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2016年1月 4日 (月)

慰安婦問題と「翁長政権」の命運

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新しい年が始まりました。 

といっても、去年首相が年末に特大のお年玉を落としていったために、ネット言論界は年末からワーワー大騒ぎです。 

安倍さん自身は涼しい顔で、奥さんとメシ喰ったり、映画みたりして年末年始を楽しんでいるようですが、韓国政府は大汗をかいているようです。

確かに首相の投げたボールは、低め内角のシュートみたいなものですから混乱するのは分かります。 

左にケッペキな人たちは、「独裁者」が日頃の自分たちの主張に近い線にボールを投げ込んだために、自分の正義を証明するには、なにがなんでも否定せねばならないのは、厳しいところだとお察しします。 

逆に右にケッペキな人たちは、首相の公約反故の罪状を並びたてて、気の早い人はもう「安倍政権打倒」も叫んでいるようです。 

失礼ながら、私は右と左の極端な人たちの意見が奇妙にも一致した場合、「それってやっぱり、正解だったんだ」、と考えることにしているんですよ。ごめんね。

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時事通信(12月31日)は、韓国政府の涙と汗の状況をこう伝えています。

「韓国大統領府は31日、慰安婦問題をめぐる日韓合意に関して国民向けメッセージを発表し、「合意を受け入れず、白紙に戻せと言うなら、政府には元慰安婦の存命中にこれ以上何もする余地がないということを分かってほしい」と理解を求めた。
 28日の合意直後に朴槿恵大統領が国民向けメッセージを発表したものの、元慰安婦や支援団体を中心に合意への反発が強いことから重ねて訴えた。
 メッセージは金声宇大統領府広報首席秘書官が読み上げた。金氏は、歴代政権は慰安婦問題を放置してきたが、現政権は「銃声のない戦場のような外交の現場で、国益を守るため、崖っぷちに立った心情で(交渉に)臨んだ」と強調。「日本政府の責任認定、公式の反省、謝罪を得るために努力を尽くし、可能な範囲で十分に進展したと判断し、合意した」と説明した」

自分で「崖っぷち」と言うくらいですから、さぞかし、おつらいのでしょう。

しかしまぁ、当然でしょうな。慰安婦うんぬんという前に、一国の政府や公的機関が「正義」を押し立てること自体が誤りなのです。

パククネさんは「慰安婦と植民地支配に謝罪しろ」の一本槍で就任以来ツッバしってきたわけで、あのね、そんな狭い道に飛び込んだら翁長さんみたいになるんですよ。

だってそんなこと言ったら、日本側は謝罪するか、シカとするか二者択一しかないわけで、中間項の道を全部自分で塞ぐ結果になるからです。

そして今回のように微妙な解決をすれば、いままで自分の支持基盤だった人たちから袋叩きに会うことになります。

政治は落とし所だって、パククネさんは父親の高木正雄さん(韓国名・朴正煕)から習わなかったんでしょうか。

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ちょうど、海を隔てた「翁長政権」のようですね。

翁長さんはもうテンパっています。

翁長さんができる政策の範囲は、たったふたつしかありません。「辺野古反対」と「オスプレイ反対」の二枚です。

あのひょっとして保守政治家として希代の大タヌキに成長するかもしれないアベさん相手に、たった二枚じゃ勝てっこないって。

なぜ、そういうハメになったのかといえば、翁長さんが保守政治家だったくせに落とし所を忘れて、選挙に勝ったからです。

「オール沖縄」なんて言い出すから、これしか合意がなくなってしまったのです。

選挙は争点を作るもの。別の言い方をすれば、利害対立の場なのです。

それを見て見ぬふりをして、「オール沖縄」という網をかければ、身動きができなくなるのは自分です。

「オール沖縄」と言えば、なんか壮大な感じがしますが、内実は呉越同舟の脱走保守+左翼陣営といった烏合の衆ですからね。

それが統一戦線を組んだら、合意事項はこの「反対」というカードしかないわけで、翁長さんがその範囲を超えようとしたら、支持基盤はバラバラになって内輪もめを始めます。

今のパクさんの政府と同じです。

慰安婦で謝るか、謝らないかという二者択一のカードを切った場合、一見強力に見えますが、「呑むか呑まないか」のオール・オア・ナッシング以外の交渉ができないために、こうなるのは初めから分かりきっていたのです。

翁長さんの場合、訴訟、訴訟で飽きられないようにしていくしかないわけですが、政府は勝つことは分かりきっていますから、県を無視して頭越えで振興策をどんどんぶつけていくことでしょう。

Photo_4(毎日新聞 2015年12月20日)

たとえば、宜野湾のディズニーランド構想です。

何?返って来るのはインダストリアル・コリドーだけだから狭いって。

イヤだなぁ。政府は普天間基地が丸々返って来ることを想定しているに決まっているじゃないですか。

政府は、翁長政権の頭越しに、「こういうスゴイ構想も、普天間基地があると何もできないんだぜ」、と県民に直接問いかけています。

具体的、かつ夢がある提案で、こういう線で行きたかったら、普天間移設の現実性を追及するきゃないわけです。

翁長さんの絶対反対闘争の最大の弱点は、この普天間基地移設という所なのです。

口先だけでは「普天間固定化反対」といっても、実は自分たちがやっているのは移設させないための闘争です。

こういう口先と実際の動きがバラバラなことを、なんとか言いくるめるために「新基地反対」なるわかったようなわからないようなことを言い続けているのです。

一度、翁長さんに素で聞いてみたいものですが、「新基地」でもなんでもいいけど、結局、普天間基地はどうしたいの?

そのままでいいの。ズッと普天間基地があってほしいの。あなたが言うままにするとそうなっちゃうよ。

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さて、韓国のオナガ・クネさんは、3月にオバマの前で証文を書かねばならないようで、それまでに挺対協のオバさんたちをなんとしてでも説得せにゃなりません。

気の毒ですが、このままだと100%無理です。

なぜなら、挺対協とは他ならぬ韓国の「民意」であって、それを煽って利用していたのが当のパククネさんだからです。

汗を垂らして説得すればするほど、あの狂信的なオバさんたちはいっそうここが攻め時とばかりに、野党と一緒になって「クネ政権打倒」を叫ぶことでしょう。

これまた理由は簡単。挺対協にとって慰安婦問題が、沖縄の平和ナンジャラセンターとやらと一緒で、職業的運動家のメシの種だからです。

そこまで、私たち日本人はややシニカルにそれを眺めていればいいんです。 

翁長さんは、クネさんの現状を見て、何を考えているのでしょうか。

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コメント

オール野党の皆さんもまったく同じですね。「現政権打倒」という目標はあるけど、じゃあ何がしたいのか、どういう政治にするのか、先の未来目的がさっぱり。個々としてはあるんでしょうが、全体からは見えてきません。万が一、政権とったら、まあ、もめて、ひっちゃかめっちゃかして瓦解ですかね。微妙に当てはまらないけど久しぶりに「内ゲバ」という言葉が浮かんできました。 割りをくうどころか、大損するのは我々ですからたまったもんじゃないですけど。

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