「一点突破型」の城攻めと違い、足元を踏み固めながらの「漸次前進」策のようです。
人民解放軍のサラミスライス戦術にも似ています。
機動隊は県警本部の指揮が甘いようで、どこかでハッキリしたラインを引かないと非常にヤバイ。
最初に対応を誤ると、最後には本当に死者が出るやも知れません。
そして最初の死者は必ず沖縄県民です。

常に彼らの運動は「愚民」を必要として、それを全面に押し立て利用し、最後は現場に打ち捨てて行くのがパターンです。
運動を主導する彼らにとって、辺野古闘争では権利を侵害された住民は存在しないにもかかわらず、愚民化教育は一切必要のないコスパのよい現場。
あらかじめ左翼独特の対立的歴史観と沖縄二紙が愚民を育成してあるので、随時供給補充は十分なのです。


壁を作るのは、いつも権力の仕事だったと思います。ベルリンとかイスラエルとか防潮堤とか。
壁取り壊すために壁を築いて、その壁を取り壊して、フィナーレを迎え、そろそろ解散して欲しいものです。

闘争戦術が先鋭化すればするほど、辺野古反対を唱えていても何か違和感を感じて離反する流れも必ず起きる。反対派は決して一枚岩ではない。
マスコミが都合のよい場面だけを切り取り、いかに「民意」を演出しようが、「実態」を冷静に受け入れる潮流は確実に形成されているはず。
先週の宜野湾市長選はまさにその現れ。今年は沖縄県民の「真」の民意に期待します。

1400のブロックって住宅建設地にもなかなか積みあがらない数ですよ。
この知恵をつけたというか主導したのは山路さんのご指摘される本土からの先鋭化したメンバーであり、そのような過激派の元で地元の運動員の子供達が親が作り出している危険な場所に動員されている訳ですか。
何とか扇動されている地元県民を説得して過激派と切り離せないものでしょうか。それが難しいから辛いのだと思っていますが…。今更やり過ぎだよとも言えなくて通ってる人達とか、そっと足抜け?出来そうな雰囲気はあるのかとか気になります。
私の親が関西で教師をしていた頃、同和やマイノリティへの個別ケアに徹して運動には加担しない位置を保つのに本当に苦労していた事を思い出しました。

どんどんエスカレートするのか、●●ママの会などは無垢な子供まで道具に使いますから腹立たしい。

糸満市長、沖縄県議会、参議院と選挙が続くようですね。
宜野湾市から糸満市へ住民票が移ったかな〜

山路さん、辺野古テントの貴重なお話をありがとうございます。

ブロック1400個…。子連れ。

レゴだったらカワイイだけのイベントですが、コンクリブロックはシャレになりません。
各自お持ち帰り頂くべきですね。
昔オーディオに凝った頃に、スピーカースタンド用に買ってきた4寸ブロックが今も部屋にあるけど、近くのホムセンから担いで帰るのは大変でした。しかも軍手必須。

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